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2019.07.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は北摂天神会ゴルフの予定だったが、中止になり、ウォーキングも止めた。然し、結果としては小雨で済んだようで、無理をすれば出来たかも知れない。

連れ合いは、昼過ぎから町内の会合に出掛けていった。

***

エボラ出血熱については予てから何度も報道されている。場所アフリカと云う事もあって、差ほどの緊迫感もなく過ごしてきたが、ここに来てWHOがエボラ熱拡大で緊急事態宣言を出した。エボラ熱が流行するのは1976年に南スーダンとコンゴで最初の感染者が発見されて以来10回目だ。

過去40年間で30回以上の集団感染(アウトブレイク)を起こしている。しかもこの病原体は感染したら致死率が25~90%と高く、平均すると患者の2人に1人は死亡するという。

歴史的経過を振り返ると、2000年にウガンダでエボラ出血熱が流行し、425人が感染、うち半数以上が死亡した。コンゴ民主共和国でも264人が感染、187人が死亡している。
また、2007年には新種の発生で、58人が感染し18人死亡している。

2012年にもウガンダ西部で14人が死亡したほか、6人が感染した。一旦収束したかに見えたが、2014年には、ギニアで発生し、リベリア、シエラレオネ、ガーナ、マリにも感染が拡大、死者数は1069人に上った。その後、カメルーン、ナイジェリア、セネガルへも拡大、感染者数は、9月に4985人、10月に8399人、11月に8カ国で1万5935人に達し、うち5689人が死亡した。

2014年12月時点では感染者は2万81人となり、うち死者が7842人に上った。

5月になってやっと終息を宣言したが。感染者は1万564人、死者は4716人であった。

今回のエボラ熱は西アフリカ諸国で2013年末から約2年半で1万1千人以上が死亡した流行に次いで、史上2番目に大きい被害規模だとのことだ。火元は、アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)だ。私の持つ地図は旧いので、ザイールとなっている。昔ジンバブウェに居た頃に、関係した商社マンが、時折担当地域だと称して訪れていたことを思い出す。

キンサシャには行ったことが無いが、ネットなどで調べると、まぁまぁの近代化が窺える。然し、中央部に入ると、所謂アフリカのジャングルだ。エボラ熱が流行しているのはそんな人里離れたところのようだ。然し直ぐ隣には、ウガンダやルワンダ、ブルンジがある。隣国への蔓延が懸念されている。

今回の流行では、WHOによると、コンゴ政府が2018年8月にエボラ熱の流行を宣言して以来、1650人以上が死亡し、感染者も約2500人に達している。既に、6月にはウガンダで、今月14日にはコンゴ東部の最大都市ゴマで、感染例が確認されている。

2016年の記事を振り返ってみると、緊急事態の宣言から解除まで約1年8カ月経過しているとのことだった。既に10ヶ月の齟齬があるが、この時には、患者がギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国で急速に広がったとしている。

終息宣言後も、新たな患者が出ていたとのことで、それが潜伏して再活動を始めたと云う事かも知れない。
流行しているコンゴ東部では多くの武装組織が乱立していて、鉱物資源を巡る衝突が治療や予防活動を妨げているとのことだ。

エボラウイルスは血液や体液を介して感染する。高熱や頭痛の症状から始まって、進行すると皮膚から出血して致死率は90%に上ることもある。
日本も2020年にオリンピックが行われることから、なんらかの形でエボラ熱のウイルスが侵入してくる可能性も考えられている。そのためにワクチンの輸入も考えられているとのことだ。

今回は2017年5月に最初の発生が報告された。その後、1週間経って、2人目の感染が確認された。その後は雪崩をうって感染は広がり、半月で、合計19人もの感染疑いを確認されて、うち3人が死亡した。

専門家チームが本格的な調査を開始し、感染が疑われる人に接触した125人には観察措置が執られた。



ムバンダカは、コンゴ川流域に位置する人口約100万人の大都市で、首都キンシャサへ続く交通の拠点でもある。5月初旬に感染が確認された赤道州ビコロから約130km離れている。
これまでの感染地は、東部僻地に限られていたために、大流行には至らなかったが、感染発生9回目の昨年からの状況は、過去に例を見ない大感染が予想された。

2018年11月に入って、東部の北キブ州でエボラ出血熱の死者は疑い例も含めて205人に達している。さらに、感染者は疑い例も含めると329人に達したと発表された。この時も、鉱物資源を巡る紛争で多数の避難民が出ていて、治安上医療関係者の移動も制限され、感染拡大を防ぐ措置が執れない状態であった。

2019年2月になって、東部の北キブ州とイトゥリ州で死者が500人を超えた。約3ヶ月で、死者の数は300人を超える勢いだ。更に勢いは止まるところを知らず、5月に入って、死者が1000人を超えたと発表された。ますます勢いが衰えていないどころか加速している。それでも、武装勢力の跋扈で、治療活動が妨げられており、感染はさらに拡大する可能性が高いとの見通しを示した。

実際に、WHOによると、今年1月から医療施設への攻撃は42回にのぼり、85人の医療従事者が死傷しているとのことだ。



過去に、ペストや、天然痘、スペイン風邪などは大流行して人類の脅威となったが、エボラ出血熱が、そういった脅威を引き起こさないとは云えない。

エボラウイルスは自然界ではコウモリに寄生しているとみられているが、猿やチンパンジーといった野生動物を介して人間社会に持ち込まれる。アフリカの中央部と云えば、正にそういった環境が整っている場所だ。しかも感染を止めるのではなく蔓延を助長するように、武装勢力が妨害をしているのだから手が付けられない。

エボラウイルスは画像によると、ミミズの頭部分が、いくつかの輪になったような形をしている。感染すると、2~21日の潜伏期間を経て、発症する。
発熱や頭痛、筋肉痛が現れて、嘔吐や下痢、出血などの症状が出る。そして1週間ほどで、脱水症状や多臓器不全を起こして死に至るというものだ。

空気感染はしないが、患者の血液や吐瀉物、体液などに触れると、傷口や粘膜からウイルスは侵入する。

現在決め手となる治療法はないが、点滴などで体力が回復して自然治癒することもあるようだ。ただ、一寸した救いはアフリカ以外で流行する可能性は低いとのことだ。武装勢力だけではなく、衛生面での遅れのことを言っているのか、定かではないが、何となく想像が付く。

過去最大だった2014年のアウトブレイクの際にはスペイン、イギリス、アメリカでも患者が出たが、これらは皆アフリカから持ち帰ったものであった。

【古今和歌集】

806.身をうしと思ふに消えぬ物なれば かくても経ぬる世にこそ有りけれ (よみ人しらず)

我が身を憂いものと思っても消えるわけではない、だからこのまま過してゆく世の中なのだ





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Last updated  2019.07.21 08:23:55
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