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2009.12.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
民主党が衆院選挙に勝って、戦後初めて、保守勢力が政権を明け渡すことになった。
さぞかしリベラルな党として、日本の国が変わるのかと思った人たちは多かったに違いない。

戦後ずっと続いた55体制が驕慢と怠惰の末、敗れることになって、私も多少なりとも溜飲が下がり、某かを期待していた。今やっと選挙後3ヶ月を経たばかりであるから、何とも言えないのかも知れないが、既に来年度予算が決まる段階で、多くの部分が見えてきたように思う。

鳩山総理が誕生した頃から、なにやらうきうきしたことばかりが伝えられていたが、蓋を開いてみれば、マニフェスト(政治公約)は破られるは、前政権と同じような構図が見えて来るはで、大いにがっかりしている。

日本の諺に「おたまじゃくしが蛙になる」というのがある。変わったことは変わったが、いっこう変わり映えがしないという意味である。

2代政党が確立しているアメリカなどでも、政権交代時には大騒動になるのだが、見ていて手慣れたものである。議院内閣制のイギリスでも、保守党と、労働党の政権交代で、差ほどもたついた感じは受けないが、今回の日本は、半世紀間、ぬるま湯に浸かってきたところからの蝉変(ぜいへん)であるから仕方のないところもあるかと多少ひいき目に見ていた。

しかし、日本の場合は諸外国と大きく違うと言うことが分かった。現在の民主党はといえば、全くの寄り合い所帯である。衆議院の数こそ308議席と圧倒的な地滑り大勝になったが、まだ参議院では過半数を占めるに至ってないので、内閣の編成もいびつな結果となり、民主党以外の、国民の代表がたった10人しか居ない政党である2つの連立与党に牛耳られている有様である。

国民新党の亀井代表などには、鳩山総理が閣議に臨むときに亀井氏に深々と頭を下げるなど、如何に政治の世界での大先輩といえども、「私が政府だ」とまで言われながら、良いように差配されている。

社民党の福島党首には、米軍基地問題で、全くかき乱されている。



若いからと言って即、駄目だということにはならないのは明治の英傑達の年齢を見ても分かるが、今回のひよこ集団は全くの、選挙テクニック故の誕生と、自民党自身の自爆による結果であり、多くを期待できない、所謂陣笠と言うことだ。

元々歴然とはしていたが、岩手の口べたを売りにした小沢一郎の闇将軍の支配するところであることが国民の目により一層明らかにされてきた。多くの人はそれを知り、マスコミも知りながら、巧く手玉に取られていると言うところであろう。

小沢の幹事長就任決定然りである。当人の公設秘書による西松献金疑惑問題も、党首を降りることでうやむやにされようとしている。この国は三権分立といいながら、気骨のある司法は存在していない。また、立法の府の長である各議院の議長は、年功序列の上がりのポストであり、多くを期待できない。
もっぱら行政の長たる総理が主役である。

その現総理が、現在では、傀儡ではないかといわれるほどに脆弱である。小沢幹事長との二重権力構造だと揶揄されているが、私などには、小沢一極体制であり、鳩山首相は、単なる見せかけ、傀儡総理だと理解している。

従って、何事も、即座に決定することが出来ず、必ず、小沢一郎の影がつきまとい、その決定を仰ぐ形で物事が決められている。首相の決断力の無さ、リーダーシップの無さを今更のように嘆いているようだが、元々そんなものは無く、有ると思っていた人は幻想を見ていたのであろう。

そこにもって来て秘書の「偽装献金」による在宅起訴である。実母から提供された何と12億6000万円もの大金の虚偽記載である。このお母さんは、ブリジストン創業者の娘で巨額の遺産を有している。
「親が子供の事を心配するのは当然でしょう」とか何とか言って、毎月1500万円もの大金を兄弟や姉に均等に与えてきたというのだ。

普通の親が心配する、下宿での生活費の足しにとか、本代の足しにとか言った額ではないのである。因みに年収1500万円もの給与を取っているサラリーマンは日本にどれほども居ない。
百歩譲って、その事を、知らなかったという事を認めても、6億円余の贈与税分を後払いすると言う事で、チョンにしようとしているのでは間尺に合わない。

例え年老いたとはいえ、母親も日本国民である。日本国憲法の何たるかを知らないわけはない。日本国憲法は第9条だけではないのである。その第30条には「納税の義務」という項があり、「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う」とあるのだ。未必かどうかは知らないが、憲法を犯し、納税を免れようとした母を持つ人が一国の総理であっては、我々は困るのである。



かつて野党時代には、自民党の加藤議員やその他の議員に対して、「秘書の不正行為は、議員本人の責任であり、即刻辞任すべきだ!」と声高に追求していたあの言葉はどうなったのか。軽く会釈程度に頭を下げることで続投をしようとしている。
全く許し難いことである。自分の金をどう使おうと勝手であるということかも知れないが、我々サラリーマン経験者は、給与からは容赦のない源泉徴収を受け、自らの預貯金の利子や配当があったりして、一寸余分のお金が入ったときには年末の青色申告で、きっちりと税金を取られていくのである。

よもやこの不正献金疑惑がなかったら、そのままずるずると、うやむやになっていたのであろうか。検察も検察で、一方の公設秘書を略式起訴で済ませるとはいかなる判断なのか。
そもそも、略式起訴とは「100万円以下の罰金や科料に相当する軽微な犯罪が対象で、検察官が簡易裁判所に略式命令を請求する。」ということで、非公開による書面の審理だけで、刑を言い渡すのである。

100万円は、我々には大金でも、12億6000万円に比べたら、ゴミのようなものであろう。それも内々の処理でおしまいになるわけだ。それで、首相にはお咎め無し(不起訴)とのことである。



国民が期待しているのは、そういった軟弱で、優柔不断であるにも拘わらず、不正を知ってもなお、頑として退かない所にだけ強い意志を表明できる首相を持つ民主党ではなく、清新な形で、自民党の55体制の膿を出し切らせる民主党なのである。

実質トップの小沢幹事長は既に西松建設献金疑惑で、トップには成れない(とそう思っている)ので、第3の人物が待たれるのだが、中心が腐ったところから排出される人物では困るわけで、この際政界再編をし、完全な形の「保守」と「リベラル」を明確にする時期に来ているのかも知れない。

鳩山総理には、予算も、一応の決着が付いたし、予算成立を機に退席される方がよいのではないかと思う。誰かのように地位に恋々としても、国民はそれを望んでいないことぐらいは、聡明な総理のことだから分かるんではないかと思っている。





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Last updated  2009.12.26 08:08:39
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