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2018.08.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは高浜堤から上牧堤迄で、帰りはシャルマンを通った、今日は歩幅が広かったのか、追加でマンボウを超えて、調整歩きをした。
昼食で桃谷楼迄出掛けた。

***

韓国の高速鉄道(KTX)のソウルと仁川国際空港を結ぶ路線が9月に、開業からわずか4年で廃止となるようだ。
原因は、乗車率の低さだという。空港利用者を当て込んだ路線だが、既に運行されている高速バスから乗客を奪うことにはならず、競争に敗れた形だ。見透しの甘さが露呈した形だ。
韓国鉄道公社が運営するKTX全体の乗客数も2017年に前年割れとなっていて、平昌冬季五輪に合わせて直前に新設した路線も順調では無いという。

2010年に政府肝いりで、全国に高速鉄道綱を拡大する構想が発表され、2020年までをメドに主要都市間を最高時速200km/h超で走行できる路線で結び、全国土の95%の駅を2時間台で移動できるようにするというものだった。

投資額は約100兆ウォン(約7兆円)。政府は構想が実現すれば地域経済の生産を年間90兆ウォン(約6兆4000億円)押し上げる効果があると見積もっていた。そういった全体構想の下に建設が進められ、2004年にソウルと釜山を最高速度300km/hで結ぶ路線が開通した。2010年秋には、韓国南東部の東大邱から、新慶州、蔚山を経由して釜山に達する専用軌道延長工事も完成した。

ソウル-釜山間が最短で2時間18分となり、KTX開通前に比べて半分以下に短縮した。


之に呼応して、在来線の直線化工事などを進め、主要都市を結ぶ路線の最高速度を段階的に230~250km/hに引き上げられている。そして、ソウルから仁川国際空港にもKTXを運行する計画が進められていた。

当時の韓国政府の見通しとしては、この高速鉄道(KTX)がもたらす経済効果は、延べ230万人の雇用創出と、1日あたりの鉄道利用客が2025年に77万人と2007年比の約2・5倍の増加を見越していた。さらに、モーダルシフトで、温暖化ガスの削減を後押しする効果も高いと目論んでいた。

最初は、順調に計画が進められていたが、2011年には高速鉄道(KTX)で故障が相次いだ。折も折、2011年7月23日に中国浙江省温州で起きた高速鉄道事故は、韓国でも大きな話題となったようだ。
政府は、この機に海外への輸出を目論んでいただけに一抹の不安が、起こったのも確かだ。

本当にKTXは大丈夫なのかという声も聞かれたようだ。政府は、中国の事故のようなことは絶対に起こらないとしながら、自国のKTXの安全性について聞かれると、とたんに歯切れが悪くなったとのことだ。

というのも、中国での惨事の直前に、KTXの故障や事故が相次いでいたからだ。
2011年2月、ソウル近郊のトンネル内で、走行中の10両編成のKTXのうち6両が脱線するという大型事故が起きた。幸い死傷者は出なかったが、一歩間違えば大惨事になる脱線事故だった。
この事故は、安全や運行管理を完全外注化し、作業員が、要所のナットを締め忘れた事による事故だった。また、安全確認よりも定時運行を優先したことが背景にある。

又韓国鉄道の公社化に伴い全労働者の15%を超える5115人を削減する人員整理が行われたこともその原因の1つに数えられている。

続いて、2011年5月10日には京畿道を走行中のKTXの温度監視装置から異常を示す信号が出て、調査の結果、重さ数百kgの減速機が脱落寸前の状態で発見されたのを皮切りに、7月1日にはソウル郊外の駅に到着しようとしたKTXの歯車部分から煙が出て列車が遅れる故障もあった。

また、2011年7月15日に原因不明の煙が発生し、1時間近く発車が遅れるトラブルが発生したほか、17日には慶尚北道のトンネル内でKTXのモーターが故障し1時間以上停車して立ち往生したり、空調の異常等が続発したりした。何と、立て続けに36件の事故や故障が集中的に起きたのだ。



高速鉄道を政権(李明博)の輸出拡大戦略の柱としていただけに、車両や運営に根本的な欠陥があるのではないかとの声も出始め安全性への疑問が急にわき上がったという所だ。

KTXはフランス、アルストム社のTGVの技術を導入して2004年に開業した。しかし、故障の多くは韓国が国産化技術として開発し、2010年に投入した新型車両「KTX山川(サンチョン)」に集中していたのだ。自国の技術の高さを披露し、輸出を有利にと、「国産技術車両」である「KTX山川」を投入したのだが、裏目に出たという所だ。

この事故で、ブラジル高速鉄道入札延期が続き、受注活動に影響が出ていた。

鉄道車両については、「基本的な技術力も不足しているのに、国産技術開発にこだわるばかりで、構造的な品質問題を抱えている」との指摘もある。

こう言った様々な事故を起こしてKTXだが、釜山-仁川国際空港間では、運営面でも誤ったようだ。仁川国際空港を利用する旅客数は、増加しているのだが、釜山からのKTXの利用者は、ソウルを回り込んで、仁川国際空港に行くことはせず、ソウル手前の光明駅で、高速バスに乗り換えるという選択肢を選んだという。



この、ソウル-仁川間の鉄道は、もう1つ平昌冬季五輪会場に直結するとの謳い文句で着工されたようだ。ここに来て、平昌冬季五輪が終わった今、その路線も利用客が格段に減っていて、全ての読みが当たらなかったわけだ。

お粗末ながら、政治的思惑も国民の利便性などに対する感覚には勝てないと云う事だ。

インフラへの投資は、金額も高額になる故に、事前の評価は、慎重であらねばならないと言うことだ。韓国はKTXを輸出して、柱にしたいとの思惑だったようだが、技術面の未熟さと、鉄道運営に関する見透しの脆弱さを露呈することになってしまったわけだ。

【古今和歌集】

520.こむ世にもはやなりななん めの前につれなき人を昔と思はん (よみ人しらず)

もう早く来世になってしまってほしい、そうすれば今こうして思っている冷たい人も、昔のものと思うことができるのに

(こむ世:来む世・・・来世)





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Last updated  2018.08.22 18:14:23
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