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2021.02.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のウォーキングは第1889日目で8288歩だった。

森喜朗のオリンピックにまつわる発言で大揺れになっている。この男、首相時代から物議を醸すので有名だったが、人はそんなに簡単に変わることは出来ないと云う事を証明して見せた。

「何があっても五輪は行う」とか、「女性が加わると会議が長くなる」など、どう見ても物議を醸すことになることは分かるのに何故言ってしまうのだろうか。それは彼自身が芯からそう思っているからに他ならない。それを、謝罪会見をして謝るというが、元々言っていることが自分の信念なのだから、形ばかりの謝罪を言うだけに終わってしまうのは目に見えていた。

棒読みの謝罪は、形式的、その後の質疑が本音だろう、誰もあれを見て謝罪しているとは感じない。ただそれだけのことだ。本人も言っているように、「老害が粗大ごみになった」ようだから、早々に組織委員会会長を辞したら良い。誰が引導を渡すのかだけだ。

***

英国がEUを正式離脱して1年が経った。そのことが英国やEUにどういったことをもたらしたかだが、日経新聞には離脱を希望した英国側が、どのような利益や自由が得られたのかという見方で、述べられていた。

ヨーロッパにあって、英国は先導的な役割を果たしてきた。一方、ヨーロッパは相次ぐ戦火に嫌気し戦争を忌避し、大同団結を目論んで、欧州共同体からEUへと発展的に進化してきたが、今や、EUを牛耳るのは大陸側の独仏となり、英国の影が薄まってきたのだ。

こうした、疎外感と、決定権を持つEU中枢から距離を置くことで、英国は昔の栄光を求めて、EU離脱を目論んできたのだ。2016年に端を発し、丸5年間ぎくしゃくしてきた。グローバル化が叫ばれる中にあっては離脱は、反動である。

然し、英国は最終的に離脱を選んだのだ。難しいことはよく分からないが、「名を取って実を失った」という感じがしないわけでもない。


貿易では、関税が復活し、物流がスムーズでなくなる。輸送トラックが渋滞している写真が載せられていたが、国境ではこうした風景が定常的に起こると云う事だ。

金融の中心であったロンドンが、相対的に地位低下を来たし、フランクフルトやパリにその実務面が流れていった。2020年までに金融に関わる人材も2500人はロンドンを去ったとのことだ。

英国は、EUが決めた移民の受け入れを良しとしない。この点では国内の低所得者層の突き上げがあって、離脱で、移民制限が出来ることはある意味では、成功したのかも知れない。低賃金の単純労働者はお断りと云う事になったが、高度な知識を有する人材もこの制限に影響されることは必至だ。

例えば、英国内で弁護士資格を取れば、EU内でも弁護活動は出来たが、今後は、それはできなくなるといったことだ。

英国人がバカンスで、スペインやイタリア、南仏などで過ごすこともままならなくなった。離脱前は旅行期間が180日間ビザ無しで滞在可能だったのが、最大で90日間に減少してしまったとなる。日本人の感覚では、それだけあれば十分と思うが、彼らには大きな縛りになるのだろう。

1年経った今でも、完全に解決しているとは云えなくて、「公正な競争環境の確保」「紛争解決」「漁業権」は最後まで揉めた。
「公正な競争環境の確保」では双方が政府補助金を独自に決めうるとなり、「紛争解決」では、EUの最高裁である欧州司法裁判所の縛りから英国は離れることが出来た。これらはEUが譲歩した形だ。

反対に英国側が譲歩したのは「漁業権」で、英国はEUに漁獲量の割り当ての80%を手放すことを要求したが、結果は25%減で折り合った。これは形の上では英国の譲歩だが、漁獲の輸出物は7割がEU向けであるから、あまりごり押ししてEUの機嫌を損ねることは出来ない妥協の産物である。

数字だけの問題では無く、漁業資源を輸出する形になるため、流通と関税の関門が新たに出来たことになり、実際の漁業現場では大きな混乱が起き、政府はやむなく2300万ポンド(約32億円)の補償金を出す羽目になっている。

北アイルランドの問題は、恒常的な状態として、残存することになった。英領の北アイルランドは、EU残留のアイルランドへは、過去の紛争が再発することを危惧して物理的国境を無しとして自由に行き来できることになるが、逆に自国のスコットランドへはEUを離脱しているため通行が、難しくなる(こちらの方で関税などの処理をするため)という皮肉な結果になる。

しかもスコットランドは、元々EU残留派が62%を占めていたために一層、複雑だ。こうした事から、英国内のスコットランドとイングランドの間でも何やらぎくしゃくして状態が起こり得ることが考えられる。



かつての大英帝国は内実がぼろぼろになっていくようで、果たして、EU離脱で、何を益したのかを考えると、私などにはその意味合いがクリアには分からない。
名誉が大切なことは分かるが、何か別な手段はなかったものかと、つい考えてしまう。





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Last updated  2021.02.06 09:43:34
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