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今日は、クリニックで定期的に発行しているニュースレター、「ニュープラネット」の最新号の一部を掲載させていただきます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・田園調布 長田整形外科 発行 ニュースレター「ニュー プラネット」 第33号東京は梅雨明けし、蒸し暑く日差しが強い日が続いています。さて夏の今号では、さまざまな健康に関する情報についてのワンポイントアドバイスからです。診療でも「昨日の健康番組○○をみました」「テレビの○○をかかさずみています」「テレビ番組で○○がいいといっていました」などうかがうことがよくあります。現在はパソコンからも、さまざまな情報がほとんど無料で検索できる時代です。多種多様な情報を受けるとき、留意するシンプルなポイントがあります。それは、A 「その情報はよりよく生きる(ウエルネス)ための情報か?」あるいはB 「その情報は病氣(dis―ease)を克服するための情報か?」という点です。Aであれば、意識も病氣より、よりよく生きるため、の方向付けに向かいますしBであれば、意識はより病氣に向かっていきます。脳は増幅装置であるので、情報の内容や見た目ではなく、病氣をなんとかしよう・病氣は不快な悪者、という情報であれば脳はそのように位置づけていきます。根底にあるのは「自分は健全健康ではない」という欠如や不足のエネルギーで、それを身体の細胞の意識はずっと聞いています。そしてその通りに反応し続けるのです。 受け取る情報の質に加え、情報を自分でどのように活用するか、に留意することが大切です。その情報を取り入れてなんとなくよさそうだと感じるか、楽に感じるか、そのような自分の体感やフィーリングを信頼してよいのです。当院で提供する徒手治療や物理療法、その他各種治療についても同様に考えていただきたいと思っています。「自分はコレコレこういう病氣だからこの治療を受けなければならない」からスタートしたとしても、「よりよくなるためにこの治療を自分で選択し、わたしはますます健康になりつつある」というとき、身体の細胞意識はそれをきいており、そのように肉体の叡智を発動させる環境をつくることができます。治療を受けるときは、「この治療を受けなければこの膝はますます悪くなり、寝たきりになってしまう、どうしよう」という考え方よりも「このおかげでわたしはますます健康になりつつあり、自分の治癒力が発動しはじめる、ありがたい」と考えてみてください。この少しの考え方の違いが、日々積み重なっていき、私たちの肉体の細胞に送信されています。それを心にとめていきましょう。「欠落」「不足」より「今足りていることに感謝」でいきましょう!これからますます真夏日、夏真っ盛りになりますね。水分をとるのはもちろんですが、ミネラルと塩分(食卓塩ではなく自然塩がのぞましいです)の補充を心掛けましょう。一例ですが、ミネラルや微量元素補充のためにも当院でおすすめしているサプリメントは「ピュアシナジー」です。待合室にパンフレットがありますので、ご興味ある方は受付けまでお声かけください。また高血圧だから、と塩分摂取量を氣にする方がいますが、Nacl食卓塩は人工的につくられているため血圧に関係すると思われます。一方、天然塩、自然塩については水分とともに一定量を食事などでとる必要があると考えています。何事も適量が大切ですが参考にしていただければと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全文はHPでご覧いただけます。http://www.osada-seikei.com/7月もあと数日となりました。暑い日が続いていますね~蒸し暑くて、冷房で、私はこの季節は食欲がおちてしまうのでできるだけ歩いたりヨガにいったりフラをしたりと汗を健全にかいて針灸やマッサージでプロのメンテナンスもいただいて少食でもスッキリといたいと思います。さて、今から掃除機をかけて汗をだしてひまし油シップをしようと思います!
2012年07月27日
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クリニック内で発行しているニュースレター「ニュー プラネット」先週第3号を発行しました。内容は、福田・安保理論の中で基本となる自律神経免疫系について。自律神経系の交感神経系と副交感神経系はおたがいバランスをとりあっていますが免疫をつかさどる白血球の中の顆粒球とリンパ球の数と割合に反映される、という素晴らしいアイデアです。血液検査をしてその数やパーセントとして理解できるのですから医療者にも、頭で入ることに慣れきった都会人にも、医療とは検査をして診断がつく、と考えがちな知性偏重なケースにも比較的受け入れやすいのではないでしょうか。ニュースレター第3号は安保先生の最新の著書、「図解雑学 病気にならない免疫のしくみ」新潟大学大学院医学部教授 安保 徹 著 ナツメ社 1500円をまとめたものです。スペースの関係上、図をのせることもなく難しすぎたかな~とか、もっと具体例を挙げればよかったなあ~とか思っていたのですが、昨日うれしいお声をいただきました。93歳の男性、当クリニックに遊びに(?)いらしています。ニュースレターをとても評価してくださる教養の高い方。93歳ですよ!新宿でお昼にてんぷらを食べて今きました、とかおっしゃるんです。とにかく氣もちが元気なんです。その方が「第3号がとてもよかった。ヘルパーやお手伝いさんや別の病院の看護師にコピーして配りました。」苦笑と。配られたほうも93歳が配るんですからもらわないわけにはいきませんよね。苦笑してしまいました。お褒めにあずかった第3号ですがやはり次はもう少し事例を挙げて1つずつよりわかりやすく身近に感じ取ることができるような内容にしたいと思いました。第3号は長いですが、載せて置きます。ご意見いただけると大変うれしいです。「ニュー プラネット」 第3号 2009.2,102月に入りました。体調の変化しやすい季節ですね。今回はお身体に大切な免疫システムと深い関係にある自律神経についてわかりやすくとりあげて解説したいと思います。セルフケアの参考になれば嬉しく思います。今号のキーワードは、「自律神経系―交感神経と副交感神経―」です。私たちの身体は運動神経や感覚神経をつかさどる神経の他、自分の意識とは別に寝ている間も休まず作動している神経系があります。これを自律神経系といいます。この自律神経は体内の活動のすべてを調整するまとめ役で全身に神経網が張り巡らされています。消化吸収や呼吸、心臓の動き、体温、排泄などについて、自律神経系は身体殆どを統括しています。このシステムに加え、ホルモン系と呼ばれる内分泌系と協調して体内調整を行っています。自律神経には、交感神経と副交感神経という2つの系統があります。この2つの系は、シーソーのような関係があり、一方が下がるともう片方が上がる、というようにバランスで成り立っています。シーソーが、ちょうどほぼ真ん中でバランスよく保たれるように、私たちが氣が付かなくても、身体自らが常に調整しているのです。素晴らしいこのシステムについて学ぶことは、よりよく健康に生きるための智慧を発見するカギとなります。交感神経は、身体を活動に適した状態に調整します。心臓の働きを強め、筋肉を収縮し、血管を収縮させ血圧を上げたりします。一方、副交感神経は、この働きとは逆で、心臓の働きをゆるやかにし、筋肉を弛緩させ、血管を拡張させ、血圧を低下させます。この2つの系統のどちらが優位に働くかで体内の状況が変わってくるのです。交感神経が優位に働いているときは、神経の末端からアドレナリンが分泌されてそれを受けて各細胞が働き出してからだが緊張状態となります。すぐにでも動き出せるように準備しているわけです。副交感神経が優位に働いているときは、神経末端からアセチルコリンが分泌されて、各細胞がそれを受けて筋肉の緊張をゆるめます。今は安全なので休んでいいよ、という状態です。このスイッチが正常に作動している時は、昼間は交感神経が優位で、夜になると副交感神経が優位となる、というリズムがうまくとれている、と言えます。このように私たちが全く意識していなくても、体内環境をバランスよく整備している自律神経系は、免疫の働きをもコントロールしています。免疫システムの要、白血球の数に作用しているのです。血液の中にある白血球には、顆粒球(かりゅうきゅう)とリンパ球という種類があります。交感神経(緊張モード、働くモード)が優位にあるときは、顆粒球の割合が増えますし、副交感神経(リラックスモード、休息モード)が優位にあるときは、リンパ球が増えます。今の季節は(冬)、気温が下がるので交感神経が優位になりやすく、顆粒球が増加していることが多いですし、気圧の変化によってもこのバランスは変化しています。では、交感神経の緊張が過度に続くとどうなるでしょうか?毎日分刻みの仕事ばかりで、帰宅も遅く睡眠不足、食事もあわただしく外食中心、という場合。一見元気で活動的なのですが、その活動を支えるため、体内では交感神経優位の状態がずっと続いています。また、悩みや心配を抱えていたり、イライラしてしまうときも、交感神経が優位の状態です。緊張が持続すると肩こり、腰痛、背部痛、偏頭痛、など身体にあらわれる症状は多岐にわたります。このような交感神経優位持続状態では、顆粒球の割合が増加します(リンパ球の割合が減少します)。増えすぎた顆粒球は、体内に入った細菌を退治するという免疫面では大事な役割をするのですが、顆粒球自身が寿命で死ぬときに活性酸素を放出するので、この活性酸素が周囲の組織を傷つけ、たとえば胃潰瘍や胃炎、循環器系の病気やがんなどの発症の下地になると考えられています。では、副交感神経が過度に優位になりすぎるとどうなるでしょうか?性格的におっとりしていてあまり物事に動じない、運動や活動の少ないタイプの人は副交感神経が優位であることが多いです。この場合、心身はゆるんでいて、免疫系ではリンパ球の割合が優位です。この状態が長期間続くと、増加したリンパ球がふだんなら反応しないものに攻撃をはじめ、アレルギー症状が出やすくなると考えられます。現代では歩くことも少なく、肉体労働は減り、食べることにも困らなくなり、暑さ寒さにもエアコン完備、という身体ストレスの減った快適な生活がアレルギーを招いている一因と言えるかもしれません。では、偏った自律神経系のバランスを中庸にうまくバランスさせるのに日々取り入れやすいことは何でしょうか?その1:運動運動することは、身体を温め体温を上げて免疫力をアップする手軽な方法です。過度に激しい運動ではなく、ウオーキング、ストレッチ、ラジオ体操、ヨガ、太極拳などゆるやかに全身の氣を巡らせる動きをおすすめします。当院のグループエクササイズなどもうまくご利用下さい。また、骨全体で体重を支えるよい姿勢は、活動量も増え体温を上げ健康維持に貢献します。頸が前に出ているうなだれた姿勢ではなく、水がめを頭上にのせているイメージで、よい姿勢をこころがけたいですね。その2:呼吸「フー」というため息のような長い呼吸は、副交感神経を刺激します。自律神経の窓口といわれる「呼吸」を利用して副交感神経(リラックスモード)を優位にスイッチすることは手軽な方法といえます。へその下2横指あたりの丹田を意識して、鼻から息を吸い込む(お腹はふくらむ)、口からゆっくり長く吐き出す(お腹はへこむ)、という丹田呼吸を繰り返すと、副交感神経が刺激され過度の緊張が緩和されます。その3:食事食事関連(消化・吸収)は副交感神経のコントロール下にあります。楽しくゆっくりいただいて初めて副交感神経が十分に働くので、食材に過度にこだわりすぎず、楽しんで食事をいただくようにしたいものです。玄米、発酵食品、野菜、豆類を中心に旬のものをいただくといいと思います。その4:入浴体温+4度の温度で湯船につかる入浴をおすすめします。35度など低体温の人は39度~40度のお湯ということになりますね。平熱が36度の人は、40~41度のお湯が適温です。(43度、44度など熱すぎるお湯は交感神経を刺激するので日々の就寝前にはおすすめできません。朝にはよいと思います。)その5:睡眠古代インドの医学、アーユルベーダでは健康にもっとも重要なことは、充分な睡眠時間、特に就寝と起床の時間とかかれています。ゴールデンタイムは夜10時から11時半の間の就寝、朝4時から6時の間の起床です。ついついやることに追われてしまいがちですが、ゴールデンタイムには夢の中にいるようにこころがけたいものです。以上、今回は、日常生活に取り入れやすい点を挙げましたが、このほかにも多くの有用な方法があります。*「図解雑学 病気にならない免疫のしくみ」 安保 徹 著 ナツメ社 1500円 この本には、図入りの解説が多くわかりやすくおすすめできます。ご興味があればぜひ免疫をあげる様々な方法を日常に取り入れてみてください。寒い季節ですが、身も心もあたたかく生きたいと思います!
2009年02月19日
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今年からクリニックでニュースレターを置いて自由に読んでいただけるようにしたい、と思い立ち1月13日に第一号を作成してみました。タイトルどうしようかな~と思っていると主人がちょうどそのときパタゴニア創始者の「社員をサーフィンにいかせよう」を読んでいて「プラネット」はどう?と言います。いいねえ~と言いつつも「ニュー」とつけて「ニュー プラネット」という名前のニュースレターが出来上がりました。置いてみると、想像以上にフィードバックをいただくことができて大変ありがたいですし、学びがあります。ご年配の方も大変熱心に読んでくださり紹介した本は即座に書店に行かれて購入したり、ニュースレターがアンダーライン状態でテスト前ですか?!という方もいらしてうれしく思います。氣をよくして、今日は、先日の第1号をご紹介したいと思います。(ちょっと長いです)「ニュー プラネット」 第1号 2009.1.15 2009年も始まり2週間が経過しました。本年より当院よりニュースレターを発行します。まずは、2週間に1回の発行を目指しています。健康について普段よくいただく質問やお身体とココロのつながりについてもわかりやすくお伝えしていきたいと思います。どうぞ、最後までお付き合い下さい。 第1号では、ココロと身体のつながりについてのキーワードをご紹介してみたいと思います。 *心身一如 「しんしんいちにょ」について ココロの持ちよう、つまり、日々感じていることやとてもよく考えていることは、身体の働きに大きく影響します。 しかし、このつながりを目で見たり、検査などで直接把握することはできません。 そしてまた、出来事が自分のこととなると、なかなか気がつかないものです。 ですが、ココロと体は1つのものとして連なり、一緒に働く、ということは、皆さん実感していることと思います。 こうるさい会社の上司にひどく叱られ大いに腹を立てた日の夜、腰痛が悪化したり、 教えている生徒の進路指導で大変多忙なときに肩が痛み出したり、 夫に思うことを告げられず家政婦としてしか扱われていないと、悲しみと怒りがないまぜになり肩こりが悪化し偏頭痛がおこったり 睡眠時間が削られるほど残業して胃が痛くなり食欲が落ちたり、と 私たちが日々経験する不調の非常に多くは、 「心身一如」の現われなのです。 すべてのお身体の不調や不具合には、気が付いている、いない、に関わらず ココロの働きが関与しています。 もともと2つの別のものを1つに合わせてみているのではありません。 はじめから1つのものを、まずはココロと身体と、2つの面からみていくのが大事な視点です。 ご自分の心身の不調が生じたら、その不調の奥にあるココロのメッセージにも耳を傾けてみましょう。 そこに思いがけず、不調をとく鍵が見つかるかもしれません。 当院の診療では、隠された真の不調にも目を向けられるような「安全な」場を提供したいといつも思っています。何か不安や心配があり、相談したいこと、愚痴りたいこと、何でも結構ですので、お聞かせ下さい。胸のうちを話すことで、お身体の不具合の鍵が見つかることと思います。 最後に、アメリカ統合医療の父、と言われる、アリゾナ大学医学校臨床医学教授、アンドルー・ワイル医学博士の著書、 「人はなぜ治るのか」で紹介されている健康と病気の原理10か条を載せておきます。 1.完璧な健康は達成できない 健康というダイナミックな性質そのものが静止した状態にとどまること を許さないし、元来、上昇と下降をくりかえすものなのだ。 2.病気になっても大丈夫 病気は次に訪れる相対的に健康な期間への途中経過であり、夜 がなければ昼がないのと同じく、一方がなければ他方が存在しない ものなのだ。 3.からだには自然治癒力がある 治癒は外からではなく、内からはじまる。それは、失われた均衡を取 り戻そうとする、からだに本来備わった働きである。 4.病気の動因は病気の原因ではない 外部の、物質的なものは病気の原因ではない。それは、ただ感受 性のある宿主に特異的な症状を起こす機会を狙っている作因でし かない。本当の変化のはじまりは別の領域で起こっているのである。 5.あらゆる病気は心身相関病である あらゆる病気には、身体的要素と精神的要素の両面がある。(か らだの症状が心によって惹き起こされる、ということを意味しているわ けではない。) 6.病気には必ず軽微な初期症状がある 早く気付けばそれだけ手もかからなくてすむし、たどる経過も大きな 波を描かず治りも早い。 7.からだは人によって異なる 特定の症状をもった特定の個人に対する最良の治療法というもの はあるかもしれないが、それでも、私にとっての最良の治療法はあな たにとっては最良ではないかもしれないのだ。 8.どんな人にも弱点がある からだには、少なくともひとつの弱点がある。その弱点を知っておくと 役に立つ。それが、まもなく健康状態が崩れるという警告として、ス トレスを表示してくれるからだ。 9.血液は治癒エネルギーの主要媒体である 量的にも質的にも正常な血液を運ぶ健康な循環系は、からだの治 癒システムのかなめ石である。 10.正しい呼吸は健康への鍵である 呼吸は生命にとってもっとも重要な機能であり、かつもっとも神秘的 な機能である。それは、精神と身体を結ぶ架け橋であると同時に、 意識と無意識とを結ぶ架け橋でもある。正しい呼吸は中枢神経系 に栄養を行き渡らせ、体内のさまざまなリズムに調和的なパターンを 作り出し気分や感情を整える。 正しい呼吸法を身につけ、意識的に呼吸をすることは、心身の健 康を促進するための簡単で安全で効果的でかつ安価な方法であ る。 (この本はわかりやすく、全米でもベストセラーであり、お勧めします。クリニックにも置いてありますのでお読み下さい。) では、次号もお楽しみに!ありがとうございました。
2009年01月23日
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