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交響詩「21世紀からの留学生」京都市委嘱作品矢田部誠子 作詩 ・矢田部宏作曲混声4部合唱とオーケストラのために 第2章「笛」 芽ぶき柳の腕のような橋を渡り月は天空にゆっくり戸じまりをしていく まんまるく ふくらんだうすばりのなかにみんなとじこめられて夢をみる かやつり草にむすばれた鳥の泪は ころころころげ笛の音なって月の後を追う 七彩(なない)の羽衣をゆるやかにひるがえし東山の峰々に天人たちの奏楽 たった今きらり光ったのはあれは べんけえいのなぎなた牛若丸も笛を吹く たった今きらり光ったのはあれは熊谷真実(くまがいなおざね)のたち敦盛(あつもり)さまも笛を吹く ゆりかもめ舞う四條河原ではおくに歌舞伎の下座(げざ)の笛まつりばやしも ひびきあう 黒い家並をぬけ白い川筋を渡り野仏にささやき四明岳をこえてひびく
2011.12.13
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「交響詩21世紀からの留学生」混声四部合唱とオーケストラのために京都市委嘱作品矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩矢田部宏作曲 第1章 円山公園の空にコンパスを 空よ 空みどりの風かおる円山公園の空にコンパスをあてぐるり 大きい円をかこう シャキ シャキ銀色のはさみで空にぽっかり 大きい窓 あの高く広い窓の向うは何宇宙人たちの国ですかそれとも神々たちの住みたもう国ですか光 風 音あらゆる生命(いのち)のもとを とりしまる指令室に通じる窓ですか はるか向う 北山あたりにしだれざくらのように かかった七色の虹あの虹の橋を渡りのぼってみたい 空の窓のぼってみたい 空の窓
2011.12.11
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女声合唱・無伴奏のための組詞「誕生」第5章「誕生」矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩 まんまるい蕾を握りしめたような両手を固くにぎり産まれたばかりの幼な子が産声をあげる。 喜びの扉を開き幼ない匂いをまき生命(いのち)が誕生した。 舞い立つようなよろこびの声が家中にひろがる。 祈りの歌声が大空高くひびき生命のよろこびの大合唱となる。 歩みはじめたばかりの人生の長い歴史のはじまり暦(こよみ)の一ページがいまめくられたのだその一ページは紫の紅(くれない)の黄色の白色(はくしょく)のだいだい色の五色の色彩で書きとどめられる。 未来への夢を神に祈りながら家族は祝いの膳を準備する。 テーブルを囲み祝杯をあげ幼な子の幸福(しあわせ)を祈る人々。 母となった人の幸福はひとしおだ。 幼な子に幸福(さち)あれ幼な子に幸福(さち)あれ。 母の希いは乳房をはらせ白い液体となってほとばしる。 父親はこの世で一番美しい名前をつけようとペンを持つ。 すべてがよろこびに包まれた生命(いのち)の誕生。 庭では草木が花たちがよろこびのあいさつをかわし歌う。 「幸福(さち)あれ幸福あれ」。 歌声が四界にひびき大合唱となる。 (完)後書きこの詩は作詩者、矢田部誠子の誕生日、七月二十一日に書いた詩です。皆様の誕生日に、どうぞ よろこびの声で、読みあげ、歌いあげて頂きたいと、念じています。
2011.12.09
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女声合唱・無伴奏のための組詞「誕生」第4章「秋の夜」矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩 虫の声があちこちから立ちのぼるようにきこえている。 月の光が細(こま)やかに跳ねるように草むらに降りそそいでいる。 月の光は天人でも舞いおりてきそうな気配でさえて輝やく。 しの笛の音が天から降ってくる。
2011.12.08
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女声合唱・無伴奏のための組詞「誕生」第3章「花よ」矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩 花よあなたもまた神さまからのお祝いをうけ咲いたのですね。 高い空をじっと見つめて清らかに咲いた花の姿にわたしの胸はよろこびにふるえます。 花よあなたの生命(いのち)が美しくにおいますようわたしも祈っております。
2011.12.06
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女声合唱・無伴奏のための組詞「誕生」第2章「蝶」矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩 蝶々が眠っている花たちの背中を叩いておこしてまわる。 たんぽぽ菜の花さくら。 みんな目を覚まして春の暖かい陽射しをよろこぶ。 花たちの内しょ話に残っていた残雪もちろちろ銀の鈴のような音をさせてながれはじめる。 蝶々はひらひらはるか彼方だったん海峡をめざして飛んでいった。
2011.12.05
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女声合唱・無伴奏のための組詞第1章「空よ」矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩 空よあなたのそばをよこぎるのは風ですねお供のハープがかなでます。 空よあなたの前をかすめるのは雲ですねお供のフルートがうたいます。
2011.12.04
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87・五つの組詩「晩秋(あき)」第5章「晩秋(あき)」矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩 水に映える空なのか空に映える水なのか何(いず)れにしても澄んだ涼しい大気が気持ちいい。 宇宙の雰囲気ががらりと変わり穏やかな笑顔があたり一面に平和な空気をふりまく。 雲の中には楼閣が出来美しい生命(いのち)が宿っているように思われ星への手紙を書きたいと想う。 芒の穂波が光の波を見せ夜の森は独特な静かさを演出する。 ちろちろと流れる小川のせせらぎがまるで銀の鈴を鳴らしているように聞こえ海では美しい生命(いのち)がゆったりと遥か彼方まで波打っている。 華麗(はなやか)な七色の虹は次第に脚もとから消えてゆきさわさわと紅葉(もみじ)が森の地面に舞い散り華麗(はなやか)な絵を描き秋の深まりを告げる。 (完)
2011.12.03
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87・五つの組詩「晩秋(あき)」第4章「清く美しいもの」矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩 美しい華は四季を問わず香ぐわしい香(かおり)を放って咲き競う。 梅・桜・水連・菊数えあげればきりがなく美しく輝やく。 耳で聴く音楽目で見る絵画や舞台鼻できく香道口にする美しい料理手にふれる陶芸。 それぞれに作り手と鑑賞家があり人々は清く美しいものを求めて生きる。
2011.12.02
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87・五つの組詩「晩秋(あき)」第3章「紅葉(もみじ)」矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩 秋の華たちが香ぐわしく咲き競い歌い語って疲れて眠りにつく頃秋は深まりを増し森や林の樹々たちは色づきはじめる。 紅(あか)や黄色色とりどりの木(こ)の葉が風にそよぎ歌いはじめる。 やがて紅葉たちははらはらと地面に美しい絵模様を描き散ってゆく。 夕焼空にあんなに美しく映えた紅葉それらがみんな散り去って裸木になった木々たちの侘しさよ。
2011.12.02
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87・五つの組詩「晩秋(あき)」第2章「菊」矢田部誠子(天才!せいこう時計をまいてる人)作詩 水連(はす)の華が眠り水面(みなも)に涼しい風が吹き渡るとやがて秋の華たちが眠りから醒(さ)め蕾が手足をのばしはじめる。 その中でも菊の華は一番の早起きだいそいそと身支度をし香水をふりかけて日の出を待つ。 いろいろの菊の華の種類を使い菊師たちが集まって作る菊人形は歌舞伎や文楽や能楽の舞台のような華やかさを演出する。 のじ菊はいかにも可憐でそそとして夕焼空に映え秋を見送る。 秋の深まりとともに菊の華たちはやがて眠りにつく。
2011.12.01
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