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2018.06.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは大阪染工から山崎駅までで、帰りは島本駅を通った。

***

エネルギー日本の選択という連載記事が5回あり今日で終了だ。
初日は、原発の扱いについてだ。エネルギー基本計画については、先頃推奨案は述べられているが、未だに閣議決定すらしていない。

安倍内閣の不作為は、徹底している。くさい物には蓋というか、近づこうとさえしないのだ。官僚に任せておいては、通り一遍の所謂優等生的な答えしか出し得ないし、まして、昨今の財務省に代表されるように時の権力に阿る(忖度)ことしかしないので、国家百年の計を官僚に任せるのは無理がある。

そこで偉大な政治家の登場が待たれるのだが、美辞麗句が先行し、言葉巧みに修辞的に話すことは出来ても実の伴わない安倍首相では如何ともなりがたいと言う事だろう。と言う事は書いていないが、結果は、政治主導で、何ら決められていない上に原子力に対する深い考察すら成されていないというのが現状のようだ。

「膿を出し切る」といいながら、ぐにゃり、ぐにゃりとかわす安倍答弁に見られるように、原発について議論を集中していくと、安全の問題とコストの問題が浮上し、俎上に乗せて議論すれば、結論は何やら多くの問題が見えているからであろう。

先ず現在のエネルギー基本計画の案によると2030年のエネルギーミックス(電源構成)は原子力22~20%、石炭26%、LNGと石油が30%そして再生エネルギーは22~24%としている。
之に一言感想をいえば、あの石炭がまだそれほど残るのか、とか、あれほど再生エネルギーを奨励しているのに結果は意外に伸びていないとか、原子力をまだ残すのかと云ったところだ。



原発推進派は、原発を使用し続けるなら新設や立て替えが必要としているが、政府ははっきりとは言わないのだ。「安倍政権はエネルギー問題(おそらく原発のことだが)でリスクを取らない」としているが、まさに首相への忖度だろう。森・加計同様身を縮めていればやがて通り過ぎると思っているのだろう。恐ろしく身勝手な政権だ。

原発は安全と云っても絵空事になるし、之まで原発を推進してきた根拠の発電コストも原発の廃炉などを考えると決して安くなく、最近の世界通念では、原発は1kw時当たり約16円となっているが、再生エネルギーは約5円と大幅に安くなっているとのことだ。

再生エネルギーをもっと発展させるなどと標榜しながら、実は原発の再稼働に極度の期待をしていたので再生エネルギーまでは本気で手を回さなかったというところだろう。再生エネルギーの開発により力点を移すのならもう少しやり方があっただろう。要するに安倍は自分が言うほどリーダーシップがあるわけでは無いと云う事だ。

2日目はドイツが再生エネルギー発電で全必要電力を賄ったという話だ。やれば出来るの良い手本だ。ドイツはいち早く原発ゼロを宣言したので、再生エネルギーなどに真剣に注力した結果だろう。本気で取り組んだ好例だ。ヨーロッパ各国間の電力融通のシステムもよくオーガナイズされているようだ。

日本は立地が悪く風力発電には向かないとか、天候が悪いと太陽光の発電が出来ないとか、言い訳ばかりは並べ立てるが、本気度が無いと云う事だ。風力なら海洋に進出すれば良いだろうし、蓄電装置に頭を捻ったら、太陽光発電の蓄電も可能だろう。東西日本で周波数が異なるというのもネックだが互いの電力を融通する何か他の案があるはずだ。

退路を断てとまでは云わないが、原発に未練を残さず、新しいエネルギー開発に真剣に取り組めば、自ずと道が開けるはずだ。

3日目は、核廃棄の処理問題だ。トイレのないマンションの問題と言われたが、その後何の進展も無い。政府は、原発が円滑に動いたら、燃焼で出てくる使用済み核燃料を再処理して(プルサーマル)再利用、資源の無い日本では理想的と、一時やんやの注目を集めたが、福島事故以来ぱたりとその流れが変わった。再処理施設の「もんじゅ」も働かないまま廃炉となり、溜まったプルトニウムにアメリカがクレームを付けるといったありさまだ。

再稼働が進まず溜まったプルトニウムは、約47トン、原子爆弾約6000発に相当するという。再利用できないから直接廃棄しようにも、具体的な捨て場(ゴミ処理場)がないというのだ。これも何とかなる的発想の安倍政権ならではの不作為だ。

4日目は石炭火力の縮小問題だ。原発の代替で暗に移行可能と考えていた石炭発電も、パリ協定後は、敵のようにCO2排出が多いことを指摘されて、軒並みに計画が廃止乃至縮小されている。

ヨーロッパでは早くから石炭発電廃止の方向を打ち出しているが、日本はここでも遅れている。石炭の埋蔵量は、153年分で、石油51年、LNG53年よりも多く、発電コストも3者の中では最も安いとされてきた。こういった事で石炭火力発電所に安易に執着したのが日本と云う事になりここでも無思慮展望の無さが透けて見える。

排出するCO2を抑える技術もだが、地下貯留の考え方もある。然しこれは之でコストが掛かるとなり、原発同様切り口を狭めるだけではトータルの発電コストを語れないと云う事になる。



もし、之を自由にすれば、発電容量が6割も増加する地域もあるという。このことで上下分離(発電と送電の分社)が言われるが、日本はやっと2020年からそのような動きが始まる。しかし、資本は同じだから抜本的でない。

最後に日本の体制の旧態依然たるところが述べられている、お役人の蔓延る故だ。中国は太陽光を5年で36倍にしたとか、彼の旧体制だったサウジでさえ、積極的に再生エネルギー導入に動いているのだ。

日本には、民主的で先の展望の利く為政者は出てこないのだろうか。

【古今和歌集】

470.音にのみきくのしら露 夜はおきて昼は思ひにあへずけぬべし (素性法師)



(あへず ・・・ 持ちこたえられずに、「音に聞く」・・・「噂に聞く」)





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Last updated  2018.06.23 12:53:29
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