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2020.04.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は前日からの雨の予報で、ウォーキングは中止した。雨は昼前から降り出した。
キッチン棚の清掃を行った。ソファで優雅に犬と戯れる余裕はない。

***

緊急事態宣言が出され、新型コロナのため自宅に逼塞しているだけで、掃除や断捨離をする事で暇潰しをしているくらいだ。第2か、既に第3かの人生も終わりに近づいているので、私が何をしようとも世の中には何も関係が無いという事を思い知る。

ゴルフ仲閒の同級生がゴルフも、逢ってしゃべることも出来なくなったということで、ご機嫌伺いといって「何もすることがなく、出来るのは庭いじり程度」と書いてきた。そして最後に、私に、「貴君のことだから世紀の超難解の理論ABC予想などに取り組んでいるのでは?」と冗談で書いてきた。

そういえば、何日か前にそんな記事があったと思いだした。そうか、訳のわからないことを敢えて取り上げて、ただただ感心してみるのも暇つぶしになるということかという気になった。勿論内容に興味を持っている訳ではないし、再度生まれ変わっても、恐らく何の興味も抱かないであろう事は請け合えるような事柄だ。

その超難問「ABC予想」を京大の望月教授が証明したと云うことだ。世の中には凄い人たちがいるものだ。とはいえ、内容を見ても、それがどれだけ凄いことなのかさえ理解できない。又何の目的なのかさえ分からない。構想から20年掛けて解き、斬新で難解の為に査読に8年も掛かったとのことだ。

査読という言葉は、姫が大学に奉職しているので、たびたび聞くのだが、恐らく数学に素養のある人たちでも8年も掛かったと言うから凄いの1言だ。

それはそうだろう、証明するのに20年も掛かり、何とその論文は4編で合計646ページからなっているということだから、読む側も相当に力がいることだ。最近は週刊誌や新聞記事でも長文を読めない身には殆ど天文学的な作業に思える。



「宇宙際タイヒミューラー(IUT)理論」を使ってこのABC予想を解いたととのことだ。
別のネットで解説していたものを適当に理解したとして書いてみると、「宇宙」というのは、所謂地球や太陽といったものでは無く、数学界の全体を宇宙と称するのだそうだ。「際」というのは、こうした多くの宇宙の間を結びつける所謂数学間の国際関係と云う感じなのだろうか。

タイヒミューラーはドイツの人の名前であり、よくこういった理論を提唱したり、解いたりした人の名前なのだとか。

従って、IUはInter UniverseでTは個人名なのだ。従来の数学は1つの宇宙の内部で議論され説かれていた問題を、IUでは別のフェーズの数学宇宙をマルチに考えて、相互のやり取りを通じて解いていこうと云う事なのだ。

書いた内容が合っているのかどうかさえも分からなくなってきたので、これ以上続けることは、無理だからやめておくが、こうしたことを世界で理解出来る人は10人居るか居ないかと云う事らしい。なにがしか議論できる人も50人程度だという。この人数は多分に象徴的であるだろうが、兎も角、ほんの少しの人しか理解できないことは何となく分かる。

昔、大学の教養時代に、バスケットボール部に数学を専攻する同級生がいた。今にして思えば、彼もまた、こうした世界的に難解な理論に挑戦しようと考えていたのだろうかと思い出す。

練習の合間に「君はなぜ難しい数学科を専攻したの?」と聞いたことがあった。答えは「数学が分からないからだ」だった。私も理工系を専攻していたけれど頭の中の数学と言えばせいぜい「微分・積分」といったところだった。

確かに高校時代に微分や積分は面白いと感じた時(今はすっかり忘れてしまったが)もあり、ノートや教科書にはそれなりの朱線を引いたりしていたので、今よりは頭が冴えていたのだろう。
そしてやがて、大学に入学して「数学概論」という講座を聴講した(勿論教養の単位取得で必須だったからだ)ら出てきたのは「ε-δ論法」だった。必死に食らいついたが、結局は分からなかったと記憶している。

更に数学関係では「数学解析」という講座が有り、大講堂で、先生が汗をふきふき講義しておられたが、之が又難解だった。今でもネットで紹介されている故城憲三先生だ。

私は物造りでも、今や影も薄くなった造船を専攻していたので、余りに難しく、単位取得(試験に通る)のに苦労をした講座の1つであった。



折角だから、「ABC予想」の内容を記しておこう。



互いに素な正の数a、bで、a+b=cのとき、

c>d^(1+ε)  (・dはa×b×cの互いに異なった素因数の積、・ε>0)

となるa、b、cの組はたかだか有限個しか存在しないだろう。


之を証明しろというものだ。

例として、
a=5、b=7の時、
c=12 (12は2×2×3に素因数分解できるので、
d=5×7×2×3=210 (2はダブっているので1つだけ採用)
したがって、c<d^(1+ε)となる。

こうならない[即ちc>d^(1+ε)]といった不等号が反対の、a、b、cの組は殆ど存在しない。



悪魔の証明というわけではないが、こうした証明を一般的にする事は難しい。
「この世には悪魔など存在しない、というのなら、それを証明してみせよ」という問いに答えることが難しいのと同じだ。

aやbに1桁や2桁の数字を入れて証明していくことは可能だが、何桁もの数になる(一般的な場合)はもはや人力では不可能と云える。スパコンでも、延々と解くことは可能でも取り上げる数は有限で、それが総てではないからだ。とまぁ、気分(難解さ)は何となく理解できる。





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Last updated  2020.04.14 11:42:01
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