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2021.04.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のウォーキングは第1948日目で8545歩だった。
久しぶりに、くら寿司からテイクアウトした。

***

米国はついにアフガニスタンから駐留米軍の撤収をすることになった。撤収開始は9月11日からだ。
之によりアフガンでの治安が悪化することが懸念されている。

先に、トランプが撤収期限を5月としていたが、バイデンは、様子見で、9月11日迄延長する方針を明らかにした。
こう決めたもののアフガニスタンが平常を取り戻したというわけではない。米国本国での厭戦気分と、いつまで経っても解決しないことに業を煮やした感じがある。更に言えば、対中国が最大の問題として存在するので、中東やアフガニスタンへの軍事関与を減らし、インド太平洋への軍事関与を深める事が背景にある。

今でもタリバンは政府軍に砲撃を加えているし、国際テロ組織(イスラム国やアルカイダ)との関係も断絶していないのだ。然し、こうした小競り合いは続くであろうし、総てが解決することは望めないと判断したようだ。

米軍の撤退で、テロ組織などによる争乱が懸念されることに対しては、米国はアフガンから撤収させた対テロ部隊を周辺国に再配置して、アフガンのテロ組織の監視を続けることにしたのだ。9月11日はアフガン戦争のきっかけとなった2001年の米同時テロから20年の節目にあたることもある。



米国に追従するようにNATOもアフガンから撤収することを決めたようだ。共に、解決したからではなく、膠着状態で、どうにもならないというのが本音だ。

テロは、アフガンだけに留まらず、シリアやイエメンなどでも行われていることもあり、アフガンだけが総てでは無いと云う事も言える。


こうした決定にアフガニスタンのガニ大統領も賛同している。また、在任中に駐留を続けていたオバマも撤収の決断を支持している。

一方でタリバンは撤収が5月から9月へずれ込むことへの不満を表明している。トランプとの約束を守れということだ。20年にも渡って、最盛時には米軍の数が10万人もいたことから考えれば、4ヶ月の延長は些事のようにも思えるが、約束は守れということだろう。

過去、ソ連が侵入して、蹂躙され続けたアフガニスタンだが、米国がアフガニスタンの政府を支援してきたことが、今後活かされるかどうかはアフガニスタン自身に託された形だ。

米国の撤収によって懸念されるのは国内の難民の増加だ。国内で捌ききれない難民が向かう先はヨーロッパと云う事になりそうで、EUとの関係が悪くなることも懸念されている。

更に言えば、米国はアフガンから中国へと、警戒のターゲットを変更するためとしているが、空白になったアフガンに背後から中国が侵入してくることは充分に考えられる。習近平は、そうしたところは抜け目なく、一帯一路の名の下、アフガンへの経済協力乃至復興支援とか称して、アフガンを食い物にする事が考えられる。

こうした事が総て巧くいけば今回の撤収判断が評価されるだろうが、もしも、タリバンが得たりとばかり再生することにでもなれば、バイデンの決定は大きなミスとして取り沙汰されるだろう。

米国は、対中国警戒という大義の行動が、その中国を勢いづかせることにならないかが、懸念されているのだ。

そういった懸念はバイデンと米国防総省の間での意見の相違にも見られる。
国防総省幹部らは駐留継続を望む者が多かったようだ。その言い分は、アフガンがテロの温床となるのを防ぐためと言う点だ。そのためには数千人規模の駐留米軍を維持する必要があると主張した。



米軍撤収に伴い、アフガン統治の最大の課題は誰がどのように治安の維持を務めるかだ。この点は、何とか話し合いがついた模様だが、タリバンが政治の中枢に入り込むことになるのだろうか。

アフガンにはタリバンに加え、アルカイダなど20を超えるテロ組織があるとみられている。20年の年月を掛けて、類が類を呼び込んだ形だ。タリバンと水面下で連携するグループも存在しているため、治安回復にはテロ組織同士の関係を断絶することも欠かせない。タリバンが和平合意でテロ組織との関係を断絶すると宣言しているが履行の確約はない。

アフガンはかつてソ連が侵攻したことでも知れるように、ヨーロッパとアジアをつなぐ要衝地にあたり、現在も尚イラン、ロシア、中国などの周辺国がタリバンとかかわりを持っている。米軍撤収後は周辺国の資金や武器供与の動きも注視せざるをえない。

安定した国家運営には経済再建も大きな課題だ。有力な産業というものがなく麻薬アヘンの原料となるケシの栽培でわずかに外貨を得ているようなありさまだ。国家財政は国際社会の援助に頼り切っているのが現状で、2018年の1人あたり国内総生産(GDP)はわずか544ドル。世界平均の約20分の1にとどまる。

こうした環境を聞くと、先述した、中国が、米国撤収の後に抜け目なく入り込んでくることが想定される。地図を広げると、中国とアフガニスタンは、ワハーン回廊と言う細長い回廊で繋がっていることが分かる。



中国がひた隠す人権問題の新疆ウイグル自治区とアフガニスタンはこのワハーン回廊で繋がっているのだ。又、アフガンは石油、ガス、鉄鉱石、銅などの天然資源が眠っているとされる。中国の固執する意味も案外こうしたところにあるのかも知れない。

パキスタンもまた油断がならない。パキスタンは2001年の米同時テロ前の旧タリバン政権を支援し、米国はいまもパキスタン軍がタリバンの一部を支援しているとみている。更にロシアやイランまた、中国などはタリバンと頻繁に接触しているとされる。

今後の成り行きに注意しなければならないところだ。





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Last updated  2021.04.17 11:18:00
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