Yasuakiの株式投資日記

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2006年06月07日
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カテゴリ: 同業比較
レストラン業界の比較です。

17社取り上げています。全社合計の売上高はたった 2000億円 であり、外食業界の中でも
大手の存在しない小粒ぞろいの業界と言えそうです。

一般的には大規模なチェーン展開をするにはそれなりに市場が大きい事が前提で、その上で店舗
の合理化・標準化が必要となると思うのですが、レストランは外食産業の中でも客単価が比較的高く、
また毎週のように頻繁に行くところでもないのでやはり市場規模が小さいのかな、と思います。
居酒屋なんか、客単価はそれなりに高いですが、週に何度も行くサラリーマンもいますしね。
それと比べると市場規模が限れられているのでしょう。







業界全体の売上高の伸び率は前期が +5.4% 、前々期は 9.5% とそこそこ成長している
業界のようです。経常利益も毎年 10% 前後で伸びています。


レストラン1.GIF


売上高1位は 木曽路 。関東~関西に全業態合わせて183店舗を出店しています。ただ経常利益
は3位と収益性は低いです。


200億円台に4社ランクイン。

2位は急激な勢いで成長を続ける クリエイトレストランツ 。昨年上場しました。「マルチブランド

全ての業態を運営し、常に変化しつづけるという方針のようです。3年前は60億円だったのです
が、こんな急成長を達成したレストラン会社も少ないです。よく人材が追いつくな、と関心します。


3位、4位はお馴染み外食業界でも1、2を争う超優良企業の 日本レストランシステム サンマルク
です。安定した高成長をつづけており、経常利益に関しては高レベルなトップ争いを演じています。



5位は粉飾決算で有名な 。どうしようもない腐った会社です。今期コロワイドが買収、子会社化
する予定です。コロワイドもダメダメ企業ばかり買収してますね。うまく再生できればリターンは
大きいのでしょうけど。



6位以下は200億円以下、時価総額も トリドール 以外は100億円以下の小型株ばかりですね。







増収率・増益率の比較です。

レストラン2.GIF

売上高増収率1位は フジオフードシステム 。「まいどおおきに食堂」という業態を中心に大量
フランチャイズ展開する会社です。それにしても驚愕の伸び率です。売上が1年で2.3倍、経常
利益で3倍ですからね、小売企業でM&Aなしに売上がこれほど伸びた会社は過去にもほとんど例
がないのではないでしょうか?もともとが50億円という小企業だったというのもありますけど。
店舗数は前年の261店に対して前期は139店舗とすさまじい出店スピードですね。フランチャイ
ズ本部の利点を最大限に生かしていると思います。


売上増収率2位は クリエイトレストランツ 。こちらもすさまじい成長率です。3年連続50%超で
すからね。不動産流動化企業並みの成長です。小売でもあるんですね。50%超を数年にわたって
続けられる会社が。ここは昨年は愛知万博でのフードコートを引き受けた事での特需もあり、今期は
売上は30%成長ながら利益は減収の計画になっています。万博では割高なメニューでぼったくって
たということですね。


売上増収率3位は トリドール 。こちらも2年連続50%成長です。今期も30%成長を計画しています。


4位の サンマルク は20%成長を続けており、今期も同等の伸び率の計画です。経常利益も同様に
20%の伸びを維持しており、消長の激しい外食にあって稀なケースです。


5位の ワイズテーブル は年々成長率が鈍化傾向です。客単価が高い業態なので出店立地も市場も限ら
れてくるので高成長の持続はなかなか難しいですね。


6位の ひらまつ も客単価が高い業態ながら比較的成長率が高いですね。ただ過去2年は利益は苦しい
状況が続いていました。ただ今期は上方修正もしており、今後は消費回復の影響がそれなりあるので
はないかと思います。にここは株主懇談会のディナーが有名ですね。



7位の 大戸屋 も売上の伸びは安定しています。既存店が伸びず利益は04年、05年と苦戦していまし
たが、前期はようやく回復してきたようです。


8位 グローバルダイニング は一昨年までは幹部の退職もあって苦戦していましたが、前期ようやく
回復してきたようです。


東和フードサービス は売上は平均5~6%の低成長ながら、経常利益は20%成長を続けています。
これは高級喫茶の出店比率を高めている事、エリアオペレーション強化により人件費比率を下げて
いることによるもののようです。


ピエトロ も売上は完全に頭打ちながら利益は大きく伸ばしています。前期はパスタファストフードの
ミオミオの不採算店整理により赤字が減った事が要因のようです。


それにしてもこのレストランセクターは超成長株が多く出現するセクターでもあるんですね。何でで
しょうね。偶然ではないですよね。






経常利益率の推移です。外食業界においては比較的高収益企業が多いです。ただ赤字かそれに
近いダメダメ企業も多いのも事実です。業界平均経常利益率は 6% 前後で推移しています。
今期は平均で 7% の見込みとなっており、不振企業の回復が全体を押し上げている格好です。

レストラン3.GIF


いつもながら サンマルク 日本レストランシステム の高利益率はほれぼれしますね。競争の激しい
業界でしかも客単価もそれなりに高い業態で長年にわたり安定して高収益を上げているというのは、
根本的な経営能力が秀でているとしかいいようがないですね。


3位の トリドール 、5位 木曽路 、7位 東和フード は3年連続して利益率を改善させています。


7位の フジオフードサービス は04年までは8%近い利益率でしたが、翌年からの大量出店に伴う
先行投資により利益率が落ちています。今期はやや出店速度を緩めるようで利益率も改善する見込み
のようです。


12位 ひらまつ は急激に利益率が悪化傾向。不況のあおりを受けていたのでしょうか?


大戸屋、ワンダーテーブル は04年~05年の大不振から前期は立ち直り、利益率を改善させて
いますね。







粗利率・販管費比率の比較です。

レストラン4.GIF

日本レストラン、サンマルク が異常な高粗利というのは一つの特徴なんでしょうけど、それぞれ
業態や客単価も違いすぎるので特徴がつかみづらいですね。あと会社によって厨房の費用を原価
にするか販管費にするかによっても違ってくるので表面上は比較しづらいです。

そんな中で、傾向としては サンマルク、クリエイトレストランツ、トリドール、ワンダーテーブル
は毎期粗利率が改善しています。客単価を上げているのでしょうか。

逆に 大戸屋、フジオフード、ひらまつ は粗利率が低下傾向にあります。フジオフードは喫茶業態
の比率上昇によるものと思います。





キャッシュフローの比較です。

レストラン5.GIF

利益率上位の2社がここでも上位。 日本レストラン は出店が多くないのでキャッシュが溜まります。


クリエイトレストランツ、トリドール など急成長企業は投資CFが大きく、積極経営です。

もう一つの急成長企業・ フジオフード はフランチャイズメインだけあり、キャッシュフローが
余裕ですね。







既存店の比較です。

レストラン6.GIF

100%超は開示8社中2社あります。

トップは 木曽路 。ここは3年連続で100%を超えています。特に主力のしゃぶしゃぶ「木曽路」
が好調です。要因は客単価の継続的な上昇です。
    「木曽路」客単価
03年  3,922円
04年  4,037円
05年  4,198円
06年  4,317円







最後にPERの比較です。

レストラン7.GIF

株価は6/7終値ベースです。

業界平均PER(調整)は30.8倍と成長企業が多いことを考慮すれば妥当な水準です。ここと比較
するとファミレス業界はかなり割高ですよね。


一番低PERは ピエトロ でPER12倍台。財務悪い・ROA平凡・売上低成長と不人気なのも
わかりますね。ただ利益は回復傾向ですし、たしかここは優待でドレッシングもあったような気が
しますので、そこそこ面白いのでは?と思います。


も低PERです。コロワイドの子会社化でどこまで変貌できるか?に注目です。財務の悪さは
リスクあると思いますが。親会社も財務は悪いですからね。ダブルでレバレッジ掛けているような
感じでしょうか。


超優良企業の 日本レストランシステム が会社予想PERで16倍台ですが、成長率はほとんど
ないので、実力からすればやや安いかもしれませんが、それほどPERも高くなりそうも
ないです。

大戸屋、東和フード が会社予想PERで20倍前後ですが、妥当な評価でしょう。


超成長株の トリドール、フジオフード、クリエイトレストランツ はそれぞれPER30~40倍
と高く評価されており、手が出ませんね。PER25倍くらいなら面白いのですが。



ひらまつ はPER34倍と割高水準ですが、直近の業績も良く、今後の消費回復の恩恵を受けて
急に低PERになりはしないかと少し期待しています。


最近の下げ相場でどこも相当売られていますが、ここのセクターでは少なくとも積極的に買いたい
企業は見当たらない印象です。 サンマルク も1年前の比較を見るとPER20倍でしたので、
いくら売られているといってもこの1年の間にそれなりに水準是正されたと言えそうです。






それにしても毎日更新はきついです。それ以上にきついのがポートフォリオですが・・・
騰落レシオ50%台は98年9月以来8年ぶりらしいですね。歴史的な売られすぎ相場を経験
しているということである意味貴重な経験です。






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最終更新日  2006年06月08日 01時05分14秒
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