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2020.03.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のウォーキングは第1621日目で、9133歩だった。
相変わらず自宅謹慎状態が続く。姫は学会の準備で京都へ出掛けたが、私は老齢と云う事もあって参加は不要となっている。

***

新型コロナウイルス(COVID-19)に対するワクチンがない。罹患すれば自然治癒を待つか死ぬしかないという状態だ。
感染者の「致死率」は2%程度で、SARSの約10%やMERSの約35%、さらにエボラ出血熱の約50%よりも低いといわれているが、我々70歳代以上は10%近くであり、更に持病があると危険性は高いと言うから、心穏やかではない。

PCR検査も限られた人(危険度が高い人)しか受けられないし、よしんば受けられて感染が確認されても、治療用のワクチンがないのだからお先真っ暗だ。すでに、昨日時点で、世界で10万5265人が感染し、3514人が死亡しているのだ。

そんな中、5日、アンジェスが大阪大学と共同で新型コロナウイルス対策のための予防用DNAワクチンの開発に着手したとのことだ。動物実験のためのワクチンはあと2週間程度でできるというが、臨床試験までには最短で6カ月を要するという。

DNAプラスミドワクチンというらしく、新型コロナウイルスを構成するあるたんぱく質を作り出すように設計したDNAを注射で投与し、そのたんぱく質に対する免疫反応を誘導して、出来た抗体により感染したウイルスを排除するというものだ。DNAワクチンは10年以上前から臨床試験で合計1400人以上に投与されており、高い安全性が確保されているとのことだ。一寸期待したいが、期間はかかるようだ。

通常の感染力を失わせたウイルスを使うケースと違って、DNAワクチンの場合はウイルスそのものを使用しないので製造時のリスクが避けられるほか、短期間に製造出来、しかも製造コストも安価で済むという。願ったり叶ったりだ。




然し、まだ希望的な見通しである事に変わりない。これまで、米ベンチャーなどがワクチンの開発に乗り出しても、開発が完了するまでに感染が終息して実用化には至らなかったというケースは多い。それ故に大手製薬企業などはワクチンの開発に二の足を踏んできたのだ。

今回も、そうして懸念があるわけだが、こんな時こそ政府が、いや世界的にぼろ儲けしている企業が、CSR(企業の社会的責任)として乗りだすべきでは無いだろうか。世界の総資産が大暴落することに比べれば、大局的にはペイするのだから。

勿論、こうした世界の健康を脅かす新たな疾病と闘うために国際的な官民の研究開発支援組織「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」が3年前から立ちあがっている。

アメリカのバイオベンチャー、モダーナはこのCEPIから資金を受けて新型コロナウイルスに対するワクチンを準備したとある。それでも、開発を急いだとして開発したワクチンを広く使えるようになるには1~1年半はかかるとされる。

このほかにも、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)や仏サノフィといった大手製薬会社から、オーストラリアのクイーンズランド大学などの教育機関に至るまで、多くの企業がワクチン開発に取り組んでいる。

問題点は、ワクチン開発のスピード感もそうだが、良好な結果が得られると分かってからの量産に持って行くことが挙げられる。
英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は中国最大級のバイオ医薬品メーカーと提携して、鳥インフルが流行ったときに「アジュバント」(ワクチンと一緒に投与して、その効果を高めるために使用される物質)という免疫補助剤を開発してる。

アジュバントはワクチンとともに投与することで、体内での免疫反応を増強する働きがある。従って、アジュバントがあれば、ワクチンそのものの投与量を減らすことが出来、その分、より多くの人により速くワクチンを提供できるというものだ。

こうした問題点を1つずつ解決することで、効果的な治療体制が構築されることが期待できるが、最後には、医薬品の価格の問題が残る。国が、ワクチンや治療法の開発に税金を充てるとすれば、平等にその便益を還元しいなければならない。

民間が開発するとすれば、こうしたバランスが崩れ、鳥インフルエンザ流行時に起こったような、最も豊かな国々がワクチンを買い占め独占してしまうことが起こり得る。

又こんな記事も出ていた。喘息治療に広く用いられている吸入ステロイド薬のシクレソニド(商品名:オルベスコ)を投与して症状の改善が見られたという報告だ。之には専門医も期待を寄せているようだ。


オルベスコが新型コロナウイルスに抗ウイルス活性を示すメカニズムは不明だとのことだが、他の吸入ステロイド薬よりも粒子径が小さく、肺の奥まで届き、問題のある局所に直接作用するため、安全性が高く、新生児から高齢者まで広く使用できるとのことだ。

効果の推定では、オルベスコが持つ抗ウイルス活性に加えて、吸入ステロイド薬が持つ本来の抗炎症作用が、肺の過剰免疫反応を早期に抑えたためではないかと見る向きもある。

しかし、投与のタイミングとしては、人工呼吸器が必要なほどに重症化してしまうと、効果はまず期待できない事や、何でもかんでもオルベスコを使えばいいというわけでもない。
肺炎を起こしていない発症初期に吸入ステロイド薬を使ってしまうと、患者自身がウイルスに対して抗体を作る過程を妨げ、かえって悪化させる恐れがあるというのだ。

更に効果のあるワクチンや、治療法が見つかることを期待したい。





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Last updated  2020.03.10 09:27:55
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