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2020.08.18
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のウォーキングは第1746日目で8780歩だった。
先輩が今日ペースメーカー入れ換えの手術だという。無事に終わってくれたことを願う。
2階のベランダの手すりと裏の門扉のペンキ塗りをした。ベランダで、予想以上にペンキを使ったので、表の道路側の塀の分は残らず、明日買い足してやらなければならなくなった。

***

従来の原子力発電は、核分裂のエネルギーを使っていた。これは原子爆弾と同じ原理であり、放射線による被曝など危険がある上に、東日本大震災では、福島原発の原子炉がメルトダウンし、多大な被害をもたらしたので原発廃止を推進すべしと考えている。

一方、核融合というやり方でエネルギーを得る方法がある事も知った。太陽がエネルギーを発散しているのは正にこの核融合によるものだ。
核融合というのは簡単には起こせない故に、実用化が難しい。また、停止することは簡単に出来、安全性が高いといえる。
福島原発で起こった「水素爆発」は、核融合の反応のことではなく、水素のガス爆発であって全く関係がない事だが、時に誤解する人も居る。

時に、「高速増殖炉」と「核融合炉」を混同する向きもあるようだが全く無関係だ。

核融合炉は、現在の原子炉のような高レベル核廃棄物を出さない、人類究極のエネルギー源といえる。

そんな、ITER(国際熱核融合実験炉)と言う計画が1985年、米ソ首脳会談で提唱され、1992年に工学設計に着手した。既に35年も前の事だ。水素の仲間である重水素と三重水素が核融合反応を起こして生じる膨大な熱を取り出し、発電に利用しようとの国際的な試みだ。現在、日本、EU、米国、ロシア、中国、韓国、インドの7カ国が参加している。

核融合炉の当初の計画では高さ約25m、直径約30mの大型炉を約10年かけて建設し、20年間実験するというものだ。総事業費は1兆3000億円で、日本の負担は6000億円とのことだった。

理論的には重水素など燃料1gから石油8tonに相当するエネルギーが得られ、通常の原子力発電所よりもはるかに少ない燃料で大量のエネルギーを生み出せるとのことだった。
核融合炉の燃料は、ウランでもプルトニウムでもなく、水素であり、反応そのものは太陽の中で熱を出している現象と同じなのだ。

当初は日本の六ケ所村に実験炉を誘致する計画だったが、EUは南仏カダラッシュでの建設を主張し、結局カラダッシュに建設することが決まった。
そんな中、設計変更などで、予算額の増額があったり、東日本大震災の影響などで建設が大幅に遅れ(1年間)たりした。

2014年には、製造方法が複雑過ぎることや各国が機器を分担して製造するため、機器の管理が難航するなど更なる遅れが表面化した。この遅れは想像に難くない、EUや日本に加えて、韓国や中国が製造に絡んでいてお互いの機器の取り合い部については連携が取れないといった問題もあるようだ。

旧約聖書にバベルの塔の話があるが、共通語をしゃべっていた世界の人が、バラバラになったということの逆を行っているのかも知れない。

その後、2016年には、高温高圧下でのみ(1億5000万℃以上のプラズマ状態の反応場が必要)核融合が可能とされていたところ、「常温核融合(コールドフュージョン)」と呼ばれる凝縮集系核反応で、わずか数百℃で核反応が進むことが可能になった。

この、常温核融合はかつてアメリカのユタ大学で構想が発表されたが、追試が難しく、捨て去られた格好になっていた。然し、日本を含め、可能性を信じる一部の研究者たちが地道に研究を続け、徐々にこの現象の再現性が高まってきた。


定性的には100%の再現性を確立し、以降は「発生する熱をいかに増やすか」、「コストの安い材料による反応系でいかに熱を発生させるか」と言ったことが課題になった。

米国でもこうした凝縮集系核反応に関する特許が成立するなど、実用化に向けて動きが強まっている。凝縮集系核反応研究では現在、日本とイタリアが主導しているとのことだ。

つい2日ほど前に、世界一の規模を誇る核融合実験炉「ITER」の建設がついに始まったとの記事があった。石油にも核分裂にも頼らない新しい未来のエネルギーの獲得が軌道に乗り始めたと云う事だ。

現在、世界中で稼働している原子炉は450基で、そのすべてが核分裂反応からエネルギーを取り出している。ITERは、前述のように核融合によってエネルギーを獲得する方法だ。その成立の過程を見ても、又現状核分裂しか行われていないことから見ても、核融合技術が如何に難しいかを物語っている。

地球上で、太陽が発生させているエネルギーと同等のエネルギーを発生させようとしているわけだ。ITERは、この試みを初めて具現化、大型化したものだ。



また、核分裂反応に使われるウランの採掘が環境に悪影響を及ぼすケースも問題となっている。
そして最終的に発生した核のごみは行き場はやはり無くてさまよっているのだ。やんぬるかな原発大国の日本は、こうした核のゴミ処理施設すら持っていないのだから、何をか況やだ。

どの国も同じだが、こうした安易な原発の維持で、多量の放射線物質をまき散らすリスクに加え、風力や太陽光発電などの再生可能エネルギー技術に費やす時間と資金とを奪っていると言う見方もあるのだ。

一方の核融合反応は、軽い原子核同士が融合してより重たい原子核に変わる反応であり、融合した時に大きなエネルギーを生み出すシステムだ。
超高温環境(1億5000万℃)が必要となると、プラズマ化した物質が飛び回り、非常に危険な感じがするが、このプラズマは超伝導磁石によってドーナツ型の装置に閉じ込められるので、外に漏れ出す心配はないとのことだ。(今1つ原理は理解出来ないが)

すなわち、核融合反応は原子炉がメルトダウンする危険性がなく、ウランを必要とせず(必要なのは水とリチウムのみ)、地球温暖化ガスも直接は排出しないという優れものなのだ。

温暖化ガスを排出しないという観点から見ると再生エネルギーと同じメリットがあると同時に、同じエネルギー量を作り出すために必要な面積はずっと小さくてすむのだ。加えてこれまでの原子炉のように半減期が長い放射性廃棄物や、原発事故が発生する心配も無いのだ。

良いことずくめの核融合だが、核分裂反応とは違うものの、核融合反応もやはり核反応に違いは無く、少量ではあっても核のごみが生じることは避けられないと警鐘を鳴らす専門家もいる。

そのためには、核融合炉を作る前にまず核のごみをどう対処するかを公平に決めなくてはならないとしている。核のごみ問題が少数民族や低所得層コミュニティーに重すぎる負担を強いてきたことを今後は起こさないと云う事が必要になる。

核融合が絶対的な切り札というわけではなく、之を扱い、地球の温暖化についても、消費を減らして、エネルギーを無駄使いしないといった新しい生活様式などを根本的に変えるなどの基本的な問題に立ち返らないといけないとしている。





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Last updated  2020.08.19 08:21:03
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