ニーハオ中国

ニーハオ中国

2006/09/26
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カテゴリ: 仕事・日本語教育
先日、ある取引先の社長Bさんと食事した。

そのAさんの話をいろいろ聞かせてくださった。

まずAさんは、人の使い方がおもしろい。
Aさんは、留学あっせんの仕事をするのに
そんなに学問はいらないと考えていて、
個人商店で売り子をやっていた人を
引っ張ってきたりする。

そしてそういう人に、いきなり以前の収入の

感激した社員は、一生懸命に仕事をする。
結果、その元売り子さんは、Aさんの企業グループの、
ある留学会社の社長まで登り詰めているらしい。

Aさんはとっても人好きで、社員のことを
深く愛している。
Aさんは、社員が一度失敗しても怒らない。
次に気をつけたらいい、と言うだけ。
その社員がもう一度同じ失敗をしても怒らない。
なにか事情があったのだろうと考える。
このような具合で、Aさんは社員を怒ったことがないので、
社員はAさんに対して、のびのびと振る舞い、


Aさんのご自宅には、いつも社員が遊びに来ていて、
とてもにぎやかだ。
Aさんが留守中でも、社員はかまわずAさんの自宅に上がりこみ、
自由に飲み食い、マージャンなどして楽しんているとか。
Aさんも、Aさんの奥さんも、そういう社員の様子を


Aさんは太っ腹な方で、
社員が結婚すると、10万元(約150万円)を
お祝い金として社員にあげるという。
10万元といえば、中国では相当な大金だ。
社員はこれで、新居や新生活の準備ができる。

そんなこんなで、
入れ替わりの激しい中国の雇用状況の中、
Aさんの会社の社員は、なかなか会社を去らないという。

そんな太っ腹なAさんは、同時に繊細な神経の持ち主でもある。
ある社員がAさんに借金の申し込みをしにきた。
Aさんは、何も聞かずに大金をぽんっとその社員に
貸してあげたそう。
あとでBさんが理由を聞いてみると、

「あの社員は、親戚や友人、恥をしのんでいろんな人に
頼んたけれども、どうしようもなくなって、
困った末に僕のところに来たのだと思う。
だから僕は何も言わずに貸してあげるのだ」

とAさんは言ったという。
ところがその社員、それからしばらくして
病気で亡くなったらしい。

亡くなる前の最後の言葉が、

「Aさんにこのお金を返してほしい」

だったと身内の方から聞いたとき、
Aさんは涙を滝のように流しながら、
とんでもないというように首をブルブルと横に振って、

「そんなお金は受け取れない」

と言ったという。
話を聞きながら、私も感動して涙が出てしまった。

本当に素晴らしい会社というのは、
経営者に人を惹きつける魅力があるものだなぁ、
としみじみ思った。

多くの社員がやる気に満ちて生き生きと
働いているのも、Aさんの人柄によるところが
大きいのだろうと思った。
それが業界トップクラスの成績にも
つながっているのだろう。
Aさんの会社は、嘘やほらも吹かないし、
自分の会社でいいと思ったアイデアは、
ライバル会社にも教えてあげる懐の大きさがある。

堂々と正道を歩むAさんの会社なら、
私たちも末永くお付き合いをさせていただきたいと
思ったものだった。





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Last updated  2006/10/02 01:42:59 PM
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