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2018.12.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは大阪染工から宝寺踏切までで、帰りは島本駅を通った。
9時半から島本町ミニマラソンが始まった。連れ合いと見に出掛けたが、孫が走るのは午後からだと云う事で、出直した。経路を辿ると、3箇所で走る姿がチェックできそうで、そこに陣取って、観戦した。

最後の方で余裕を見せて笑いながら走り抜ける姿まで確認できた。

***

フィナンシャル・タイムズによると中国の一帯一路の一環であるアフリカへの鉄道投資の様子がおかしくなっているようだ。

1件は、紅海に面したジブチと内陸のエチオピアを結ぶ鉄道で、もう1件は、ケニアのモンバサ港と首都ナイロビを結ぶ鉄道だ。
この2件の東アフリカでの大型鉄道建設プロジェクトは中国主導の鳴り物入で、1年半前に開通したものの、実際の運営が回らなくなっているようだ。

アフリカ初の国境をまたぐ完全電化鉄道であるジブチ―アディスアベバ線(総工費45億ドル)は財務、運営上の問題が浮上している一方、ナイロビーモンバサ間のケニア線(同32億ドル)は赤字で、スキャンダルに見舞われ批判が高まっている。

中国がアフリカへの足がかりとして、20年前から投資を続けてきた案件だが、ここに来て見直しを迫られることになるようだ。対象のアフリカ各国の事情を脇に置いて、中国の権益にのみ目を注いできたツケが出てきている。



今回の鉄道も100年ほど前の轍を踏んでいるとの指摘がなされ始めている。中国政府がその強引さを批判されているだけに留まらず、中国のスポンサー企業も損失を被っている。中国国営保険会社の中国輸出信用保険は、ジブチ―アディスアベバ線で10億ドルの損失を出している。見通しが甘かったと云うしかないが、エチオピアの支払い能力が低下したこともその要因だ。

エチオピアは中国との返済条件を再交渉し、40億ドルの鉄道建設融資の返済期間を10年から30年に延長した。

一方、ケニアでは、1963年の独立以来最大のインフラプロジェクトであるモンバサ―ナイロビ線に対する問題は汚職がらみのものだ。先月、中国路橋工程で働く中国人3人が鉄道から1日当たり1万ドルの売り上げを掠めとっているとの疑惑が持たれ批判が高まっている。

この発券詐欺疑惑の捜査に当たる地元の役人に賄賂を贈ろうとしたとして3人は逮捕されている。

中国はアフリカに於けるインフラ整備で主導権を持ちつつプロジェクトを遂行しているが、汚職の横行や不完全なフィージビリティースタディーに基づく性急なプロジェクト遂行で、計画のずさんさが浮き彫りになっている。

汚職撲滅に取り組むケニア人活動家によれば、この路線は、貨物輸送をトラックから鉄道へ移すことで、並行している高速道路の渋滞を減らす目標を掲げられていたが、実際にはそれが達成されていない。

高速道路はかつてないほど渋滞しており、アメリカの建設会社ベクテルが同じルート沿いに総工費30億ドルの道路を建設する計画を立てているほどだと言う。
中国は更なる路線延長で、ウガンダ国境へ向かう路線を計画していたが、ここに至って、見直しを迫られている。

ここに来て、従来中国が採ってきた手法が行き詰まっていることが明白になっている。中国は長年、アフリカでインフラ整備を優先し、1980年代からの中国自身が急激な発展をしてきた事をアフリカでも踏襲しようとしたのだ。

西側諸国は長年かけて、アフリカの発展の原動力として統治と制度機構づくりを重視してきたのに対し、中国は性急に市場化と工業化を進めることに重点を置いた大型プロジェクトを提唱してきた。これに対し、アフリカ各国も中国の誘いに応じて道路や橋、空港、発電所を建設してきた。

しかし、中国自体でもそうだったように、一部のプロジェクトは無用の長物だったことが分かる一方、建設資金をまかなうために使われた当初の融資を返済できるだけの収益を生み出せないプロジェクトもある事が明らかになった。



また、エチオピアからジブチ港を結ぶ鉄道敷設は、エチオピアがエリトリアと交戦状態にあったことが背景にあったが、7月に戦争状態を終結する和平合意に調印したことで、この鉄道の必要性はかなり減少したのだ。和平によってエチオピアはエリトリアのアッサブ港とマッサワ港を利用できるようになるからだ。

エチオピアの工業自由貿易特区と輸出市場向けの大規模農業プロジェクトとを結ぶ鉄道は長期的には経済合理性があると言うものの現段階では、鉄道は完全には稼働しておらず、中国の思惑外れと云う事が云えそうだ。これは中国側の問題と云うよりは、借りたお金を返済しなければならないケニアにとって、大きな負担になることが問題なのだ。

スリランカでは中国の貸し付け後に返済が行き詰まり、港の運営権を99年にわたり中国に譲渡した。こういった中国による「債務のわな」がこのジプチにも起きていて、既に港は中国海軍の海軍拠点を提供することになっている。むしろ中国としては、こういった事態を読んでいて、甘いフィージビリティースタディーの下にプロジェクトを進めていたのではないかとの懸念まで持ってしまう。

地図を見ると、明らかなように、ジプチ港は紅海へのアクセスの喉元になるわけで、あたかもマラッカ海峡に於けるシンガポールの位置に等しいのだ。

中国のアフリカ経済支援はすでに、合計1850億ドル(約20兆3500億円)に達しており、国内でも批判の対象になっている。これに対し、習近平は「アフリカ諸国を支援するために必要な資金だ。無駄に使うのではない。ましてや、中国が見栄を張るためではない」などと述べているが、真意は案外先に述べたことにあるのではないかとも思える。



このほかにも、中国は大西洋のアンゴラと隣国コンゴ民主共和国をつなぐ「ベンゲラ鉄道」(全長1344km)の補修も行っていて、かつて1970年代に中国が建設したタンザニア―ザンビアをつなぐ「タンザン鉄道」(全長1860km)と連結して、アフリカの西海岸から東海岸まで1つの線路で結ぶことも着々と進められている。

中国の一帯一路とその綻びが少しずつ目に付きだしている。

【古今和歌集】

611.わが恋はゆくへも知らずはてもなし あふを限りと思ふばかりぞ (みつね)

この恋は、どこへ向かうともわからず、その果てもわからない、ただ、逢うことを終着点と信じるばがりだ

(行方も知らず・・・成就するか不成功に終わるか分らない、果てもなし・・・終わりもない)





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Last updated  2018.12.11 15:56:58
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