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2012.01.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類


このまま、人生の終わりまで真っ逆さまに落ちていくのかという気になることがある。

人生も黄昏時になり、何もすることが無く、社会への参加も之と云ってはない。ただただひたすらに、時が経つのを待っている、野球で言えば消化試合に登板したピッチャーのような気分である。自分では未だ若いと思っているし、現実に私の同級生でも毎日ではないものの、社会との繋がりを持ちながら生活している人達も多い。

少し前に、友人から貰ったメールに「少しずつ日暮れが遅くなってきました。夜明けの時間も1月の中旬でようやく底を打ったようです。寒さはきびしくとも、日がながくなるだけで心が明るくなります。これで2月の声を聞くと、春へとまっしぐらです。1月の後半になるといつもそう思います。」とあった。
その君は、2月になったら目の手術をしなければならないといった境遇で、私などと比べると、人生に立ち向かうのに、随分余分なエネルギーが要ると思われるのに、季節の移ろいを、全身で感じていると言うことが伝わってくる。

特に去年は、東日本大震災という未曾有の大地震と津波が東北リアス式海岸一帯を襲い、現在のところでも、15,845人の死者と3,369人の行方不明者、そして避難者は、優に34万人を超えるという状態である。加えて、東京電力福島原発の大事故で、放射線物質が散乱し、元済んでいた地域にさえ、帰れないとか、海中を含めて、広範囲に放線物質が飛散し、思わぬところにもセシウムのホットスポットが出来ているなど、新しい年の幕開けを穏やかに迎えることが出来ない新年であった。

通常なら、1月にはあちこちで祭りがあり、大きなものだけでも、その数は120を越えると言うことだが、そう言った祭りも、各地で自粛されたのではないだろうか。それでも奥州各地では「蘇民祭」が行われ、祭りを通じて県民が元気になろうとの思いも聞こえてきた。

また世界に目をやれば、1月だけでも、アフリカの南スーダンで独立後の昨年末から民族衝突が激化しており、これまでに3,141人の遺体が確認されたと云ったニュースも伝わってくると同時に、日本の陸上自衛隊施設部隊も、国連平和維持括動(PKO)のために派遣されている。
今日の予算委員会では、この自衛隊は、どの国に警護されているかとの質問に、田中直紀防衛大臣は、応えられず、渡辺副大臣に「バングラディシュです」と教えられ、知らなかったことを悪びれる風もなく、素直に謝ったという場面があり、何とも心許ない。一川前防衛相の素人=シビリアンコントロール論争や、今回の、無知さ加減を見て、之では、中国から舐められてしまうことはやむを得ない仕儀であると、感じたわけだ。



中東の春の残渣である、シリアでも、諸外国や、同じアラブ民族の湾岸諸国でさえも、呆れるほど、自国民や反政府側に対する、アサド政権の狂気の殺戮など、昨年からの持ち越し事件が、更に拡大の様相を呈している。

アフリカのナイジェリアでのテロでは、新たなテロ団体、イスラム過激派「ポコ・ハラム(西洋の教育は罪)」の犯行で、178人(一説には215人)が死亡するという事件も起きている。勿論テロなら定番の、アフガニスタンや、イラクなどでは、テロの報道は、枚挙に暇がないほど頻発している事は言うまでもない。

珍しくかつ馬鹿馬鹿しい(と言ってはなくなった人に申し訳ないが)豪華客船「コスタ・コンコルディア」の座礁事故である。ローマより北に位置する、トスカーナ州沖合のジリオ島付近で馬鹿な船長が、岸に近づきすぎて、浅瀬に座礁したというもので、死者は、日に日に増し、現在17名が死亡、15人が不明とされている。しかし、日本人乗客43人は全員の無事とわかり、早くも傍観者で、その船長の異常な行動を一緒になって呆れているという状態だ。

とにかく、日本人に何事もないと、この国では、すぐに、緊張感が解けるというか、手のひらを返したように、他所で起こった、他人事であると納得してしまうのである。映画「タイタニック」の様だと感想を漏らした人がいたとかだが、背景には、格安クルーズとか、安全軽視の風潮が根底にあるのかと、分析されている。しかし、どう考えても、船長の狂気の行動は、4,200人の命を預かるといった気概は微塵も感じられなかった。

造船に関係していた身としては、航海中の美しい客船のフォルムが事故で半沈した姿になっているのを見るとき、一寸空しさを感じた。船長の狂気を論じるとき、それがイタリアだからと言うだけでなく、日本でも、狂気の展開が、国会に於いてさえ行われている事を考えると、とても他人事とは思えない。
船長はまさか全長が290 m、排水量11万トン超もの客船が沈むなんて事は考えなかったろう。日本の原子力村の連中もよもや巨大津波が来て、原発が爆発にまで及ぶとは考えていなかったのとは質を異にしている。

船は沈むものなのだ。衝突や座礁を前提にして、なお不沈であることを計画設計した船は無い。タイタニック号の例を出すまでもなく、トルコ海軍艦エルトゥールル号の座礁沈没も然りで、衝突や座礁をしてしまえば、ひとたまりもない。

また、どんなジャンボ機でも(ジャンボ機なら一層かも)、航空機は墜落し、どんな高級外車でも自動車は衝突する。船はアルキメデスの原理で浮いているわけで、その浮力を無くすような行動を取ったらひとたまりもない。飛行機はベルヌーイの原理で飛んでいる、揚力が無くなればあの巨大重量物が空気中にとどまれるわけがない。山口県の中国自動車道でスリップして大量に衝突したイタリアの高級車フェラーリも、道路のカーブに於ける設計スピード(勿論安全率は見ているから、道路標識上の100km/h以上は出せるが)を越えたら、遠心力で、曲がりきれなくなるのは、物理学の基礎である質点の力学で解ることだ。

こういった原理原則を理解しない者どもが世の中に氾濫しているのが、今日の不幸である。
思慮に於いて浅はかと云わざるを得ない。人間の脳は、錯覚すると云うこともあり、また、慣性の法則ではないが、慣れというものがある。之まで大丈夫だったからと云って、今回も大丈夫というのは早計である。しかし危険の積み重ねでも過去にあった経験が、警戒心を解きほぐすこともあるだろうし、事故を起こしたときなどは、きっとアドレナリンがあふれ出ていたのであろう。

またつまらないことを書いたが、1月はグレゴリオ暦で年の初めの月である。日本では旧暦で「睦月」とと呼んでいる。諸説あるが、家族が集まって睦まじく過ごす月というのは、ぴったりとくる。


日本では、旧正月という名残は、あまり聞かれなくなったが、中国では、旧正月の方が賑やかだという。
イスラム圏や、他の一部の国家では、グレゴリオ暦を使わない国もある。流石に世界会議などと云うのは、使用するのはグレゴリオ暦をベースにしているのだろうが、もしヒジュラ暦(イスラム教)であれば、金曜日には働かない(安息日)なのだから合わないだろう。

西洋では、1月をJanuaryというが、之はローマ神話のヤヌス(Janus)から来ているという。ヤヌスは門の守護神であり、前後に2つの頭(顔)を持つとされている。戸口、物事の開始、日の出と日没をつかさどるとされ、1月は1年の入り口にあたることからこの名が取られたと言うことである。あくまでキリスト教国家がそのベースであると言うことに気づく。

午後、連れ合いと一緒に、元の学校長が仕事をされている事務所を訪れた。広い場所で、ゆったりと仕事をされている。停年退職されてから初めて訪れたのだが、早速2月早々にゴルフをやろうかという話が纏まった。我々は、この寒い正月を未だ1度もゴルフクラブを握っていない。果たしてどうなる事やら、また、この冬未曾有の寒波も来ていると言うから、暖かくなってくれることを願っている。
と言いながら、帰阪して、過去1月にプレーをしたのは3回だけであることを知った。





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Last updated  2012.02.02 12:50:54 コメントを書く


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