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2009.01.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
アメリカ第44代大統領の就任式があった。

丸1年、いや実質はもっと前から準備されていたであろうアメリカの大きなイベントの実りの日とでも言うべきであろうか。

とにかく話題性の多い新大統領である。何故に再選されたか分からない共和党のブッシュ大統領8年の治世以来の民主党大統領であり、しかも黒人初と言うことである。その大統領が「Change」を抱えて登場したのであるから、アメリカは変わるであろう事は予測と期待ができる。

これほど世界が混乱期にある時に大統領になったのは私が知りうる限りではオバマ大統領が始めてである。

自国アメリカから端を発した世界経済恐慌は彼自身に刈り取って貰わなければならない。

ケネディー大統領の時にも感じた高まりをもしのぐ就任式には200万人(一部報道では250万人)が参集したという。

演壇で就任演説をする大統領から3kmも離れたところで聞いている人もいたようだ。何もそれくらいなら家でテレビを見た方がと思うが、矢張り臨場感をもち、その興奮を享受し、共有したいと言うことなのかも知れない。

27歳のスピーチライターが書いたと言われる就任演説内容は、格調の高いものであり、且つ具体的なことまで言及した、ハッキリした方向性が打ち出された内容であった。

「一部のものの強欲と無責任の結果」起こったことを「我々全員の失敗」と言ったのは、サブプライムローンのことか「家を失い、職はなくなり、ビジネスは崩壊した」と述べている。



しかし「アメリカよ、分かって欲しい。これらの試練は対処されるだろう」と語りかけている。

そして、建国からの歴史が浅いものの、先人が決して平坦でない道を苦難を乗り越えて今日の偉大な国家を作り上げたのであると国民を鼓舞することを忘れてはいない。
独立戦争からベトナム戦争までに流した血を経て今日のアメリカがあるという。

アメリカは旅を続けているし、地球上でもっとも繁栄していると自画自賛し、アメリカ人の意識や、創意、生産性は依然高いし、それを正しく再生しなければならないと述べている。

なすべき事は山のようにあり、インフラ、医療、エネルギー、教育などを具体的に項目を挙げている。

そんなことをするのは無理だろうという人に対し、我々はやってきたし、陳腐な政治論議は最早通用せず、問題がイエスなら前進し、ノーならば終わると言うことを宣言している。

今回の危機を市場に任せて野放しにしてきた反省を述べている。

アメリカが世界の平和に寄与してきたことを暗に述べ、イラクから撤退し、アフガニスタンに軸足を移すことを明確に述べるとともに、核の脅威を減らすことにより安全を確保する気概を示している。

テロに対峙する確固たる決意と、多民族、多宗教からなる合衆国こそが新しい平和に先駆けることをしなければならないこと述べ、イスラム世界に融和を語りかけ、貧困国に手をさしのべると述べている。

海外に派兵されている兵士に感謝と勇気を与え、新しい時代に国民が何をなすべきかと言う点で原点に返る気持ちを喚起している。

黒人差別の問題については、彼の父が60年前には入れなかった地元食堂に、今のその息子が、ここで演説をしているという事を述べてアメリカの自由と信条を要約している。



抽象的でわかりにくいところもあるが、具体的なことにも言及し、とにかく我々がやっていこうと呼びかける辺りは、格調の高いものを感じさせる。

スピーチ能力と、プレゼンテーションの巧みさに関しては、我が国首相との比較することすら憚られる気持ちがした。

その首相が感想を聞かれて、「世界経済1位と2位の国が巧く手を携えてやっていくことが出来ると感じた」などと言う辺りは、身の程も知らずという気持ちになるのは私だけだろうか?

「Change」 が必要なのはまさに今の我が国なのだ!

選挙の洗礼さえ受ける自信もなく、嫌になったら交代すれば済むという我が国の首相のあり方は、議院内閣制、政党制に大きな警鐘を鳴らし続けていることに早く誰か教えてあげて欲しい。





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Last updated  2009.01.22 07:35:58
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