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2018.03.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは大阪染工から山崎駅までで、帰りは島本駅を通った。

午後から籠友会(高校のバスケットボールOB会)の総会があるというので出掛けた。会長を若い(といっても我々よりもだが)世代に交代することと、これからの方針を話し合うためだ。
然し乍ら、連絡が徹底していなかったようで、古参のOBで集まった人数は7人と限られていた。
私も、昨日友人に連絡したところ1人は不具合な体を押して参加してくれた。
中に千葉在住の40代の男性が、母親のご機嫌伺いで帰阪するのを利用して参加してくれたのは新鮮だった。

世代が交代し、会が続いていくことを願いながら、茨木駅構内のニューミュンヘンで一杯飲みつつ歓談して、帰宅した。

***

日経新聞にアラブの春が起きて、7年経った今のアラブ諸国の様子を特集していた。
アラブの春と名付けられた中東の民主化運動が起こったのは2010年~2011年に掛けてだった。



さらに、リビアでは強権のカダフィ政権が倒れ、中国もその影響が及ぶのを警戒するまでになった。その他、アルジェリア、イエメン、ヨルダン、オマーン、イラクなどなど、殆ど全ての中東国家はその影響を受けた。中東の盟主サウジアラビアも揺れたが、大きな影響は無かったようだ。

シリアではアサドが強権でデモを押さえ込み、現在も続く内戦に突入し、死者が数万人に及ぶなど泥沼化している。

アラブの春の主役は若者だ。宗教や、国家を越えて、之までの独裁政権を崩壊させていったのだ。然しエジプトではシシがムバラクに取って代わったような振る舞いをしている。内戦にこそならなかったが、貧困や失業などの問題はまだ解決していない。

エジプトとは別の道を採ったチュニジアは、唯一アラブの春を成功させたとみられていたが、若者の失業率は30%台で当時から大きく改善はされてはいない。就職はコネと金、相次ぐ観光客の減少に対して、IMFの援助を求めるために国民に我慢を強いたが反発されて、多数の死傷者が出るデモに繋がった。

サウジアラビアは、政権(王族)への波及を抑えるために、ばらまき政策で国民を慰撫している。ムハマド皇太子による、脱石油の志向は、なかなか思うに任せない。消費税などの導入も計画されていて、国家丸抱えのばらまきにも限界が現れたようだ。

1970年以降のアラブ諸国の人口はうなぎ登りに上昇し50年を待たぬ間に4億人に達している。このうちの30%は若者であり、その30%(40%という記事も)が失業状態と云うから、治安などにも悪影響を及ぼしている。

ISは征倒されたとは云うものの、シナイ半島辺りでは、未だに勢力を有しているという。若者の不満はこうしたテロ組織への供給源になりかねないと云う事だ。

サウジアラビアは今、従来の石油に頼るだけの政策を何とか変えようとしている。従来は働かずして得られる収益(石油)を国民に分配し、ゆりかごから墓場まで、国民の生活の面倒をみることで、参政権などを制限していたのだ。金で国民の意思を買っていたと云うことだ。

サウジアラビアや、エジプトなどの、レント収入(天然資源収入などにより国家が手にする利益)にのみ頼るレンティア国家では、国民の納税負担が軽く、国家からの恩恵で生活ができるため、国民の勤労意欲は育っていない。汚れ仕事や低賃金の作業は皆、外国人労働者に依存している状態だ。

サウダイゼーションという言葉がある。民間企業での、サウジアラビア国民の雇用を奨励するサウジアラビアの国家政策だ。サウダイゼーションを守れない企業は政府案件の契約を受注できないなどの制約(というよりも強制だ)が多い。然し、給料だけを取りに来るようなサウジ人を雇用する企業は存続が危ぶまれるほどで、実行率は極めて低い。

いわば姑息なこう言った政策を採らねば、サウジ人を職に就かせることが出来ず、雇った側は確実に収益が落ちると云った事になる。強制的に外国からの出稼ぎ労働者を排除しようとしたが、現実には、大失敗に終わっている。



また、エジプトではシシ政権が、ムバラク打倒後に、結局同じような強権で国民に対峙している。若者が自由に意見を述べたり、文化活動を行なったりすることなど出来ないのだ。その昔、日本でも映画や言論に統制が掛かったように、今のエジプトでも同じような、言論統制と、弾圧が掛かっているのだ。

アラブの春が中東に何かをもたらすことが期待されたが、現在までは、思うように進んでいない。然し乍ら、若者のエネルギーが、いつかは爆発する時が来るような雰囲気でもある。アラブの春のような流血を伴わない本格的な民主化が中東に訪れるのは、もう少し掛かりそうだ。

【古今和歌集】

397.秋はぎの花をば雨に濡らせども 君をばましてをしとこそ思へ (つらゆき)

秋萩の花を雨に濡らすのも惜しいことだが、それに増して惜しいのはあなたとお別れすることだ。





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Last updated  2018.04.01 18:22:19
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