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2022.01.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のウォーキングは第2164日目で、9757歩だった。
昨晩連れ合いの所に楠薫堂から電話が入って、急遽明日(則ち今日)ワクチンが打てることになったという。背景はどうであれ、送られてきた書類には3回目は2月6日から暫時接種となっていたので、当分駄目かと思っていたが、これ幸いと接種に行った。

別室に3名が招じ入れられて、接種を受けたが、注射器を置くパンには15本ほどの注射器が並べられていた。日に15人程度接種する事になるのだろう。我々が接種後20分程度待機している間にどかどかと大勢が入室してきた。慌てて病院を後にした。

そのまま、「離」で朝食を採り、夕食用にとほっかほっか亭でテイクアウトして帰った。

***

日経に半導体についてノーベル賞受賞学者天野浩・名大教授に聞くという特集があった。
半導体と言えば、パソコンやスマートフォンなどIT機器には不可欠のものだ。世界における日本のシェアは嘗て40%を越えていたが、今は10%にも満たないような状況だ。

この凋落は造船業にも当てはまるようだ。一言で言えば、日本の政府が、半導体に投資をしなかった(育てなかった)と言う事だろう。民間の競争に任せるというのは聞こえが良いが、それでは国が丸抱えする韓国、台湾や米国などに勝てるわけがない。

半導体は米国が発明し、日本の技術が磨き上げて精度の良い半導体を作り上げたが、そこに参入したのは品質は下がるが兎に角安い韓国製のものだ。



造船もそうだが、日本は自国で立ちゆかなくなった半導体を海外進出とは名ばかりで、人材が流出して、韓国がその技術者の力で大きく成長したと云う事だ。

ここにきて、遅れを認識した政府はソニーとTSMCで半導体の新しい工場を熊本に作る為の補助金を出すという。ここでもTSMCの名を借りなければならないこと、補助金は半額程度と言う事など、日本の半導体の復興というにしてはお粗末な感じだ。

そんな半導体に明日はないのかと思っていたところに今回の天野教授の話だ。

之まで半導体の素材と言えばシリコンであったが、カーボンニュートラルで、注目を浴びているのが、窒素とガリウムが結合したGaNだ。

シリコンは低い電圧、小さい電流のもとで効率的に働く性質があるのでパソコンやスマートフォンに向いている。しかし、これから需要が広がるのは高電圧・大電流での用途だ。電気自動車(EV)、携帯電話基地局、データセンター、再生可能エネルギーの蓄電・送配電システムなどの用途が考えられる。

それには、パワーデバイスと呼ばれる半導体が必要になり、GaNが素材として適している。シリコンでは電気抵抗による電力喪失が大きく、効率が悪いからだ。

GaNは量産するにあたって、高品質の結晶を安定的につくるのに時間がかかった。こうした点については、現在は技術的には克服された。しかし、問題は初期の投資が大きいと言う事だ。投資額が数百億~1000億円必要となると、国の支援無しに企業が投資することがなかなか出来ない。

まして日本の半導体は、嘗て、大手電機メーカーの一部門でしかなく、思い切った投資に踏み込めないのが現実だ。昔と比べて日本企業はリスクをとらなくなっている側面もあるとのことだ。

日本政府がこのたび熊本に誘致する世界最大の半導体工場へは4000億円の補助金を付けている。然し、こちらはシリコンの半導体だ。

これから必要になるGaNは、こうした半導体工場よりも安く出来、しかも日本の独自技術が活かされることになる。GaNのパワーデバイスを使うと差異化も容易になる上に電力喪失が小さいうえ、デバイス自体が小さいのでシステム全体を小型軽量化でき、大幅なコストダウンが可能になる。

GaNの素材については中国や、米欧も取り組んでいる。然し、この点で日本は相当進んでいるために彼らが追いつくためには可成りな時間が掛かることだろう。之までのように中途半端な扱いをすれば、優秀な技術者はどんどん流出してしまうだろう。


今後は5Gや5G越えの通信が必要になってくる。

こうした先見の明を持った施策が講じられなければ、停滞日本の名を返上出来ないままになるだろう。





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Last updated  2022.01.16 13:06:07
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