スペイン雑貨店ROMERO

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2008/12/20
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カテゴリ: アートシーン
先々週?の新日曜美術館でワイエス展の特集をしていて。小澤征爾

さんのお嬢さんがコメンテイターをしていて、話を聞く姿勢が真摯で

好感が持てました。


そのワイエス展、渋谷BUNKANURAでだけど、23日で終わってしまうの

で、今日夕方の時間の隙加減を狙って行ってきます。その前に予習?

アンドリュー.ワイエスのお父さんも挿絵画家、今でいうイラストレー

ターだったとは先日のTVを見るまでは知らなかった。その父親の突然

の事故死が、彼に強く印象付けた死と生への印象、周囲の居住者との

触れ合い、自分の周りの自然への愛情、そんな事が色々知れて、展覧







     *************  

彼のよく使う技法について載っていたので、引用。テンペラとドライ

ブラッシュ


テンペラ

原理としては鉱物を粉にした顔料に、固着材として卵黄を加え、それ

を水でのばしていく。ワイエスは水彩の軽やかさ、自由さを好み、逆

に油絵具の重い感じにはなじめなかったというが、テンペラによって

得られる軽やかな色の乾いた質感は、彼の好むところであった。




ドライブラッシュ

小さめの筆を絵具に浸し、筆先を広げ大部分の水分と絵具を指を使っ



ラッシュは織物のような作業だ。水彩を幅広く薄塗りしてドライブラ

ッシュの層を織り合わせていく」。これはドイツのアルブレヒト・

デューラーの作品の研究からワイエスが学んだ技法で、テンペラほど

は忍耐を要求されないが、普通の水彩とは別物であり、テンペラのよ

うに細部まではっきりと表現することができる。





ワイエスは生涯のほぼ全ての時期を、アメリカ東部、生まれ故郷の

ペンシルヴェニア州チャッズ・フォード の丘陵か、夏の別荘があった

北部メーン州の海辺 で送り、絵を描いた。





アンドリュー.ワイエス創造への道程




アンドリューのお父さん 









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最終更新日  2008/12/20 02:51:00 PM
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