新生のらくろ君Aの館

新生のらくろ君Aの館

PR

×

Profile

のらくろ君A

のらくろ君A

Comments

GX革命の旗手久保田玉鋼最高峰@ Re:第4の革命(カーボンゼロ):GXの衝撃(07/24) ルパン三世のマモーの正体。それはプロテ…
マイコ3703 @ 思わず初コメしちゃいました(*^^*) 私もブログを書いているんですが内容が偏…
のらくろ君A @ Re[1]:海の大動脈活況(シンガポール)(06/08) やーやさん そう、アクリル画でしたね。 …
やーや@ Re:海の大動脈活況(シンガポール)(06/08)  私もお名前書き間違って、女流画科さん…
やーや@ Re:海の大動脈活況(シンガポール)(06/08) 素敵な「ひつじ達とお散歩」は ポスター…

Favorite Blog

のらくろ君 のらくろ君さん
八十艮の広場 八十艮7633さん
ようこそ ばあこ … ばあこ5577さん
こんにちわ♪ kalunguyeyeさん
何の日=つぼんち16 つぼんち16さん
2012.03.02
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



ウラン濃縮の停止を検証し、監視する、国際原子力機関(IAEA)による査察をも受け入れるという内容だ。この事は、IAEA創立以来、査察を拒否してきたイラク、イランと北朝鮮の1角が崩れたと言うことでもあり、喜ばしいことである。
しかし、之には北朝鮮特有の、瀬戸際外交に於ける絶対の切り札を切らなければならないまさに窮余の一策的な匂いを感じるのだ。

アメリカは、この合意に基づいて、北朝鮮が要求してきた食糧支援に向け、動き出すことになる。この事は、膠着してきた関係が一歩前進したことを表す真の慶事であると捉えることが出来るのだろうか。
とてもそのようにすんなりと受け入れるとは考えがたく、北朝鮮が核開発を手放しで中止することはないであろうと言うことは大方の見方である。

北朝鮮は、核保有国たらんことを決して諦めていないわけで、北朝鮮側の言葉「臨時中止」という言葉に見て取れるというわけだ。

北朝鮮は今、金正日亡き後、金正恩体制を堅固なものにしようとしている。その為には、金正恩への移行が、北朝鮮の国民にとっても喜ばしいことでなければならない。北朝鮮で何が望まれているかを推測するに、先ず、食べる物が欲しいと言うことに帰結するようだ。「我々を導いてくださる金正恩同志様」は私たちに食べ物を惜しげもなくもたらされた、と言ったことにするストーリーであることは、明かである。

米中合意の骨子は、
1.長距離弾道ミサイル発射と核実験の停止、ウラン濃縮活動の一時停止

3.アメリカは、24万トンの食糧支援を行う
といったバーター合意である。

ここで、24万トンの食糧支援がどの位のものであるか簡単に見ると、北朝鮮の人口は、世界48位の約2400万人であり、米1合は約150グラムであるから、この食糧支援を仮に国民全体にもれなく配られると大雑把に仮定したら、10kg/人、即ち1人頭10kgで、それは、67合にしか相当しない。
1日1合で細々と暮らしたとしても、2ヶ月しか持たない数字である。

勿論、この食料支援のそのままが国民に配られるものでないことは、我々は知っているわけだから、国民に分けられる、数量は、ごく僅かな、一時的なものでしかないはずだ。即ち、一時的にも国民に金正恩様が、素晴らしいお方だと思わすに十分であれば、事は足るのである。

アメリカの、交渉役で、キム・ジョンヒルと揶揄された、クリストファー・ヒルは、何度も、北朝鮮との交渉に当たったが、何ら進展はなかったように、北朝鮮は、自らの都合によって以外動かないことは明白である。合意したその時から、すでに「今回の北朝鮮との合意は、失敗に終わるだろう」との見通しと、「北朝鮮は秘密の核兵器開発を我々の鼻先で続けるだろう」との観測が流れている。

中国はこの合意を評価、日本は、期待を持って見守るといった姿勢のようだが、日本の外務省は、本当に、自己の分析の下に発した声明であるかどうか疑わしく、且つ、公式声明的な発表なら、日本国民の誰に聞いても、言えるような内容のことでしかない。勿論腹で何を考えているか、十分咀嚼しての発表であると信じがたいが、如何せん田中防衛大臣や玄葉外務大臣である。どういった感覚で対処しているか知りたいものだ。

更によくよく読んでみると、北朝鮮は、寧辺でのウラン濃縮活動停止は謳っているが、その他については言及していないようだ。寧辺と言えば、既に使用されていない核施設内の実験用黒鉛減速炉の冷却塔は、内部のパイプなどが除去し、空洞状態となった後で、爆破するというパフォーマンスが行われたところである。

従って、これ以降、如何に寧辺を査察しても、北朝鮮の言うとおり、ウランの濃縮は行われていたいだろう。北朝鮮の核問題を報じるテレビで、今まで必ずと言って放映されてきた古めかしい洗濯機が並んだ光景は、最早撮されることはないであろう。しかし、原子炉が必要なプルトニウムの濃縮と違って、ウランの濃縮は、手軽に地下設備などで行うことが出来るために、新たなウラン濃縮場所をIAEAが独自に見つけ出すことはかなり難しいと言わなければならない。

こういった経緯を鑑みるに、北朝鮮は、過去のらりくらりとしている間に、寧辺以外で、地下ウラン濃縮設備を開発設置したのではないかと勘ぐられる。そして、そちらの方は隠して、最早不要になった寧辺施設を査察対象とさせ、国際的に、北朝鮮は核開発への道を断絶したとの風評を勝ち得、そのバーターとして、食糧の支援を取り付けようとする意図ではないだろうか。

もう少し穿った見方をすれば、北朝鮮国内的にも耐用年数が過ぎ、利用が不可能になった寧辺の軽水炉を破壊することに応じ、更に地下での別な施設でのウラン濃縮を進めることを隠しながら、多くの国際的な経済支援や、食糧支援を引き出そうとしているのではないだろうか。


このストーリーは、イランのアハマニネジャド大統領が採っている内容と変わらず、イスラエルを初め、アメリカ等を刺激しているのである。

北朝鮮の切り札は、核は何度も使えるカードであり、日本は下より、アメリカ、韓国などが手玉に取られている現状を考えるに、今回の合意が北朝鮮の主導で行われたと云わざるを得ない側面もある。
北朝鮮は、金正恩で国内統一を果たし、求心力を持つことが足下の急務であり、アメリカは、大統領選挙を控えて、民主党による、北朝鮮問題打開に一応の成果を見せなければならないと言った状態にある。

放っておけば、いつ何時、国土にノドンやテポドンを打ち込まれるかも知れない日本は、拉致問題一つ解決する気もなく、全てアメリカのお膳立ての下に動いているだけである。この米朝合意に対しても、玄葉外務大臣は、「重要な一歩であり、歓迎する、今後、合意内容の具体的実施に向けて行われる調整が円滑に進展することを期待する。」と、まるで、よその国のことのようなコメントを平気で発しているのである。
やはり、日本の外交は、稚拙であると、この一言を見ても感じざるを得ない。



アメリカは、自国に達するテポドンが核弾頭を搭載することを恐れているが、過去の朝鮮戦争からベトナムへ、そしてイラクからアフガンへと転々とする戦火をデタントしたい思惑もある。経済面での過度の負担も重荷になっているが、かといって、国防費が世界第2位になった中国の躍進を、このまま放置すれば、第一次列島線はおろか、第2次列島線までにも中国進出を許すことにも成りかねない。

折角TPPにおいて、環太平洋を自らの意のままに操作しようとしている折から、之は絶対に避けなければならないだろう。
表向きは、1.北朝鮮のウラン濃縮を許せば、核拡散に歯止めが掛からなくなる。2.中国の発表した国防費の実際は1.5倍の10兆円を越えているとのことでもあり、北朝鮮をその緩衝地帯とする中国思惑を牽制すること。3.北朝鮮でけじめを付けないと、足下のイランを勢いづかせる。
と言ったことが絡んでくると思われる。

しかし金正恩になって急に物わかりが良くなった訳でもない北朝鮮は、之からも同様の方法で、危険な外交を続けるであろう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.03.06 04:55:54 コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: