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2020.12.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のウォーキングは第1837日目で10113歩と1万歩を超えてしまった。歩きすぎも良くないと言うから、目標を8000歩にしているのだが、最近は歩幅が狭くなっているのだろう。

***

歩いている間に、はやぶさ2が切り離したカプセルが午前2時半ごろに大気圏に突入した。その時のカプセルの落下速度は、ライフル銃の弾丸の約10倍だとのことだ。と言われても、簡単に想像が付かないわけで、兎も角目で追えないくらいの速度だと云う事だ。

そのため大気圏に入ると摩擦で、表面温度は最高3000℃の高温に達するという。この高熱に耐えて、流星のように光る「火球」となって落下の後、最後は高度10kmでパラシュートを開いて減速してオーストラリア南部のウーメラ地区の砂漠に着地したとのことだ。但し、この間も、カプセルの中は内部保護のために50℃以下に保たれるというから、この断熱も又驚きだ。

ウーメラに出むいたJAXAのカプセル回収班は、カプセルの信号をアンテナやヘリコプターで検知し、着地地点を探すことになる。すでに探索が始められ、発見されたというニュースが入ってくる。今時のことだから、スマートフォンにLINEのニュースとして入り込んでくるから凄い。
この探索にはオーストラリアの空軍も協力しているし、ドローンも発見の手段として用意されているとのことだ。

こうして、時々刻々と持ち帰った成果が、開かれようとしているので、一寸した興奮気味になっている。確実に宇宙科学の進歩を感じさせる瞬間だが、これ以降は、カプセルの中味がどうなのかという点だ。

カプセルには、地球と火星の間を回る小惑星「りゅうぐう」(平均直径が約30mと約90m)で取った砂が入っているはずだ。2010年に先代「はやぶさは世界で初めて小惑星の一部を持ち帰ったが、之に続く快挙だ。
宇宙開発での日本の面目躍如というところか。



カプセルの着地目標は100km四方程度というが、22万km離れた宇宙から目標を目指して辿り着くとは驚くべき精度だ。カプセルは直径40cmと小さいが、カプセルが発する信号で着地地点は分かるのだという。この精度を次のように例えている。「1km先にいるナナホシテントウムシの真ん中の星を狙う」くらいの精度だとのことだ。

この6年間の全行程は52億kmと気の遠くなる距離だ。持ち帰っているとされる、りゅうぐうの砂が果たして何を語ってくれるのだろうか。

はやぶさ2のりゅうぐうへのコンタクトは2019年2月と7月の2回だ。地表と地中の両方から砂をカプセルに取り込んだとみられる。また地表に弾丸を撃ち込み、地中の物質を露出させる実験にも成功している。

小惑星は、地球のような惑星になりそこなった天体で、太陽系が誕生した約46億年前の様子を残す「太陽系の化石」とされる。なかでも、りゅうぐうは「C型」と呼ばれ、生命のもとになる炭素が豊富なタイプの小惑星だ。

地球の生命は、太古の地球に衝突した小惑星が含んでいた有機物や水分がもとになったとする仮説がある。りゅうぐうの砂が含む物質を調べれば、私たち地球の生命がどこから来たのかといった謎や太陽系の成り立ちに迫る手掛かりをつかめる。

特にりゅうぐうが地中から採取した物質は太陽光や宇宙線による「宇宙風化」の影響を受けにくい事から、より多くの情報が得られると期待される。オーストラリアの現地ではまず、採取してきたガスの検査を行うことになっている。

小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰った初代のはやぶさは、本体ごと大気圏に突入して燃え尽きたが、はやぶさ2はカプセルを分離後、残った燃料で次なる小型の小惑星「1998KY26 」の探査に向かったと言うから凄い。人間ならご苦労様と労われるところが、休む間もないミッションだ。次のターゲット小惑星「1998KY26 」への到着は2031年7月ごろの見通しとのことだ。私など、覚えているかどうかだ。

但し、燃料の制限から、最終ミッションでは地球に資料を送ったり、写真を送ったりすることは出来ないとのことで、小惑星への着陸なども考えられていないという。

この小惑星はりゅうぐうに比べて小さく、約10.7分に1回転と高速で自転しており、探査されたことがない種類の小天体だ。はやぶさ2は2014年に打ち上げられ、最終ミッションまで17年の探査に携わることになる。之は、恐ろしく凄いことで、何やら人類の宇宙旅行がより身近になる気がしてくる。


また、地球へは大きさ数10mの小惑星が100年~数100年に1回程度の頻度で地球に衝突している。こうした事象を解析する上にもりゅうぐう2の最終的なミッションから某かの解をもたらすものとして期待されている。

帰還前に掲げられていた記事を読み直す。


こうして最終目標である、太陽系がどのようにして出来たのかと云う事と、地球の生命はどのようにして誕生したのかという2大命題の解明に挑むわけだ。

宇宙にある小惑星の物質は、地球上のものに比べて、より原始的な状態がキープされているとみられることや、更に地中の物質はより太陽光や、宇宙線の影響を受けにくいとみられることから貴重であると考えられている。

今年の10月にはNASAの探査機「オシリス・レックス」がりゅうぐうに似た小惑星「ベンヌ」に着地し、はやぶさ2を上回る量の物質を採取したと報じられている。然し、りゅうぐう2の地中から得た物質の方は、より、貴重な情報を与えてくれるのではないかとの期待が高い。

別途生命誕生の謎については、地球上でも探求が進んでいる。2017年、約40億年前にできたカナダの地層で最古の生物の痕跡(グラファイト)を発見した。これまで最も古かった38億年前をさらに2億年さかのぼるという。地球の古生物学者もまた、地球発生や、生命誕生(初期の生物)の謎の解明に向けた研究が、世界で熱を帯びてきている。

生物だったと分かる化石は、約35億年前以降にできた地層に限られる。それ以前の生物については、グラファイトのような痕跡を詳しく調べるしかない。



46億年前に誕生したばかりの地球には、微小な惑星が次々に衝突していた。大気には二酸化炭素や窒素のほか一酸化炭素やメタンも多く含まれていたと考えられている。
原始の海は約43億年前に現れた。当時の海水に酸素は乏しく、二酸化炭素やメタンが多く含まれていた。鉄やニッケルなどの金属もたくさん溶けていたとみられる。

溶けていた金属を触媒に有機物が合成され、やがてアミノ酸や核酸など生物の構成に欠かせない材料が作られたというのが、生命誕生の有力なシナリオだ。多くの研究者はメタン生成菌が、誕生の瞬間に最も近い生物に違いないと信じている。

こうした研究がどこかで共通項を見いだしたとしたらそれはそれで素晴らしいことでは無いかと思う。





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Last updated  2020.12.07 09:34:43
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