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2020.04.14
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今日のウォーキングは第1646日目で8073歩だった。

***

日経新聞の日曜日版に美の粋というの特集があるが、3月8日~3月22日の3週で、「古代の塔の来歴」を掲載していた。

塔にそれほど興味が強いわけではないが、コロナばかりでは気が滅入るので、気晴らしに読んでみた。

まず、奈良の薬師寺の東塔の紹介だ。解体修理が終わったとのことだ。不同沈下を起こしていた基礎をコンクリートで置き換えたようだ。そのため1m程かさ上げされた。JR山崎駅の前に離宮八幡宮があって、そこの柱を受けた岩の名残が置かれていたのを見たが、似たような大きな石だったのだろうか。

奈良時代の塔は国宝で、6層かと思っていたら実は3層で、各層の下に裳階という庇のような小ぶりな層があるので6層に見えるのだという。ここで先ず感心した。奈良には余り足を向けていない故に知らなかったというわけではない。

宇治の平等院鳳凰堂にもこの裳階が設えてある。そう言われて、写真を確認すると確かにある。ここには良く出掛けて見てはいるし、自分もスケッチしていたのだが、余り詳しくは見ていないと云う事を知った。

これも又山崎駅の近くの宝積寺(通称宝寺)にも3重の塔があるが、記憶ではこれも同型のような気がする。奈良盆地には法隆寺と法起寺にも塔があり、3つの塔はともに現存最古の木造の塔だ。

法隆寺の五重塔は正真正銘の5層だが、最上層は最下層の大きさの約半分だという。それ故に安定して見えるのだろう。高さは薬師寺東塔で34m、法隆寺の方は31.5mで特に巨大というわけでもなく、大官大寺(九重)や東大寺の東西両塔はともに90mと70~100mと高い。



又、日本の塔は2層から上には上ることを想定していない造り(吹き抜け)だという。知らなかった。裳階辺りに見える回廊のようなものは、単なる飾りなのだ。塔を観たときに上りたいと思うことがあったが、上るものでは無く、下から見るものなのだ。

塔の心柱は天から神が降臨してくるときに天と地を結ぶ橋の役目をしているのだという。なるほどそういうことなのか、かぐや姫は多分この逆を辿ったのかも知れない。
然し、出雲の天孫降臨は、どの塔の柱を使ったのだろうかと、馬鹿げたことを思ってしまう。

更に知らなかった塔として、瓦や石で作った仏塔もあるという。土塔と呼ばれるこれらの塔の存在すら私は知らなかった。堺市にある土塔は1辺53m、高さ9m、頂部まで13の階段が設けられた13層だ。

行基が建てたと言われているが、この人の名はあちこちで聞くし、東大寺の大仏を初め、多くの寺を建てたことや池、橋なども手がける希有壮大な人のようだ。僧だが実は土木・建築技師という面を持っていたようだ。
恐らく伝承だけのものもあろうが、現在の1級建築士が名義貸しをするような(それの大型版)ものかも知れない。私なりに好き勝手に考えている。

行基らは「福田思想」を行動規範としていた。福田とは「善行の種を蒔いて功徳の収穫を得る田地」と言ったことだ。これは利他行に通じる。今はもう見失った言葉のようだ。

また奈良市にも似たような仏塔はある。こちらは頭塔と呼ばれているようだ。何が違うのかと読むと、土塔がなまって頭塔となったようだ。これは、玄昉の首塚と思われたことからそのように転じたと云う事で、なかなか面白い。(玄昉は聖武天皇の信任が熱かった高僧)
この玄昉が政敵だった藤原広嗣の霊にたたられて、5体バラバラにされ、頭がこの地に降ってきてそれを弔ったという言い伝えによるのだという。なんだか猟奇的で面白いし、後が続いているが、ともあれ先に進む。

同じような塔が岡山県の赤磐市にある。熊山遺跡の山頂にある。私も岡山に住んでいたこともあるが、このような遺跡があることを初めて知った。割石を3段に積んだ、1辺は8m、高さ3.4mの「龕」(仏像を納める区画)を持つ構造だ。

この塔の源流はどこかと云う事は分からないらしいが、インドネシアのボロブドール遺跡の名前も類似としてあげられていた。



目新しいついでに、白河上皇が発願したという京都法勝寺の八角九重の塔だ。落雷で焼失したと言うから今は復元図で想像するしかない。調べてみると京都の動物園の対面にあったようだ。

他を威圧する、高さ81mの塔で、今京都の街に現存していたらどんな風景になっていただろうかと想像しても面白い。

王権の正当性(皇位の象徴)を強調する目的で、高御座の形状を模しているという。塔の初層には密教の最高位の仏、大日如来が安置されていたと言うから権威というものはそういったことかと知る。

最後の浄瑠璃寺の三重塔は木津川市にある。東大寺に近いようで、ここも訪れたことはない。この三重塔は高さ約16m薬師如来像を祀っているとのことだ。極楽浄土をイメージした庭園を有しているとのことだ。

浄土信仰に基づいて、極楽往生を遂げるために現在を願う信仰に基づいている。






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Last updated  2020.04.15 14:41:48
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