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2010.10.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
また日経新聞の「世界を読む」の記事からである。私の人生の中で、イスラム教がこのように関わりを持つことなど考えてもいなかった。イスラム教徒のことはムスリムと呼ばれる。
イラン・イラク戦争も、チェチェンや、ボスニアの問題なども、日本から遙かに遠い国だから、人ごとのように見過ごしてきた。しかし一歩イスラムの世界に足を踏み入れ触れただけで、妙に気がかりな存在になってきた。

とはいうものの、宗教の本質やその教義について何ら造詣が深いわけではなく、むしろ宗教という点に於いては、宗教心の無さを恥じ入るばかりである。

無政府は許されても無宗教は許されないくらいに、人は宗教と何らかの形で接触していることになる。
海外に出かける時に、飛行機内で渡される入国ビザ(不要な場合もある)に、宗教欄があるが、宗教心がないものの、何時も仏教徒と書くことにしている。

そう書いても何ら問題になったり問題を感じたりしたことはなかった。過去に日本が絡んだ戦争も、宗教に原因したものはなかったと思う。私を含め一般の日本人は概して信仰心の希薄な人が多いと思う。
仏教徒でも、お正月にお宮参りをするが、寺院を回るわけではない。之は、仏教徒に宮(神社)は不釣り合いなのであり、強いて言えば、葬式で、読経して貰う時にしか、仏教と対座することはあまりないのが現状である。

日本では、神代の昔から天孫が降臨したという、神教がある。所謂土着の宗教と言うことになるわけだが、その後538年仏教が伝来し、仏教が日本人の中に浸透し始めた。鎌倉時代になるとこの神道と、仏教が、互いに共存することの必要性があったようで、神仏混淆という神社に仏閣が併存している状態のものが出てきた。之が、現状の日本人のマジョリティーではないかと思う。

この辺りまでが日本の古来の宗教のあり方だったわけだ。そして、戦国時代の最中に、フランシスコ・ザビエルによって日本にキリスト教が渡来したのである。新しい宗教の息吹で、隠れキリシタンと呼ばれる人達を産み、日本におけるキリスト教の地歩を確立していった。


しかし割合的にはこのようなものであろう。

日本におけるムスリムの数は、その他の約1,000万人のうち、約5万人とも20万人とも言われている。おそらく生まれついての人は少ないだろうし、殆どは海外からの移住外国人であろう。そして、中東における原理主義者とは一線を画した人達であると思う。

また日本のクリスチャンは、約100万人程度であり、隠れる必要のない今、その数は、実情に近いものかと思われる。

 クリスチャンもムスリムも洗礼といった儀式があるのだろうが、仏教徒や神道系にこういった儀式はなく、汝を仏教徒と見なすなどと言われた覚えもない。国勢調査などにも記載することはないので、曖昧になっている。

この事から、日本人の大半の世界観は、仏教と神道に限られ、実に幅の狭いものにならざるをえない。
他の存在を認知して、自分の位置を知るというのが、理解に繋がるわけで、そう言った意味でも日本人の世界観は、ごく限られたものだろう。

従って、イラク戦争に参加するのはという時点で、憲法問題との抵触などに論議が集中し、何故にこのようなテロリストが存在するのか迄を考え得ないという点にある。おそらく日本では、無知な人は、ムスリム=テロリストという方程式で見ているのではないか。

そう言った目で見ると、クリスチャンも、中世における残虐の歴史を見れば、クリスチャン=残虐者といっているのと同じである。

このように世界宗教とは隔絶された中で生きてきた我々日本人は、現在、ムスリムの存在がどのようになっているのか、殆ど実感できる人は居ないと云うことだ。
しかし、欧米ではこのムスリム台頭に、神経を尖らせているというのが実情だと「世界を読む」では言っている。

アメリカは、あの同時多発テロ以降、特に神経が過敏になっているが、ヨーロッパでは、かの十字軍と、イスラム聖戦士との戦いに迄遡り、且つその原因まで知らなければ、おそらく理解は及ばないだろう。



女性の服装は、相変わらず、全身を黒い布で覆った、「ブルカ」とか「ニカブ」とかいった民族衣装が使用されている。これを法律で着用禁止にしようとしているのが、ベルギー、スペイン、フランス、オランダなどの西欧諸国である。
彼らは、十字軍に対するムスリムの報復が今始まろうと考えているのだろうか。

服装を禁じることが、何を意味するのかよく分からないのだが、最近のイラクやアフガニスタンなどで、女性が腹に爆弾を巻き、「ブルカ」や「ニカブ」で覆い隠して、自爆するという事件を想定でもしているのだろうか。それともこれらの服装が増えることに対する単なる心理的驚異なのか、理解が及ばない。

日本などでも、犯罪の多くは、在日外国人が多いと言うが、たまたま、「ブルカ」や「ニカブ」を着た人は居ないわけで、それほど、ムスリムに対しての驚異や恐怖感はない。

仮に日本人女性が、振り袖を着て、角隠しを付けた格好で、海外に大勢進出しても、彼らは和服着用禁止法を成立させはしなったであろう。



宗教と政治の間隔が、西欧では近く、更にアラブ諸国には、もはや一体化していると言っても過言ではない。そう言った背景の中、最近では西欧に「モスク」の尖塔が目立ち始めているというのだ。

姫が、この間トルコの学会に行き、例のブルーモスクを観てきたようだし、私もアブダビに建設中であった巨大なモスクを見てきたが、その外観の華麗さには目を見張るものがある。西欧人は、これを見ると、何に思い至るのであろうか。日本人の持つ感覚とは全く意を異にしていることは明かである。

そんな西欧におけるモスクが、徐々にその数を増し、1994年に約960だったモスクの数が、15年後の2009年には約2倍に達する勢いだというのだ。私の知る範囲では、日本には、神戸と東京に1つずつ有るだけで、横浜のモスクはあるのか無いのか知らないというくらい、無いに等しい。

之は、西欧諸国が、移民を受け入れ、下級の仕事をさせてきた結果であるが、ここに来て、日本でも少子高齢化で、しかも汚れ仕事を嫌う感情が同じであれば、巷にムスリムの「ブルカ」や「ニカブ」を受け入れなければならない時が来るかも知れない。





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Last updated  2010.10.21 06:30:08
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