三人組黒人ガールグループによる明るく軽快な音壁ポップ。一聴すればお分かりの通り、ずばり81年の「大滝詠一 / 君は天然色」に直接的に影響を受けたものですね。音頭風アレンジも加わって大滝詠一サウンドそのものって感じ。これのプロデューサーがなんと「Delegation / Oh Honey」や「Real Thing / You To Me Are Everything」でソウルファンにはお馴染みのKEN GOLDだというのだから驚きです。能天気なパーティ・ポップという感じでメロディにも奥深さは感じられないけど、フィルスペクターによる60年代ガールポップのヒット曲を80年代風に解釈したら「こんなの出来ちゃいました」って感じなんですかねえ。