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2012.08.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類


食糧不足によって、政情が不安定になったり、国際間の紛争の元にもなる。

長期的に見た食料価格指数:FPI(2002年~2004年=100とした指数)は、ほぼ増加の傾向をたどり、2012年ではFPI=172と8年間で70%上昇している。
この食料価格指数は、穀物、食肉、砂糖、乳製品、油量種子の5つの国際価格によって決められているが、7月にはトウモロコシなどの穀物高騰が大きく響いている。このことは、家畜の飼料の高騰を意味し、ひいては食肉の高騰を招くことになる。

この現象は、世界的な天候異変であり、各地での干ばつが大きく影響している。特筆されるのは、アメリカにおけるトウモロコシの生産減である。6年ぶりの低水準に陥ったとのことである。さらに、ロシアにおいては小麦の生産に大きく影響を及ぼしている。

こうした天変地異の現象に加えて、人為的な先物買いが価格高騰に拍車をかけているが、基本的には、穀物の生産減によるところが大きいことは云うまでもない。しかし、人間というものは、こういった非常事態にも金を儲けようとする輩がいるという現実に驚かされる。こういった投機筋の動きは、食糧インフレーション引き起こす懸念材料となるが、こういったことを一切顧慮しないのである。
また、原油高騰から再生可能エネルギーとして、トウモロコシから採るエタノールを使って原油の代替を計ろうとしていた矢先、この干ばつによるトウモロコシの減産で、急遽この代替エネルギーへのシフトを見直す事態にもなっている。

大豆もこの干ばつの影響を受けて深刻な高騰になっている。2007年から2008年にかけての食料危機の時をしのぐ状態になっているという。
この原因は、気象の異変であって、偏西風の蛇行、メキシコ湾の海水温の上昇などによると見られていて、これらの要因で、アメリカ中西部は、気温が40℃に達し、しかも降水量が少ない最悪のコンディションとなっている。



同じ国で、真逆の現象が起こっているわけだ。げに不思議なことである。
地球の温暖化は、CO2排出にありと言いながら躍起になるが、果たしてそれだけであろうか。エルニーニョはひとえにCO2によるものかと云えばそうでもないし、偏西風の蛇行や北極震動なども、ただCO2だけにその責を帰することは出来ないだろう。

もっと大きな、自然現象が地球上の天候や状態を左右していることに違いない。もっとも大きな影響を及ぼしているのが、太陽の存在であろう。しかしこの時期、太陽は、黒点の活動が低迷して、地球が寒冷化に向かっているという真逆の現象が報じられている。
もちろん、現在太陽表面で起こっている現象がすぐに地球に影響を及ぼすかと云えばタイムラグがあるわけだが、それにしても、この間の関係を理論で説明するにはまだ十分な知見がないようである。

地球だけを取ってみても、干ばつと多雨が併存しているわけで、この異常気象を説明するにはなかなか難しいものがある。

干ばつは、インドにも影響を及ぼしている。特にインドは、灌漑施設が十分ではなく、自然の降雨に頼る農業であるから、この期の干ばつはコメやサトウキビの生産を大きく減じているようだ。勢い農村での消費活動にも陰りが見え、関連商品の需要も3割から4割の販売低下を見ている。

また、西アフリカのサハラ砂漠南縁部のサヘルでも、干ばつにより、牧畜が壊滅的にダメージを被っている報告もある。加えて、フィリピンでは、台風の影響で、コメの生産に被害が出ており、北朝鮮の干ばつもまた悲惨な状態だと云うことだ。
こうして世界地図を広げてみると、世界中至る所で干ばつや多雨などの天候被害を受けていないところは少ない。

日本も、今年の酷暑は尋常ではなかった。地球は紛れもなく気温が上昇基調にあることは確かである。





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Last updated  2012.08.15 02:18:21 コメントを書く


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