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2019.07.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下迄歩き、帰りはシャルマンを通った。

中学校の1学期の土曜スクールも最終日だ。試験前と違ってのんびりしたムードだった。今日も曇り気味なので、ゴルフの女子ステップアップの観戦には行かなかった。
姫の婿さんと昼食を食べに出掛けたが、姫は今日も忙しそうで、帰ってきたのは夜中遅くだったようだ。私は寝ていた。

***

トルコにロシア製ミサイル「S400」の搬入が開始された。搬入されたミサイルはロシア製の最新式地対空ミサイルS400だ。

西側諸国の集団的軍事機構である北大西洋条約機構(NATO)の加盟国トルコによるロシア製ハイテク兵器の導入という、本来なら一寸考えにくいことが起こっている。
敵対する国からの兵器の購入と云う事になるからだ。云うまでも無く、アメリカとロシアは敵対関係にあるわけで、トルコは、NATOに加盟している以上はアメリカ寄りと考えるのが至当だからだ。

従って、トルコがロシアから買物し、しかも兵器をとなると、いささか奇異な感じがする。トランプはエルドアンとの首脳会談で当初この件に一定の理解を示したということだ。然し乍ら同時に経済制裁も検討しているとのことで、この先どう展開するか注目に値する。

10日前に搬入が予定されていたもので、予定通りの行動だが、エルドアンはなかなかやる者だという印象だ。首都アンカラ近くの空軍基地に最初の部品がロシア機で到着した。同時にロシアの技術者も到着して、組み立てや発射訓練などが行われる見通しだ。早ければ、2019年内に運用が始まるとのことだ。



また、アメリカが始めていたトルコ軍のパイロットへの訓練の中止や、米軍のトルコ軍事企業への関与や、取引を禁じる方向だ。さらに制裁も検討している。

ロシアの兵器購入の背景は、トルコが隣国シリアとの国境地帯の防衛に供するためにミサイル防衛システムを導入する計画から始まった。当初は、アメリカのシステム「Pac-3パトリオット」を導入する計画であったが、購入条件でアメリカと折り合わなかったようだ。

商売人トランプの意向に沿わず、また条件が合わなかった故に、ロシア製の最新版を買うという方向に転じたようだ。日本の安倍なら、有無を言わさず、もみ手で購入するのだろうが、オスマントルコの末裔のエルドアンは、それほど柔では無いと言う事らしい。

ロシアとトルコと云えば永年に亘って露土戦争を展開してきた間柄だ。とても常識では考えられないことだという感覚なのだが、そんなこととは別次元なのであろうか。

ロシアからのS400の購入に当たっては2017年に合意をしており、計4基とその運用、技術支援を込みで、総額約2700億円で契約成立をしている。之には、今後10年の機能更新が含まれているとのことだ。

何故、パトリオットでなくS400なのかだが、パトリオットの射程距離が170kmなのに対し、S400は400kmと倍以上の性能だ。また、S400は、パトリオットにはできない、垂直発射が可能で、ミサイルの不得手な低空で侵入してくる360度方向の敵機を迎撃できる点にある。また、パトリオットのように、敵機の飛来方向へランチャーを向ける必要がなく、チューブランチャーによって射出してから空中で個体ロケットモーターに点火するので、発射基地が火災になる心配がないなど、数多くの差別的機能を有しているのだ。

更にS400はパトリオットの値段の半額程度だという。

こうした比較をしてみると、兵器としての機能は遙かにS400が勝っているようで、トルコの選択も、又むべなるかなと云う気がする。何を想定した武器なのかと云う事だが、トルコの場合は、シリアとの国境警備としているために、一定の理解は得られるという思惑だろう。

性能の優れた方を買うというのは、自然の成り行きだが、事が兵器になると、そうも行かないと云う事になるわけだ。然しエルドアンは、自国の防衛を考える上で、S400に軍配を上げたのだから、ある意味では、筋が通っているわけだ。正に主権の為なのだ。

プーチンはこのS400を中東やアジアを中心に売り込みを掛けており、既に中国は之を配備し、更にはインド、サウジアラビア、イラクなども導入を検討中だ。

プーチンの狙いは、アメリカとの同盟国に之を売り込むことで、アメリカに揺さぶりを掛ける事も又目的の1つとしている。今回トルコが導入したことで、現在検討中とされるこれらの国々も、導入に向けて動き出すのではないかとみられている。



アメリカが表立って心配しているのは、トルコがF35ステルス戦闘機とS400と同時に運用すれば、F35の機密データがロシア側に漏れる事を懸念しているのだ。最新鋭ステルス戦闘機「F35」の機密情報や技術がトルコを通じてロシアに流出するという懸念は、確かに可能性としてはあるが、エルドアンもそこまでお人好しではないだろう。

アメリカはトルコがS400を導入するなら、トルコをF35の多国間共同開発から外すと警告すると共に、「敵対者に対する制裁措置法」を発動してトルコへの経済制裁も示唆している。何となく、アメリカの言い分はごり押しのような気がするが、如何なものだろうか。

この件では、トランプよりもエルドアンの方が、より商売上手と云う事かも知れない。アメリカは既にトルコにF35を売らない決定をしているようだが、商売人トランプとしては面子が立たないという思いもあるのではないだろうか。

ビッグディールを求め続けているトランプだが、見劣りのする商品を以て商売することは難しいことは承知しているはずだ。

トルコは、対シリアとの対戦で、アメリカと巧くいかなかった事もあり、以来ロシアとの協力関係を深めている。また、トルコは2016年のクーデター未遂事件に関連して、関与したとして、米亡命中のグレン師を引き渡すように求め、アメリカはトルコで拘束中の米国人牧師アンドルー・ブランソン氏の解放を求めるなど互いに不信感が高まっていた背景もある。



【古今和歌集】

800.今はとて君がかれなば 我がやどの花をばひとり見てやしのばん (よみ人しらず)

もう二人の仲は終わりとして、あなたが来なくなったなら、庭の花を一人見てあなたを偲ぼうと思います

(今はとて ・・・ これで終わり、と 、かれなば ・・・ 遠のいてしまったら)





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Last updated  2019.07.15 13:05:19
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