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2012.10.30
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 明治大学と北見工業大学、東京大学の共同調査グループの成果であるという。

従来からメタンハイドレードの存在は知られいたし世界中に分布しているとされていたが、深海にあるとのことで、発掘・抽出に置いて、コストが掛かり云々と言われて手つかずのままであった。今回は、勿論その問題もあるが、メタンハイドレートが海底から数メートル掘った浅い地下に円盤型のシャーベット状になって埋まっているとの事で、掘りやすく有望な資源となる可能性が現実味を帯びてきた。

そう言ったことで過去の記事を振り返ると、これまでに太平洋側の南海トラフなどで見つかったメタンハイドレートは海底下数十メートルより深い部分にあり、掘削に向けて技術とコストが課題となっていると書かれていた。

しかし、2011年7月25日の記事では、メタンハイドレートは既に海底の100~300m前後の浅い地層にあって、日本近海の6万平方km以上に分布するとみられると発表されていた。そして、分解して得られるメタンガスが燃焼したときの二酸化炭素(CO2)の排出量は石炭や石油の半分で済むが、商業化には抽出や輸送などコスト面での課題が残るとコメントされていた。

それと同時に、試験産出を始める旨が記されてた。メタンハイドレードはまた「東部南海トラフ海域」や四国・九州沖、北海道周辺で埋蔵が確認されているともいい、之を以てしても日本を取り巻く海洋には、実に豊富な資源が埋蔵されていることが分かる。さらに、日本の排他的経済水域(EEZ)には、ほかにも「海底熱水鉱床」や「コバルトリッチクラスト」など豊富な海底資源が眠っているというのだ。

何を以て資源のない国と言い続けてきたのか理解に苦しむ。経済コスト面を考えて、あるにはあるが取り出しに膨大な金が掛かるというのならそれこそ技術立国、目の覚めるような方法を考えれば良いではないか。何故そのような資源を開発するために資金を出さないのだろうか。政府の金の使い方に大いに疑問を呈するものである。

勘ぐるに、メタンハイドレードが比較的安価に入手できるとなれば、エネルギー源として、原発のそれを凌駕することが目に見えており、原子力ムラからの横槍が入ったのではないかと思うほどだ。日本は資源のない国で、エネルギーの殆どを海外から調達しなければならないと教えられ続けてきた。それ故、原発は必要だとの議論のそれもこれも原子力ムラのためかと思うほどに悔しさがにじみ出る。

2011年8月15日には、メタンハイドレードが国産燃料として期待大だとの記事を掲載している。


そして力強いことに、試掘にこぎ着けたのは、メタンハイドレートを溶かしてから、地上にくみ上げる掘削技術に目処が付いたためだというのだ。深い井戸を掘って、メタンハイドレート層にある水や泥を抜くと、圧力が下がって、メタンハイドレードが溶け始める。それを海底から採取に成功すれば世界初となるというのである。ここにやっと日本の技術開発が実を結んだように書かれていた。之こそ日本の技術力ではないだろうか。

しかし、勿論絵に描いたようにはいかないようで、メタンハイドレートは、低温・高圧の環境では水のカプセルがメタンを包む形で氷状に固まったものであり、火を付けると燃えるため「燃える氷」とも呼ばれるのだが、試掘する海の深さは約1000m程度で、そんな海底の岩盤を200~300mも掘り進めないとメタンハイドレートの層にたどり付かないとすれば、固体のまま大量に掘り出すのは難しかったわけだ。

こういった点で、手間がかかる分、コストアップになり石油やガス田から出てくる輸入天然ガスに比べ採掘コストが膨らむ結果となっていた。掘削・採集コストは、経産省の推計では1立方m当たり46~174円と言うことで、輸入天然ガスの4倍程度掛かることになり、現状では実用化にはコスト削減が欠かせないとしていた。

今回の発表も海底から100~300mの岩盤を掘削するとあるので、おなじ条件だと思われるが、記事では、海底の表層で掘り出しやすく、日本海のメタンハイドレートが主要国産エネルギー源としての期待が高まるとしている。

私は、過去、OPECが出来る以前に、中東から石油が入らないと言ったオイルショック時に、メジャーがこぞって海底石油掘削リグを建造した事に関わってきたが、その仕様は、6000mの海底をドリルする技術であった。あの技術を以て、しかも改良を重ねていったならば、必ずや安価なエネルギー源を確保することは可能であり、原発は一気に不要となることも考えられたのである。

 海底下表層のメタンハイドレートはこれまでもメキシコ湾やカナダのバンクーバー沖、サハリン沖などで確認されているし、今回の、日本海やオホーツク海のメタンハイドレートについてはロシアや中国、韓国も調査を進めているようで、またまた第2、第3の尖閣問題になる前に、日本はしかるべき手を打たねばならない。





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Last updated  2012.10.31 04:24:29 コメントを書く


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