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2018.06.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は朝から雨だったので、ウォーキングは中止した。地震の後に豪雨の追い打ち、何事もなければ良いが。
今日予定されていた、七草の会ゴルフコンペは地震と雨の影響を考慮して予め中止を決めていた。地震からの復活も徐々に成されているようだ。

***

北海道芦別市の蝦夷層群羽幌川層でティラノサウルス類(の可能性が高い)の化石が発掘された。獣脚類の尾椎骨(尻尾の骨)の可能性が高い化石とのことだ。化石の長さはたった9cmで高さは6cmで、円柱形をしている。模式図に想像の部位が示されていたが、之でよく解るものだ。この化石は、2016年に見つかったもので、解析までに2年掛かったと云う事だろうか。

ティラノサウルスと云えば、最長体長は15mにもなる大型肉食恐竜と認識していたが、今回発見されたのは形状やCTスキャンによる内部構造を分析した結果、体長が推定6m程度の中型恐竜とのことだ。それにしてもたった10cmほどの骨でそこまで分かるとはたいしたものだ。

研究報告に寄れば、似たような獣脚類の化石と比較して「椎体の腹側に血道弓(尾椎の下で動脈を保護する役割の骨)の関節面があり、椎体の両側面の背側には横突起の基部が残っていることから,本標本は尾椎骨の椎体であり、尾の中間付近の椎体であると同定しました。CT データによると,海綿骨の密度と皮質骨の厚さ、骨梁の太さから、陸に棲む脊椎動物の椎体であると考えられました。また、この椎体内部の大きな空洞や椎体が糸巻状であることから、本標本は恐竜類獣脚類と呼ばれる分類群のものであると同定しました。」と説明されている。

発掘したのは奈良県の愛好家の男性で8980万~8630万年前の白亜紀後期のものだ。(10万年単位での表現は珍しい)この中型恐竜は新種というわけではなく、大きくなる途上の段階だとのことだ。今回化石が発見された白亜紀後期のコニアシアン海成層(厚さ50cm 程の砂岩層で、堆積物が海洋底に堆積してできた地層)は、世界的にティラノサウルス類の化石記録が限られている。この時代は、当初小型だったティラノサウルス類が巨大化していく空白の時代であり、恐竜は白亜紀後期に大型化したとされている。巨大化のメカニズムを解明する上で重要な資料だと位置づけている。

白亜紀後期のティラノサウルス類の化石は福島、長崎、熊本各県でも見つかっている。福島県のものと今回の化石は海底に堆積してできた地層から見つかっており、当時海岸線近くに生息していた可能性も考えられるという。

この年代の地層からはティラノサウルス類の化石の出土が世界的に限られており、国内では福島県広野町で1986年に見つかった化石に続き2例目という。


ティラノサウルスがどんな経緯で大型化したのかが明らかにされる1つの手がかりと云ったところだ。

去年の新聞記事に超巨大恐竜はなぜ急成長したのかについて書かれていたので読み返してみた。
恐竜で代表格と云えば、本稿のティラノサウルスを始め、頭に3本の角を持つサイのようなトリケラトプス、背中に骨の板を多数持つステゴサウルスまた最長の恐竜トゥリアサウルス・リオデベンシスなど草食のスーパーサウルスの仲間達がいる。

かれらは、地球に現れた最大の陸上動物といわれる。多くの種類が体長20m、体重10tonを超え、中には約40m、80tonに成長したと推定される化石も見つかっている。なぜ、ここまで巨大になったのかは、成長が早い特殊な骨のでき方など、複数の特徴を併せ持ったからだとのことだ。

巨大な竜脚類も生まれたときはとても小さい。これまでに見つかった卵の化石は最大で長さ30cmとダチョウの卵の3倍ほどだ。ふ化した直後は体長50cmで体重も10kgキログラム未満だったというから人間よりは大きいもののそれほど巨大ではない。しかし、その後は急成長し、ピークのころは1日に10kg以上増え、死ぬまで成長し続けたとみられる。

急激な成長を可能にしたのは骨のでき方だという。最初は空洞のあるすかすかな骨で大まかな枠組みを素早く作り、その後に隙間を緻密な骨が埋めて丈夫な骨に仕上げていくという仕組みだったようだ。化石をスライスして調べると、結晶の方向がばらばらな骨の層と結晶の向きがそろった密な骨の層とがあることが分かるのだ。

生涯に亘って、1年を通じ同様にこう言った骨の製造を続けるのだから、成長が止まらなかったのだとの説明だ。

更に呼吸の仕方も成長を加速する仕組みになっている。竜脚類の肺には、ポンプの役目を果たす「気のう」と呼ぶ袋がついていた。動物が生きるには酸素が欠かせず、巨大になるほど大量に必要になる。

哺乳類や爬虫類は息を吸って肺に空気を送り、血液に酸素を送り込む。そして老廃物を含んだ空気を吐く。吸うときと吐くときの空気の通り道が同じなので、吸った空気と吐く空気が混ざる。これに対し、竜脚類は息を吸うときには気のうに空気をため込みながら、肺にも空気を送る。吐くときには、2つの気のうをしぼませて、蓄えた空気を肺に送る。息を吸うときも吐くときも肺には新鮮な空気が送られるため、酸素を効率的に体内に取り込めることになる。

この仕組みは現在の鳥類に受け継がれている。渡り鳥が長距離を飛び続けられるのは気のうの働きによって酸素を取り込む能力が高いためだ。また、餌を食べるときも丸呑みするので、口に入れた枝や葉をすりつぶす筋肉が要らず、頭が小さくて済む。その結果、長い首を持つことができてかなり高いところの植物をも取り込めるようになったというわけだ。

福井の恐竜博物館にそれを模した長い首の恐竜の模型がセットしてある。


【古今和歌集】

468.花のなか目にあくやとてわけゆけば 心ぞともにちりぬべらなる (僧正聖宝)

花の中に見飽きるかと思って入ってゆけば、逆に心が花に引き寄せられて、共に散ってしまいそうな心地がする

(「はなのナカ メにあくやとて」と眺めを詠み込んでいる)





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Last updated  2018.06.21 14:44:04
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