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2020.10.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日も雨のためウォーキングは中止した。ますます世間と没交渉になる。

ニュースで、生放送中に「重用」の読み方について日テレの市來アナが「重用」を「じゅうよう」と読んだところ、先輩の藤井アナが、糺すように「ちょうよう」とささやき、市來アナは「ちょうよう」と読み直した、と言う事があった。その後、藤井アナは「じゅうよう」が正解だったことを明かし、素直に謝ったとのことだ。

どうやら、「じゅうよう」が正しいとされるものの、「重要」との混同を避けるために「ちょうよう」とも言うとある。NHKでも「ちょうよう」と読む人が8割もあったという。
ことさら直さなくていいものを直したと云う事かも知れないが、言葉は生きているので、アナウンサーも大変だ。

私なども「ちょうよう」と言う方が正しいと思っていたので、之を聞いて、一寸戸惑っている。両アナウンサーの年の差は25歳差、それが関係しているのかどうか知らないが、往々にしてこうした問題は起こりうる。

私もかつて、「遵守」と「順守」で気に触ったことがあった。どちらも正解と思っていた私は、年配の部下に「順守」と書いて渡したところ、影で、その部下が「遵守」と書き直していたようだ。何も間違いでないのに、書き直さなくてもと思ったものだが、年配者はひたすら「遵守」が正しいと思っていたようだ。何でもないことだが、訂正されると一寸イラッとくるものだ。

***

旧ソ連の領域であったアゼルバイジャンのナゴルノカラバフ自治州で9月27日に発生した民族紛争が再燃し、拡大している。1994年停戦以降で最大の規模になった。米欧やロシアが停戦を呼びかけている。

ナゴルノカラバフは東京都の約2倍ほどの面積で、15万人の住民の8割以上がアルメニア系だ。こうした流れで、アルメニアが、実効支配している形だ。オイルマネーなどで、軍備増強を進めたアゼルバイジャンが「占領地」奪回を計り、アゼルバイジャンの政府軍とアルメニア側が激しく衝突している。



ナゴルノカラバフは旧ソ連のスターリンが1923年アルメニアの分断を意図してナゴルノカラバフをアゼルバイジャンに帰属させた。

ナゴルノカラバフ住民は独自の軍を創設し、アルメニア軍と共同して動いている。之に対して、アゼルバイジャン軍は多数の戦車やドローンなど最新兵器を投入し、攻勢に出ているもようだ。

ナゴルノカラバフは様々な民族が暮らすカフカス地域の山岳地帯にあり、長く民族対立の火種だった。ソ連末期の1988年、アゼルバイジャンからアルメニアへの帰属替えを求める運動が高まり、大規模な衝突に発展した。1991年にはアルメニア系住民が一方的に「共和国」樹立を宣言し、その後1994年の停戦成立後も衝突が絶えなかった。こうした経緯で、ナゴルノカラバフは、アルメニアが事実上、保護領にしてきた。

之に対し、1993年に国連安全保障理事会がナゴルノカラバフはアゼルバイジャン領としての領土保全を保障し、アルメニア軍の撤退などを求める四つの決議を採択した。

こうした事から、アルメニア軍がナゴルノカラバフの部隊とともに、アゼルバイジャン軍と交戦するようになったとなるわけだ。何やら複雑だ。
アゼルバイジャン側から見れば、自国領のナゴルノカラバフ周辺も含めて国土の約20%がアルメニア側に「占領」されてきたということだ。

紛争再燃の背景には、アゼルバイジャンが近年、石油や天然ガスの輸出で国力を増し、軍備を増強してきたことがある。トルコなどから最新兵器を購入し、アルメニア側との軍事バランスに変化が見えていた。

こうした流れの中、トルコは民族的に近いアゼルバイジャンを支持し、ロシアは軍事同盟を結ぶアルメニアについている。トルコとアゼルバイジャンがイスラム教で、ロシアとアルメニアがキリスト教という宗教的違い等が絡み合っている。アルメニア人は、自らの先祖はアララト山に降り立ったノアだと信じ、一方、アゼルバイジャン人は同地方出身のイスマイール一世を信奉するという関係だ。

トルコはアゼルバイジャンへの肩入れが強くなり、ロシアは「中立」を保っている状況だが、戦闘がさらに激化すれば、アルメニア支援に動く可能性も否定できない。

紛争地帯から30~40km離れた場所に石油や天然ガスのパイプラインが敷設されていて、このパイプラインへの影響が、懸念されている。
このため国連は停戦を呼びかけているが、アルメニア側の激しい抵抗も予想され、紛争の行方は予断を許さない。



こうした紛争で、約2万人の死者を出し、100万人を越える難民を生み出した。ソ連崩壊後の1994年に停戦したが、その後もアルメニア人勢力が実効支配を続けている。

両方の言い分を聞いていると、全く自国の正当性を主張するに留まっている。アルメニアは、ナゴルノカラバフはアルメニアの領土だと言い、ナゴルノカラバフにとどまらず「新たな領土」を求める声が出ている。また、新型コロナウイルスの感染拡大から国民の不満をそらしたい思惑もあるようだ。

一方、アゼルバイジャンは、アルメニアがシリアからナゴルノカラバフにテロリストを送り込んでいると主張している。双方とも、自国の領土であるとの主張は平行線のままだ。両国とも相手側の政策を罵り合うばかりだ。

当初、アルメニアは、トルコの戦闘機がアルメニア軍の戦闘機を撃墜したと発表した。また、トルコがシリアの雇い兵をアゼルバイジャンに派遣しているとも報じている。
ここに来て、トルコの動きが、積極的になっているようで、エルドアンはかつてのオスマン帝国の復活を狙っているかのようだ。トルコはまた、東地中海の海底資源を巡ってもギリシャと対立するなど強硬姿勢が目立っている。



こうしてトルコは、アゼルバイジャンへの支援を強化しつつある。フランスのマクロン辺りはトルコのガジアンテプ(トルコの南部)からイスラム過激派兵士がナゴルノカラバフへ入っているとする情報を伝えた。

トルコとアルメニアの関係はオスマン帝国時代のアルメニア人大虐殺まで遡る怨恨の関係だ。一説では4年間で150万人が死亡したとされる。トルコによるジェノサイドをもちろんトルコは否定しているが、こうした昔からの敵対関係は簡単には断ち切れない。

互いの情報(フェイクも含む)が錯綜しているが、ロシアは、今のところアゼルバイジャンとも友好関係にあるので、戦闘がアゼルバイジャン内部に留まる限りは手を出さないとしている。

この辺りのカフカス地域は山岳地帯で、多数の民族が暮らしていて、民族紛争の火薬庫と呼ばれてきた。
名前だけしか認識がないが、ロシアのチェチェンや、南オセチアなどといった地域はこの辺りだ。

この辺りのことを理解するには、更に勉強しないと複雑な背景は読み取れない。





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Last updated  2020.10.10 09:20:18
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