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情報化社会への対処 1 藤本 肇 先生
貴方に自身にとって、マイナスの情報によって心が迷い、枉げられて感情的になり、心が阻害されるようになり、憎しみ・妬み・そねみ・怒り・迷い・疑い・心配・イライラ等がうまれると、ストレスになって心を傷つけ、その為にノイローゼを起こす場合もあります。
色々な情報も各人の受け止め方によって葛藤、ストレスの大きさも大いに違います。その受け止め方によって何でもなく過ごしてしまうこともあれば、マイナス感情が生れて来る人もおります。これが心に生ずる恐ろしい変化で、このような悪感情を生じたら、すぐにでも発想の転換をして消してしまわなければ、血に熱を持って血液のめぐりが悪くなり、身体の健康が保ち難くなってしまいます。そのような場合には、如何にしたらよいか考える必要があり大切な事なのです。
また、そのようなお客様に対してのアドバイスの仕方そのものが「推売力のあるお店の技量」です。我々は常に考えて指導できるように心の勉強をしておかなければなりません。
想像力を引き出す自己暗示
皆さんにもよくあることでしょうが、自問自答するでしょう。
一体誰と問答をしているのでしょうか ? それは、もう一人の自分と話しているのです。松原泰道師の著書にいわれている、自分自身のなかにもう一人の自分がいる、言い換えれば、建前の自分と本音の自分なのです。心のからくりには色々と法則があって簡単に行うべきではないけれども、心の二面性を理解すれば、自己暗示によって、心の切り替えが出来る筈です。
貴方自身の考え方を切り替える訓練をどのように行ったらよいか常に考えてみることが必要なのではないでしょうか。自分も納得してみる事が大切であると私は思います。
例えば、病氣に侵された場合、どのようにすれば感謝の氣持ちに変えることが出来るのか自分自身考えてみる事であるし、まず自分が体験して、病気にかかったらどのような考えかたをしたら心が静まるのか、感謝できるのかを自分自身に問うて考えてみてください。
自然と心が洗われて、人間性が高まってくるはずです。自己暗示とは如何なるものか考えたことがありますか? それは、自分自身に暗示をかけることですが、それは、自分のもっている想像力をかきたてることでもあるのです。
我々は自分で言っている言葉は、半分は自分自身も聞いています。自分自身に言い聞かせていることなのです。自分で自分を納得させていることなのです。自分がもっている想像力を強くして、自信をもたせることなのです。
エミール・クエは自己暗示による人間の強い想像力に訴える藥の治療法を考えだし、ナンシという町にその治療所を開設し「クエ式自己暗示法」なるものを創案して、先生独自の心療法で多くの患者を助けて人々を喜ばせました。
その理論とは、「患者に藥を与えた場合、出来るだけ少量の藥で、より多くの効き目がでるように研究した結果、人間の心のなかにある想像力を引き出した方が効果的にも健康的にも良いということがわかりました。それは、意識層をゆるめて心のトラブルをなくすことであり、ストレスを除外して自我を捨て、感謝の気持ちを持つ事により、より高い想像力を生ぜしめるものである」とわかったのです。ここに催眠術による想像性開発というものが大切であるといえるのです。
生きることに感謝できるようになれたら幸せに、健康になれます。
そこで、大脳皮質生理学なるものを簡単に理解していきましょう。
大脳皮質には約140億の脳細胞があり、その細胞には足があって足と足の絡みつきをシナプスと呼んでいます。情報が入るに従って回路が多くなり、20才ぐらいには8千億出来ると言われています。
脳細胞の一個がテレビのブラウン管一個に相当し、記憶素子と名づけられています。大脳皮質には新皮質と「意識層とも顕在意識層ともいいます」と旧皮質「無意識層とも潜在意識層ともいいます」とがあって、常に情報の流れを受け取っていますが、大脳皮質には検閲層と呼ばれる層が存在し、情報の制限が行われています。いわゆる心の門番です。
主に新皮質に多く、顕在意識が緊張すると検閲層も同じように緊張して情報の選択を行うのですが、我々は毎秒1400億ビットの情報を受けています。
このように、情報はどんどん入ってきて新皮質から侵入し、旧皮質に沈殿してしまう記憶の宝庫であります。一度受けた情報は忘れることは出来ないのですが、新皮質と検閲機関である検閲層の緊張がとれて眠くなると、緩んで旧皮質に侵入した情報を取り除くことが出来るのです。
我々が眠ること、リラックスすることは、新皮質を弛緩させるということです。
睡眠についていうと、大脳皮質細胞を全部休ませて無意識以外の意識、即ち新皮質を完全に眠らせる状態ですが、世の中の多く人はこの睡眠と催眠を混合して考えている事が多いようです。しかし、この2つは異なった状態であり、催眠は意識細胞の一部だけを常に起こしておき、必要以外の意識を眠らせる半睡眠の状態を指します。
人間は1日に3回から8回程度、夜間寝ている時から朝までに、類催眠状態を経験していますが、それを意識的に感じています。・脳細胞は再生不能でありますが、その脳細胞が生き生きとした活力を保つためには、睡眠を充分にとり、脳を休ませる以外に方法はないのです。その為に動物は眠るのです。
脳の細胞の働きをよくするためには、色々な条件がからみあって、逆説睡眠時に改善されることは、判明しています。この状態は、新皮質が一部起きているときであり、催眠術による反応と非常に類似しています。この時には、その人が昼間あった葛藤を出してしまう時なのです。また、催眠暗示を与える事によって、無意識層にたやすく必要なプラスの情報を送り込むことも出来れば、マイナス情報を引き出すことも出来るという心理療法が研究されているのです。
大脳皮質、特に新皮質は、音とか光などの刺激といった一定の波長によるリズミカルな活動には非常に弱く、簡単にヨロメキ出して情報のチェック作用を怠る性質を持っています。
医藥品としては軽い安定劑、その他少量の酒、趣味など、心の休まる事等があります。この時、自分の身辺に何事かが起きると、好むと好まざるを問わず、しかも無批判に検閲層を通り抜けて、古い皮質に刻み込まれてしまうのです。
もし、そのリズム事柄が繰り返されるときには、無意識の中に同じ考え方を植え込むと、多くの人が同じような行動を起こすようになります。これが群集心理の起こりで、大衆催眠術の原理です。かのヒットラーは、この原理を上手に利用した大衆催眠術の第一人者だといわれています。
しかし、自己催眠は自己暗示によって自己の責任で行うのですから、その点は安心です。うたた寝はこれほど気持ちのよいものはないのですが、これが逆説睡眠の状態とほぼ同じ状態であり、学校や職場、仕事中や乗り物の中、講演中、勉強会中、研究会中のウトウトするうたた寝は、新しい皮質の一部が眠り、古い皮質は全然眠っていないのです。ですから、外部からの音や声は聞こえているのです。下車駅の近くになるとパット目を覚まして降りる姿を見るのもそのためなのです。
余談ですが藤本先生と鹿児島市の東急ホテルにて食事をさせていただいた時の話の一部を掲載させていただきます。東洋催眠というものがあってね、ある奥さんがどうしても大きな音に異常反応をしめされる、漢方をやってもどうしても、恐怖心がうまく取れない。そこで東洋催眠を実施して年齢をどんどん戻していった。そしたら、若い頃空襲で近くに爆弾が落ちた事がわかった。あなたは、今こうして暮らしているのだから心配いらない。そう理解させて、もっと年齢を戻していって、お腹の中まで入ったのだけど、その先はどうなると思う阪本君? そこで私はこう答えました「前世にもどるのですか?」藤本先生の答えは、「そう江戸時代の前にもどったんだよ、魂の仕組みは、こういう世界だよ。よく考えて人生をすごしなさい」と............
大脳皮質生理学では、意識層と無意識層との関係を表わすものに「意志逆転の法則」があります。この法則は、心のカラクリを知る面においても大切なことです。
まず、この法則を説明して理解を深めたいと思います。
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