さくらの 読みがたり&創作などなどいろいろ ダイアリー

さくらの 読みがたり&創作などなどいろいろ ダイアリー

PR

カレンダー

プロフィール

☆彡さくら5628☆彡

☆彡さくら5628☆彡

コメント新着

お気に入りブログ

本当に・・・イヤ New! JJ2007さん

尼崎の保育園で「さ… 神戸のアマ人形劇団さん

うたたね通信社 ~… 山村まひろさん
ようこそ!我がファ… キャサリン薫子さん
悠河と響希の笑い声 akke27mamaさん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2004.11.09
XML
カテゴリ: 読み語り中心
今日は、午前中に、にゃーごの会の会場として利用しているリサイクルプラザのコミュ二ティカフェを運営されている、Mさんと読み語りの出前の打ち合わせをした。施設のオープンスペースにお茶をセルフで準備して情報交換やイベントの場として運営をされたばかりの場所。12月に出前の依頼をうけとりあえず一度読み語りの出前をすることをお約束してきた。Mさんはいろいろなイベントを企画しようという意欲いっぱい。すてきな方だった。支部仲間の史子さん、宗子さんとも知り合いでだったりして、ピョンキジャさん(韓国の絵本『こいぬのうんち』(平凡社)ほかの訳者であり、図書館員でもいらっしゃる)のご紹介でお会いすることができたのだが、結構つながっているものだなあと改めて思う。積極的にコミュ二ティカフェの運営に関わることは時間的に無理だが、これから、何かしらの形でお手伝いできたらいいなあと思って帰ってきた。

午後からは、楽しみにしていた「語りと朗読を楽しむ松谷みよこの世界」と題しての、西島史子さんの朗読、宮川ひろ先生の語りの会(松谷みよ子民話研究会 主催)に参加した。
10月26日(火)は、日暮里の月見寺で行われた語りの会に参加した。(日本民話の会 主催)その時には、夜の部に参加したので、西島史子さんと宮川ひろ先生の語りはお聞きできなかったので、とても楽しみにしていた。

月見寺には、母も誘い二人で行ってきた。母は仕事が終わらず、プログラムの後半だけしか聴けなかったがとても喜んでいた。会の
始まりに、松谷みよ子先生がご挨拶され、その日はあいにくの雨だったこともあり、「被災された方たちに降る雨はさぞ冷たいでしょうね」とおっしゃったのがぐっと心にせまってきた。雨の月見寺は、しんみりと息の音まで聞こえそうな位、「静寂」という言葉がぴったり。そんな雰囲気の中、笑い、息をのみ、語りを聴いた。最後に松尾敦子さんがアンコールで語ってくれた、山形弁の栃の実が池にころがり、池の落ちるきりなしばなしは会場の参加者の方々も覚えている方も多く、松尾さんといっしょに「ちゃっぽん」と声を出されて、語りというものは聴く人との合いの手がすごく場を広げてくれるものだと思った。いつか、庄内弁(故郷山形の方言)でなにか一つ語れるようになりたい。

そうそう、今日の報告。
今日は、西島史子さんが最初に語ったのは、『小説 捨てていく話』(筑摩書房)の中から、「薔薇の家」せつなくてせつなくて。ぐっと涙はこらえたけれど、『アカネちゃんとお客さんのパパ 』『アカネちゃんのなみだの海』を子ども達に読んだときのように涙が込み上げてきた。この朗読していただく前に、西島さんが「松谷先生は、この作品(『小説 捨てていく話』(筑摩書房))をモモちゃんを読んでお母さんになった方に読んで頂きたいとおっしゃっています」と話して下さった。
次に朗読していただいたのは、『おときときつねと栗の花』お聞きしていて、栗の花がきつねとぴったりで、風景がぽっかりと浮かんでくるような朗読だった。

 ルーマニア在住の大束晋さんのパンフルートという竹でできたフルートの独奏。初めてのお聞きする楽器。肺活量がかなり必要とのことで、音と対照的な息づかい。自然の中での演奏会、教会での演奏もされるそうだ。この楽器の音は「祈り」が込められているからだそうだ。


 『いたちのこもりうた』を語ってくださったあとには、お父様との最後のお別れのお話を。私のいままでたえてきた涙も限界で、ぽろぽろとこぼれてしまった。
 最後には、福島の語り部、遠藤登志子さんから聴いたという、『爺さまの湯治』で大笑いさせて頂いた。

 宮川ひろ先生は、すてきなかすりの衣装で、舞台でスポットライトを浴びていた。そのお姿をみながら、宮川先生のお父様が板の間を舞台にみたてて、宮川先生に発表するよう言われ、上手にできるとすごく誉めてくださったことをお聞きしたことを思い出した。きっと宮川先生のお父様は会場の片隅で、拍手を送っていたように思った。
 ほんとうにすてきな舞台、朗読、語りだった。

会場で、メーリングリストで知り合い、何度か支部の会にも参加して下さっている鈴の音さんとばったりお会いできた!私を見つけて、かけよってきてくださって、思わずパチンと手をあわせ、偶然の再会を喜びあった。支部仲間のなおみさんとも一緒で、この空間にいれた喜びをわかちあった。帰りがけに宮川先生とお会いできたこともうれしかった。

夜の部に参加したこの本だいすきの会の伸衣さんから感動のメールがきた。「松谷みよ子先生のすぐそばでお聴き出来た」と文字が躍っていた。会場から少し(かなりかな~)遠いところに住んでいる彼女はかなり無理をしてこの会に参加したそうだ。それでも、「この感動は子ども達に返せるね」と返信した。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004.11.10 11:46:54
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:「語りと朗読で楽しむ松谷みよ子の世界」宮川ひろ先生の語り(11/09)  
風色ほたる  さん
さくらさん、こんばんは~!

読ませていただいて、私も行きたかったなあ!と思ってしまいました。

宮川ひろ先生の語りは、以前聴かせていただいたことがあるのですが、味があって、本当に素敵なんですよね。

私は、地域の『朗読「アイウエオ」の会』に所属していて、朗読の勉強をしています。今、テキストにしているのが、『読んであげたいおはない」松谷みよ子の民話 上・下』なんです。

おはなしは春夏秋冬に別れていて、春夏は上巻に秋冬が下巻になっています。

「百曲りの河童」は夏の部の3話目に入っていて、つい最近まで、私はこのおはなしを選んで、練習していました。かぞえるの好きな河童はどんなだったかな?とか、ひまなじいさまはどんな風に語られたのかしら・・なんて思いましたよ。

『読んであげたいおはない」松谷みよ子の民話 上・下』は、私の宝物です。
(2004.11.11 21:06:49)

Re[1]:「語りと朗読で楽しむ松谷みよ子の世界」宮川ひろ先生の語り(11/09)  
風色ほたるさん,こんばんは!
コメントありがとうございます!
ほんと、ほたるさんともご一緒したかったです。
鈴の音さんとはお会いできたのですが、ゆっくりは話せなかぅたので、またゆっくり話せたらいいですね。

>私は、地域の『朗読「アイウエオ」の会』に所属していて、朗読の勉強をしています。今、テキストにしているのが、『読んであげたいおはない」松谷みよ子の民話 上・下』なんです。

そうなんですか。朗読もいいなあと今回参加してみて思いました。私はなかなかお話が覚えられないので、朗読向きかもしれませんね。
チャウリ―さんの自作朗読もよかったですよ。


>おはなしは春夏秋冬に別れていて、春夏は上巻に秋冬が下巻になっています。

>「百曲りの河童」は夏の部の3話目に入っていて、つい最近まで、私はこのおはなしを選んで、練習していました。かぞえるの好きな河童はどんなだったかな?とか、ひまなじいさまはどんな風に語られたのかしら・・なんて思いましたよ。

群馬弁で宮川先生が語りやすいようにかえられていましたよ。数え方が味があって・・どんな風とは表現できなくて申し訳ないのですが・・。

>『読んであげたいおはない」松谷みよ子の民話 上・下』は、私の宝物です。

私も帰りに買って帰ろうか悩んだのですが・・今回は我慢しました。ほんとすてきな本ですよね。ぜひほしい2冊です。

(2004.11.11 22:25:23)

Re:「語りと朗読で楽しむ松谷みよ子の世界」  
「私のアンネ = フランク」に、上記の内容について記載しました。
もしよろしかったらaccessしてみてください。



(2021.05.02 10:46:47)

Re[1]:「語りと朗読で楽しむ松谷みよ子の世界」(11/09)  
背番号のないエース0829さんへ
古い投稿にコメント頂きありがとうございました。
お返事が大変遅くなり申し訳けありません。
背番号のないエース0829さんのおかげで、自分が描いたブログを再度読み
懐かしく思い出しました。
ありがとうございました。 (2021.07.10 00:53:21)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: