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七つの組詩「水に寄せる詩(うた)」第1章「夜あけ」矢田部誠子 作詩 むかし むかしそのむかし一万年ものそのむかしあしの葉しげる入江の沼地に色とりどりの水連(はす)の華咲いた いま明けそめる水際(みずぎわ)のあいべに十六光年の彼方より箱小舟に乗って降り立った青い服を着た少年あしの葉を巻き笛を吹く いま明けわたる水連(はす)の葉かげに十六光年の彼方より虹の橋渡り降り立った紅(あか)い服を着た少女花をつないで冠にする むかし むかしそのむかし一万年ものそのむかし大きな沼地に夜が明けて若ものたちが集いくる象、わにども集いくる入江つづきの大きな沼地光の波がおし寄せる (「夜あけ」)は、二部合唱に作曲し、小学校の合唱コンクールで、よく歌われている)
2011.04.07
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同声合唱「つる」と、女声合唱「春の岬に来て」の楽譜を載せました。どちらも1頁のみですが、全曲の楽譜が必要な方はお知らせください。「つる」のNHK全国学校音楽コンクールで金賞をたったCDもあります。「春の岬に来て」のCDもあります。ご希望の方はおしらせください。実費・有料。その内、上記2曲がブログで聴けるようにしたいと思っています。「樹氷の街」をお聴きください。「春の岬に来て」をお聴きください。 「生命(いのち)の歌」をお聴きください。 上記3曲は参考のためにお聴き頂ければ、嬉しく思います。どちらの曲も「第5集・教師のための実践合唱講座」の中に収録されていますが、現在は廃番になっていて手に入れる事は出来ません。私が買って持っているものを聴いて頂くことは出来ます。また平成3年・NHK全国学校音楽コンクールで「つる」の演奏により金賞をとられた長野県長野市立朝陽小学校のCDも持っています。FONTEC・EFCD25028 STEREOで発売されましたが、現在手に入るかどうか分かりません。コメントを頂ければ幸いです。
2009.06.21
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中学生のための混声3部合唱「春の岬に来て」は、昭和48年に作曲しました。新川和江編「花の詩集」と言うタイトルの本の中に、三越左千夫の「春の岬に来て」が記載されていました。ABCDの形式で、物語のようにドンドン先に進んで行きます。このような詩に作曲するのは難しいです。調子や拍子を変えて、飽きさせないようにし、作曲が完成しました。完成した楽譜を3部コピーし、私の知っている中学校に送りました。1校は全国コンクールに何回も1位を取っておられるところです。でも、指揮者の先生は「こんな曲はダメ」と言って採りあげらせませんでした。もう1校は、違う曲をコンクールで歌われました。最後の1校だけ、コンクールの自由曲として採り上げて下さいました。全国でただ1校・仙台五橋中学校だけが、この曲を採りあげられ、その曲が全国1位となりました。こんなことも有るんですね。ピアノ伴奏は、中学生の男子で暗譜で演奏され、合唱団と一体となって音楽を盛り上げていました。男性の力強いタッチ、正確なリズムでグングン合唱団を引ぱて行くように感じられました。後に東京芸術大学のピアノ科に進学されました。「春の岬に来て」は、まだ楽譜も出版されていない曲でしたので、「どこにこの曲が載っているのか?」と、全国で大騒ぎになりました。それで出版社に楽譜を送り「教育音楽・中学校版」に記載されました。それから野火のように全国の中学校がこの曲をコンクールで歌われるようになりました。昭和49年「こんな曲はダメ」と言っておられた中学校が、この曲で全国1位を取られました。2年連続同じ曲で全国1位になったのは珍しいことです。昭和50年にも、この曲で和歌山の中学校が2位を取られました。作曲する時は、どの曲も同じような努力はしていますが、運の良い曲と運の悪い曲があるようです。この曲はたまたまヒットして、ずいぶん長い期間、歌い継がれてきました。ラッキーな曲です。「バレリーナの蝶も しま模様の蜂達も」と言うところは、中学生にとっては幼い感じもしますが、音楽として聴いた場合は、ここが山になるように作曲されていますので、聴いていて問題ありません。後ほど、ある文学者が、「こんな詩はダメ」と新聞批評でコテンパンに書かれたことがあります。余りこの曲がブームになっていたので、批評として採りあげられたのだと思います。シューベルトは友達の詩に作曲して、有名になっている曲もあります。音楽として批評されるのなら、詩と音が一体となっているところに、目を付けて貰いたい、と私は思っています。詩だけでは音楽は成り立ちません。「文学者の目だけでは音楽は成り立ちません!」と、私は言いたいです。何十年前かの話です。この詩は、私が京都に住んでいた時、近くの本屋さんの「詩のコーナー」のところで見つけてきて、買っておいて、寝かせていた本の中の1編です。曲が出来るまでは色んな出会いや、偶然もあります。この曲は、インスピレーションによって一気に仕上げました。それを裏ずけるのは、転調や拍子の変化などが、スムーズに流れて、自然であることで分かります。全く無理がないことです。詩と音楽が一体となっていることです。アクセントは標準語アクセントに従っています。
2009.04.06
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最近メールで楽譜とCDの注文のあった私の作曲した合唱曲は下記の通りです。1.「つる」・・・小学校で歌った曲が、30代になっても忘れられず、パソコンで探してやっと見つけ辿り着き、楽譜とCDを送って欲しいと依頼がありました。また、小学校時代の同窓会で「つる」を歌った時のことが話題になり、どうしても楽譜とCDを送って欲しい、と言うメールを貰いました。「つる」は、その後、新改訂版を書いています。この楽譜は「教育芸術社」から出版されている「同声合唱ベスト・アルバム 2」に記載され、市販されています。2006年第1刷で、定価1,260円です。この曲は、平成3年度NHK全国学校音楽コンクール小学校の部で、長野県長野市朝陽小学校の演奏により、金賞(全校1位)を受賞しています。その時のライブCDが発売されています。FONTEC/EFCD25028/STEREOそれから野火のように全国の小学校の自由曲として採りあげられ、現在も演奏されています。作詩は矢田部誠子(家内)とコンビで制作したものです。この曲を使った劇も小学校で発表されました。「夕鶴」の民話を基にしています。小学校の「国語」の教科書にも採りあげられています。2.「春の岬に来て」・・・昭和48年度NHK全国学校音楽コンクール・中学校の部で、仙台市五橋中学校の演奏により金賞(全国1位)になりました。「NHK全国学校音楽コンクールの歴史」と言うタイトルで、コロンビア・レコードより発売されました。この曲を3部コピーし、私の知っている中学校に楽譜を送りました。一番親しくしていた学校の先生は、違う曲をコンクーで演奏されました。全国1位を何回も取っておられる先生は、「こんな曲はダメ」と言って違う曲を演奏されました。ただ1校だけコンクールで採り上げて下さった五橋中学校の演奏が、金賞をとりました。と言うことは楽譜も出版されていませんし、どこの学校も「こんな曲は聴いたこともないし、楽譜も見たことがない!」と大騒ぎになりました。その後、音楽之友社の「教育音楽」に楽譜を送り出版されました。このときの2位は、矢田部誠子作詩、矢田部宏作曲の「若い芽」でした。四国の愛媛大学教育学部附属中学校の演奏でした。前記のレコードにも収録されています。こんな嬉しい気持ちになったことはありません。ラッキーな年でした。この年が、私の合唱界にデビューした年になりました。その後、沢山の合唱曲を書いて出版もされました。私は作曲するのが早いです。1日に1曲書いて、1週間で組曲を仕上げます。こんなことは何回も経験しています。次の年「こんな曲はダメ!」と言われた先生が、コンクールの自由曲として演奏され、またまた「NHK全国学校音楽コンクール」で金賞をとられました。「柳の下にドジョウは2匹いる」ものですね。その学校は、神戸市立鷹匠中学校です。3.「樹氷の街」・・・最近になってよく採り上げられるなりました。全国的に色んな中学校が演奏してくださり感謝しています。4.「花河」・・・今年のNHK全国学校音楽コンクールの自由曲として歌いたいので、楽譜とCDを送って欲しいと、携帯電話で連絡がありました。「直接話が出来て光栄です!」と言われました。コンクールの演奏で色々お世話になっている先生方に、この場を借りて「有難う!御苦労さま!」とお礼を申し上げます。
2009.06.16
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