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2012.12.11
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明瞭にして且つ当然の帰結である。一時疑わしいとのことでこのままでは再稼働もあり得るかとの懸念を持ったが、やはり良識は通ったようだ、敦賀原発1号機は1970年5月24日に国内初の商業用沸騰水型軽水炉として運転を開始した42年を経過した古い原発である。原発の場合なし崩しに延命を図ることも控えられるときに活断層が無くてもそろそろ廃炉も考えなければならない原発であった。

運転当初はかなりな反響を呼び、時あたかも大阪万博の開始と伴って、期待に満ちあふれた原子炉であった。当時原発は、資源のない日本にとって科学技術の粋を集めた“夢のエネルギー”と言われ、物珍しさもあって、原発は観光資源としても捉える目もあったという。

しかし、時間が経つにつれ、様々な事故や問題が起きたわけだ。1979年のスリーマイル島原発では大量の放射能が外部に漏れる事故や日本での関電高浜原発2号機では一次冷却材が漏れる事故があり、1986年に現ウクライナのチェルノブイリ原発事故と大事故は続くのである。さらに1995年には高速増殖原型炉「もんじゅ」でナトリウム漏れ事故があった。

そして極めつけは2004年の美浜原発では蒸気噴出事故を起こし、5人の死者と、7人の負傷者を出したのは記憶に新しい。之らの事故は平時の事故であり、天変地異のもたらすものではなかった。
天変地異が絡む事故としては2011年3月11日の福島第1原発爆発事故である。

ここに挙げた事故はかなりセンセーショナルなものばかりで、その間にも一寸した事故は枚挙にいとまがないくらい頻発しているわけだ。
これで、原発は、単なるヒューマンエラーにても起こるし、天変地異(地震や津波など)によっても起こることが確認されているわけだ。

敦賀原発はこの双方の事故の可能性が一段と高まってきたわけで、原発推進者でもおそらく疑問視するであろう事態だ。私の友人にもいたが、国民新党の自見庄三郎などは、「あれだけの事故を起こしたので、その反省もふまえたら技術力の日本では2度と事故など起こりませんよ」と同様な耳を疑う発言をして、満座をしらけさせていたが、こういった輩が居る限りは、原発事故は逆になくならないと思ったわけだ。



原発を止めたからと言ってたちまち放射能から解放されると言うことはなく、廃炉にするには25年は掛かるというやっかいな代物である。
簡単に廃炉にすることもできず、且つ運転を停止してもなお危険がゼロになるわけではないから、どうせなら運転をと言うこれまた馬鹿げた発想をする輩もいるわけで、いつまで経っても原発は危険なのである。

敦賀1号機は2010年に運転を停止する予定であったが、廃炉は5年延期すると決めたばかりである。その時点では、この活断層のことは議論にも乗らなかったというわけで(存在すらチェックポイントになっていなかったのか?)極めていい加減だと言うことである。

廃炉が決まると、原子力城下町はたちまち経済的に疲弊する。その点を以て、原発廃止反対を唱える人もいるようだが、本末転倒と言うべきであろう。
もしここに活断層がないとしたら、各々出力153.8万キロワットの3、4号機を据える計画であった。その引き替えにと言うことで、老朽化した1,2号機の廃炉延期を承知していたのである。

このロジックも又おかしな話で、本来廃炉すべしと決まっていたものを、一寸検査をしたら未だいけそうだとの安易な判断で廃炉を延長しているわけで危険である。これを地元の雇用対策だと言うから、全くふざけた話であり、之をなし崩しと言わずして何というのだろうか。
原発を雇用とリンクして考える思考回路が既に壊れていると言うべきである。

3、4号機を据える計画があった頃からこの原発直下を走る活断層の話が浮上したのである。過信も良いところで、このような危険が内在しているところに良くまぁぬけぬけと原発の増設を思い立ったのであろうか、全く不思議である。

新体制となった原子力規制委員会は、今のところ正常に機能していると評価できるが、当事者の日本原電は、この評価を不服として抗議していると言うから、なおいっそう怖さを感じるのだ。危険をも顧みず、地域民は勿論のこと、日本国民を危機にさらすことを何とも思わない体質になっている原発関係者は猛省をしてもらいたい。





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Last updated  2012.12.12 11:47:35 コメントを書く


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