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2018.03.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは上牧駅裏から梶原高架下迄で、帰りは桜井のマンボウを通った。腰の調子はことのほか良かった。東の空には夕日のような真っ赤で大きな太陽が顔を覗かせていた。

孫(弟)の野球の試合を観戦した。今日はショートとキャッチャーを守っていたが、共にそつなく、キャッチャーでは要所を締めていた。所属のブレーブスBは4戦全勝で優勝したのは何よりだった。
姉のホームで、重要な話があるとのことで出掛けたが、5年時限での移動の話は、最悪のケースと云う事で、今日のところは散会となった。

***

モンゴルの西方、人里離れたバヤンゴル渓谷は、エディアカラ紀後期~カンブリア紀の地層が広く分布するところだ。日経新聞のサイエンス版によると、このたび、名古屋大学等の国際チームによって、この地のエディアカラ紀の上部の層から、約5億5000万年前(エディアカラ紀後半)に生息していたと思われる小さな動物が活動して海底に掘ったと見られる多数の、直径数mm~1cm位の巣穴の化石(生物そのものの化石ではなく生痕化石と呼ばれるものだ)が発見された。
何ともこういった所で地道に発掘調査をしている人が居るのだと、何時も感心する。

世界地図で見ると発見場所は大陸のど真ん中に位置しているので、ここがその昔海底であったとが、先ず信じがたい。5億5000万年前はこの周辺が赤道近くの暖かい泥状の海底だった場所なのだそうだ。地殻の変動で、プレートが移動したのであろうが、こうなると、最早現代の常識では計り知れない。

今でも、海岸付近で蟹などが砂を掘って身を潜めていることがあるが、昔も芋虫(ミミズ)のような動物が海底の泥を掘っていたのだろうと云う事だ。想像図が描かれていたが、現在の海底にも想像を絶するような生物がいることから、特に違和感は無い。

この巣穴化石は、地層面(すなわちかつての海底面)では2つの穴があり、海底から下に、少なくとも4cm彫り込まれ、中で繋がる「U字」状の構造を持っている。このことから、巣穴を形成する動物は、左右相称で、筋肉組織の発達した多細胞動物で、一方で摂食を行い、もう一方で排泄を行っていたものと推察されるという。



しかも、このエディアカラ生物群は、5億4000万年前のエディアカラ紀末に大絶滅したことも分かっている。当時の地殻が大変動を起こし、大陸が分裂し始めた時期に当たり、火山などの大規模爆発が頻繁に起こったことも関係しているのかも知れない。

今回の巣穴化石の発見で、従来カンブリア紀に起きたと考えられていた「カンブリア紀の農耕革命」、すなわち動物による活発な巣穴形成と海底のかく乱が、従来考えられていたよりも、少なくとも1000万年以上早い時代(エディアカラ紀)に出現していたことが初めて明らかになった。まぁ、5億5000万年前に対して、1000万年という期間は誤差の範囲と言えるかも知れないが、左右相称動物が従来考えられていたより、前のエディアカラ紀に存在したと言う事になると、結構重要な時代の境目なのだ。尤も、既にエディアカラ紀から出現していたと想像する人はいたが、裏付けになる確たる証拠が無かったと云う事だ。

従来は、カンブリア紀になって、多様な海底の生物が爆発的に出現(カンブリア爆発)し、有名な、三葉虫やアノマロカリスなどが出現したのだ。その結果、海底の堆積物は撹拌され始め、エディアカラ紀に広く海底を覆っていた微生物マットが衰退したと考えられていた。この現象が「カンブリア紀の農耕革命」と呼ばれ、カンブリア紀に入って起きたとされていた。

現在地球上に存在する生命(我々人類を含む脊椎動物など全般)の基本となる形はカンブリア紀に形成されたものがほとんどだとされている。カンブリア紀以前、は謎が多く、化石もほとんど見つかっていないのだ。

カンブリア紀の動物の爆発的出現と多様化は、ダーウィン以来の生物学上の謎なのだが、その時期が早まったと云う事だ。これは、当時のモンゴルが低緯度に位置していたという地理的な理由が関係すると考えられている。

之に関連した記事では、2002年にアメリカのカリフォルニア大学が、当時カンブリア紀の海だったとされる、ウィスコンシン州の山地で、最大で直径1mのクラゲの化石を発見している。

また、2006年には、中国の雲南省の古生代カンブリア紀の地層から、「ベンド生物群」と呼ばれる原始的な生物の一種の化石が、大量絶滅を生き延びて発見されている。また、貴州省では、同時代の地層から、ガラスやオパールと同様の珪酸質に変化したウニなどの仲間と見られる卵化石が発見されている。

日本でも、2008年に、茨城県日立市でカンブリア紀の地層が存在していたことが分かり、日本に於ける最古の地層だとされた。このことから、当時の日本列島は、中国や南極大陸がつながった「ゴンドワナ大陸」の周辺にあり、日立市は火山島だったのではないかとも見られている。

さらに、2017年には、中国雲南省のカンブリア紀の最も初期の地層で、今回の発見に似た、長さ30cmに近い、ミミズのような形をした最古の大型動物の化石が発見されている。当時の中国南部は熱帯であったようだ。

地球の地殻の変動と相まって、生命の誕生がうごめいていたことが知れるものだ。

【古今和歌集】



夕暮れの垣根は山のように見えて欲しい、夜はとても越えられないと人がここに泊まっていってくれるように

(まがき ・・・ 垣根)





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Last updated  2018.03.27 11:15:48
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