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January 26, 2008
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カテゴリ: 福祉関係
昨日は傾聴ボランティアの月例会と


月例会では、ボランティアとしての今年の抱負と
回の運営についての話し合いに続き、会話記録講読がありました。
会話記録は、クライアントさんとの会話を記録し、
傾聴者としての反復の仕方などを点検し、
困ったこと疑問などの解決を探ります。

午後の勉強会で資料の中に、心に残った言葉がありました。
「ボケても心は生きている」


私が傾聴ボランティアをはじめて、気になりはじめたことの一つに
介護者の言葉遣いということがあります。
町で、デイサービスのための送迎風景を時々見かけるのですが、
職員さんが時として、高齢者の方たちに、まるで幼稚園児に
話しかけるように声をかけておられることがあります。
優しい口調ではあるのですが、これでいいの?と思っています。
傾聴塾の先輩方にこのことを今回は質問してみました。

その答を私なりに要約してみると、

「いやだと感じておられる方もかなりらっしゃることでしょう。
残念なことに、援助する側と、援助される側では
どうしても、意識するしないにかかわらず力関係のようなものが

援助者は良かれと思ってしていることでも、
援助される側からすると「一言尋ねてからやって欲しい」ということが
たくさんあると思います。
でも、それを言うと「厄介な人」というレッテルを張られる。
例えば、援助者が、寒い日だし風邪を引いたら困るからと

でも、援助される側は、それに対して暑いと感じていても
なかなかそれを言い出せない。
トイレにしても、自分で行こうとすると、
「ちょっと待ってすぐ行きますから」車椅子を持ってこられる。
本当は歩いていきたいのに・・・。
行きたくもないトイレに、失敗しては困るからと行かされる。
そして援助される方は、気持ちを中に押し込めてしまうようになる。
これが困るのは、援助者は援助される方のために良いことをしている、
して当然の行いとしてされているということです。」

だいたいこんな感じになります。

確かに、あったかくしていれば、風邪も引きにくいし、
足元もおぼつかない方は、車椅子の方が安全です。
でも・・・

認知する力が衰えても、感情は残っています。
人間としてのプライドも残っていると思います。

徘徊や暴力といった、認知症の周辺症状といわれるものも
意味のある行動であり、原因や背景があるのだそうです。
その意味を読み取っていくことで、周辺症状を
緩和していくことも可能だということだそうです。
心が生きているのです。

一方で、介護者の仕事が忙しすぎるという現状もあります。
傾聴ボランティで、ほんの少し、特別養護老人ホームの様子を
見せていただいていますが、本当に大変です。
皆さんそれこそずっと動いておられます。
力仕事でもあります。
でもここのスタッフの皆さんの言葉かけは丁寧です。

福祉に携わる方たちには、どのような指導を受けてこられるのか
それを知りたいというのが、大学に編入した動機のひとつです。
老人福祉に関しては
「ボケても心は生きている」ということをきちんと教えて
いって欲しいと思います。
自分が歳をとったときにして欲しいと思う援助ができる
援助者を目指したいものです。





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Last updated  January 26, 2008 11:14:14 PM
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マイコ3703 @ ブログを幾つか読ませて頂きました♪ ブログの隅から隅まで読んでしまいました(…
おば3669 @ Re:あれから一年(03/11) 日に日に春が近ずき心も気も少し明るく な…
yokoshichan @ Re:京都マラソン(03/12) パソコンはFMVを2台使ってますが、先日…
ちりとて119 @ Re:京都マラソン(03/12) 京都マラソンの日は外出禁止令見たいな感…
YOKKOYOKKO @ Re[1]:忙しい誕生日(*^_^*)(03/02) kamejiさん ありかとうございます。 Kam…

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