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2018.09.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄で折りかえした。
久しぶりに銀行から松坂屋、イオンと回った。
今夜は中秋の名月だが、生憎曇って見えなかった。連れ合いは、雲の合間に少し見たようだ。

***

身体の免疫力を利用してがんを攻撃する療法があるという。「CAR―T療法」というのだそうだ。多くの研究所で、こんな研究をしている。慶応義塾大学と第一三共、東京大学などもそうだ。
「CAR―T療法」というのは、がんを攻撃する「T細胞」と呼ぶ免疫細胞を患者から取り出し遺伝子を加えて攻撃力を高めた「キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)」にし、体内に戻してがんを叩く治療法だ。
すでに白血病などの血液がんでは、高い効果が確認されているという。

しかし、従来のCAR-T療法では、がん細胞が免疫細胞の攻撃で大半がいったん死滅しても、1~2年以内に再び増えることがあるのだそうで、これは、がん細胞を攻撃するために投与された免疫細胞が疲弊するためと考えられている。このように、がん細胞は免疫細胞が疲弊すると再び増えてがんが再発する。
下世話に5年持てば等というのは、こう言った免疫細胞に持続があるときのことを言うのだろう。



慶応義塾大学と第一三共は体内で疲弊した免疫細胞の攻撃力を高める(免疫細胞を活性化する)技術を開発したし、東京大学やカナダ・トロント大学はがんを倒す細胞の寿命を延ばし、増えやすくする技術を開発した。
免疫細胞に遺伝子や遺伝子の一部を計3種類導入して、寿命を長くして増殖能力の高い細胞に改良した。がん由来のたんぱく質を認識して、細胞が活発に働く。

こう言った開発が低いコストで、治療効果が持続出来るようになるようだ。また、肺がんや大腸がん(血液のがんに対して固形がんと称されている)などの再発予防にも役立つ可能性があるとしている。

こう言った記事を見ると、勇気づけられる人も多いだろうし、何となくがんをやっつけられるような気がしてくる。

具体的には、患者から取り出した免疫細胞に細胞の増殖を促す線維芽細胞を加え、遺伝子や遺伝子の一部を計3種類導入して、寿命を長くし、増殖能力の高い細胞に改良して共に培養すると云った改良を加える。その結果、がん由来のたんぱく質を認識して、細胞が活発に働く事を確認した。
このように人の白血病のがん細胞を入れたマウスに、この免疫細胞を入れると、従来は、12週間後までに8割以上のマウスが死んでいたが全て生き残って白血病の細胞が消えた。この時、疲弊した免疫細胞は3週間で全滅していた。この点を改良して、持続させようとするものだ。

5年以内の臨床試験(治験)や臨床研究の開始を目指す。ここに来て、矢張りまだ5年も先のことかと、遠い気がするが、それでも徐々に進んでいる事は確かのようだ。
白血病だけではなく、今後は固形がんも治療できるように免疫細胞を改良して実用化を目指すとのことだ。
従来のCAR-T療法は非常に高額な治療費がかかったようだ。アメリカでは、薬の投与1回で何と約5000万円かかるとのことだ。勿論効果が出た場合のようだが、それにしても一般の人間にはとても手が出せない金額であり、このままでは、普及はあたわないであろう。

この点でも、今回の治療法に依れば、治療効果が持続しやすくなり、コスト低減につながる可能性があるというのだ。ますますの技術研鑽に力を入れて貰って、一般にも適用できるがん治療にして貰いたいものだ。

これから先は、がんについての記事の拾い読みだ。

ウイルスが原因の血液のがん、成人T細胞白血病(ATL)の患者426人から採取したがん細胞のゲノム(全遺伝情報)を分析した結果、少なくとも50個の遺伝子に異常が生じていること(T細胞のがん化)が京都大などのチームが発見した。患者1人当たり8~9個の遺伝子に異常があった。

之で、遺伝子異常の全体像をほぼ解明できたとされて、発症の仕組みの解明や新たな治療薬の開発が期待されていた。ATLは「T細胞」に、遺伝子の異常が蓄積して数十年後に発症するとされるものだ。

2016年1月
国立がん研究センターが、弱毒化した細菌を免疫療法に使う抗体とともに投与することで、キラーT細胞の攻撃にブレーキをかける「PD-L1」というたんぱく質をその抗体を使って無力化した。そこで、増えたキラーT細胞が効率的にがんを攻撃し、がんを死滅させるという手法を開発した。これもマウスの実験だ。

2016年2月

この方法も、免疫細胞の一種であるT細胞を健康な人の血液から取り出し、がん細胞を識別するための情報が組み込まれた遺伝子を導入して、体内に戻すと、遺伝子が改変されたT細胞はがん細胞の表面に現れるたんぱく質に密着してがんを攻撃するという。このことで、がんを移植されたマウスは、通常100日もたたずに死んでしまうが、注射されたマウスは最長で約200日生き続けたとのことだ。
之くらいのオーダーでは、実用化にはほど遠いが、新しいがん治療法として5~10年後の臨床応用を目指すとのことだ。

2016年10月
大阪大学では、「センダイウイルス」というウイルスの一部を体内に投与し、それを別の免疫細胞がウイルスを病原体と誤認して、T細胞に伝えることで、免疫細胞「T細胞」はがん細胞への攻撃も激しくなりの異物を排除する力を高めた。
このことで、免疫チェックポイント阻害剤「抗PD-L抗体」だけを使うより効果が増し、悪性黒色腫のマウスで実験し、がんの大きさは移植30日後で3分の1以下になった。

また、慶応大学ではがん細胞を守るように働く「制御性T細胞」の動きを高脂血症薬「スタチン」で抑えるというものだ。「制御性T細胞」は免疫が過剰に働いて自分自身の細胞を傷つけないようにブレーキをかける役割をしているが、その働きを操作してがん治療に生かそうとするものだ。

免疫チェックポイント阻害剤は、がんが体内の免疫細胞からの攻撃を避ける仕組みを邪魔し、免疫力でがんを攻撃する作用があり、小野薬品などが皮膚がんの一種の悪性黒色腫など向けに販売する「オブジーボ」が代表格だ。

この薬は免疫細胞表面にあり免疫の働きを調整する役割の物質「PD-Lと結合して、がん細胞が免疫細胞にブレーキをかけるのを阻害する。

こうした免疫チェックポイント阻害剤を組み各わせる療法は、高価な抗体などを使わない安価な方法との併用で治療全体の費用を抑制できる。

【古今和歌集】

554.いとせめて恋しき時は むばたまの夜の衣をかへしてぞきる (小野小町)

とても切実に、もう耐え切れないほど恋しい時には、「夜の衣」を裏返して着て寝ます

(せめて ・・・ 切実に、むばたまの ・・・ 夜の枕詞)
万葉の時代は、袖を裏返して寝ると、相手が自分の夢にではなく、自分が相手の夢の中に出るという俗信があったとかいう。





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Last updated  2018.09.26 14:57:50
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