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2019.08.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは西国街道を途中から、工事中のJR側道を通りつつ梶原高架下迄で折りかえした。着々と工事は進んでいるようだが、この道路と171号線、または名神高速道路へのアクセス口はどうなっていくのだろうか。

連れ合いと、星乃珈琲でモーニングをし、マンダイで買物をして帰った。

***

31日ASEAN外相会議がタイのバンコクで開かれた。その終了後に出した共同声明で複数の外相が南シナ海を巡る緊張の高まりに対して「懸念」を示したと明記した。
10カ国の外相が一堂に会し、一部加盟国が中国と領有権を争う南シナ海問題などについて協議し、その後中国とASEANの外相会談も行われた。

終了時の写真であろう、掲載された真ん中には中国の王毅外相も手を組んで並んでいた。本来の10カ国の外相は常日頃見たことが無いのでどの国の外相かは知らないが、参加国はインドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオスの各国だ。日中韓はASEAN+3として協力的立場にある。

南シナ海には7月に中国の海洋調査船が南沙諸島近辺で海洋調査を実施し、中国とベトナムの艦船が対峙する事態を引き起こしている。中国に手を引けというわけだが、そのようなことで引き下がる中国ではない。今回の共同声明の文言がやや強い口調になったのはベトナムの意向がより反映している。

しかし、「幾つかの懸念に留意する」から、せいぜい「懸念」表明をするぐらいが関の山だ。中でもラオスや、カンボジアは中国から経済支援を受けていて、親中路線を採っているだけにASEAN全体の表明としては薄めざるを得ないのか。ラオス、カンボジアは南シナ海に面していないというよそ事なのかも知れない。

ASEANの問題点は南シナ海以外にも、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャの難民問題や、朝鮮半島の非核化迄も俎上に上がっている。



フィリピンも中国からの経済支援が欲しいとあって、なるべく、紛糾しないでおこうとの政策であったが、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)で6月、同国の漁船が中国の漁船に衝突されて沈没したこともあって中国への対峙姿勢をやや強めている。

ドゥテルテは「我々には中国を南シナ海から追い出すことはできない。米海軍第七艦隊に中国の前に立ちはだかってもらいたい」と発言している。尖閣諸島への中国の進出に悩まされる日本と同じ心境だ。

中国は、強かで、先ず、フィリピンが望む同地域の天然ガスの共同開発を持ちかけていると同時に、この地域への域外国の関与を遮断すべき(関係の無いアメリカに入ってくるな)という文言を行動規範に入れようとの思惑だ。曰く、「域外国は中国とASEANの仲を引き裂くべきではない」というわけだ。何を根拠にしているのか、とにかくASEAN諸国連合と中国は支援関係というものはあっても、中国は同地域の国では無い事を理解しなければならない。

アメリカも、中国や日本と同様に、ASEAN諸国とは、支援関係にある事を考えると、この域外という文言が中国にとってのみ有利に働くと解釈しているに過ぎない。とんでもないことだ。

中国としては、何しろ協同であれ、一旦その地域に橋頭堡を得たら、それが実績となり、その後は強引なやり方で、全てを取り込むくらいのことは頭にあるだろう。

先月初めに中国は南シナ海で弾道ミサイル実験を強行した。同海域で中国がミサイル実験をするのは初めてのようで、ASEAN外相会談を念頭に置いたデモンストレーションである事は明らかだ。アメリカが出張ってきても中国には力があると言うことを誇示している。

アメリカは、南シナ海で「航行の自由」作戦を展開している。この辺りは、日本にとっても原油運搬の重要な航路に位置しているし、台湾にとっても重要な地域である。そんなアメリカに対し、習近平としても、国内向けに、トランプ何するものぞと言うところを見せなければならないと云う事もある。

日本を含むアメリカと中国との対決は、軍事演習の名を借りながら、この地域で盛んに行われているのだ。今回のミサイルは、アメリカの空母を標的にしたもので、中国には、空母ばかりではなく、アメリカのハワイまで届く中長距離弾道ミサイル(東風26)をも備えていることから、事は簡単にいかない。

米中貿易紛争は中国側の譲歩も見られるが、こと南沙諸島と、台湾となると、中国も一歩も引かないとしている。所謂中国の「核心的利益」というものだ。中国にとって妥協する余地のない国益であり、これを守るために武力行使を含むあらゆる手段を排除しないとしている。(戦争という言葉も使っている)この南シナ海に関しては、2011年頃までは准核心的利益であったが、最近はどうやらその範囲が広がっているようだ。このように中国の核心的利益は、年を追う毎にその範囲を広げている。

ASEAN諸国が如何に中国を封じ込めるかについては殆ど取りうる手段は無いように思われる。
中国は、自らの版図を拡大するために、「一帯一路」政策を採っている。あたかも、表向きは共栄的な意味合いではあるものの、実質的には、経済を通じた覇権の拡大行為だ。



しかし、カンボジアではますます親中国政権が力を付けている。野党を何やら不正な選挙で封じ込め、中国寄りを鮮明にしている。然し乍ら、急激なインフラ開発はやがて社会的な負担も大きいと感じ始めている。スリランカでは2017年、港湾開発の債務の返済ができず、港湾の運営権を中国に譲渡したという中国の底意が知れる事態になっている。

そこで、インドネシアやタイでは中国が協力する鉄道敷設に遅れを生じたり、ラオスで進む高速鉄道の建設も、債務問題が浮上している。
一帯一路をより透明化するためと称して、日本も一帯一路構想に民間企業が関与していく方針を示している。愚かしいことをと思って見ていたが、やがて、見抜いたかの如く、「自由で開かれたインド太平洋戦略」を提唱するにいたっている。

しかし、日本は対中国に敵対的で無い事を取り繕っている。こんな日本のやり方をすれば、中国の思うつぼになりそうだが、そういった懸念は無いのだろうか。

中国の一帯一路に昔のシルクロードを思い浮かべ、ノスタルジーを感じるのは感心しない。それよりもむしろ、一帯一路のルートはかつて帝国主義がその版図を広げるときの歴史の道そのものだ。



ここにきて、中国「一帯一路」政策に浸かったために、中国の提供する債務圧力におしつぶされる心配が出始めているのだ。南シナ海と一帯一路共に中国の対外危険政策だ。

【古今和歌集】

817.あらを田をあらすきかへしかへしても 人の心を見てこそやまめ (よみ人しらず)
荒れた田を粗く鋤き返すように、何度繰り返してでも、あの人の本心を見極めるまではこの恋は終わりにしない

(あらを田 ・・・ 荒れた田)





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Last updated  2019.08.02 12:09:58
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