年賀状投函のついでに、暫し生駒山麓の道を南へ銀輪散歩。八尾市に入り、八尾市歴史資料館の先の坂道を上ってみた。この道は高安山への登山コースの長い坂道である。もう限界という処まで上った処でストップ。殆ど息が切れそう(笑)。変速ギアで調節しながらであるが、それでも最後は立ち漕ぎしないと上れない急な坂道となり、長く立ち漕ぎを続けていると、息も絶え絶えとなる。天の助けか、そこで携帯に電話が入る。友人からの電話であった。
ストップしてしまうと、もう先を上る気力も失せて、坂道を下ることとする。もっとも、もう少し行けば、立石越えの山道となり、自転車では無理な道となるのであるから、何処で引き返すかの違いはあれ、引き返す他はないのである。下りは一気だ。大阪平野の眺望を楽しみながらの一気の下りは、爽快。
今日の銀輪散歩も何と言ってテーマもありませんので、「師走の空」ということにしてみました。
(師走の空・服部川八幡神社境内 <大阪府八尾市>
)
<参考>服部川八幡神社関連記事
2008.05.11.
桐の花散りにけるかな
ほつ枝吹く 風にも冬の 影あらむ 晴れたる空に 雲の惑へる
(偐家持)
旬日に 年も
極
つれば 今更に あれやこれやの ことの思はる
(偐家持)
すっかり葉を落とした木々のほつ枝を風が吹き渡って行きます。
晴れたる空の明るさも、冬のそれにて何やらもの寂しさが漂う。
もう10日余りで、今年も終ると思えば、何事もなさず今年も空しく暮れて行くのであるかという気分になりますが、そんなことを思わせるのも亦「師走の空」というものであるのでしょう。
背後の山は生駒山系の山地。写真には入っていないが、画面の外、ずっと右に行くと高安山、信貴山である。高安山は天智天皇の時代の「高安の城」の、あの高安山である。「高安山に照る月を長瀬の川に映すとき・・」というのは小生の高校の校歌の一節であるが、思えば「高安山に照る月」を実際に見た記憶がない。勿論、長瀬川に映る月影も見た記憶がない(笑)。
高安山の麓から少し北に戻って、東大阪市域に入る手前が樂音寺地区であるが、ここに5世紀前半の築造と見られる、全長約160メートルの巨大な前方後円墳がある。
心合寺山
古墳である。
誰の墓かは定かではないが、この地域を支配していた氏族の首長の墓だろうと言われている。何度となく銀輪散歩では立ち寄っているが、今回も此処で暫し休憩。
<参考>心合寺山古墳関連記事
2010.11.27.
銀輪散歩・往生院から玉祖神社へ
2010.04.02.
銀輪花遍路(その2)
2009.08.22.
秋の気配
2008.05.11.
桐の花散りにけるかな
堀端の遊歩道沿いに植えられているユキヤナギが美しく紅葉して、暮れかかる時にしありて風は寒くあれど、道の色ほの温かくもあるかな、であります(笑)。
夕暮れて 今かと妹を 待つ道に なほしぞ赤く 雪柳燃ゆ
(偐家持)
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