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その2
◎薬ではない治療を求めて知り得た人生のしくみ
私は子どもの頃から感じやすく、よく霊を見たり、時には妖精と一緒に遊んだりしながら大きくなりました。一方で、人ごみの中ではぐったりしてしまい、医師からは「自家中毒」と言われるパターンを繰り返しました。副腎の難病もあり、病院とは縁が切れず、さらに幼い頃亡くなった弟の死が医師の誤診と聞いてから、自ら医師を目指しました。
私自身が副腎ステロイドホルモンを投与され、その副作用で苦しみましたから、精神科医になっても精神安定剤などの薬を使わない、心地よい治療を探求し続けてきたのです。ハンドヒーリング(手当て療法)、笑い療法と、いずれも薬を使わずに素晴らしい効果を発揮しました。
しかし平成五年に過労で倒れて以来、もう一度患者の立場となって、あらゆる治療法を試みることになりました。そこで別の癒しの世界、それまで知りえなかった精神世界の扉を開き、人生のしくみを深く知ることになります。
まずアロマ(香り)セラピィにはまり、クリスタル(水晶)ヒーリングを受けた後、今度はヒプノセラピィという「過去生回帰の催眠療法」のセッションを受けました。いわゆる自分の前世や過去生を知ることで、仏教用語としてしか知らなかった「輪廻転生」を実感する、びっくりの体験です。
ヒーラーの誘導に従って過去生をイメージしました。イメージの中で私は、三千年前のエジプトの舞台女優でした、出てきた場面は、愛していた恋人の子どもを宿して、嬉しくて彼に報告しているところです。しかし彼に「子どもはいらない。堕ろせ」と言われ、大変ショックを受けています。彼を失いたくない彼女は黒ずくめの老婆から怪しげな薬をもらい、堕胎。その上、健康
も、女優としての美貌も、スピリチュアル(霊的)な能力も失って、亡くなります。そしてこの時の彼が今世の私の最初の夫と教えてもらい、さらにびっくり。今回は私が子どもを産めないことで離婚になったからです。
過去生の書き換えとして、子どもを出産するイメージ療法もしましたが、どうやら今世では子どもを産めない病気をプログラムして、医師になるコースを私自身が選んだということらしいのです。宗教ではこれを「カルマの解消」というそうですが、言い方を換えれば、「逆の立場になって、相手の気持ちを理解して魂が成長する」ということでしょう。つまり私は今世で子どもを産めない悲しみを味わうことで、過去生で子どもを産めたのに堕胎してしまった罪悪感を解放したのです。
このような経験から、私はアロマ、クリスタル、ハンドヒーリング(手当て療法)と私の子守唄のヴオイスヒーリングと、過去生療法を組み合わせた、新しい療法に取り組むこととなったのです。
◎すべての出会いは自分で選んでいる
人生はすべて自分でプログラムを組んで生まれてきているということをお分かりいただけましたか?いや、自分はこんな人生を選んだ覚えはないという方もいるでしょう。
しかし人間関係の土台ともなるべき両親との出会いも、自分で選んできているといいます。例えばいま大リーグで大活躍のイチロー選手は、おそらく野球選手として成功する夢を抱いて生まれてきたのでしょう。彼はその夢を手助けしてくれるお父さんを選んで生まれたのです。もちろん、世の中には逆に両親の反対を押し切ってチャレンジし、成功した人もたくさんいます。それはそれで、逆境に負けない魂をつくるために、その両親を選んだのです。
私自身は、「両親は自分で選んで生まれてくる」と聞いた時、実はすぐに納得できませんでした。母との関係がうまくいっていなかったからです。子どもの頃、私自身は母から「言葉の暴力」を受けてきたと思っていましたが、大人になってから「こんなことを言われた」と言っても、「あなたを愛しているのに、そんなことを言うわけがない」と、まったく覚えていないのです。
いまになって分かることですが、相手がしっかりと理性を持って話していることは自分の意思で話していますが、無意識に言っていることは、こちらが言葉を指定して言わせていることが多
いのです。私の場合、過去生に強い罪悪感と自己否定を抱いて生まれてきたために、あえて母にネガティブなことを言わせていたのですね。
クリニックにも、実の母娘なのにしっくりこないと相談にみえる方が多くいらっしゃいます。過去生を見て、昔は母が嫁、娘が姑だったと伝えると、「それなら分かるわ-」と一同納得。いずれにしても、自分が両親を選んでいると素直に納得できたら、それだけで親子関係はぐっと良くなります。親のせいにしていたことも、自分の責任として受け入れられます。この意識の変革ができたら、その他の人間関係も一気に良くなっていきます。
家にいる間は家族が魂の学びの相手をしてくれ、学校に行けば先生や友達がその相手となります。学校を卒業し、社会へ出て仕事を始めると、人間関係のヴァリェーションが想像もつかない展開で一気に広がっていきます。
当然、これまでは巡り合わなかった、あるいは出会っても避けてきた波長の合わない人とも一緒に仕事をしていかなければならなくなります。
実はあの世では、自分と波長の合う人としか出会いません。魂が地上に降りてきて、何よりここだけでしか味わえないことは、違う波長の人と職場で出会えること。肉体を持っているからこそ、違う波長の人と出会えるのです。
波長が違うと、当然ものの考え方が違うから、最初はびっくり!同じことを伝えるにも、「何もそんな言い方をしなくてもいいじゃないか」、逆に「そんな受け止め方をしなくてもいいじゃないか」となります。
しかし、くれぐれも波長が合わないといって悩んだりしないこと。どんなに理不尽に怒鳴られても、「はあ、すごいパワー」とか「うわ、そうきたか」と、人間ウオッチングに徹して、この地上でしかお目にかかれない人たちとの出会いを楽しみましょう。
波長の合わない人から仕事の取り組み方をはじめ、自分とは違うアプローチ、ものの考え方、素晴らしい発想、思いがけない情報、知識などどんどん吸収することで、魂はどんどん学んでいきます。人が仕事をすればするほど魅力的になっていくのは、ここに一つの理由があるのです。
◎最強の言霊「すべてはうまくいっている」
人生を表面的に捉えてしまうと、「なぜうまくいかないんだ」「どうして、自分だけ不幸なんだ」と思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、これまでお話ししたように、それもまた自分で選び、プログラムして生まれてきていることを考えると、ある意味で「望みどおり」の人生を生きていることになります。
では、人間はその運命に従って生きるしかないのでしょうか。そんなことはありません。過去生の呪縛を解き放ち、今世で素晴らしいあなた自身の人生をつくることはいくらでも可能です。
そこで重要な役割を果たすのが、言霊パワーなのです。遺伝子工学の村上和雄先生は、あらゆる人々に夢をかなえるための才能が与えられているが、多くの人は与えられた遺伝子のスイッチがOFFになって十分に才能を生かしきれていないとおっしゃっています。
まだ目覚めていない遺伝子のスイッチをONにすることは、とっても簡単です。まずはできると思うこと、そして「できる」と言葉にすることです。
クリニックでは過去生療法を行った後、必ず宣言してもらいます。例えば、どうしても人前で自己主張ができない方には、「私はきちんと自己主張します」。中性的で男性とのご縁に恵まれない女性には、「私は女性らしく生きます」。不幸続きだという人は、「私は幸せです」。
ここでポイントは、体も一緒に動かすことです。言葉と体の両方を同時に使うと、大脳を刺激し、潜在意識への刷り込みがうまくいきます。ことさら大げさな動きをする必要はなく、ピョンと跳ぶくらいでもOKです。また、潜在意識は夜に活動するので、寝る直前にやると効果的。
人生で感じる問題は人それぞれですから、宣言する言葉も異なりますが、ぜひ皆さんに試していただきたいワークがあります。それは、最強の言霊「すべてはうまくいっている」を言いながらの「カニ踊り」です。
やり方は簡単。両手でピースサインをつくって、「すべてはうまくいっている!」と言いながら、右に二回、左に二回と横歩きするのです。クリニックに初診でいらした方や、講演会、セミナーでも必ず最後はこの「カニ踊り」で締めくくります。これは沖縄に移り住んだ時、カニが朝日を燦燦と浴びながら歩いている姿を見て思いつきました。「うまくいっている」と言い続けると、潜在意識はすでにそういう状態にあると認識して、どんどん「うまくいっている」状況をつくり出していくのです。ぜひお試しあれ!
ところで、自分で使う言葉はもちろん、実は相手の言葉をどう受け入れるかも大変重要です。「素敵ですね」とか、「最近成長したな」などと褒められた時は、にっこり笑って、素直に「ありがとうございます」と受け入れましょう。
日本人は謙虚が美徳といわれますが、「いえ、そんな、まだまだです」などと言うと、相手は表面意識では謙遜していると思っても、魂レベルでは撥ねつけられたと思って気持ちよくありません。自分自身も、せっかく相手からの言霊パワーをいただけるチャンスだったのに、シャットアウトしてしまったことになります。もったいないですよね。自分で発し、相手からいただくことで、どんどん言霊パワーを取り入れてどんどんパワーアップしていきましょう。
◎魂は必ずハッピーエンド
以前、クリニ一ツクに涙ながらに相談にみえた方がいました。「父は病床でとても苦しんでいました。きっと成仏し切れていないか、あの世でも苦しんでいるのではないでしょうか......」亡くなられたお父様の魂を見てみました。
「いいえ、お父様はいまあの世でかっぽれを踊っていらっしゃいますよ」と答えると、娘さんもまさかの展開に大爆笑。泣くつもりで来たのに爆笑するとは思わなかったと言って、素敵な笑顔でクリニックを後にされました。
一見すると、若くして亡くなった、苦しんで亡くなった、かわいそうな死に方だったと思われるような最期でも、魂レベルでは必ずハッピーエンドであの世へ向かいます。そして、一休みをしたら再び地上へ魂のレッスンにやってくるのです。もしかしたら、またご家族の近くに生まれるかもしれません。いや、これまでとはまったく違う環境に身を置くかもしれません。それもやはり本人の希望どおりに生まれます。
ところが、そうやってせっかく地上へ来たのに、十分学ばないうちに自らあの世へ帰りたがる人がいるのも事実です。自殺願望の方も相談にみえますが、私は「心配しないでも大丈夫よ。みんなもれなくあの世に帰れるから。それまで今世をエンジョイして輝きましょう」と一言うようにしています。
魂は生き続け、命は永遠です。その中で今回、「いまの自分」を選んで生まれてきたのには、それなりの意味があります。せっかくですから今世の自分を十分にエンジョイしましょう。
まずはエンジョイすると思うこと。そして宣言すること。その言霊は、必ずあなたの人生を素晴らしい方向へ導いてくれるはずです。
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