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2014.06.07
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今日の土曜スクールは生徒6名と極めて少なく、やがて4名になり2名になりとフェードアウトしていった。3年生は修学旅行中のようだ。

***
昨日「イスタンブールの大聖堂」を読み終えた。前にも読んだことがあるかどうか、一寸覚えていないくらいの本だ。と言うのが、この本の著者はNHKの美術講座で講義でされた浅野和生先生の手に依るもので、奇しくも講義が始まる前に買っていた本だ。思えば、講義を受け始めてから、も早6年が経ったのかと感慨深い。

この先生は、全くサイレントな人で、冗談などあまり言わない。古代建築の方が専門に近いとの話だったが、美術を飯の種にして今日まで来たと言う生き方は自分には考えられなかったので、之まで、どんな苦労や悩みがあったのだろうか一寸興味があった。

この本は聖ソフィア大聖堂を中心にモザイク画のことや、当時のビザンチン帝国のことなどに言及した内容で、聖ソフィア大聖堂を通して見た歴史秘史のようなものである。

トルコは、今再び注目の国だが、世界史上も非常な重要な役割を担ってきた。オスマントルコ帝国である。洋の東西を分ける分岐点にあるこの国は、国内に西洋(ヨーロッパ)と東洋(アジア)の両方を有する(属する)国でもある。そしてイスタンブールこそが正にその都市なのだ。

連れ合いは、ここを訪れたことがあるようだが、私はない。私のイスタンブールとの出会いは、映画「トプカピ」だっただろうか。トプカピ宮殿もさることながら、ブルーモスクや、このソフィア大聖堂の外観の優雅さに心を奪われた。周囲のミナレットに囲まれた円形の聖堂の偉容に感動したものだ。

外観は巨大モスクのようだが、元々はキリスト教徒の聖堂として建造されたものにミナレットを追加したというのだから、キリスト教徒、イスラム教の競演と言ったところだ。この辺りのことはスペイン旅行の時にも味わっていた(スペインもイスラム教とキリスト教攻防があった)のだが、イスタンブールも又両宗教がせめぎ合ったところである。



この本は、イスタンブールの大聖堂をモチーフに、モザイク画が何を語るのか、又その背景のビザンチン帝国とは如何なるものだったのか、等を解説している。

キリスト教は、現在は、イコン(十字架や肖像画=聖母子像)等を崇拝することが出来る(と言うかそうする)が偶像を崇拝してはならないとする時代もあり、又その時代が交錯するなど、様々な歴史を経て今日があることを解説している。

イスラム教徒では、一切偶像の崇拝は禁止されているわけで、こういった点でも各宗教間で様々な解釈や意見があるものだと感心する。

書物では、景色はおろか、建造物を見た時の感動はなかなか伝わらない。精一杯想像力(たまにはテレビなどで放映される写真や動画で垣間見る)を働かせるものの、やはり百聞は一見及かずと言うところだろうか。

想像するに、ボスポラス海峡にODA絡みの巨大な吊り橋が2本架かり、その間を船舶が往来するという光景は、我が人生で携わった仕事上の集大成でもあるようで、一度見てみたいものだと思っている。
尚、ここはイスラム教徒が関係しているわけで、之も図らずも我が人生の末期に拘わった人達がイスラム教徒であったことも又何かの因縁であろう。

イスタンブールの大聖堂(アヤソフィア聖堂)は、今は宗教色のない文化財として公開されているようだが、この聖堂と、スルタン・アーメット寺院(通称ブルーモスク)さらには、トプカプ宮殿は、ボスポラス海峡に面した高台に並んで建っていて、前面にコンスタンチンの城壁が張り巡らされている。

攻め入るオスマントルコ軍を、ビザンツ帝国側が、この城壁で凌いだのだ。サイドには金角湾があり、オスマン側はこの小高い丘を、舟を担いで越えたという有名な話がある。どんな地形なのか、どう云った様子だったのだろうか、臨場感を持って感じたいところだ。





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Last updated  2014.06.08 11:22:25 コメントを書く


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