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叙情組詩「生きるよろこび」
第1章「正月の詩(うた)」
矢田部誠子 作詩
長く尾を引いてひびいた除夜の鐘が
消えると初夢だ。
元旦の朝は
雨が降っていようとも、すがすがしい。
四方を拝し幸福を祈る
酒の飲めない人も屠蘇に口をつけ
新年の挨拶を交わす。
そうだ今年はあれもしよう
これもしよう
それぞれの胸に去来するあれこれを
手帳に書きとめる。
子どもたちが
凧あげや羽子板に興じている間
大人たちは寝正月だ。
暮れゆく夕べ
虹が七色に輝き
人々は明日への祈りを捧げる。
静かに静かに捧げる。