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連載3回目
炎の画家 ゴッホの終焉地
オヴェール シュル オワーズへの旅
le petit voyage de Auvers sur Oise
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の37年という短い生涯を閉じたのは
、ここオヴェールシュルオワーズ。
私はついにその地に降り立った。まさにオルセーで彼の絵からインスピレーションを得た時からここまで導かれるように・・・。
絵画好きな人なら彼がオランダ人ということはご存じであろう。
何故、このフランスの地で最後の時をむかえたのか!?
ゴッホは死産だった同名の兄がおり、そして3人の妹、生涯彼をいつも援助していた4つ年下のテオともう一人の弟に囲まれた7人兄弟の上から2番目だった。
彼の父は牧師だったが伯父3人が画商という絵が身近な環境で育っている。
16才のとき(1869)ゴッホは伯父が共同出資するハーグの画廊、グーピル商会に就職。勤勉で有能な店員だった。弟のテオも1872年(15才)でブリュッセルのグーピル商会に就職。テオは一生この会社に勤めながら、ゴッホを支援するのです。。。
今回の旅先で出会ったドイツのH堂におつとめのO氏に聞いた話だと(ありがとうございました!)、テオはその画廊に勤めていたため兄の作品が後世に残るものだと確信していたそうである。そのため、 画材は何世紀も保存が効くように当時最高級のものを与えていたという。
厚塗りのゴッホであるから画材も大量に必要だっただろう。ゴッホはまさに弟の力あってのゴッホなのだと確信
。
テオは後に妹にこう手紙を送っている
「彼をいつでも援助し続けているのはまずいことではなかろうかと、ぼくは何度となく自問した。
そして、彼に自力でやってもらおうかと思ったこともいく度あるかもしれない。
しかし、同じように続けていくべきだと思う。彼は確かに芸術家だ。
やがて、彼の作品はおそらく崇高なものとなるだろう。
もし、彼にまともな勉強ができないようなことをしたら、
それは恥ずべき仕打ちだということにな るだろう」 と。
20歳のゴッホは赴任先のロンドンで初恋、そして失恋を経験する。しかし彼女にはすでにフィアンセがいた。この出来事は彼の人生を大きく変え、また性格をも変えてしまう。
やる気を失ったゴッホは解雇され、職も転々とし始める。
そこで出会ったのが神。キリスト教に心のよりどころを見出した彼は牧師になろうと猛勉強を始める。しかしその度を超えた情熱は人々が理解しがたいものだった。
挫折のうちにデッサンをはじめる。その中に自分の生きがいを見つけ、独学で絵の勉強を始める。
1888年アルルに移った彼の行動であまりにも有名なのは耳切り事件。
彼は「黄色い家」で芸術家の共同体を作ろうといろんな人に声をかけるが、来てくれたのはゴーギャンだけ。強烈 な個性の持ち主の二人の生活は長くは続かなかった。怒って錯乱状態になったゴッホはカミソリをもってゴーギャンを追いかけるが間に合わず、自分の耳たぶをきりとり、娼婦の女のところへ贈り物だと送りつけた。その女が警察に通報し、事件となる。
この後からゴッホは発作を起こすようになる。その引き金になったのはゴーギャンが去ったショック、大量のアルコールなども考えられるが、ゴッホを支えてきた弟の結婚も不安の一部だったと言われている。自分はみんなに見放される・・と思ったのだろう。とくに彼を支えている弟の援助が打ち切られるという恐怖はゴッホにとってかなりなものだったようだ。
サン・レミの精神病院では病室以外にテオはもう一つアトリエとして病室を用意していた。順調に見えたゴッホだったが、彼は単調な毎日で創作活動が停滞するように思え、他に移ることを希望する。
そして、 この地パリ近郊のオヴェールに移りすむことになるのです 。
ゴッホの住んだカフェ ラヴー(3階がゴッホの部屋)
なぜ筆者がまどろっこしく、旅行記を書かず、ゴッホの一生に触れたか・・・。
オヴェール シュル オワーズに移りすむまでの苦労がわかってないと、
ゴッホとテオの兄弟の絆を理解していないと
この地でのゴッホの真の気持ちはわからないと思ったからです。
できればこれを読んでくださる人とも一緒に共感したい!!!
彼は精神錯乱の発作を抱えており、狂人と呼ぶ人もいたかもしれません。
ゴッホは最後ピストル自殺をします。
しかし、それは完全に計算しつくされ、慈愛にみちた
彼なりの愛の表現だったのです!
次回へ続く
こうご期待!
次回最終回
:ゴッホの最後の65日。1890年の暑い夏。ゴッホよ、あなたに会えて良かった
。(写真を加工するソフトを入れてなくて、うまくできるかどうか・・。文章だけになったらごめんなさい!)
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