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2009.07.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今回のオバマ大統領らの中国との戦略的対話開始を見て、日本国民はどう思ったのだろうか。

前に我々はニクソンショックというものを味わった。1971年にアメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソンが電撃的に発表した「二つのニクソン・ショック」のうち、ドルショックの方はこの際おくとして、第1のニクソン・ショックであるニクソン大統領の突然の訪中で米中国交樹立したことである。

その時も友好関係にあった台湾を無視し、さらには日米同盟の強い(?)絆の日本にも何の前触れもなく突如北京を訪れ、当時の中国国家主席毛沢東と握手を交わしたのである。

突如と言ってもエアフォースワンがいきなり北京に飛んだらおそらくはスクランブルをかけられるだろうから、事前のキッシンジャー元国務長官による根回し後のことであることは言うまでもない。

当時日本をないがしろにして、と怒る者も一部にはいたが、大方はアメリカの言いなりであった。

今回の米中戦略・経済対話の開催宣言も寝耳に水的なところがある。アメリカにとって、日本は都合の良い橋頭堡でしかなかった事を再び思い知らされたのである。

中国が、昔、万里の長城を造っていたように、アメリカにおける極東の万里の長城の役目を果たしているのが今の日本だという感じだ。アメリカにとっての中国は、西戎であり北荻であったわけで、韓国ー日本ーフィリピンなどを結ぶと、之がアメリカにとっての万里の長城的になっているわけであろう。

東西冷戦が終結して久しく、民主党の小沢一郎が、アメリカの太平洋における軍事力は、「第七艦隊だけで十分」との発言は、うがった見方であるのかも知れないがだんだんとそのような方向に行きつつある。

これに対して自民党連中は、声を上げて非常識のそしりを浴びせているが、果たしてどうなのだろうかと言うことを今回の米中戦略対話の格上げと恒久的設立で考えさせられる。


形骸的に残る万里の長城の一部である日本の役割は何になるのだろう。
もちろん、米中が戦略会議を始めたからと言って、すぐさま仲良くなり、中国の北京や上海近くに米軍基地が出来るわけはない。

そういった過渡的世界、特に日米の変わり目に来ていることはひしひしと感じる。
中国という国は実に狡猾で、なりふり構わないところがある。
元々13億人もの人口を抱えている国であるが、55の少数民族を抱えているとはいうものの、人口の90%以上は漢民族である。

これらの人たちが、南下はもとより、世界中に華僑として展開して、多くの国では中華街を形成し、したたかに生きている。
東シナ海における、排他経済水域の問題でも、独自の理論を展開し、日本の「楠」「白樺」「樫」などの日本油田に対して、「平湖」や「春暁」「天外天」などと独自の名前を付して、勝手に日本の資源を吸い取ろうとしている事でもわかる、したたかさの一面である。

又、日本からの戦争被害国として多額のODAを得ながら、それを横流し的にアフリカ、中南米につぎ込み、直接石油や天然ガスの資源を吸い上げようとしている。

日本の政府は、全くの対米追従外交であるが、そのアイデンティティは何処にあるのかと問いたくなる。基地を提供し、多額の拠金をし続け、しかも肝心の時にはいつも蚊帳の外である。

日本にとってアメリカは一寸優秀な息子や娘を働かせ、上前をはねている親父のような存在である。

元々、米中戦略会議の動きの背景は、アメリカの失政にあるわけだが、国家財政の立て直しのために発行した米国債の保有量が世界一となった中国を無視できなくなった点であろう。


ましてやりやすいことに、復興期から現在に至る迄、日本という国は、アメリカに直接文句を言ったことがない。もちろんこの国というのは正確にはこの国の政府がである。

オバマ大統領も、外交辞令ではあろうが、アメリカと中国が21世紀を形成するもっとも影響力のある国であるといっている。日本という名前は全く念頭にはないのであろう。

今まで、持国の正義は世界の正義、アメリカは世界の警察と自負して、日本の敗戦から、朝鮮、ベトナム、イラク、アフガンとテロ撲滅を旗印に、弱いところを相手に叩いてきたが、今回の中国は、かつての眠れる獅子時代の清国とは違い、相当に手強く厳しいものであろうから扱いも慎重である。

自民党は責任政党だといい、外交を民主党に渡すのは心許ないと言うことを何度も聞くが、このような脆弱な物言えぬ国にした責任はどう考えているのだろうか。

日本は、金も出すが、口も出せるという風には成れないのだろうか。






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Last updated  2009.07.30 07:49:30
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