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2012.11.02
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午後から高校のバスケットボール幹事会の下打ち合わせがあるので、午前中だけでもと、授業の参観をしに行った。夕方には、町の住民委員会があり、その教育部会の連中に少しでも現状を伝えることが出来るかとの思いもあった。

このところとても忙しくて、2兎も3兎も追っているので、なかなかそれぞれに思うとおりのアウトプットが出せない苛立ちがある。
ともあれ朝はばたばたして、1時限目の始まりには間に合わなかったが、途中から教室に入ったのは2時限目の数学の平面図形の授業である。
既に黒板には問題が書かれ、木製のコンパスや定規などを使って作図中であった。昨日の図形幾何は2年の授業であったが、今日は1年が対象である。しかし、教室内が、昨日までと違って人数が半分位であった。何故かは分からなかったが、これ位(約20人弱)であれば、授業もやり易いのではないかと感じた。

途中入室だから、詳しくは分からないが、先生も手際よく、指名しながら作図させていた。線分に垂直線を引くことや、角度75°を作図する方法などを勉強していて、たいした違和感もなく、授業の進みや、生徒の態度も普通の感じだ。

3時限目に選んだのは3年生の国語の漢詩である。30人程度の部屋は満杯だ。私も漢詩には興味があったので、中学校ではどんなことを習っているのかとの気持ちも手伝った。
部屋は1杯だが、先ず普通の感じの授業である。3年生ともなると受験が目先にちらついている故か、授業態度もやや良くなっている感じがする。
冒頭、2年生で習った漢詩の復習として、作者3人の名前が挙がっていた。李白、杜甫、孟浩然である。


取り上げられた漢詩は杜甫の「春望」(五言律詩)である。私がメモを取っていると先生は余ったプリントを持ってきてくれた。若く溌剌として、ネクタイ姿の先生はとても好感が持てた。やはり、服装、そして言葉使いなどから始めるべしとの思いが強まった。
ここに、渡されたプリントの詩を書いておく。
【国破山河在 城春草木深 感時花濺涙 恨別鳥驚心
 烽火連三月 家書抵萬金 白頭掻更短 渾欲不勝簪】
である。読み方と漢詩のルールに重きが置かれ、意味までは深く入り込まなかったが、ついでに読み方と、意味を書いておこう。
【国破れて山河在り 城春にして草木深し 時に感じては花にも涙をそそぎ 別れを恨みては鳥にも心を驚かす
烽火三月に連なり 家書万金にあたる 白頭を掻けば更に短く すべて簪(かんざし)にたえざらんと欲す】
【「国は破れても、山河は健在である。城内には春がめぐり、草や木が青々と繁っている。
時世のありようを考えると、花を見ても涙がこぼれてしまうし、家族との別離が悲しくて、
鳥のさえずりを聞いても心が打ち震える。

戦火は三月になってもやまず、家からの手紙を万金に値するほど待ち望んでいる(が、来ない)。

作者にとっての春は何かとの問いの答は次回となった。充実した授業だった。

4限目は年配の女性教師による3年生の理科(物理)で、エネルギーの話だ。漢詩の3年生のクラスに比べてざわついている。この差は何なのだろうか、女性教師だと侮っているのだろうか、教え方が悪いのか、はたまた生徒の質が悪いのだろうか。一寸考えただけでは分からない。
位置のエネルギーと運動のエネルギーの変換を図を示して教えているのだが、全く聞いていない生徒や、他のことをしている生徒、さらには、遠く離れた生徒同士が、関係のないことを喋っていることなど、落ち着かない授業となっていた。

そして、何となく授業を終えたが、終了間際はさらに生徒がざわついて、後味の悪いものになった。

5限目は2年生を相手の道徳の授業である。この学校で道徳??と興味もあり参観した。

授業のテーマは「私の存在(集団生活の向上)」であった。

内容は、1.怪我などでクラブを休まないといけない時の心境を書け、2.1人だけ取り残された気持ちになったのは何故か、など、6項目について、生徒の感じ方を引き出すものだった。
のこのこ、後から入室する2人の女生徒、きょろきょろしている生徒、机に伏して寝ている生徒、別な本を出して読んでいる生徒、さらに憤りを感じたのは真ん中の席で、前から2番目の生徒は終始一貫後ろを向き後ろの生徒と大きな声で話し、さらに甲高い声で笑うなど、ここは何処か疑うほどだ。
先生はさすがに「何が可笑しい、ちゃんとやってや!」とはいうものの態度は変わらない。

数人の生徒が聞いていただけの授業だが、最後の先生の「最後、聞いてね!」という言葉も空しかった。

そんな劣悪な授業参観を終え、玄関を出ようとすると、どこからと無く背後で甲高い嬌声が聞こえた。
「ここは動物園か?!」そう思いながら学校を後にした。





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Last updated  2012.11.04 05:32:20 コメントを書く


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