CARLTON AND THE SHOES / LOVE IS ALL '76「LOVE ME FOREVER」(STUDIO ONE PSOL 003)
ロックステディ/初期レゲエを代表する名作アルバムから。アルバムは76年リリースだが録音自体は68年頃に行われていた模様。他にもLove Me Forever, Never Give Your Heart Away, Sincerely Yours(ロックステディ偏差値72), Me And Youといった名曲がゴロゴロしているのだが、その中でも「LOVE IS ALL」はロックステディの頂点に君臨する名曲中の名曲だ。
基本は軽快でノリノリなロックステディのリズムで、骨太なベースは音が歪みまくっている。それがこのリズムのイキイキとした躍動感の表現に一役買っていて生命感を大いに感じさせる。チャキチャキして忙しいギターとチープな音色のオルガンの響きも素晴らしい。それらこの時期の黄金リズムにのってCARLTON AND THE SHOESの淡白で甘く優しいハーモニーがさわやかに響き渡るのだから堪らない。
因みに橋本徹氏はFREE SOUL 2001においてこのアルバムではなく、長らく幻の名盤とされていた激レア激高値盤のセカンド「THIS HEART OF MINE」からGIVE ME LITTLE MOREを選曲しているんだけど、そんなにいい曲ですか?これ。メロディも曲の出来もリズムもいまいちパッとしないし、この程度の曲ならどこにでも転がってるヨ。せいぜい偏差値55程度。氏の耳を節穴とは思っていないので、結論としては単にお皿自慢をしたかっただけだと思うな。