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2020.08.16
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クリーニングを回収し、イオンで精米、コープで買物と手際よくこなした。

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一寸目を疑うような合意だ。どのような背景があるのか読んでみた。

トランプが噛んでいるようだ。仲介役を果たしたトランプは声明で、関係国が合意を「歴史的」と呼び、和平に向けた画期的な前進だと評価していると述べた。何やら急にきな臭い感じがする。この男、自分の選挙のためには何だってするからだ。

バイデン-ハリスの民主党大統領候補と副代表候補が、ぐんぐんと力を見せつけるので、此所らで何か逆転ホームランをと考えたに違いない。新聞を読んでいると、そうした感覚が直ぐに出てくるのは、基本的にこの男が嫌いだからだろうか。加えて、ネタニヤフには汚職疑惑の裁判を抱えている。
トランプとネタニヤフにとって、この花火は、双方に有利に働くと見たのであろう。

イスラエルの建国の初めを見るとなにがしか同情をしてしまうのだが、ネタニヤフになって、イスラエルという国も信頼出来なくなったというのが正直なところだ。一方のUAEは半年余ドバイで暮らしていたこともあってか、なにがしか親近感を覚える。

ゴテゴテのアラブというよりは、ドバイに見られる先進性が印象深い。とはいえ、アブダビが首長国のトップであり、ドバイとは又違ったニュアンスがあるのだろうとも思う。

トランプはヨルダン川西岸のイスラエル入植地でのイスラエルの主権を認める声明を出している。パレスチナはこれを国際法違反として強く反発している。


UAEの立場は「併合は中止であり停止ではない」と表明している。ともかくも、この1点だけを見ても、完全に同じ思惑ではない事に気づくだろう。

トランプとしては、国交正常化の表面的な成果を前面に打ち出し、歴史的な大統領になりたいと云う事だろう。

イスラエルがエジプトとヨルダン以外で、湾岸地域のアラブ諸国と外交関係を持つのは初めてとなる。この合意を得るために、トランプは予ての主張を翻意した。即ち、イスラエルの入植地は「違法ではない」としたのだ。

トランプは之より以前にパレスチナ人の心を逆なでするようにエルサレムに大使館を移動すると云う事も敢えて強行している。

イスラエルとUAEは、共通の敵イランをめぐって、イランの核武装に対して懸念を共有し、非公式に接触していた。そこにトランプが割り込んできたようだ。

パレスチナのアッバスに取っては寝耳に水と言ったところで、この合意はUAEの「裏切り」だと憤っている。

国交回復の内容は、投資、観光、航空直行便、安全保障、通信、テクノロジー、エネルギー、医療、文化、環境、大使館の設置などと広範囲である。

更に、このコロナ禍の中で、UAEは新型コロナウイルスのワクチン開発やエネルギー、水、環境保護など多くの分野でイスラエルの協力を必要としている。

もちろんこうした国交の樹立は、望むべきものではあるが、唐突感と根回しが掛けていると云う事だろうか。パレスチナにとっては、国が承認されたとはいえ、イスラエルに常に脅かされる状態であり、仲間と思っていたUAEが事前の話も無くイスラエルと国交回復はやはり裏切り行為になるのだろう。

得体の知れないネタニヤフと、何でも自分流儀に解釈するトランプが、良いとこ取り(双方にとって聞きたい部分だけを聞き、聞きたくないことに耳を塞いだ)をする話し合いがあったのだろう。

アメリカも、イスラエルもUAEにも共通する敵はイランであり、イランに対する包囲網を広げたいとの思いで、アメリカとUAEはアラブとイスラム教世界の他の国々との協力拡大に努めるとしている。



之に対してイランはもちろんガザ地区の軍事組織ハマスも非難をしている。
問題は、BBCが言うように、合意は重要な前進だが、約束されたことが実現するのか、他の湾岸諸国が後に続くのかが問題だと指摘しているとおりだ。

どうもこの前触れ無しの合意は、不安定さを拭いきれない。第1に、当事者である、パレスチナが蚊帳の外に置かれている(置いている)のは、ネタニヤフの深い思慮からでは無いかと思われる。彼は、一向に西岸地区の併合を諦めたわけでないのであり、トランプは選挙が済むまで持たせば良いとでも思っているのだろう。

パレスチナに不満が渦巻くのは至極当然のことだ。トランプの側近のクシュナーがユダヤ人である事や彼の支持者へのアピールとしてイスラエル優遇はもこの際大いに関係しているだろう。

イランは、この合意を違法で危険だと述べているが、あながち的を射ているのかも知れない。問題は西岸の併合の停止であり中止ではないという点だろう。もちろんイランにとっては、もっと大きな包括的な問題ではあるのだが。



トランプの儀式はまだ続く。イスラエル、UAE首脳による合意の調印式を「3週間」以内にホワイトハウスで行うとの表明だ。あのオスロ合意を成立させた、クリントンを模してのことだ。
ともあれこうした儀式をホワイトハウスで行うことは自分の選挙には、大いにプラスになるだろうと読んでいる。恐らくもし再選されれば、その後はどうなっても構わないくらいにも思っているのだろう。

民主党のバイデンも、親イスラエル政策では異論が無いので、この合意にはさらりとかわしている感じだ。

蚊帳の外に置かれたパレスチナは、お前ら勝手に俺たちのことを決めるな的な反感を持っている。と言うかネタニヤフに対して、遺恨こそあれ歩み寄りなど考えられないと言うことだろう。

一方日本の外務省は「緊張緩和と安定化に向けた第1歩として歓迎」としている。表向きはそうだろう、何処まで内部を理解しているかが問題だ。

どうやら、中東(アラブ)の世界は、本当に変わっていくのかもしれない。

ここで気になるのは中国の動向だ。イランに中国軍最大5000人が駐留するなど本格的に中国の同盟に組み込まれる可能性もあり、こうした関係とのバランスがどうなるのか、新たな問題が起ころうとしている。





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Last updated  2020.08.17 13:55:39
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