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2020.03.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は雨のためにウォーキングは中止した。之で3日連続の雨だ。幸いにも昼前頃からは日も射してきたので、昨夜洗ったカーテンを干して、気分を一新した。

***

Brexitですったもんだした挙げ句、イギリスがEU離脱を決めた。なぜそんな風にEUからの離脱を望むのか、理解できないのだが、EUの当初の目的である戦争のない世界という理念は消して欲しくないものだ。

EUはイギリスが抜けた後、バルカン諸国を取り込むべく動いている。ギリシャの北部の諸国の名は、あまり馴染みが無い国ばかりだ。
元ユーゴスラビアと呼ばれた、セルビア、モンテネグロ、更には紛争で知ったコソボ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルバニア、そして国名を変更した北マケドニア(旧マケドニア)といった国々だ。

取りあえず今回交渉に入るのは、北マケドニアとアルバニアだ。交渉に入ることに難色を示していたフランスやオランダ、デンマークが軟化したために交渉入りが決まったようだ。イギリスが抜けた後、組織を拡大することで存在感を高めると同時にロシアや中国の影響を薄めることを目的としている。

フランスなどが反対表明をしていたのはバルカン諸国をEUに取り込むことで、中東からの難民の流入が増加することを恐れてのことだ。受け入れの条件として、これら諸国が「法の支配」「市場経済」を受け入れることを前提にしている。

交渉の途中でもこれらの条件が満たされていない場合には、交渉が打ち切られる。
EUに最後に加盟したのは2013年のクロアチアだ。地図を開いてみると、EUの拡大はこうした地域拡大の進捗がよく見える感じだ。



バルカン半島は欧州の火薬庫として様々な紛争が絶え間なく起こっていた。私の持っていた地図と現在の地図とを比べても、セルビア、コソボ、モンテネグロといった国名はルーマニアであった。

こうした紛争を放置しておくと、欧州の安定が損なわれるために、EU内に取り込んでしまおうとの感じだ。放置すれば、中国(一帯一路)やトルコ、ロシアと云った国々が虎視眈々と影響力を強めようとしているのだ。

イギリスが抜けたEUはかなり大きな痛手を被った形であり、欧州に於ける存在感の低下は免れない。我々日本人にとっては、西洋式の民主主義と、市場経済は、昔から正しいものだと刷り込まれているので、この動きは至極当然のように受けられるが、中国やロシアの動きを見ると、そのせめぎ合いは、尋常ではないと感じられるのだ。

アルバニアが実際に加盟するためには多くの改革が必要になり、改革に5年程度は掛かると予測されている。この地域の政情は余りに小刻みに変化していたので、よく分からないが、ルーマニアやブルガリア、そしてギリシャが既にEUに加盟していることから見て、アドリア海とこれらの国々に混まれた候補の各国はEUに加盟する方向である事は地理的にも納得できる感じだ。

姫の学会が、確かこの辺りの国で開催されるような話をしていたが、この所の新型コロナ発生のあおりを受けて、先行きはよく見えない。
然しEUの拡大構想は基本的には新型コロナの影響を度外視した、続けられるようだ。

昨年のトゥスク前EU大統領はイギリスのEU離脱は英国国内が大きく揺れ動いたことで、これらのマケドニア諸国にとっては良い薬になったのではないかとも述べていた。
要するにイギリスのEU離脱の混乱が、返って親EU派を力づけることになったといった見解を示していた。

フランスのマクロン大統領は最近のトランプのアメリカ第一に見られるようなEU軽視について警告を発している。アメリカこそが2度の世界大戦を欧州の地で戦い、その後のEU創設に貢献したことを取り上げて、現在のアメリカのEU軽視を問題にしている。

西欧をソビエトの侵攻から守り、ドイツの再統一を成したのもアメリカあってのことだというわけだ。そのアメリカがEUへの関係を希薄なものとしようとしている今こそ一致団結しなくてはならないと呼びかけているのだ。

かつての米国大統領と違った考えのトランプが出てきた限りは、NATO等の対共産圏への軍事同盟も、何やら精彩を欠くことになりかねない。


しかし、ドイツのメルケル首相は、NATOは十分に機能を果たしていると、マクロンとはまた少し違った観点だが、アメリカの優先順位が中東からの撤退と、アジアへのシフトと云う事から、マクロンの焦燥感は募っていると言えそうだ。

EU内部も混乱が続いている。中期予算の策定がすんなりといかないのだ。ドイツやイタリア、スペインなどは内政問題に忙殺され、地球規模のビジョンを持てずにいるというわけだ。加えて、今日のコロナウイルスの蔓延が、EUによっても大きな問題点になることは必定だ。

今後ロシアとどう関わるか、中東や北アフリカで広がる紛争や宗教原理主義にどう対応していくのか又、世界制覇を目論む中国とどう対峙するのか。

拡大を目論むEU内部も、イギリスの離脱を着に、更に混迷を深めているようだ。





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Last updated  2020.03.31 14:57:25
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