All The Things You Are

September 9, 2007
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テーマ: Jazz(1977)
カテゴリ: Standard
もう二度と恋なんかするもんですか

【バート・バカラックのスタンダード・ナンバー No.9】

アイル・ネヴァー・フォール・イン・ラヴ・アゲイン
I'll Never Fall In Love Again
【邦題:恋よ、さようなら】


1968年、1969年

この曲は、1968年に発表された、バート・バカラック=ハル・デヴィッドのライター・チームが手がけた、
唯一のブロードウェイ・ミュージカル作品、
『プロミセス、プロミセス(Promises, Promises)』の挿入歌として書かれました。

恋と、それのもたらす悲しみについて歌ったナンバーであり、
これもまた、特別な意図のもとに書かれた作品でした。
バカラックは次のように語っています。

実は、僕はツアー中に肺炎にかかってしまって、ボストン公演を行い、そのまま1週間入院する羽目になった。
退院早々に書いたのが、この曲さ。
それで、ハル・デヴィッドは、
“男とキスしたって、一体何になるっていうの。肺炎をうつされるだけじゃない。”
っていう歌詞の1行を思いついたらしいよ。」

ディオンヌ・ワーウィックが1969年にリリースしたものが、
1970年1月に全米ポップ・チャートの6位を記録する大ヒットになりました。
そして、ディオンヌ・ワーウィックは、この曲で、
1970年度のグラミー賞ベスト・フィメール・コンテンポラリー・ヴォーカル・パフォーマンス賞を、
1968年度の「サン・ホセへの道」に続いて、再び受賞しました。

*****

●アイル・ネヴァー・フォール・イン・ラヴ・アゲイン
I'll Never Fall In Love Again
【邦題:恋よ、さようなら】



作詞:ハル・デヴィッド Hal David
1968年、1969年


恋をしたからって、一体何になるというの
空想にばかり耽(ふけ)っているような男と
嫌な思いをするのも、結局はこの私だけ

もう二度と恋なんかするもんですか

男とキスしたって、一体何になるっていうの
ばい菌をもらってきて、肺炎をうつされるのがオチよ
もしこの唇を許しからって、男なんて絶対に電話なんかかけてこないものなのよ
だからもう二度と恋なんかしないわ
もう二度と恋なんかするもんですか

恋とはこんなものだなんて教えてくれなくて結構よ
私なりに経験したけれど、今では、むしろすっきりしてるのよ
ぐるぐるに縛りつけられていたあの鎖から抜け出られて
だからこうして、あなたに教えてあげようとしてるんじゃない

恋をしたからって、一体何になるというの
手にするものといったら、嘘や苦しみ、そして悲しみばかりじゃない
だから今のところ、そうね、少なくとも明日までは
絶対に恋なんかしないわ
もう二度と恋なんかするもんですか

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Last updated  September 11, 2007 01:23:22 AM
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