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甘茶ソウル百科事典の世界 【 SWEET SOUL DISC GUIDE 300 TERRY'S SELLECT 018 】JERRY WARREN / I REALLY LOVE YOU 86年作でディープ臭漂うバリトン・シンガーの歌うスロウ。「CURTIS MAYFIELD / TRIPPING OUT '80」風の特徴あるベースラインを中心としたとてもシンプルなサウンドをバックに、控えめで透明感のある女性コーラス、ストリングスを伴い、ひたすら絶唱しまくるバラードです。ファルセットも男性コーラスも無し+絶唱ということで甘茶ソウルっぽさは薄い。然しながら冒頭に入る長めの甘い語りとトローリとしたギターなどで甘くコーティングされており、成る程テリー氏が絶賛するだけの何かを感じさせてくれる。個人的には甘茶偏差値は64といったところですが、甘茶好きならば一度は聴いてみる価値はありそう。この曲の存在を初めて知ったのは、テリー氏が90年代前半に桑原茂一氏主宰の雑誌DICTIONARYに掲載した「確実におとせる!ナオンを口説くのにグンバツに役立つ究極の必聴必携甘茶ソウル盤」という小文(画像2,3)。この小文こそ私を本格的に甘茶ソウルの世界へと導くきっかけとなったもの。当時私がまったく見たことも聞いたことも無いレア高値皿とやらを5枚も並べ、テリー氏独特の小粋なしゃべくりでその魅力を伝えるこの小文を読んだ私は、まさに雷に撃たれたかのようにビビビーンと甘ーい衝撃に体を貫かれてしまったのであります。ここに書いてあるリストと文を毎日のように繰り返し読んでは、未だ聴けぬ、超極甘であろう甘茶ソウルに想い焦がれたのでありました。
2007.07.22
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U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 27.PIRANHA / HEADED IN THE RIGHT DIRECTION (AMAZON SOUTH 5000)2007年2月にP-VINEよりGROOVE DIGGERSシリーズの一つとしてCD化されました。どうもお世話様です。このグループ、ピラニアと読むらしいですね。帯コピーによると「コレクター垂涎のアラバマ発アーリー'80Sモダン・ソウル」だそうな。ふーん、、、。1は並のファンク。悪くは無いが良くも無い。2は暗めのファンクでさっぱり良さが分からないんだけど、こういうの好きな人もいるのかなあ。3は甘めのバラード。70年代ソウルとは一味違った80年代の洗練された小奇麗な雰囲気を持った曲。コーラスまでこじんまりとしています。私には健康を考えて作られた豆腐ハンバーグのように素っ気無い味だけれど、メロディはなかなかキャッチーなので80年代もの好きな方になら及第点かも。4、7も暗めのファンク。5は明るめのファンク、サウンドもチャラチャラしてて聴き易いけど、特にメロディに魅力は無い。6はゆったりとしたグルーヴが心地よい曲。適度に乾いた空気感と甘く憂いを帯びたメロディがなかなかイイ。夏休みの終わりに楽しかった思い出を懐古している雰囲気だね。アルバムの7曲中5曲がファンクなんだけど、この方たち、ファンクグループなんじゃないのかなあ?にもかかわらず発売元のページで試聴できるのが3と6ということからも、それらファンクには特に聴くべき内容のものは無いということでよいのでしょう。そうすると3と6をして「モダン・ソウル」と呼んでいるということになるのでしょうが、GOLDMINEのコンピなどで聴けるソレとはかなり趣きが違うのでご注意を。私には単にごく一般的な80Sソウルに聴こえます。(甘茶ソウルはありません。)(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1 Good Time Lady 2 Medley: Gonna Take It Up,Take Me Higher 3 Headed In The Right Direction 4 (Get UP) Let Your Feelings Show5 One-Sided-Love 6 Let's Get It Back Together (Again)(偏差値61)7 Funk-A-Sol
2007.07.17
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甘茶ソウルコンピの世界 KELLEY'S SOUL HEROES '07(GRAPEVINE GVCD 3035)サブタイトルが、ERNEST KELLEY PRESENTS 25 SOUL CLASSICS FROM DETROIT AND NEW YORKで、どうやらERNEST KELLEYという人がプロデュースや作曲などにかかわった作品集の模様。特に甘茶ソウルに特化したコンピではなく、ジャンルもごった煮感が強いのですが、いくつか甘茶系の曲が入ってますのでご紹介。5は甘茶ソウルファンにも人気のU.S.BDG #259、甘百MOONY'S SELLECT 086のグループ。この曲はアルバム収録曲だけど軽快なアップにバリトンの絶唱が映える佳曲。7はファルセットに時折バリトンが絡む甘茶ソウル。80年代初頭に2枚のシングルを残したグループとのことですが、70年代の雰囲気を醸しだしたいい感じの曲です。12はダイナミクスのNOT ON LPとしてマニアに人気の高い甘茶ソウル。ついにCD化です。彼ららしくサビがキャッチーで、メロディも分かりやすい。21は、あれ?U.S.BDGにも甘百にも未掲載だったのかあ、と思わず驚いてしまうぐらい甘茶ファンには人気の曲。甘茶で「MERRY GO ROUND」にハズレなし。20はEDDIE PARKERもやっていた曲のSAMMY TURNER版で未発表曲とのこと。トラックは若干EDDIE PARKER版と違い、ぬわんと当バージョンは、ベース&ギターが「恋はあせらず」の有名なフレーズを奏でます。だからといってハリーラブ特有の弾けた曲調ではないですけど。メロディの一瞬のこみ上げ具合がグッとくるディープソウルですが、いまいち突き抜けきれないで尻すぼみになってしまうのが惜しい。ヴォーカルはEDDIE PARKERには及ばないものもなかなか歌えてます。22が今回のハイライトでしょう。12の裏に隠れて意外に話題にならない名曲。もしかしてこのお皿はSAME FLIP盤が多いのかしら?私はこちらのダイナミックな行進曲風ミディアムの方が好きかも。ライナーによると彼らは59年に初シングルを出して、このCOLUMBIA盤が最後のシングルとのことです。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. ERNEST SPARKS - I'LL BE GLAD2. CLETUS MARLAND - EVERY NOW AND THEN3. BETTY BIBBS - THE STORY OF MY LIFE4. THE COMBINATIONS - (TOO LONG) I'VE BEEN WAITING5. SOLID SOLUTION - THINK ABOUT IT GIRL6. SANDRA RICHARDSON - STAY HERE WITH ME7. SOLID STATE - RIGHT IN YOUR OWN BACK YARD (甘茶偏差値61)8. CHARLES & IVORY - MY LITTLE BABY9. AL & RAY - I SHOULD HAVE GONE10. MIKE JEMISON - SPREAD LOVE11. CLOE MARTIN- WINTER IS MUCH TOO LONG12. THE DYNAMICS - WE FOUND LOVE (甘茶偏差値62)13. CLETUS MARLAND - I WISH THAT YOU WERE HERE14. WILLIE COLLINS - TWO LIVES15. BETTY BIBBS - I WANT SOME SATISFACTION16. BILLY HAMBRIC - I GOTTA FIND THAT GIRL17. MIKE JEMISON - YOU'LL NEVER GET MY LOVE18. DEE EDWARDS - (I CAN) DEAL WITH THAT19. CLOE MARTIN - WHAT DO YOU SEE IN HER20. SAMMY TURNER - I NEED A TRUE LOVE (ディープ偏差値62)21. PERFECT TOUCH - MERRY GO ROUND(甘茶偏差値61)22. THE DYNAMICS - YOU CAN MAKE IT IF YOU TRY(ミディアム偏差値62)23. BARRETT STRONG - YOU MAKE ME FEEL THE WAY I DO 24. CLETUS MARLAND - YOU'RE GONNA MISS ME25. CAROL ANDERSON - TOMORROW IS NOT A PROMISE「恋はあせらず」トラック世界大会開催中! "YOU CAN'T HURRY LOVE" TRACKS WORLD CHAMPIONSHIP 投票はこちらの日記に「返事を書く」(コメントの形)でお願いします。
2007.07.12
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 甘茶偏差値 69 】【 BILLY'S 021 】 FIVE SATINS FEATURING FREDDIE PARRIS / SUMMER IN NEW YORK P.39,80 古くはDOO-WOPの時代から長ーく活躍したファイブサテンズ。一般に代表曲一曲と言えば、ヒットした「IN THE STILL OF THE NIGHT」ということになるでしょう。一方、山下達郎SSBリスナーにとっては彼の傑作プログラム「DOO-WOP特集」のテーマ曲的に使われた「SHE'S GONE(WITH THE WIND)」の情感深い甘ーいメロディも相当印象に残る超絶品曲です。後に彼らはフレッドパリスを中心(他のメンバーのことは知りません)に、BLACK SATIN FEATURING FRED PARRIS、FRED PARRIS AND THE SATINSなど様々な名義でアルバムを発表していきます。(どうやら甘茶ソウルファンには全くといっていいほど人気が無いBLACK SATIN FEATURING FRED PARRIS / ALL OVER NOWですが、この曲は私の甘茶ソウル・ベスト3に確実に入る、前述の曲と同等、否、それ以上に素晴らしいメロディを持った曲ですので、どうかお忘れなく。)さて画像のCDですが、「THE 5 SATINS FEATURING FRED PARRIS / MEMORIES OF DAYS GONE BY (CUB 9001)」と名づけられた25曲入りで、会社名の表記も無いぐらいなのでおそらくはブートと思われます。シングルの寄せ集め的内容のようで注目はNOT ON LPで、甘茶ソウル百科事典BILLY'S SELLECT 021の「SUMMER IN NEW YORK (WANDER WITH THE WIND)」が収録されていること。古き良き時代の香りのする、ゆったりとした、いい意味で脱力系の名曲で、恋人とのニューヨークで過ごした夏の思い出を歌っている感じです。甘く郷愁を誘うメロディにDOO-WOPの香りのするコーラスが非常に味のあるムードを作り上げています。明るく乾いた、少し埃と汗にまみれたセピア色の空気感、素晴らし過ぎ!クレジットが無いので分からないのですが、一体この曲はいつ頃リリースされたのでしょう?曲のムード、コーラスの入れ方などはかなりDOO-WOPの香りを残しながらもサウンドは70年代に入ってからのもののように聴こえますが、、、。1. Memories Of Days Gone By 2. Can I Come Over Tonight 3. Do You Remember 4. Remember Me 5. Til The End (Of Time) 6. No One Knows 7. Golden Earrings 8. Your Memory 9. These Foolish Things 10. Downtown 11. I Didn't Know 12. On A Lover's Island 13. A Beggar With A Dream 14. Raining In My Heart 15. Land Of Broken Hearts 16. Lonely Hearts 17. Summer In New York (甘茶偏差値69)18. You Can Count On Me 19. The Masquerade Is Over 20. Bring It Home To Daddy 21. I Ain't Gonna Dance 22. Dark At The Top Of My Heart 23. Giving My Love To You 24. I'll Be Hanging On 25. Very Precious Oldies
2007.07.10
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 甘茶インデックス 】 甘茶インデックス、すなわち312ページからの索引ページのことです。日本盤に邦題があるなら邦グループ名があってもいいのではないか?ということで、ここでは表記されているグループ名の日本語名を考えてみました。今回は「数字、A-I」までのグループ編です。グループ名 / 日本語名(案) 11TH COMMANDMENT / 愛の戒律11番 BRIGHTER SIDE OF DARKNESS / ほの暗い闇の明るい側面にて BROTHERS BY CHOICE / オレたちセンバツ兄弟CARESS / 愛撫隊 CHAPTER ONE / 涙の第1章 CHAIRMAN OF THE BOARD / 切ない取締役会長 CONTINENTAL 4 / やるせな大陸の4人 - 第4大陸とした方が神秘的でいいかも。CONTROLLERS / 妖しい管理人 DELEGATION / 咽び泣く議員団 DOUBLE EXPOSURE / 二重露出隊 DRAMATICS / 劇的軍団 DYNAMICS / 精力団 - 聴きたくないな。EXECUTIVE SUITE / 秘密の重役室 - どうも黒人は偉そうな名前が好きなんだねえ。FATBACK / ムツ科の魚 - だそうです。FIESTA / ムチムチお祭り野郎 - イメージと合わないFLOATERS / 住所不定労働者 - 星一徹系の人のことかしら?FUTURES / キラメキ未来人 - 古き良き時代の未来感ゆえの命名という感じ。GASLIGHT / ガス灯のともしび - 音の印象とイメージが近くグッド!HAROLD MELVIN & THE BLUE NOTES / ハロルド・メルビン&いけない学習帳HOLLY GROVE! / ひいらぎの木立 - という意味みたい。INDEPENDENTS / 無党派連合 - 親離れという方の意味かな。INFINITY / 無限大∞ - ジャニーズ系?INTRUDERS / 不法チン入者 - トンデモな名前INTRIGUES / 陰謀軍団 - ふざけてるのか、マジなのか、、、。
2007.07.02
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甘茶ソウルコンピの世界 RAREST OF THE RARE SOUL HARMONY Vol.4 (FISHY 1004)レア中のレアというだけあって、中身もそれなりに駄目なシリーズの第四弾。本作に収録されたいくつかの甘茶ソウルはグレイドが高く、本作は比較的オススメです。1はDOO-WOP調なヴォーカル&軽快な曲調がマッチした明るめのダンサー。ソウル色は薄くメロディもいまいち魅力不足も、なかなかのノリで本シリーズでは異色の作品。2、9はオールドタイプのバラードでレディ・ソウル。3も少し古臭いディープめバラード。個人的にゴスペルはあまり好きではないが4の悲しげなコーラスが印象的なバラードは、メロディもなかなか胸に込み上げるものがあり、オルガンの響きと相まってなかなかいい感じ。特にゴスペル臭も感じなくオススメ。6はオールドタイプのバラード。チリノイズが酷い。このシリーズ全般に言えることだが、未だソウルの表現力が深くない頃のぬるいメロディといった感じ。すわ、BELLのFantasticsか!と色めきたった8はアップテンポでジャジーな演奏にDOO-WOPっぽい歌がのる曲でおそらくは無関係なグループの曲。60年代中心のここまでの展開から一転、12は70年代後半ぐらいの曲。語りから入り、甘いコーラスがそれに続く甘めのバラードでシンセの冷ややかな響きをバックになかなか甘茶なムード。残念ながらメロディに突き抜けた魅力は無い。13には驚きました。まるでDR.YORKを思わせるような変態チックに大甘な音世界。80年代に入ってからのものと思われますが、現代的な音使いにハープを入れたり、語りを入れたりと大掛かりに盛り上げます。中心となる高音域ファルセットが悶えまくり、絶唱し過ぎな感はありますが、抑制の効いたコーラスでうまくバランスがとれてます。「MAGIC」「SPELL」といった甘茶ソウルの大事なキーワードを押さえているところも嬉しいネ。15はSMOKEY ROBINSONのカバーだけど出来はいまいち。80年代ブラコン風な16はサックスやファルセットも交えてなかなかの甘さだが、如何せん意味無く声をビブラートさせたりする、それ系な唱法は個人的には全く受け入れられない。完成度は高いと思いますが、、、。因みにここでは音が波打ってます。17,18,20はいまいち垢抜けないがまずまず甘めの70年代バラード。19は略すと「I.N.D.」だけどU.S.BDG #527の「INTO NEW DIMENSIONS」を出したグループとは関係無いのかな。70年代後半ぐらいのファルセットリードでゆるやかなミディアム。派手さはないが温かみのあるメロディがなかなか好印象な甘茶ソウルです。21も同様で純朴な感じが持ち味の甘茶ソウル。ヘタウマで味のあるテナーとファルセット中心に丁寧に歌い上げています。甘茶者ならばTomorrow'sと名のつくグループを避けて通れませんが、24のこのグループも当たりでしょう。ハイテナー?のリードは甘くなかなか魅力的な声で、曲調もフワフワとした甘茶ソウル。曲にいまいちまとまりがないのが惜しい。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. This Is The Night - Nephews2. Darling Bless You - Bette Renee3. You Turn Me On - Turks4. When Will It End - Positive Gospel Singers(偏差値62)5. Under The moon - Additons6. At Last - Thelma Harper7. Girls,Let's Keep Dancing Close - 21st Creation8. Goodbye To Love - Fantastics9. Praying Time - Deloris Clark10. It Won't Be Easy - Vonciel Myers11. Young Girl - Soul Fay12. Don't Wanna Stop Loving You - MVP13. The Spell Is Gone - Passion(甘茶偏差値64)14. Say That You Love Me - Bernie Jay & Rockin' Ravens15. Ohh Baby Baby - San Francisco TKO's16. Leading Two Lives With Four Women - Thrillers - ALT. VER.17. I'll Never Grow Tired - Rosie Lopez18. Stop! Let Your Heart Be Your Guide - Mansion19. I'm Not Ready - Into New Directions(甘茶偏差値63)20. Once I Had A Love - Jonesettes21. Why Little Girl Can't You Love Me - Contacts (甘茶偏差値62)22. Can I Say I Love You - Blue Magic23. Lost In A Dream - Soul Sound Unlimited24. It's Real - Tomorrow's Men25. Gotta Get To You - 4th Kingdom
2007.06.27
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U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 5.BURTON INC. / L.A. WILL MAKE YOU PAY $$$ (CHARLI-BARBARA 8011-86)2006年にP-VINE PCD-23840として世界初CD化。リードは全て女性でオクラホマのヴォーカル&インスト・グループのようです。1は暗くファンキーなリズムに女性リードが、リズムに乗るという風でもなくダルそうに歌う曲。メロディに魅力がある訳でもなく、キャッチーさにも欠け、私にはサッパリ良さが分からないこの曲なのですが、「N.Y.のコレクター、KON & AMIRがリ・エディットした12インチによってハウス/クラシックス系DJからも熱い視線!」なのだそうな。オリジナル皿がレア高値盤だったから、きっと何か勘違いしたのでしょう。2はジャジーなムードで迫る大人のバラード。ジャズファンにはどうか分からないが、ソウルファンには無縁な内容。3はアップテンポでファンキーなダンサー。ホーン中心のバックにシンセが飛び交う中で、適度に抑制の効いた女性リードがなかなか魅力的。ベースのうねりっぷりもカッコイイ。5もアップテンポなナンバーだが泥臭さは失せ、ずいぶんと洗練された雰囲気。メロディにいまいち突き抜けた魅力は無いが、ホーンも女性リードも実に軽快で高揚感のあるモダンダンサー。6は厚めの男性コーラスがサポートする甘めのミディアム・バラード。そつなくこなしてますが、甘茶フェロモン、スリリングさに欠け甘茶的魅力は無い。4、7、8はどうということのない穴埋めタイプの曲。結論として、甘茶ソウル的魅力は皆無ですが、3と5のアップがなかなか魅力的でソウルファンなら一度ぐらい聴いてみてもいいかも。いくつかの曲がこちらのページで試聴出来ます。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. L.A.Will Make You Pay 2. Sincerely Yours3. Why Don't You Let Me Know (ファンク偏差値62)4. Who You Gonna Get 5. You Know I Love You (モダンダンサー偏差値61)6. Groovin' At The Night Club 7. See What You Made Me Do 8. Nation Song
2007.06.24
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 SWEET SOUL DISC GUIDE 300 TERRY'S SELLECT編 】テリー・ジョンスン氏特製 甘茶ソウル・ジャケットヘタウマの天才、テリー・ジョンスン(湯村輝彦)氏のレコード・ジャケット風イラストが表紙を飾った「ビックリハウス 1984年10月10日発行号」。発売当時、数多くのソウル・ファンがこの表紙を切り抜いてシングル皿用のジャケットとして使用したと思われる傑作です。こうしたソウル・ファンが楽しめるイラストを纏めて堪能できる作品集、出してくれないかなあ。 シングル皿サイズとCD皿サイズはこちらのページの一番下にあります。
2007.06.20
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甘茶ソウル入門の部屋 【 DELFONICSのベスト盤 】DELFONICSは、甘茶ソウルの王様グループです。フィラデルフィア・ソウルの重鎮THOM BELLによる甘いサウンド、甘茶界屈指の爆甘ファルセット使いのウィリアム・ハートの存在、LA LA MEANS I LOVE YOUなどのヒット曲を持つばかりでなく、マニアックな甘茶者をも唸らす多くの甘茶ソウルの数々が彼らが王様である事を証明しています。そこで甘茶ソウル初心者の方にまず第一にオススメしたいグループは、このデルフォニックスということになります。さて、ここではあくまで個人的嗜好をベースに彼等のベスト盤を考えてみました。(画像は日本盤ライナーに掲載されていたフラミンゴスタジオによる架空ジャケです。)( )内は甘茶偏差値 / 順位 / 曲名 * 同偏差値内での順位付けには特に意味なし。(73) 1.DELFONICS' THEME (INST. VERSION) (73) 2.(WILLIAM HART) FOLLOW EVERY DREAM(72) 3. I GAVE TO YOU (69) 4.(DELPHONICS) DON'T THROW IT ALL AWAY(65) 5.DIDN'T I (BLOW YOUR MIND THIS TIME)(64) 6.BREAK YOUR PROMISE(64) 7.DELFONICS' THEME (VOCAL VERSION) (64) 8.LA LA MEANS I LOVE YOU(64) 9.(DELPHONICS) I DON'T CARE WHAT PEOPLE SAY(64) 10.START ALL OVER AGAIN(64) 11.TELL ME THIS IS A DREAM(63) 12.HEY LOVE(63) 13.LET IT BE ME(63) 14.SOMEBODY LOVES YOU(63) 15.WHEN YOU GET RIGHT DOWN TO IT個人的格付けでは偏差値63以上は上記の15曲となり、この15曲が全て収録されているのが理想のベスト盤となります。これを市販の主だったベスト盤に照らし合わせてみますと、Definitive Collection 1,5,6,8,11,12,14,15の8曲収録The Best of the Delfonics 1,5,6,8,11,12,15の7曲収録Love Songs 3,5,6,8,12,14,15の7曲収録となります。他にも似たようなベスト盤が数多く出ていますが、3が収録されているのがこの「Love Songs」のみというのが意外です。それとやはりWILLIAM HARTのソロの2とDELPHONICS名義の4と9が収録されている盤は皆無で非常に歯がゆいところ。結局のところ15曲中最多で8曲しか網羅されていないのですが、まあ、ベスト盤を気に入ったら他の曲にも一曲一曲あたってみるという楽しみが残されていると前向きに考えてみましょう。【 注意 】近年再録されたベスト盤も出ていますのでご注意下さい。また、1と7は同一曲の歌入りか否かですがクレジットが同一の場合がありますのでご注意下さい。(ここではリンク先で試聴して判断していますが間違っているかも知れません。)
2007.06.18
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 甘茶ソウル百科事典編 P.76 】 FANTASTICS LP(BELL 2308 030) 郷愁を誘う、狂おしいまでに甘くノスタルジックなメロディを持つ絶品曲「THE BEST OF STRANGERS NOW(BELL 279)'72」(以下STRANGERSと略)で有名なファンタスティックス。この曲の魅力に獲り憑かれた甘茶者で彼ら唯一のこのアルバムの内容にこってりと濃い想いを馳せない者はいないだろう。私も相当な期待を込めて聴いたのですが、結果はハズレ。STRANGERSでも垣間見えた白っぽいポピュラリティが悪い意味で出すぎており、グループ仕立てなので何とかもっているもののソロ名義だったらとてもソウルファンが楽しめる内容ではなかったでしょう。また、STRANGERSで聴けた極甘ファルセットがリードの曲はなく、リードは基本的に「LOVE ME LOVE THE LIFE I LEAD」等のシングルでもお馴染みのバリトン。A1は牧歌的でミディアムテンポの曲。A2はポピュラー色の強い甘めのミディアム。A3は甘めのスロウだがやはり黒っぽさはほとんど感じられなく出来もいまいち。A4も同様だがメロディはこちらの方がより甘い。A6は71年のCarole Kingがオリジナルだったか。出来はいまいち。(このアルバムはそれ以降、72年頃のものということになるだろう。)B1は彼等のもう一つの代表曲。STRANGERSの様な甘さは無いがチト大仰なバリトン・バラードで完成度は高い。B2もA1同様ミディアム・タイプの明るい陽射しの射すナンバー。メロディのこみ上げ具合はなかなかイイ。B3も甘めのバラードだが相当ポピュラー色が鼻につき嫌になります。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)A1 SOMETHING OLD, SOMETHING NEWA2 SAD EYED ROMANY WOMANA3 OLD RAGS AND TATTERSA4 MARIA MARIAA5 PEOPLE I'VE GOT A DREAMA6 YOU'VE GOT A FRIENDB1 LOVE ME LOVE THE LIFE I LEAD(甘茶偏差値61)B2 SOMETHING TO REMEMBER YOU BYB3 I CAN FEEL THE WARMB4 MAN MADE WORLDB5 JUST A LITTLE BIT HARDERB6 SOMETHING WONDERFULSoulful Kinda MusicのThe Veloursのページを見ると、FANTASTICSは1956年から長く活躍してきたThe Veloursというグループが1968年から72年までの4年間だけ名前を変えて活動していたグループだったことが分かる。FANTASTICS名義のシングルは以下の通りで、このアルバムはこれらシングルの中から5曲選曲されたことになります。結論としては、無理して高いお金を出してこのレア高値皿を買わなくとも先述の二枚のシングル皿を押さえとけば十分と言えると思います。MGM 1434 - Baby Make Your Own Sweet Music / Who Could Be Loving You 1968Deram 264 - Face To Face With Heartache / This Must Be My Rainy Day 1969Deram 283 - Ask The Lonely / Waiting Round For The Heartaches 1970 Deram 334 - For The Old Times Sake / Exodus Main Theme 1971Deram 7528 - Face To Face With Heartache / This Must Be My Rainy Day 197?Bell 977 - Something Old, Something New / High And Dry 1971Bell 1141 - Something Old, Something New / High And Dry 1971Bell 1162 - Something Wonderful / Man Made The World 1971Bell 45,157 - (Love Me) Love The Life I Lead / Old Rags And Tatters 1971Polydor 2027004 - Baby Make Your Own Sweet Music / Who Could Be Loving You 1971 Bell 45,279 - Best Of Strangers Now(甘茶偏差値73) / Something To Remember You By 1972
2007.06.13
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甘茶ソウルコンピの世界 A MILLION DOLLARS WORTH OF SOUL Vol 2 '05(JRT 102)音源は音の悪い盤起こし&粗末な印刷のジャケ&レーベルということでかなりブート臭いシリーズの第2弾。訳して「一億円の価値のソウル」。しかし、こういうダサーい、成金オヤジ的センスのタイトルは止めて欲しいね。1が「You Mean Everything To Me」のChosen Fewかどうかは分からないけど、ちょっと古臭い甘い雰囲気のソウル。しかし二枚のPOLYDOR版には遥かに及ばない。2はメロディに華やかさが足りない甘めのソウル。3はあのO'Jaysなんだろうなあ。リードは塩辛くて糖度不足もバックの甘いハーモニーはなかなか。6はとても地味で静かなサウンド、曲調ながら、か細く切々と歌うテナーリードとバックのハーモニーが徐々に盛り上げていく様が魅力的。7はこの「甘茶ソウルコンピの世界」コーナーついに5枚目のコンピ収録で、流石に飽きてきました。この曲、ブート屋さん受けがいいのね。全体のムードと終わり間際のテンパった感じが素晴らしい曲。もう少し終盤の雰囲気で全体を纏めれば凄いことになっていたかも。8もファルセット・リードの甘茶ソウル。弦やピアノを中心としたバックの音は実にいいムードなのだが、歌とメロディがそれに伴っていない。10は甘茶ソウル百科事典P.35掲載の71年の軽快なダンサー(このお皿の裏が21)。11はオシャレで洗練された曲調のバリトンリードのモダンソウルという感じ。あまり趣味ではないが質は高く、人によっては高評価かも。14は1分55秒ほどと短いがベースラインやドラムの快活な感じが楽しいダンサー。ホーンやオルガンまで入ってなかなか華やか。ヴォーカルに弾けた感じが足りないので、ここは思い切ってインストで攻めてみてはどうだったか。18は少年がリードの甘茶ソウル。メロディにときめきが欠けるが出来は悪くないのでキッズ好きにはオススメかも。ファイドアウト時の語りをもっと聴きたかった。19はどういう意味なんだろう?グループ名も不思議だけど曲も実に不思議なムードが漂うダンサー。自動車のクラクションのような擬音が入る。いまいち洗練されないがヘタウマ的味わいが面白い曲。22が果たして、絶品甘茶「LOVER'S LULLABYE (UA 1096)'77」のあのDynamic Fiveなのかが気になってこのコンピを買ったようなもんなのですが、結論としては同じグループなのではないでしょうか?リードは違うようだけど、甘めのスロウで音の感じは同年代(か数年後)ぐらいだし、同種の甘茶センスを感じます。然しながら緊迫感に欠け、残念ながらLOVER'S LULLABYEやBEAUTIFUL LADYほどの出来にはなく偏差値は57。13、16、25がレディソウルだが出来はどれもいまひとつ。甘い歌声でほんわかムードのBarbara Masonの25が一番好みだが、特に突き抜けた魅力は無い。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. Chosen Few/I Can't Take No Chances 2. Orig. Matadors/Golden Leaves 3. O'Jays/Baby You Move Me 4. Willie Cooper & Webs/Little Girl Blue (N)5. Master Keys/Tears (N)6. Fourth Session/She's Gone (甘茶偏差値62)7. Freedom Machine/Stop Doubting My Love (甘茶偏差値61)8. Kalidrons/To Love Someone That Don't Love Me 9. Cashmeres/Fairy Tales Just Ain't True (N)10. Continental 4/The Way I Love You (N)11. Bean Brothers/Without You (偏差値62)12. Three Strangers/I'll Be Alright 13. Barbara Stant/You Know I Love You 14. T.S.U. TORONADOES / A THOUSAND WONDERS (N)15. Johnny York/True Lovers (N)16. Carol Woods & Executives/Ooh Baby 17. Archie Bell & Drells/You're Mine 18. Avenues/I'm a Loser 19. Satan's Breed/Road Runner (N)(偏差値61)20. Magnetics/Heart You're Made of Stone (N)21. Continental 4/I Don't Have You 22. Dynamic Five/Baby, Baby I Love You 23. Age of Bronze/I'm Gonna Love You (N)24. Roz Ryan/You're My Only Temptation (N)25. Barbara Mason/Your Old Flame (N)=NORTHERN SOUL ←こうクレジットされてます。
2007.06.07
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甘茶ソウルコンピの世界 A MILLION DOLLARS WORTH OF SOUL Vol 1 '05(JRT 101)音源は音の悪い盤起こし&粗末な印刷のジャケ&レーベルということでかなりブート臭いシリーズの第一弾。訳して「一億円の価値のソウル」でレア高値盤を集めましたといったところか。なるほど見知らぬ、いかにも美味しそうな名前のグループが沢山あり、思わず釣られて買ってしまいました。全体としてどマイナーな香り漂う、垢抜けないものばかりで、如何にも貴重な音源風なんだけど、果たしてそこに宝石の原石のように輝く魅力があるのかというと残念ながらそういうものはほとんど有りませんでした。1,2はともにオーソドックスなグループコーラス。悪くは無いが特別魅力もない感じでともに偏差値56程度。3がちょっと良くて、ヴァイブ?やチープなオルガンの眠たくなるような夢見心地のサウンドに甘いファルセットコーラス&ハイテナーリードの組み合わせ。バックの甘いサウンドと比べてリードとメロディにいまいち魅力が足りないのが惜しい。でも「We 3 Limited」なんて胸にグッとくるネーミングですね。4、5など曲名の後ろに(N)とあるのはNORTHERN SOULだと注釈されています。で、どちらも垢抜けないミディアムサウンドで魅力に乏しい。8はどう見てもエボニーズと読むんだろう。ベース/バリトン/ファルセットがリードを取るバラードでサウンド、メロディ、曲構成とどれも垢抜けないけどヴォーカルやコーラスはやけに高水準。まさかフィリーのEBONYSの前身なんてことはないだろうなあ。12のグループ名はThe Sweetですよ!凄い名前でそれ系を志向した甘茶ソウルだけどいまひとつ魅力は不足している。13はImperial Wondersもやっていたキャッチーなダンサー。サウンド、ヴォーカルともに前者の迫力には及ばないものの曲がいいからそれなりに聴かせてくれます。適度に力の抜けた感じは少しオシャレで面白いかも。14は「第三飛行」とでも訳すか、名前だけはイカしてます。ファルセットリードの落ち着いた可愛らしい甘茶ソウルだけど、もう一つ突き抜けた魅力に欠け偏差値は59。15は「TIGHTEN UP」系ノーザンダンサーでなかなか面白いグルーヴを持つ。レアらしいしこういうのをDJで回すと鼻高々になるんだろうなあ、と思って検索かけてみると、ウワっやっぱりヒットしました。結構有名な人気曲みたいですね、しかも高そー。もしやこれが噂のディープ・ファンク?17、23、25のファルセットソウル、18のバリトンソウルともにまずまずもやはりいまひとつ垢抜けない。20のスロウバラードも雰囲気はかなり良いがメロディとリードが魅力不足。ここまで音も悪いし垢抜けない音源が続いたけど、22はメロディはいまいちもなかなか味のあるヴォーカルを聴かせてくれ、雰囲気もいい。調べてみたら「SOULFUL THANGS VOL.5」にも入ってました。そこでは目立たなかったけど、こういう中で聴くとイイですねえ。24はチト大仰なバラードでメロディはいまいちもファルセットとバリトンの絡みが結構いい。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. Carlton Holland & Sinclayrs/Moon Shot 2. Shades of Magic/Your Love Is a Tower of Power 3. We 3 Limited/Girl I'll Always Love You (甘茶偏差値61)4. Imperial Cs/Someone Tell Her (N)5. Devotions/Do Do De Dop (N)6. Traditions/My Heart 7. Directions/If You Ever 8. Ebon-Nees/Is There Someone 9. Soul Brothers Inc./I Saw Forever My Love 10. Love Experience/Waiting For Your Love 11. Ebonys/I Can't Help But Love You (N)12. The Sweet/Don't Do It 13. Rockin' Co./You Live Only Once (N)(ダンサー偏差値61)14. Third Flight/Love Love Love 15. Curtis Liggins & Indications/What It Is (N)(ダンサー偏差値62)16. Poets/Wrapped Around Your Finger (N)17. Monte Carlos/If You Leave 18. Buck & Sixteenth Movement/Trust Me This Night 19. Ledgends/A Fool For You 20, Lyde, Fisher & Giles/I'll Always Love You 21. Out of Sights/For the Rest of My Love (N)22. Jimmy Bo Horn/I Can't Speak (N)(偏差値62)23. Elements/I'll Remember You 24. Moving, Soothing & Funk Band/Crying For You Love 25. Attractions/Did I Do the Right Thing 26. Inspirations/I Can Feel It (N)
2007.06.03
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U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 7.CHOSEN FEW / YOU ARE EVERYTHING TO ME (NEWMAN 900) 海のものとも山のものとも分からない究コレ・コーナーのお皿どもだけど、超ド級大甘茶曲がきっちり1曲収録されているという点において、このCHOSEN FEWのお皿は「ハズレ」ではないことが約束されていた。然しながらLPコーナーの紹介なのに実際は4曲のみ収録のミニLPということで聴く前からチト拍子抜け。1は山下達郎もオンエアした大仰かつ華麗なる甘茶ソウル。大空へと舞い上がるストリングスに煌びやかなストリングス、大味でキャッチーなサビメロをファルセットリード&コーラスで甘く情緒的に斉唱する出だしは何度聴いてもシビれます。この曲は「POLYDOR 2058 661」(実測3分24秒)としてシングルが出ているんだけども、やってくれました!それとはきっちり別テイクの収録です。まず出だしのハイハットの入れ方が違います。LP版ではその後のグロッケンがはっきりと分かる入れ方でより良い感じ。その後のサビの斉唱含めて全体としてヴォーカル&コーラスは、ともにテンション低めでチト物足りない。時間は3分40秒と少し長いけど基本的には同じ展開。出来栄えはお歌のテンションが高いPOLYDOR版に軍配があがりますが、偏差値換算で1ポイント違う程度で大差なし。2は出だし語りから入る「CHI-LITES / THE COLDEST DAY OF MY LIFE '72」のミニチュア版的甘茶ソウル。弦の孤高な響きやコーラス、全体のムードなど参考にしたかも。ここぞという盛り上がりに欠け派手さは無いが落ち着いた曲調で好印象。3はちょい明るめのミディアム・ナンバー。リードはバリトンでなかなか味のある歌声。この唱法はどこかで聴いたことあるが思い出せない。出来はまずまずで偏差値は58程度。4はファンク調のアップ。可もなく不可もなくといった感じかな。全体として、1以外もしっかりとした音作りでこのグループが単なる一発屋でないことがよく分かる。この水準でもう少し曲を増やし、彼等のもう一つの代表甘茶「I CAN MAKE YOUR DREAMS COME TRUE (POLYDOR 2058 721)'76」も収録されていればこのお皿も甘茶ソウル重要盤と言われてもおかしくなかったのだが、如何せんたった4曲、、、。このお皿はずいぶん値も張るようなので、先述の二枚のポリドール盤を聴けば十分という気がします。(CDR音源でのレビューです。)(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)01 You Mean Everything To Me(甘茶偏差値71)02 Sad Song(甘茶偏差値62)03 It's Allright04 Dancin All Over The World
2007.05.29
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GANGSTA LUV & 甘茶ソウル百科事典 CRIMINAL 'E' & UNDERGROUND SAM / NG'S WE TRUST WHO U TRUST? '97 甘茶ソウル百科事典 TERRY'S SELLECT 037。甘百が出た当時はギャンスタラップはおろかラップさえも聴いたことない私でしたが、あの超凄センスのテリさん推しなのだから、きっと甘茶ソウルに通ずる何かがあるに違いないと必死でお勉強したものです。このテネシーの「犯人Eと太っちょサム」のアルバムはそんな中でも、メロディも甘めでかなり取っ付き易い内容。3の「STRAIGHT IT OUT」は同じ南部のLATIMOREのヒット曲のG-RAP版。憂いを帯びた例のメロディとバックコーラスに載せて気だるくラップりなかなかの出来。有名でキャッチーなLATIMORE版を今になってそう何度も聴こうという気にはならないけど、このバージョンなら別。4もほとんど似たメロディ使いの暗めの甘茶G。グレイドは高いがラップはちとダレルな、と油断してたら乾いた銃声にビビリます。5の「WHO U TRUST」は「BOBBY WOMACK / I Wish He Didn't Trust Me So Much」ネタ。一聴してそれと分かるような使い方をしておらず原曲の良さを生かしきれてなく勿体無い内容。7はちょっと早めのラップで好みのタイプ。緊迫感があっていい。9はテンポあり、ピーヒャラ感あり、お歌あり、でかなりキャッチー。このプロジェクトの魅力を最も凝縮した一曲。このプロジェクトは魅力的なラッピンを聴かせるという訳でもないし、コレ!という突出した魅力を持った曲も無いんだけど、全体として良い曲が多いので、アルバム単位でG-RAPを楽しみたい向きにはオススメ出来る内容です。G-RAPを聴かない甘茶ソウルファンにも馴染みやすそう。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1 Intro/Criminal Set 2 Avoiding Jail Time 3 Straight It Out (G偏差値62)4 Breakin Bad (G偏差値61)5 Who U Trust 6 Recognize 7 Keep It on the Real (G偏差値61)8 Stick up Boyz 9 Down South (G偏差値63)10 Load up Tha Nine11 Ghetto Serenade
2007.05.23
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私の好きな甘茶ソウル 【 甘茶偏差値 72 】WESTMORELAND CO. FEATURING MARCUS KELLY / TOGETHER WE STAND (VANNASA 5124) テナーシンガーオンリーで基本はコーラスの付かない上品で静かな甘茶曲。やけに落ち着いたピアノの独奏から始まり、そこに天にも昇りつめるかのような甘いストリングスがゆるやかに絡んでいきます。お歌は淡々、切々、しっぽりとしたもので子守唄のようにやさしく静かで冷静。だからと言って、情感の浅い、ムードだけの曲というワケではなく、なだらかで上品なメロディラインは上物甘茶のそれ。ヴォーカルが少し粘着系なのでしっかりと耳に残る所は淡白なこの曲と相性が良かったと言えます。サビの部分ではハモってるんだけど、聴こえるか聴こえないかぐらいでチト寂しいほど。ま、それがこの曲のカラーでもありますね。ピアノとストリングスの音色だけが目立つバックも憎いぐらいに落ち着きはらっててとってもアダルト。間奏パートで聴ける両者の共演がまた聴きもので、ここでは情感豊かに派手目のアンサンブルを決めてくれ、超のつく極上品。甘茶ソウル史上最高の間奏かも。全体としては全く派手さの無い曲で、上品という言葉が実に似つかわしい。私がこの曲と出逢ったのは、まだマニアックな甘茶ソウルなどほとんど知らなかった頃、某ソウル愛好家から頂いたカセットテープ。もらったその日から貪る様に聴き続けたけど、その中でも一際地味だったこの曲の真の魅力に気付いたのはそれから10年以上経ってから。画像2はその甘茶テープのトラックリスト。これを作ってくれた方、ここを見て下さってたら嬉しいです。「スウィート・ソウル・ベスト10」募集中! 皆さんのお好きなスウィートソウルを紹介しあって楽しもうというページです。
2007.05.19
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U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 39.TRACK 4 (TRACK IV) / IN RETROSPECT (WONDER 008)究コレでの紹介文によるとジョージアの4人組で実力は中位とのことですが、、、。実際に聴いてみると内容はゆるいカバー中心で脱力必須。オリジナル曲も田舎の素人グループの域を出ない感じで、これといった味も無い。甘茶ソウル系の曲も無いので甘茶ファンには無縁のアルバムと断言して良いでしょう。A-1のI Can't Turn You Looseはイントロの一瞬だけですぐにGet Readyの方に移ります。歓声が入るので形式はライブ風ですが、このグループこんなに人気あるの?ってぐらいの歓声かつ不自然な盛り上がりぶりから擬似ライブと思われます。バックの演奏は薄っぺらだけどお歌の方はまずまずかも。A-2はのんびりムードのほんわかソウル。悪くは無いが取り立てて良くも無い。A-3のカバーをSAM&DAVEと比べろと言われても困ります(笑)って出来。A-4もゆるいカバーで、きっとこういうのをジョージアの田舎のキャバレーなんかで営業してるんだろうな。B-1は明るめでほんわかとしたムードのミディアム。いい意味で70年代のアメリカの田舎の平和な空気が漂ってきそうな雰囲気はあるが、出来はイマイチ。終わったと思ったらリプライズしてきて思わず失笑。B-2のDouble Shotはユニゾンで歌う明るく軽快なナンバー。歌はなかなか弾けた味があるが、バックの演奏含めてB級感がジンワリと滲み出とります。で、何故かStayという60年の古いヒット曲にメドレー展開しますが、これが全く必然性を感じさせないんですよ!まいった(笑)。B-3もメジャーヒットのぬるいカバー。まあ、これらカバー曲のラインアップを見るだけでも勘のいい方なら出来の方も想像がつくというものでしょう。オリジナルらしきB-4は乾いた空気感にリードの歌もなかなか冴えた感じ。明るめのメロディやコーラス、演奏もこなれた感じで結構良くて偏差値59ぐらい。このクオリティで全体をオリジナルで通せてたらこのアルバムにも存在意義があっただろうにと思わせる。B-5はオリジナルの魅力をさほど損なうことなくこなしてるけど、特別良い何かがあるという訳でもない。(偏差値60以上はありません。)曲名右側の( )内にオリジナルと思われるアーチスト名を書いておきます。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)A-1 I Can't Turn You Loose - Get Ready ( OTIS REDDING )- ( TEMPTATIONS )A-2 One Thousand TimesA-3 Soul Man ( SAM & DAVE )A-4 Save The Last Dance ( DRIFTERS )B-1 "Be Young, Be Foolish, Be Happy"B-2 Double Shot - Stay ( MAURICE WILLIAMS & ZODIACS )B-3 My Girl ( TEMPTATIONS )B-4 With This RingB-5 I Can't Help Myself ( FOUR TOPS )
2007.05.13
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甘茶ソウルコンピの世界 THE RARE SOUL HARMONY COLLECTION VOL.1 ??年 (BIG TOWN MUSIC NO#)製作年度及びナンバーの記述がなく、プーンとブート臭漂うCD。副題で「A COLLECTION OF THE FINEST SWEET AND NORTHERN SOUL GROUP RECORDINGS OF THE 60'S AND 70'S.」とあります。聞いたことの無いやたら美味しそうなグループ名やら、知ったグループ名だけど知らない曲が目に付いたので買ってみたんだけど、結果はどれも期待ハズレ。内容は「DYNAMITE SOUL HARMONY」シリーズに近い、、、と思ったら数曲かぶってました。60年代中期ぐらいの、未だ情感が浅く表現力の乏しいソウル黎明期のものが中心といった感じ。全22曲中2分台の曲が18曲もあるから事前に中身を見抜けなくもなかったか。5はDOO-WOPの雰囲気漂う甘めのミディアムだが2分28秒とあっという間に終わってしまいチト惜しい。目玉という程ではないけれど、このコンピで一番光る曲は13の「IN TIMES LIKE THESE / FANTASTICS (IMPRESSARIO) '64」。ちょっと古い感じのする甘いメロディ使いで「FIVE SATINS feat. FREDDIE PARRIS / SUMMER IN NEW YORK」のようなロマンチックなムードを持った佳曲。ファルセットも入るしこのコンピの中ではその情感深さは群を抜いています。しかしこのグループって「THE BEST OF STRANGERS NOW (BELL 1266) '72」を出してるFANTASTICSと同一なんでしょうか?メロディのこみ上げ具合など共通項を感じたりするんですが。それと、そのベルのファンタスティックスの出している唯一のLPって内容はどうなんでしょう。(尚、このIN TIMES LIKE THESEは「DYNAMITE SOUL HARMONY VOL.2」にも収録されてますので、この曲目当てならばまだ出来のいいそちらのコンピの方がオススメです。)このコンピの後半の16曲目からは「NORTHERN」のコーナーになってます。ノーザンって一言で言われても困っちゃうんですが、曲調から「NORTHERN DANCER」コーナーと思われます。ミディアムやアップ系でどれも適度にノリの良いグルーヴなんですが、如何せんメロディ等どうにも魅力不足と感じます。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1.I JUST CAN'T GET OVER LOSING YOU / IMAGINATIONS 2.LAUGHING GIRL / HOLLYWOOD SAXONS 3.WHAT A FOOL / SATANS 4.LOVE IS A SONG OF LOVE / FOURCOUNTS 5.GIRL IN RED / VOWS 6.AIN'T NO COMING BACK / CASHMERES 7.FORGIVE ME IF I CRY / DOWN TO EARTH 8.YOU ARE / EXECUTIVE FOUR 9.ONE ROSE / STARTONES 10.MERRY CHRISTMAS BABY / C-QUENTS 11.WHY DO I DO THESE FOOLISH THINGS / MAGICIANS 12.I'LL HOLD ON / FOUR PERFECTIONS 13.IN TIMES LIKE THESE / FANTASTICS (甘茶偏差値62)14.GLAMOUR GIRL / SOUL PROCEDURES 15.GLORIA / YOUNG MODS 16.CONNIE / SERVICEMEN 17.I'M NOT STRONG ENOUGH / FOUR PERFECTIONS 18.I GOTTA GOOD THING GOING AND I AIN'T GONNA BLOW IT / EXECUTIVE FOUR 19.LOVIN' YOU BABY / STARTONES 20.STRANGE NEIGHBORHOOD / IMAGINATIONS 21.A HOME IN LOVELAND / FOURCOUNTS 22.WITHOUT A DOUBT / LOVERS
2007.05.09
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 SWEET SOUL DISC GUIDE 300 MOONY'S SELLECT編 】【 MOONY'S 019 】 DYNAMICS / WHAT A SHAME '73 U.S.BLACK DISK GUIDE #255掲載のダイナミクスのセカンドアルバム。甘茶ソウル名盤の一枚。飛びっきりの極上甘茶があるというワケではないが、高水準甘茶が多く収録されているのでオススメ。特にこのグループは癖の無い爽やかな甘さが特徴なので甘茶初心者の方にも向いています。2はリードとコーラスの絡みと曲構成がダイナミックなミディアム。6は邦題「心の航海」ってとこか。チト大掛かりな歌詞に見合った劇的な曲調が魅力的。シタールが鳴り響くスロウの7も感動的なバラード。9の夢見心地でソフトな肌触りなスロウも美味。オリジナルアルバム収録は曲名の1-10までの10曲。CDではそれに11曲もの追加曲が収録されています。中でもスロウの「11.We're Gonna Be Together」の出来は素晴らしく、どうせ買うなら迷わずCDの方をどうぞ。尚、P-VINEからの日本盤CDの解説はフラミンゴの面々。また、U.S.BDGで久保田泰広氏のコメントしているコロンビア盤というのが2006年10月に山下達郎SSBでオンエアされた「WE FOUND LOVE (Columbia 10666) '77」。この曲のB面の「You Can Make It If You Try」もやはりグレイドの高いミディアムで彼等の代表曲として外せないが両曲とも残念ながら本CDには収録されていません。試聴はこちらで。またWEB上では既に多くの方がこのアルバムをレビューされています。Golden Age Of Soul Musicさんのリンク集からどうぞ。(偏差値65以上)(偏差値61以上)(偏差値60)1. What A Shame (甘茶偏差値61)2. She's For Real (Bless You) (甘茶偏差値62)3. Let Me Be Your Friend (甘茶偏差値61)4. You'll Never Find A Man Like Me 5. Woe Is Me 6. Voyage Through The Mind (甘茶偏差値66)7. You're The Only One (甘茶偏差値64)8. Funky Key 9. Count Your Chips (甘茶偏差値64)10. Shucks I Love You 11. We're Gonna Be Together (甘茶偏差値63)12. Show The World (We Can Do It) 13. Sweet Games Of Love 14. Let's Start All Over 15. Baby, Baby I Love You 16. I've Been Blessed 17. I'm Thinking 18. Beautiful Music (Makes You Dance) (Music & Gang) 19. Beautiful Music (Makes You Dance) (Music & Gang In Vers) 20. Beautiful Music (Makes You Dance) (Music Only) 21. Get Myself High
2007.04.30
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U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 30.RHYTHM MACHINE / RHYTHM MACHINE (LULU 6072-25)風の噂によるとこのお皿も超高額アイテムとしてお皿屋さんの棚に飾られていたらしいです。そう言われてみるとどうしても聴いてみたくなるのがマニア心というもの。ジャケは私の好きな宇宙もので、FUTURES、ROUND-TRIPなどと並んでなかなかB級な雰囲気がイイ。インディアナポリスを中心に活動していたファンクグループとのことで1、2、4、6といったところが暗く重ためのファンクナンバー。どれもこれといった魅力は感じないがファンクファンにはどうなのだろうか。3の出だしのギターの軽やかな刻みと爽やかで小気味良いコーラスはなかなかいい雰囲気だが肝心のお歌とメロディがそれに伴わず歯がゆい出来。サンプリングなどブレイクビーツ的な用途はアリか。5は8分30秒もの長く散漫なスロー。ファルセットなども交えてそれなりのスウィートソウルを志向したようだけど、メロディ含めて魅力に乏しく甘茶偏差値54。残り1分をきってからバックがアップテンポになるんだけど全体をそれで通せばまた変った魅力を出せたかもしれない。7も4分超えのスローで暗く悲しげなコーラス部はそこそこキャッチー。しかしながら主旋律とリードは魅力に乏しくファルセットなどの入れ方も中途半端で甘茶偏差値は56。8は明るく軽めのミディアムだけど特筆すべき点はなし。以上の観点からこのアルバムは甘茶ソウル的には全く重要ではないことになる。また、究コレの所で高沢氏が「ファンクよりスウィートの方が100倍良い」と書いてあるので、その言葉を考慮すればファンクナンバーの出来も自ずと知れたものということになるだろう。2006年にDIZZARE DIZ016としてCD化されました。(偏差値60以上はありません。)(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. You Got Action2. Lil's Place3. Put A Smile On Time 4. Thought My Love Was Fine5. Brenda And Me (甘茶)6. Everybody's Chippin' 7. You Make Me Feel Right (甘茶)8. Can't Do It Without Youロックとソウルとフライフィッシングのmasatoさんのレビューはこちらです。黒いお皿大好き!のうえさんのレビューはこちらです。soulful sweet & mellowのxyliさんのレビューはこちらです。
2007.04.24
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U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 15.HEAVEN SENT & ECSTASY / THE GREATEST LOVE STORY (JAMIEKO'S 777) '80インチキ新興宗教教祖と借金の方に取られ教祖の慰めものとなった少女という風情でジャケの大きな三角形の中で映っている男女のツインリードが中心のグループのもよう。他のメンバーの装いも天国をイメージしたもののようだし、曲名やらグループ名やらと何から何までエセ宗教っぽくてウンザリ、、、嫌いなんだよな、宗教団体。洒落でやってるのかマジなのか。宗教絡みだとしたら19のJ.O.B. ORQUESTRAと同じですね。とはいえ、こういった怪しさもまたトンデモなC級グループの楽しみ方の一つ。気を取り直して純粋に音だけを聴いてみました。1は全体に流れるほんわかとした不思議な空気がなかなか魅力的。曲名からも天国をイメージしたものなのだろうが、だからといってどうってことない内容。2は大作志向で甘茶風に女性リードにファルセットが絡みますが、ではメロディが魅力的か?胸をときめかす何かがあるのか?というと「そんな物は無い」としか言えない甘茶の出来損ない。3、5、7、9はファンクですが私は適性不足なのかどれも良さが分からない。(どこか他の方のレビューをご参照下さい。)特に5の出だしのビートがブレイクビーツということで一部クラブDJに持て囃されているようですが、どこがいいのかさっぱり???です。まさかレア高値盤だからってことはないよね?このブレイクビーツの魅力、どなたか教えて下さい。(もちろん純粋モードで言ってます。)4は自然体でやっているアットホームな雰囲気の伝わるアップ系の作品だが素人っぽさは否めないし魅力に欠ける。地元で仲間の結婚披露宴にでも演奏してあげるといいだろう。6は幾分こなれたものの2と似たようなもので甘茶ソウルとしてはメロディに魅力が欠ける。8もムードはいいのだが如何せんメロディに魅力が足りない。女性リードオンリーってのもマイナス材料。むしろ思い切って出だしの雰囲気のある男性コーラス中心に攻めてみる手はなかっただろうか。高沢氏のコメントからも相当期待した3曲のバラードだったが、どれも私の趣味からはほど遠く、出来も悪いし魅力にも欠けると思う。全体としてもU.S.BDGでは「究コレ」コーナーで数行だけ紹介されたに止まったことが納得のいく出来。グループとそのメンバーに責任は無いがどう考えても騒がれすぎだろう。2007年にP-VINE PCD23854としてCD化されました。(偏差値60以上はありません。)(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. I See Heaven2. Bless You With All My Love (甘茶)3. Satisfaction To The Bone:(Nitty Gritty Naked Bone)4. Rapping With My Subconscious Mind5. I'm A Lady6. We're Together Again (甘茶)7. Shake.Groove Move8. The Greatest Love Story (甘茶)9. Show-nuf Funky Beat10. Success Ya'll
2007.04.14
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甘茶ソウルコンピの世界 SOULFUL THANGS VOL.6 '06 (LATIN SOUL RECORDINGS SOUL-6000)シリーズ第6弾。全体の偏差値平均を55程度に保ち、悪くない内容ではあるが、突出した曲は少なく、本シリーズでは出来が悪い方。そろそろネタ切れか?良い曲も既聴ばかりで個人的には得るものは皆無であり残念。しっぽりと落ち着いた物悲しいムードの3、「HOUSTON OUTLAWS / WHAT AM I GOING TO DO (WESTBOUND 211)'72」はリードの丁寧な歌い方に心打たれる。このヒューストンのならず者たちは「AIN'T NO TELLING (WESTBOUND 179)」がノリの良いダンサーで小躍りするギターが楽しく偏差値67は確保。甘茶な3よりも更にオススメ。ちょっと暗くてベチョっとした4は人によってはもっと高評価かもしれないが、「THE ESSENTIAL SWEET SOUL SELECTION (GOLDMINE GSCD4Z)」にも収録ズミ。6、11あたりはまずまずも突き抜けた魅力は無い。甘茶ソウル百科事典P.26のCalifornia Executivesの9は80年代中頃な音作りがいまいち好きになれないが、ほんのりと70年代甘茶ソウルの香りは残っているスロウで一聴の価値はある。甘茶系が大半なこのコンピでは少し毛色の変った12はLITTLE ROYALのDEEPな絶唱がイイ。語りも入って甘茶ファンでも楽しめる内容です。22は「究極のLPコレクション - グループ編」の35のSly, Slick And Wickedの音源と思われます。甘百 MOONY'S SELLECT 003のBALLADS(CONFESSING THE FEELING(VIVID VS-1023)'80)のカバーですが、出来はバラッズには及ばない。というか名曲の誉れ高い人気曲ではありますが、どちらにしろ個人的にはあまり胸ときめく内容ではない。レア盤な「SLY SLICK AND WICKED / GET DOWN LIVE (BAD BOY'S 1001) '74」もこの曲が目玉曲ならば食指は動かないなあ。soulful sweet & mellowのxliさんのレビューはこちらです。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. We Want Freedom(EMANDOLYN) - Rotations2. Crying For Your Love(PHILLMORE SOUND) - The Moovin' Soothin' And Stone Funk Band3. What Am I Gonna Do(WESTBOUND) - Houston Outlaws(甘茶偏差値63)4. I Do Love My Lady(ASI) - Haze(甘茶偏差値61)5. That's Love(SCORE) - First Family6. Forever, Together(TOWER HIGH) - Watch Tower7. Treat You Right(KEN-TONE) - Rayfield Ried & The Magnificents8. Falling In Love(DAKAR) - Compliments9. I Don't Know Why(WILLIAMS) - Calif, Executives(甘茶偏差値61)10. You Gave Me Love(MO DO) - Bob And Gene11. Hollywood And Vine(FEE BEE) - Dell Vikings12. Jealous(TRI-US) - Little Royal13. Some Of Your Time(BELL) - Attractions14. If I Love You(U/A) - Little Anthony & The Imperials15. Elecrified Love(WE PRODUCE) - Ernie Hines16. Waiting For Joey(CORAL) - Orthea Barnes17. Why'd You Put Me On(MONEY) - Bobbi Row & The English Men18. Wear Your Natural Baby(ROMARK) - Towana & The Total Destruction19. You're My Only Temptation(VOLT) - Roz Ryan20. Yes, I'm Love(EASTBOUND) - Unique Blend21. My Life(OPTIMUM) - Joe Jama22. Confessing A Feeling(Live) (BAD BOYS) - Sly, Slick And Wicked(甘茶偏差値61)
2007.04.13
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甘茶ソウルコンピの世界 LOST SOUL OLDIES VOL.1 LOST SOUL RECORDS / LSR1001 怪しげなコンピシリーズの第一弾で副題が「RARE & HARD TO FIND OLDIES」となっている。「RARE」と言うぐらいだから、それ相当に駄目な曲が多く全体としてはかなり散漫な内容という感じ。まあレアものなら仕方ないかという感じで決してオススメ出来るシリーズではないが、B級感たっぷりな内容なので稀にメジャーでは感じられないビクっとするような刺激的な曲もある。1は「SOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE」でも取り上げられていたシンガーで、しんみりとした雰囲気に孤高なファルセットが味わい深い。2は「CREATIONS / PEEK-A-BOO (LIBERTY BELL U.S.A. 82073)'73」と甲乙付け難い魅力を持った曲。フィラデルフィアのグループのCREATIONS版はパパパコーラスを伴い華やかで洗練された雰囲気を持ちながらピリリと引き締まった作りが実に私好みの内容。それに対し同じフィリーのDesciples Of Soul版(G.V. 01)はテンポを落としたうえに語りを入れたりと幾分べっちょりとした雰囲気の作りでどちらかというとニュージャージーのモーメンツを思わせる内容。11にはビックリ。これは「SUPER SWEET SOUL VOL.1 / LET'S MAKE LOVE」の目玉曲「ANGEL / Why Me (Telephone Conversation) (TURBO 019)」の歌入りバージョン。ということはおそらく元歌ってことになるんだろうけど、残念ながらANGEL版のイマジネーションを駆り立て、臨場感溢れる内容には敵わない。18は悲壮感、絶望感たっぷりで「IMAGE / SPELLBOUND (JANUS 201)」の雰囲気に近い。個人的にはあまり好きなタイプではないが、この曲の好きな人ならもっと高評価かも。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. Really Really Love You - Ronnie Walker (甘茶偏差値60)2. Peek-A-Boo - Desciples Of Soul (甘茶偏差値62)3. But Then You Left Me - Shades Of Sensation4. Boy and Gir - Gin And Gents5. Keep an Eye on Your Close Friend - Intensive Heat6. Fantasy of Love - The Profits7. When I Had You Baby - Soul Sensation8. O My Love Sweet Love - The Determinations9. I'm Gonna Make You Mine - Johnny Daniel & The Soul Malibus10. Hey Girl You've Won My Heart - The Masterplan11. There Is a Beauty - Frankie & Spindles12. How Can I Get over a Fox Like You - The Icemen13. I Don't Want to Slip Away - Cleveland Martin & The Soul Sets14. Think Back - The Attractions15. Why Do You Have to Go? - The Rhythm Rascals16. I'll Come Running Back to You - The C.O.D.'s17. Dreams of a Shoeshine Boy - The Light Drivers18. I Don't Wanna Cry - The After Hours (甘茶偏差値62)19. Broken Heart - The Day-Tones20. You Can Do Me Some Good - The Class Mates21. I Don't Wanna Go - Little Mr.Lee & The Cherokees22. Mr.Moonlight - The Friendly People23. Cause I'm Loving You - The Marvells
2007.04.07
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 甘茶偏差値 72 】【 MOONY'S 075 】 OVATIONS / YOU KEEP ME HANGING ON (CHESS 2176)'75日本編集盤の「SWEET THING LP(VIVID VS-1025)'81」にも「JUST ENOUGH TO KEEP ME HANGIN' ON」と曲名を変えて収録。このLPは甘茶ソウル百科事典MOONY'S SELLECT 075で取り上げられているし、U.S.BDG #104でも少し触れられている。然しながらこの傑作甘茶曲についてはどちらも一切コメントなし(ていうか無視?)です。更にこの曲が無性に好きという甘茶ファンにも出会った記憶がない。なんでやねん?個人的にこの曲は、「WALK AWAY FROM LOVE」、「SOMETIMES WHEN WE TOUCH」と並んでカバーバージョンの多い世界三大黄金旋律曲の一つだと思っているのですが、こんな状況では無条件に「みんな大好き!YOU KEEP ME HANGING ON」と断言出来ないではないですか。この曲が三度の飯より好きという方、いらっしゃいませんか?本来が深い情感と甘い黄金旋律を持った曲ですが、オヴェイションズのリード、ルイ・ウィリアムスのねっちょりとした熱のこもった歌いこみはこの曲と抜群の相性を示し、本来の持ち味を100%以上に引き出す相乗効果を生み出しています。曲良し、歌良しで甘ーく心の奥深くに染み渡ります。2分55秒と短いのが切ないですね。このオヴェイションズの傑作カバーのオリジナルは、1964年のRay Sanders & Irene Bell。作詞作曲はBuddy Mize/Ira Allen。「It's true you have me twisted round your finger」と歌いだす曲です。VANILLA FUDGE版やSUPREMES版とは違いますのでお間違いなく。曲名は「JUST ENOUGH YOU KEEP ME HANGIN' ON」、「HANGIN' ON」、「YOU KEEP ME HANGIN' ON」、「JUST ENOUGH」など様々です。ちょっと調べたところ次の方々が演ってます。どうもカントリー系の方が多い気がしますのでオリジナルはカントリーなのかも。(*は既聴曲です。)1.Ray Sanders & Irene Bell (Stadium)'642.Gosdin Brothers (Bakersfield International 1002)'67 Billboard's Country chart #373.Leon Ashley & Margie Singleton '67 idem* 4.Joe Simon / YOU KEEP ME HANGIN' ON (Sound Stage 2608)'68 Billboard's Hot 100 #25 「No Sad Songs」収録 SOUL 5.Billy Vera '686.Waylon Jennings '687.Cher '698.Conway Twitty & Loretta Lynn '719.Roy Clark '71* 10.Ann Peebles / (YOU KEEP ME) HANGING ON (LIVE)'74 「BRAND NEW CLASSICS」 収録 SOUL* 11.CLIFF RICHARD / (YOU KEEP ME) HANGIN' ON '74 POPULAR * 12.OVATIONS / YOU KEEP ME HANGING ON (CHESS 2176)'75 (GREAT!!!)13.Vern Gosdin (Elektra 45353)'76 Billboard's Country chart #1614.Lane Brody (Liberty B-1519)'84 Billboard's Country chart #59* 15.JUNIOR SOUL / YOU KEEP ME HANGING ON 12"(ROHIT 531)'87? 「JUNIOR SOUL CLASSIC」収録 REGGAE (GREAT!!!)16.Paul Carrack '93* 17.Linda Thompson / JUST ENOUGH TO KEEP ME HANGING ON '85 「One Clear Moment」収録18.Robert Burgeis (aRcd Records, forthcoming?)* 19.CAROL BROWN / JUST ENOUGH YOU KEEP ME HANGING ON (12" MIX) REGGAE* 20.DAVID ISAACS / JUST ENOUGH (TO KEEP ME HANGING ON) REGGAE4はソウルファンには御馴染みの黒人シンガー。歌いこみ、サウンドとも薄味でちと物足りないが女性コーラスがなかなか切なくいい味を出していて及第点。10はレディソウル。音数少なくジャズのクラブシンガーのような雰囲気。歌い方もあっさりとしていてソウルものとしては物足りない。11は有名な白人シンガーで曲調はカントリーっぽい感じ。OVATIONS版と違いあっさりとした味付けで平和な空気が漂い、こういうのもまたこの曲の魅力の一つか。15はレゲエでこの12"版もまたOVATIONS版に負けず劣らずの素晴らしい内容。近日レビュー予定です。17は白人女性シンガーかな。元歌を知らないで恐縮なのだが、有名なJoe Simonの歌い方やメロディなどからは少し斜に構えた歌いまわしが気にいらない。ただし全体としては素直で忠実なサウンドで、この曲の入門編としてはいいかも知れない。19、20はレゲエで凡庸な内容。どんなジャンルの曲なのかさっぱり分からないものもありますが、カントリー、ソウル、レゲエ、などジャンルは様々ですね。いつか全曲制覇してみたいものです。内容、出来、他の方のカバーなどご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい。因みに、こういったカバー曲やそのオリジナル曲を調べるのにとっても便利なサイト↓があります。second hand songsTHE ORIGINALS BY ARNOLD RYPENS* 幅が狭くて読みにくいようでしたら、こちらのページでご覧下さい。
2007.03.30
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Ultimates(Graham Internasitonal 1978)について U.S.BDG #325(TSG 809)のアルティメイツとジャケ違いで同内容の(Graham Internasitonal 1978)について「これはブートでしょうか?」との質問がメールにてありました。(ジャケ画像はSOUL TO SOUL誌 #60より拝借しました。)当方も何も分かりませんのでご存知の方、教えて下さい。よろしくお願い致します。なお、STS誌の解説によりますと、「音質が少し悪いのが気になる」、「TSG盤は非常に珍しい」とのことです。逆に言うと、このLPは当時はある程度流通していたということになるのでしょうね。また、手抜きっぽいジャケ、1978(年)という安易なレコード番号、そして音質が少し悪いという点を考慮すると買い上げなどではなくブートという可能性も高そうと推測しますが、さて?PS:この手の疑問、ご質問、ご相談、お悩みなどございましたら、掲示板などをどうぞお気軽にお使い下さい。
2007.03.18
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U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 33.SPECIAL EDITION BAND / AT LAST (G.S.P./UNIVERSAL SOUND 3700)甘茶ソウル百科事典 MOONY'S SELLECT 088。「U.S.BDG 究極のLPコレクション グループ編(以下、究コレと略)」のコーナーで紹介されながらも、甘百における実質的な甘茶ソウルアルバムベスト100コーナーに掲載された唯一の作品。玉石混合な究コレで紹介されているお皿の中でも間違いなくトップクラスに位置づけられるということでしょう。3曲ある甘茶ソウルはどれも高水準なので個人的にもかなりのオススメ。80年代後半の作品のようで、2006年にDIZZARE DIZ020としてCD化され現在は容易に入手可能。解説はマスクマン氏とのことです。どんなこと書いてるんでしょうねえ。高速ファンクの1はグルーヴ、疾走感ともなかなか。シンセ飛び交う2もファンクだけど、1,6同様個人的にはあまり興味が向かない内容。やはり甘茶ソウル的には、3以降ということになります。シンセの透明感や遠くに鳴り響くエレピが心地よい3は80年代的洗練されたムードが素晴らしいバラード。このシンセ部分をストリングスで仕上げていたらどうだったろうと夢想も膨らみます。5も3同様のバックだが、「昨日の夢」というタイトルが示す通り、夢見心地かつ切なくノスタルジックな雰囲気を持つメロディがより素晴らしい。個人的に甘茶ソウルの大事な要素と思っている『非日常感』がとっぷりと味わえるところも高ポイント。5分40秒にも及ぶ大河バラードですが、80年代後半でこんなこってりと甘いムードの作品があるとはね。7も電話のベル、テレフォントークで始まる典型的甘茶ソウル。少しこじんまりとまとまってしまった感があり、欲を言えば後半ファルセットになるあたりでハメを外して激しく身もだえしながら絶唱しまくるとか過剰な何かが欲しかったかな。soulful sweet & mellowのxyliさんのレビューはこちらです。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. SEB2. Feelings3. Crying On The Inside(甘茶偏差値64)4. Sooner Or Later5. Yesterday's Dream(甘茶偏差値69)6. Dirty Bert7. For Your Love(甘茶偏差値63)8. Find Somebody To Love
2007.03.15
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私の好きな甘茶ソウル 【 甘茶偏差値 70 】TRUTH / COME BACK HOME (SOUNDS OF CLEVELAND 11711)U.S.BDG #684のTRUTH。「究極の、、、」で有名なLARRY HANCOCKが在籍したことでも有名。甘茶ソウル百科事典での記載はないし、「THE DEEPEST SOUL VOL.2 (GOLDMINE GSCD41)」に収録されているから一般的にはディープ扱い?でも、このムードなら甘茶ソウルだよねえ。U.S.BDGの久保田泰広氏によると、この「COME BACK HOME」が彼等の初レコードでここで聴けるツインリードはラリーハンコックとリオグリーン。「ソウルトレインでの映像は脳裏に焼き付いて離れない人が多い」とのことなので、もしやと思い「YOU TUBE」検索してみると、なんとその伝説の映像がありました。で、出来の方がこれまたグレイト。鳥肌ものですね、興奮しました。私、個人的に初めてソウル関連の映像を保存しました。これを見ると確かに途中でリードは交代していますねえ。ここでの映像は2分弱ですが、シングルでは延々7分も金太郎飴的にこの調子です。「IF YOU COME BACK HOME」という甘いコーラス、エレキシタール、ハープ?グロッケンなどの煌びやかな甘ーいバックに二人のリードの実に素晴らしい絶唱合戦。甘いメロディも最高ですね。
2007.03.08
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 P.52 】 CHANGE OF PACE / BRING MY BUDDIES BACK (STONE LADY 1001)(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)A1 Bring My Buddies BackA2 Our Forefather'sA3 When You Look Into The Mirror(甘茶偏差値61)A4 PeopleB1 Blood's Mutch Thicker than water B2 Yule Tide LoveB3 Hello Darling甘茶ソウル百科事典P.52。U.S.BDG #290では久保田泰広氏の解説。軍隊ジャケということからも分かる通り、甘茶ソウルというよりはメッセージ性の強い内容のようで、U.S.BDGに選出されたのもその辺りが要因だったのだろうか。軍隊風の掛け声が延々入るヒット曲のA1はそこはかとなく無常感が漂う雰囲気で久保田氏によるとその詩の内容がいいらしいです。A2も似たようなホンワカとした風情の曲。ちょっと東洋的な味が加味されている感じ。A3でようやくノーマルモード。これといった決め手に欠けるがなかなかの甘さを持ったメロディ。A4はカーティスメイフィールドっぽいサウンドで少し冒険した感じ。あまり足が地についていないナ。B1はブラスなどの入る暗めのアップでいまいち。B2が甘百でも取り上げられたクリスマスソングでメロディはキャッチー。ただクリスマス物ということでノベルティな響きやトキメキの足りないメロディが個人的にはいまひとつ好きになれない。B3はピアノ中心のバックにコーラスを入れないでリードが淡々と歌い上げていく曲で狙いは面白いがパンチ不足。以上7曲でサウンド的に6つのタイプが混在し統一感に欠ける内容。歌詞のことは分からないのですが、特にメロディや歌に魅力があるわけでもなく、少なくとも甘茶ソウル的にどうこう言う作品ではない感じです。彼らには、THE VERY THOUGHT OF YOU (TABOO 101) (甘茶偏差値62)というシングルがあります。こちらはかなりこなれた内容でまるで別グループのようですね。甘茶ソウル的にはこちらの方がずっと魅力的でしょう。こちらで一部試聴出来ます。因みにB面「YOU CAN DEPEND ON ME」は暗めのアップでいまいちです。good guys don't always winのアドヒスタさんのアルバムレビューはこちらです。
2007.03.02
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甘茶ソウルコンピの世界 SWEETEST SYRUP OF ALL PLATINUM VOL.1 SOUL JE T'AIME '90(CENTURY RECORDS CECC 00040) 甘茶ソウルの最重要地、ニュージャージーの有名レーベル「オール・プラチナム」の日本製コンピ。VOL.2も出ています。日本語タイトルは「ソウル・ジュ・テーム / オール・プラチナムのスウィート・シロップVol.1」。解説は鈴木啓志氏。帯に「極甘!取扱注意。」との但し書きがあります。ジャケアートは「DR.YORK / 1990」も手掛けたナイアガラーの大嶽好徳さんです。このセンチュリーレコードは甘茶ソウル以外にもアリワなどのラヴァーズロックも出したりと個人的嗜好があう会社。本作はご覧の通り甘茶ソウルの定番曲がズラリと並ぶ素晴らしいクオリティ。その多くの曲をシルビアやジョージカーがプロデュースしています。誰でも口づさめる大味なメロディを持った曲というのは少なくて全くの入門編にはきつい内容かも知れないですが、これぞ甘茶ソウルという名曲が多いので初心者にはうってつけの内容ですね。1は70年にソウルチャートで1位になったほどの甘茶ソウルの代表曲。2,8,10のセクシー唱法の女王シルビアは鈴木啓志氏によると普通はスウィートソウルとは呼ばないらしい。ファルセットでないし、コーラスを伴わないからだろうけど、まあいいじゃないですか。そういえばシルビアはU.S.BDGにも掲載されなかったですね。9はモーメンツのカバー。10はモーメンツのヒット曲のカバーですが、このホワットノウツ版もいい出来。13はそのホワットノウツのカバーと複雑にカバーしあってます。14は「Je T'aime Moi Non Plus / Serge Gainsbourg & Jane Birkin」(http://www.youtube.com/watch?v=U4MaOicOJ6A)の甘茶カバー。元歌も官能的なムードが素晴らしいが、このシルビアの一人セクシーな内容も高品質なエロスを感じさせてくれて実に良い。オルガンの聖なる響きとシルビアの色っぽさのコントラストが見事です。15はGEORGE KERR & SYLVIA ROBINSON & DONNIE ELBERTのプロデュース。こってりと濃密でキャッチーなメロディを持つ泣きの名曲。山下達郎も何度もオンエアしています。ここに収録されているアルバム「FIRST CLASS (SUGAR HILL 255)'80」バージョンでは出だしにコイン投入ダイヤル回しなどの擬音が入り、シングル盤よりもムードが出ています。なお、本作と同様のALL PLATINUMのコンピは、「THE BITTER & SWEET CHOCOLATE (OF N.J.) CECC 00341」'91「THE SWEETEST CHOCOLATE (OF N.J.) CECC 00342」'91「ALL PLATINUM AND UNDISCOVERED GEMS (2CD)」「Message From A Black Man: The All Platinum Anthology」など多数出ていて誰でも手軽に聴ける状況です。1.LOVE ON A TWO-WAY STREET / MOMENTS(甘茶偏差値63)2.DIDN'T I / SYLVIA(甘茶偏差値62)3.I'LL ERASE AWAY YOUR PAIN / WHATNAUTS4.WHAT'S YOUR NAME / MOMENTS5.ALIBIS AND LIES / WHATNAUTS6.I WON'T DO ANYTHING / MOMENTS7.TRY ME (AND I'LL SHOW YOU) / WHATNAUTS(甘茶偏差値62)8.PILLOW TALK / SYLVIA(甘茶偏差値63)9.I DO / FIRST CLASS(甘茶偏差値63)10.MY THING / WHATNAUTS(甘茶偏差値63)11.NOTHING YOU CAN DO / FIRST CLASS(甘茶偏差値61)12.LOVELY WAY SHE LOVES / MOMENTS(甘茶偏差値63)13.I WASN'T THERE / FIRST CLASS(甘茶偏差値63)14.SOUL JE T'AIME / SYLVIA(甘茶偏差値69)15.COMING BACK TO YOU / FIRST CLASS(甘茶偏差値66)
2007.02.23
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U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 36.THE THOMPSONS / I'LL GET OVER IT (BCW 101) '75 (甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)A1.MESSAGEA2.SEEMS LIKE I'VE KNOWN YOU(甘茶)A3.I'LL ALWAYS LOVE YOU(甘茶)A4.INVINCIBLE(甘茶偏差値61)B1.I'LL GET OVER IT(甘茶偏差値63)B2.LOVE IN HER EYES(甘茶)B3.WE LOVE TO SINGB4.GOTTA GET DOWN TO EVER GET UP(感想 その2)全体としてここで聴けるファルセットは決して甘く耳に心地よいというものではなく、どちらかと言うと辛味がかった耳障りな感じを受け、個人的にはそこが大きなマイナスポイント。甘茶ソウル系が5曲入ってるけど特に突出した内容ではなく、結論としては大騒ぎするほどの内容ではない。安くお皿が転がっていたら話のタネに買ってみる手もあるか、という程度です。A1は暗めのアップ。「メッセージ、メッセージ」とコーラスが延々繰り返されるが何を伝えたいのか聞きとれないが、まあ特に大きな意味はなさそう。A2は出だしにピアノのイントロと甘めのコーラスを伴い期待に胸膨らむが、ファルセットやテナーが交互に歌ったり、語りが入ったりとゴチャゴチャした構成でどうにも煮え切らない内容。A3の出だしもドラムスのたたみかけと甘めのコーラスでドラマチックに迫りなかなかだが、その後の展開が2同様にゴチャゴチャしててココゾという聴かせどころが無い。A2,A3に続いてA4も甘茶ソウル。バックの音が荘厳、神聖な雰囲気。女性に対し、YOU'RE INVINCIBLEと歌っているようだけど、不屈の精神の持ち主という意味で使われている感じかな。B1はアルバムタイトル曲で曲中では「貴方と共に(象徴的に)山を克服します。」と歌っている感じです。オルガンのメロディが崇高な雰囲気を出していてムードはなかなか。メロディも良く出来ているんだけど、歌詞の内容と痛みがかったファルセットで甘みが薄まっていて残念。B2もA2からB1までと同様にシンセとピアノ中心にした荘厳でムーディーなバックの甘めの曲ですが、やはり盛り上がりに欠ける。B3,B4はA1同様暗めのアップで凡庸な内容。以前書いた、(感想 その1)はこちらです。
2007.02.18
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今晩、2/8木曜日の夜11時よりNHK-FMでスウィートソウル特集があるとの情報をけん太さんより頂きました。スウィートソウル好きは是非聴いてみましょう。http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/index.cgi?area=001こちら↑のページのFMのタグからご覧下さい。 ザ・ソウルミュージック オダイジュンコ- スウィート・ソウル・ヴァレンタイン特集 -(2)「ルック・アット・ミー」 (コ コ) (6分08秒) <P-VINE PVCP-8247>「スロウ・ジャム」 (モニカ&アッシャー) (4分35秒) <BMG BVCA-755>「ユー・アー・ゴールデン」 (インコグニート) (5分11秒) <CANYON INTERNATIONAL PCCY-01809>「メイク・イット・ラスト・フォーエヴァー」 (キース・スウェット&ジャッキ・マギー) (2分39秒) <ELEKTRA 9 60763-2>「ビー・マイ・ガール」 (ザ・ドラマティックス) (4分52秒) <HIP-O HOPD-40087>「レット・ミー・メイク・ラヴ・トゥ・ユー~ターン・ オフ・ザ・ライツ」(スリー・フラム・ザ・ソウル) (4分39秒) <BROWNSTREET 8001-2>「ユー・アー・マイ・スターシップ」 (スキップ・マーティン) (4分04秒) <SOUND SUCCESS 6 34479 00107 9>「サムワン・トゥ・ラヴ・ユー」 (ラフ・エンズ) (4分52秒) <EPIC EK 85691>「ラヴ・ミーンズ・エヴリシング」 (タッチ・オブ・クラス) (5分04秒) <Greeve-Diggers PCD-23803>「ショウ・アンド・テル」 (アル・ウィルソン) (3分25秒) <RHINO R2 70552>「ユー・メイク・ミー・フィール・ブラン・ニュー」 (ザ・スタイリスティックス) <ビクター VICP-41089>
2007.02.08
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 P.71 】 CLIFTON DYSON / Slow Your Body Down (P-Vine PCD-4737)'95DYSON'S FACES (DMC 76331)で有名なクリフトンダイスンの81年のソロアルバム(4曲)に12インチシングルから8曲をプラスした内容。1は暗めのファンク。2,8が甘茶ソウル百科事典P.71掲載曲です。2は女性ともファルセットともとれそうな柔らかいリードにダイスンの厳ついバリトンが絡む甘茶ソウル。こういうムーディーな絡みを聴くと男と女の営みを連想してしまいます。3は少しラテンフレイバーの混じった明るめのファンク。4はファルセットリードにコーラスがついた形態。リードよりもむしろ終盤のコーラスのリフレインがなかなか味がある。ここまでがオリジナルアルバムの内容。5は暗めでピコピコとシンセ音が入ったディスコものでいまいち。そのカップリングの6はメチャ格好いいモダンダンサー。基本は単調なメロディの繰り返しだがタイトでスマートなグルーヴがいい。途中のインストパートもクールです。8は2と同曲もデュエット相手は完全に女性で、しかもガナリぎみなので甘茶的には2に軍配があがる。9,12も暗めのファンク。10は無難なバラードでメロディはもうひとつ。11はラップ入りのファンクで萎えー。1. Slow Your Body Down (singing version ~ instrumental version)2. Hypnotize(甘茶偏差値64)3. I'm Giving Up4. So Lonely(甘茶偏差値61)5. Body In Motion (Want Your Body In Motion With Mine)6. You Gotta Keep Dancin'(偏差値66)7. She's A Playgirl8. (You Got Me) Hypnotized - Ci Ci(甘茶偏差値62)9. I Can't Let You Go - Clifton Dyson & Rick Webb10. Our Secret Hideaway - Hot & Heavy11. Jealous Girl (radio version) - Hot & Heavy12. Slow Your Body Downtracks 1-4 from LP "Slow Your Body Down" (1981)tracks 5-6 from All-American 12" (1979)track 7 from "Q.S." 12" (1983)track 8 from Creative Funk 12" (1984)track 9 from Washington Hit Makers 12" (1988)track 10 from Debonair 12" (1988)track 11 from Top Of The Hill 12" (1991)track 12 from Network 12" (1982)
2007.02.06
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甘茶ソウル入門の部屋 甘茶ソウル入門の部屋を作りました。「甘茶ソウル」とは、70年代を中心に栄えたアメリカの黒人ポピュラー音楽の一つ「ソウルミュージック」の中で、特に甘めの曲調を持ったバラード系の曲を指します。概ねファルセット(裏声)ヴォーカルにコーラスを伴うことが多く、男性の4、5人のグループ又は個人という編成が多いです。日本においては「スウィート・ソウル」と呼ぶことの方が一般的ですが、テリージョンスン(湯村輝彦)氏らが専門書「甘茶ソウル百科事典 / ブルースインターアクションズ(1998/01)」を発行することによって、「甘茶ソウル」という呼び名も広く定着してきたようです。このページでは「甘茶ソウル」を全く聴いた事がない人、聴き始めたばかりの初心者の方に向けて、基本、定番曲の数々をご紹介いたします。なお、その際に映像投稿サイト「YOU TUBE」にアップロードされている映像も併せてご紹介致しますので、是非ご参照下さい。他にもオススメの映像がありましたらどうかご紹介下さい。なお、その際はこの記事に「返事を書く」(コメントする形)でお願い致します。後に私が手作業でこのページにデータを写させて頂きます。よく分からない、又は面倒なようでしたら掲示板の方でも結構です。【注意点 その1】「YOU TUBE」映像はあくまで参考程度にお考え下さい。実際にCDなど正規音源で聴くのとではかなりの違いがある場合が多いです。1.音質 2.収録時間 3.歌唱内容の出来不出来 4.バックサウンドの違い 5.映像が伴うことによる先入観/偏見 6.PCスピーカーの再現能力 などなど様々な要因により正規音源とはかけ離れた内容になっている場合が多々あります。折角の名曲の数々がそういった要因により、不幸にもつまらなく感じられ、実際に正規音源を耳にされず終いとなってしまっては本末転倒です。【注意点 その2】リンク先の「YOU TUBE」映像は諸般の事情で削除されてしまうことがありますが、将来的に再度アップロードされる可能性があるためリンク先が実際には消えている場合でも、ご紹介頂いたもの(曲名/アーチスト名及びリンク先)はそのまま残してあります。【注意点 その3】「YOU TUBE」で映像を見る際に、そこで様々なバナー広告が出現しますが、悪質なものも多いようですのでむやみにバナーをクリックしないようにしましょう。【甘茶ソウル、この一曲】BAND OF GOLD / LOVE SONGS ARE BACK AGAIN LP「BAND OF GOLD」(DANCE 206870)'85【甘茶ソウル入門 - 映像の世界】BLUE MAGIC / SIDE SHOW グループの映像なしですが試聴出来ます。http://www.youtube.com/watch?v=EWzuTk7g6ZgCHI-LITES / HAVE YOU SEEN HERグループの映像なしですが試聴出来ます。M.C.HAMMERもカバーしていますね。http://www.youtube.com/watch?v=HVja5aLXqRYCHI-LITES / OH GIRL シカゴのグループです。風の街のグループらしくまるで本当に冷たい北風が吹いているようですね。http://www.youtube.com/watch?v=yduQc3M3mDYDELEGATION / OH HONEY彼等の映像はありませんでしたが、この曲のトラックを使ったラップ物のヒット曲がありましたのでご参考まで。(ご参考)Three Times Dope - Funky Dividendshttp://www.youtube.com/watch?v=mJYDKmB8p_I同じくこの曲のトラックを使った歌物のヒット曲がありましたのでご参考まで。この曲は私も大好きです。(ご参考)Trellini - I Wanna Be Yourshttp://www.youtube.com/watch?v=p4FnlnsXpCgまた、この曲のバックトラックをそっくりに使っている曲がありましたのでかなり参考になるかとは思います。チカーノ系ラッパーのようです。映像なしですが試聴出来ます。(ご参考)Mister One & Doll-E Girl "Oh Honey"http://www.youtube.com/watch?v=N0uIuU_yzj0DELFONICS / DIDN'T I (BLOW YOUR MIND THIS TIME)ライブテイクで魅力半減な内容ですが、ご参考まで。http://www.youtube.com/watch?v=aXNnzp9kuisDELFONICS / LA LA MEANS I LOVE YOUhttp://www.youtube.com/watch?v=wo8EOwRyofc DRAMATICS / IN THE RAINFLOATERS / FLOAT ONhttp://www.youtube.com/watch?v=lSZDZoZOT94HAROLD MELVIN & THE BLUE NOTES / IF YOU DON'T KNOW ME BY NOWグループの映像なしですが試聴出来ます。http://www.youtube.com/watch?v=y6W5w1Ec_acINTRUDERS / I WANNA KNOW YOUR NAME彼等の映像はありませんでしたが、この曲のカバー曲がありました。70年代の空気感が損なわれてあまりオススメではないですがご参考まで。(ご参考)Walter and Scotti / I WANNA KNOW YOUR NAMEhttp://www.youtube.com/watch?v=vf7gTFPV7xYISLEY BROTHERS / BETWEEN THE SHEETSグループの映像なしですが試聴出来ます。http://www.youtube.com/watch?v=glhdcJ7K3XMLove Unlimited / Walking In The Rain With The One I Love 当時の人気テレビ番組、ソウルトレインでの模様ですね。http://www.youtube.com/watch?v=l6l8dzyzaoYMANHATTANS / KISS AND SAY GOOD BYEhttp://www.youtube.com/watch?v=M7SGCB9YaYMMOMENTS / LOVE ON A TWO-WAY STREETSTYLISTICS / Betcha By Golly Wow グループの映像なしですが試聴出来ます。http://www.youtube.com/watch?v=O0DcTdId-nESTYLISTICS / Let's Put It All Toghther STYLISTICS / YOU ARE EVERYTHING http://www.youtube.com/watch?v=LjcRJ3ILfnASTYLISTICS / You Make Me Feel Brand New 山下達郎もアカペラでカバーしていました。この映像はカラオケが出来る仕様になっています。http://www.youtube.com/watch?v=V5sf1t6hXo0
2007.02.02
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私の好きな甘茶ソウル 【 甘茶偏差値 72 】DELFONICS / I GAVE TO YOU LP(PHILLY GROOVE 1153)'71甘茶ソウルグループ数あれど超高級甘茶を一番数多く輩出したグループといったらこのデルフォニックスと言えるでしょう。王道グループ、王様グループにして基本中の基本でもありますね。特にWILLIAM HARTの声質は甘茶ソウル界NO.1の呼び声も高い魅力的なもの。上品できれいで可愛らしく滑ーらかーでトロけーるようで最高。男の耳で聞いてもフェロモンも出てるし、ちょっとコッテリしてて適度に耳に残る聴感もイイ。この曲のようなシンプルで飾り気のないサウンドのスローバラードだと彼の声質の魅力を十二分に堪能できますね。おまけにメロディも甘く切なくちょっと胸キュンで言うことなしの傑作曲です。
2007.01.30
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MASKMAN PRESENTS THE SOUND OF CRY!! '06 (DISC UNION特典 MIX CD) DISC UNION特典(一万円以上商品を買うと貰える)マスクマン氏ミックスCDの第5弾。僅か数日で配布中止となった「MASKMAN PRESENTS SOUL ON THE HILL」とはジャケ違いで同内容。解説のコンセプトが崖っぷちのまんまであることやCDレーベルも「SOUL ON THE HILL」であることからジャケが問題であったということだろう。収録曲はほとんどがDEEP系ソウル。これは氏のシリーズ全てに言えることだが、同封されている一曲毎の解説はウィットに富んでいて実に面白い。1は暗めで無常感漂う内容。当初の氏のコンセプト「崖っぷち」ぶりを表現したかったのであろう不可思議なムードを持った曲。2はLITTLE BUSTERの鬼気迫る絶唱DEEP「YOUNG BOY BLUES」が人気(大好き)だが、ここではGIRLとしての替え歌。コーラスまで女性で少々ヘナる。メロディの良さは折紙つきだが、、、(BEN E.KING版は未聴です)。8はソフトなムードで繊細な良いサウンドを聞かせてくれるがメロディはもう一つで残念。9,10,11,12とチト泥臭さかったり暗めだったりなアップが続いて一般ソウルファンにはツライ内容か。14は人気ノーザンダンサーの「DARRELL BANKS / OPEN THE DOOR TO YOUR HEART (REVILOT 201)'66」を「The Tears Won't Stop Falling」と替えて歌っている。だからといってダレル版の迫力あるノリノリダンサーの面影は皆無で、まあ話の種といった程度の出来でちょっとダレル。ウププッ(笑)。15はとてもよく出来た甘めのメロディを持つDEEP名曲で私も大好きな曲。雰囲気が「PERCY SLEDGE / WHEN A MAN LOVES A WOMAN (ATLANTIC 2326)'66」にちょっと似てるかな。残念なことにこの曲以降このCDRは音割れが目立つ。この曲の後半の聴き所の勇ましい雄たけびのたびに音割れが酷く響きなんとも悲しい気分。続く16もより感動的な大河DEEPバラードだが、聴き所の絶品雄たけびもここでは音割れまみれで魅力半減。17には驚きました。文字通り「泣き」の名曲Starlites(Jackie & The Starlites)のDOO-WOPヒットカバー。(http://nydoowop.com/Page02.htmで試聴可)全編に入るしゃっくりのような泣き声が邪魔臭いが、大泣きのリードやオルガンのチープな音色含めてなかなか味のあるカバー。演った者勝ちという気もするが個人的には大きな収穫。21はU.S.BDGで高沢仁氏をして「シングル盤中のシングル盤」と言わしめた名曲。極甘な旋律に情緒たっぷりな歌いまわしが美味。22はフリーソウルコンピにでも入ってそうな軽快なリズムが素晴らしい曲でこれも大収穫。明るく高揚感があり、どこかで聴いたことがありそうなキャッチーなメロディ、乾いた空気感、疾走感、どれもこれも素晴らしい。橋本徹氏もきっと気に入りますYO!!ということで、いつもと変らぬ高水準でMASKMAN氏のセレクトを満喫できたのだが、SHARK氏の「4 EVER & MORE」程ではないにしろ、今回も一部に誰もが気付くであろうレベルの音割れがあった。(曲ごとに入力レベルを微調整せず過入力になったことが原因か?)「SOUL ON THE HILL」が急遽配布中止になりジャケを換えて出し直しになった際にこの音割れも差し替えることも出来ただろうに、それが為されなかったということは、このレベルの音割れはディスクユニオンとしては許容範囲ということなんであろう。ディスクユニオンの音質に対する意識の低さには呆れ果てるばかりだな。クレジットに「MIXED BY LITTLE ASIA STUDIO」とあり直接MASKMAN氏がミックスに関った訳ではなさそうだが、当然氏にも責任の一端はある。名前を冠するということはそういうことだ。関係者各位におかれては、今後はこのようなことでソウルファンを悲しませることが無いようにして頂きたい。(偏差値65以上)(偏差値61以上)(偏差値60)1.There Is Nothing I Can Do About It / Mike & The Censations2.Young Girl Blues / Ramona Jones3.Tears Keep Falling / San E.Solo4.Live While You Can / Tommy Ridgley(偏差値61)5.Under The Street Lamp / Exits6.Helpless Girl / Little Mary Staten(偏差値61)7.This Heart Is Haunted / Lee Jones & The Sound Of Soul(偏差値62)8.My Dream / Sunny & The Sunliners(偏差値61)9.90days In The Country Jail / Danny Woods10.I'm Just A Poor Boy / Bonnie Floyd & The Original Untouchables11.Bread & Water / Mike Finnigan & The Serfs12.I'm Not Your Regular Woman / Lucille Mathis13.A Shell Of A Woman / Doris Allen(偏差値61)14.The Tears Won't Stop Falling / Vikki Styles15.You Got Me On A String / Freeman Brothers(DEEP偏差値70)16.Your Love Is Worth The Pain / Johnny Truitt(DEEP偏差値71)17.Valerie / Joe Sutton(偏差値65)18.A Nickel And Nail / Otis Clay19.It's Gonna Be Hard / Wes Lewis(偏差値63)20.Place In The Sun / Jacky Beavers(偏差値61)21.This Feeling Of Loneliness / Cliff Nobles(甘茶偏差値73)22.Cry / Grover Mitchell(フリーソウル偏差値69)23.You're In Love / Tierra24.I'm About Say Goodbye / Jimmy Armstrong(偏差値64)少々音割れ / 3,19,20,22,23音割れ / 15,16,18,21
2007.01.21
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GANGSTA LUV 9.DO OR DIE / CAINE HOUSE 「Headz Or Tailz」収録ベネトンかよ!とツッコミたくなるGもんらしからぬ明るくポップすぎる色使いジャケ。こういうのを見るとこいつらファッションとしてギャングスタやってんじゃねえの?等と勘ぐってしまう。そこでちょっと検索してみたら、なんとこの曲の歌詞が掲載されているサイト発見。だからと言って私に歌詞が理解できる訳でもないのだが、うーん、もしかしたらファッションどころかとんでもないカリスマ的詩人グループなのかも。で、曲もジャケに合わせてポップで分かりやすいG-RAPに仕上がっててG入門としては最適。テンポは早めでノリ易く、適度に緊迫感のある高めのキーの早口ラッピンは耳あたりが良い。バックの適度に哀愁漂うサウンドにキャッチーなサビ。Gもんにありがちな絶望感やギリギリ感はないのが欠点か。しかしサウンドといいファッションといい、どことなーく商業主義的な匂いが漂ってるナ。
2007.01.19
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 SWEET SOUL DISC GUIDE 300 TERRY'S SELLECT編 】【 甘茶偏差値 69 】【 TERRY'S 070 】 STEPHAN / AFTER THE STORM (4-SIGHT 9-86-15)'86 この曲は「甘茶ソウル歴代トップ10入り確実保証付き」てな感じでテリーさんが長年あちこちで書きまくったので甘茶ソウルファン以外にも相当知名度が浸透しているでしょう。但しその知名度とは裏腹に全く甘茶ソウルらしくないし、全然初心者に易しくない、至極難易度の高い曲と言えます。リードはファルセットじゃないし、男性コーラスも付かないし、何より曲調が全然甘くないね。元歌はORAN"JUICE"JONES / THE RAINで、86年のヒット曲。ヒットしただけあってこちらは分かりやすいんだけど、STEPHAN版を聴いた後ではなんとも薄くヌルくて煮え切らない出来。一応TERRY'S 054ということで選曲されている訳だけど、私はORAN"JUICE"JONES版はちっともイイと思わないなあ。特にバックの打ち込みサウンドのチープ感はナサケナイ、、、。それに対し、STEPHAN版のバックの臨場感、緊迫感は素晴らしく、かなりグレイドは高い。どしゃ降りの雨音や雷の擬音もグッド。リードの唱法も甘さは無いもののグイグイと歌いこんでいく様は迫力満点ネ。後半の語りもカッコイイー。「テリー氏はイイと言うけど、全然良く(甘く)ないじゃん。」という感想をたまに目にするけど、それに対しては「曲の難易度が高い」との答えがしっくりくるかなあ。かくいう私もこの曲の良さが分かるまで数年かかりました(笑)。
2007.01.16
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私の好きな甘茶ソウル MY FAVORITE SWEET SOUL 【 甘茶偏差値 71 】SPOONBREAD / HOW CAN YOU MEND A BROKEN HEART (STANG 5043)BEE GEESの70年のヒット曲のカバー。BEE GEES作ということでメロディラインの美しさは保証付きですが、ここではその原曲を遥かに凌ぐ切実さで甘く儚い世界を歌い上げます。プロデュースにSYLVIAが絡んでいることもあり、冒頭の未だ幼いであろう少年の語りは危険なことこの上無いほどの色っぽさ。もうこの部分だけでショタコン系ソウルファンはイチコロでしょう。その後の少年リード、随所に入る語りもフェチ度満点のアブノーマルな世界だけど、ノンケな方にも十二分に楽しめる内容かと思います。アレンジも孤高でしっとりと落ち着いた中に、SYLVIA的ねっとりとした甘茶世界が拡がり、メジャーヒットものには無いマイナーならではの味わいが素晴らしい。特に時折響くホーン風の管の音色や半熟少年味な「ラララ、ラーラ」の部分は胸キュンものです。「THE RARE NEW JERSEY'S A COLLECTION OF EXCEPTIONAL GROUPS」にも収録されていて、そのライナーによるとこの少年グループはドイツ出身だそうです。この曲のソウルカバーはAL GREEN,TEDDY PENDERGRASSなどありますが、この切実感、緊迫度の高いSPOONBREAD版カバーとは比較にならないでしょう。「スウィート・ソウル・ベスト10」募集中! 皆さんのお好きなスウィートソウルを紹介しあって楽しもうというページです。
2007.01.05
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甘茶ソウルコンピ SWEET SOUL COMPILATIONSSOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE VOL.3 EPIC COLLECTIONS PART.2シリーズ第三弾。本作も前作に続きEPIC盤を中心(全部?)に集めた内容のようなので、「EPIC COLLECTIONS」と副題に付けといてあげましょう。甘茶ソウルというよりはミディアム、ダンサー系中心にまとめられた内容で他のシリーズと比べ甘茶度は低い。尚、このシリーズはアドヒスタさんのブログgood guys don't always win の Soul Music-コレクションの項でもレビューが掲載されてますので、是非参考にして下さい。1-1は余分な贅肉の削ぎ落とされたスマートなモダンソウル。削ぎ落としすぎて旨み汁まで一緒に落ちちゃった。張りのあるリードは貫禄アリ。(尚オリジナルがPidemont-076として出ていて若干ミックス違いとのことです。)ANGLO SAXON BROWN/SILKの前身グループのUJIMA。1-2は無難なバラードという感じだが、1-3は「FREE SOUL LOVERS」に「HIP TO YOUR WAYS」という別タイトルで収録されてフリーソウルファンにもお馴染みの爽快かつヒップなナンバー。1-4は少し暗めの甘茶ダンサー。「Love System」という名前ほどのトキメキは感じないナ。1-5の方は明るく乾いた空気にサビの高揚感溢れる爽快なメロディが素晴らしいポップなナンバー。いかにも70年代な根拠の無い明るい未来感がいいネ。2-1はストリングス、ヴァイブなども入ってフィリー風だがいまいち決め手に欠けるダンサー。2-2はDarrell Banks (REVILOT 201)'66の傑作ノーザンダンサーのカバーだがこの解釈では弾け具合がいまいちだね。2-3は語りで始まる泣きのバラード。派手さはないけど切々と歌いこまれかなりいい感じ。2-4は少しテンポアップしたミディアムでメロディ、歌ともに噛めば噛むほどな出来。甘茶というよりはDEEP畑の人かな?このお皿の裏の「WE'VE GOT TO TIGHTEN UP」もほんわかとしたナイスミディアム。2-5は甘茶ソウル百科事典P.39掲載の甘茶ソウルでやはりミディアムテンポ。ファルセットリードが弱々しいが、そこが魅力と言えば魅力か。SIDE 1 1 Here We Go, Loving Again / Dillard & Johnson (EPIC 50239)'762 She's Gone / Ujima(偏差値61)3 I'm Gettin' Hip / Ujima (EPIC 5-11054)'73(フリーソウル偏差値63)4 Keeping Up With The Joneses / Billy Proctor & Love System (EPIC 50160)5 (I'm Gonna) Chop Down That Oak Tree / Billy Proctor & Love System (EPIC 50160)(フリーソウル偏差値65)SIDE 2 1 I'm Ready To Give Up My Love / Final Touch (EPIC)2 Open The Door To Your Heart / Sonny Munro3 (Tears) Can Only Make The Problems Wet / Sonny Munro(偏差値63)4 I'm Never Gonna Hurt You Again / Sonny Munro (EPIC 50098)'75(偏差値65)5 It Only Happens In The Movies / Sons Of Robin Stone (EPIC 50257)(甘茶偏差値62)「スウィート・ソウル・ベスト10」募集中! 皆さんのお好きなスウィートソウルを紹介しあって楽しもうというページです。
2006.12.24
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Clanton Sounds Presents " TO EVERY STORY " RARE LOVE OLDIES VOL.1-8http://www.clantonsounds.com/TEStory.htmもうこの甘く危険な香りが漂う甘茶ソウルコンピの通販ページを目にしてから、かれこれ5年の歳月が流れただろうか。海外通販にも慣れていないし、いかにも安っぽいHPで信頼性が低そうだし、ブート臭漂うトラックリストだし、ジャケもシュールで不気味ときている。(特にこのVOL.3の女の爬虫類な目はどうよ?)こうした負の条件ばかりが揃っていながらも、そこかしこに見える幾つかのドチャ甘スウィートソウルの曲名を見ると、未だ自分の知らない衝撃の甘茶ソウルが収録されているのではないか、という疑念を消し去ることが出来ない。ああ、一体どんな内容なのかしらん。どこぞに、このCDを持ってる奇特なお方いらっしゃいます?支払いトラブルはなかったですか?内容はどうでしたか?よっしゃ!試しにワシがここから通販してゲットしたる!という勇者様、求めています。(あくまで自己責任でネ!)「スウィート・ソウル・ベスト10」募集中! 皆さんのお好きなスウィートソウルを紹介しあって楽しもうというページです。
2006.12.22
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情報調べに最適なアナログレコードの販売サイト、オークションサイト前回のREALISTICSの簡易ディスコグラフィを作成する際に私が利用した、アナログレコードの販売サイト、オークションサイトは下記のものです。海外からアナログを買うことはないので、どこも使ったことはありませんので詳しいことは分かりません。以下のサイト以外にもこの手の情報調査にも適したサイトをご存知でしたら是非教えて下さい。よろしくお願い致します。*【 】内は調査時の、REALISTICS(ソウルグループ)の出品数です。ご参考まで。musicstack 【31枚】netsoundsmusic.com 【24枚】GEMM 【21枚】John Manship Records 【10枚】CDandLP.com 【5枚】ebay 【3枚】northernsoul45s.co.uk 【1枚】funk45.com 【0枚】
2006.12.14
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謎の甘茶ソウルグループREALISTICS 謎のグループといっても私がよく知らないだけなのかも。いくつもの魅力的な甘茶ソウルを残しながらアルバムを残さなかったグレイトグループの一つと言っていいでしょう。あちこち探してディスコグラフィを作ってみました。〔REALISTICS SINGLE LIST〕1.WHAT'CHA GONNA DO / IF THIS AINT LOVE (LOMA 2079)2.BRENDA , BRENDA / HOW DID I LIVE WITHOUT YOU (LOMA 2088)3.(REALISTIC'S) PLEASE BABY PLEASE / TOO SHY (DE-LITE 528)4.HOW CAN I FORGET / YOU'RE MY SWEET (CHOCOLATE DROPS) (BRUNSWICK 55497)'735.TONY VALOR SOUNDS ORCHESTRA - MA-MO-AH (TAKE 2) / REALISTICS - HOW CAN I FORGET 12"(BRUNSWICK 209)'776.I THINK I'LL CRY OUT LOUD (MONO) / I THINK I'LL CRY OUT LOUD (STEREO) (BRUNSWICK 55516)'747.REALISTICS / PUTTING IT DOWN / APRIL FOOL CONNECTION UK(WARNER BROS. 16619)'758.REALISTICS / SOMEONE OUGHTA WRITE A SONG ABOUT YOU BABY - SHORT VERSION / LONG VERSION UK(EPIC 5156)'779.THE MAGIC THAT YOU DO / LOVE VIBRATIONS UK(EPIC 5439)'779'.THE MAGIC THAT YOU DO / LOVE VIBRATIONS CANADA(COLUMBIA CA 8211)10.SO SAD / THE MAGIC THAT YOU DO UK(EPIC 5723)11.UNCHAIN ME / SOMEONE OUGHTA WRITE A SONG ABOUT YOU BABY (EPIC)12.PURE MAGIC UK / Right From The Start(BRONZE)13.Sentimental Song / Jamaica, We Love Your Maker* いくつかの曲が、こちらで試聴出来ます。チカーノとも言われる彼らですが、その実体はどうなっているのでしょうか?1,2が話題に上ることはあまり無いようだから、一般的にリアリスティックスと考えられているのは、3から12までと思われます。3-Aは力強いバリトンリードのバラード曲でなかなかの出来で人気曲(同じDE-LITEでNEW CYMBALSもやっています)。3-Bはコーラス主体の散漫な感じのナンバーで出来はいまいち。どのパートがリードをとってるか決断しにくい。4-Bはファルセットにハイテナー、テナーが絡みあうような凝った曲展開。明るく可愛らしくランララ、ランララ歌います。小粒だがピリリと引き締まった曲で人気曲。5-Bは未聴ですが、4-AをTOM MOULTONがリミックスしている模様。6は可愛らしいファルセットリードの淡白で落ち着いた感じの甘茶人気曲。7-AはKEN GOLD作。大味で分かりやすいメロディはかなりの黄金旋律でメジャー級。CHI-LITESの大ヒット曲とか言われても分からないかもしれない。リードの声域はテナーぐらいでしょうか。8も未聴ですが、同じくKEN GOLD作。9-Aはファルセットヴォーカルの軽快なミディアムダンサー。明るく爽やかで適度に洗練されたムードでかなりの出来。10-Bも同じ内容と思われます。10-Aは試聴した感じだとベースの語り入りでファルセット主体のスロウナンバー。サビのこれからという時に試聴がきれてしまい出来の判断がつかないが、かなりの内容に思えます。と、ここまでの4-B,6,7,9-Aとどれも偏差値65超えクラスのグレイト曲揃いなのですが、噂によると、11、12という曲も存在し、さらにそれらを凌ぐ程の出来だとも!と、ここまで纏めて聴き返してみて私の推測としては、3はREALISTIC'Sと微妙に名前も違うしリードもファルセットではないので4以降とは別グループかと思います。4,5,6は同じBRUNSWICKということで同一グループ。これがチカーノのグループのようです。7と8はUKでKEN GOLD作ということで同一グループ。そしてその7と8以降も全てUKということで同一ではないかと思われます。問題は4-6のBRUNSWICK REALISTICSと7-12のUK REALISTICSが同一かということ。以上、とんだ検討違いなことを言っているかもしれませんが、詳しい方、情報お持ちの方、どうか教えて下さい。
2006.12.12
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私の好きな甘茶ソウル MY FAVORITE SWEET SOUL 【 甘茶偏差値 73 】FANTASTICS / THE BEST OF STRANGERS NOW (BELL 279)'72出だしの郷愁を誘うメロディに打ちひしがれない甘茶者がいるだろうか(いやいない)。と断言したくなるような狂おしいまでに甘くノスタルジックなメロディが全体を過剰なまでに包み込む。リードの声も甘く優しくまるで「母さんの歌」でも聴かされているように無条件に体が、魂が反応してしまう。サビがとてもキャッチーでもしかしてどこかに元ネタがあるのかも知れないですね。それ以外の部分も含めて全体としてとっても良く出来た黄金旋律で大泣き必須です。途中「教会の鐘が」のところで響く鐘の音に思わず胸キュン。ベルだけに鐘なのか、、、。「ストレンジャー」という言葉も泣かせます。どなたか歌詞が訳せる方いませんか?同じBELLから出てるアルバムの内容も気になります。
2006.11.29
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甘茶ソウルコンピ SWEET SOUL COMPILATIONTHE RARE NEW JERSEY'S A COLLECTION OF FANTASTIC SINGERS '90 (P-VINE PLP6533)帯のサブタイトルは「ア・コレクション・オブ・メズラ・スウィート・シンガーズ」。紫色ばかり目立つ通りこれといった突出した曲は無いが、なかなかの粒揃いで珍しいカバーも多く、甘茶ソウル好きならしっかり押さえておきたい一枚。これのグループ版も出ている。TOMMY KEITH作のA-1はHARRY RAYの極甘カバーには敵わないが曲の出来の良さの光る名曲。軽やかなミディアムのA-2は甘さも加わりかなり気持ちよい。フリーソウル、クラブなどで持て囃されても不思議ではない。A-3はBARBARA JEAN ENGLISHのカバーで悲しみのより深いバーバラの方が出来は良い。MOMENTSカバーのA-4はバックトラックも同じようだが工夫も味もないこの女性ヴォーカルでは折角の名曲も単なる素人のカラオケ大会に聴こえてしまい残念。A-5のMICHAEL BURTONはDEEP風味のなかなか味わい深い曲と唱法。然しながらA-6のMOMENTSカバーはちょっとラテン風味付けでリズム的にも全く面白みのない駄作。同じMOMENTSカバーのA-7は甘茶ソウル百科事典BILLY'S SELLECT 090だがコーラスも入らないし魅力に乏しい。女性ヴォーカルという点で一聴の価値はあるか。B-1はフィリー風ダンサーで暗めのメロディながらまずまずの出来。B-2がなかなかのダンサーでこの軽快なグルーヴはフリーソウル好きな人ならきっと気に入るだろう。フルートも入り小気味良いドラミングなどクラブ受け必須という感じ。GEORGE KERR作で彼自身もやっているB-3は泣きのメロディが素晴らしい名曲。ヴォーカルは甲乙付け難いが曲の出来に比べればどちらもいまいちな出来。ここはDEEP系の大御所シンガーにビシリと絶唱を決めて欲しかった。B-4は語りオンリーの不思議なムードの曲で、ほのかな甘さとヴァイブの音色が心地よい。B-5はシルヴィアのセクシー囁き唱法炸裂の必殺甘茶だがデュエット相手の男性のパートはいまひとつ魅力に乏しい。B-6はPHILLY DEVOTIONSもやってるとのことで聴き比べを、と思ったら音源無かった、、、。そちらの出来はどうなんでしょうか?B-7はMichael Jacksonがオリジナル、REGGAEのSUGAR MINOTTのヒットも知られるカバー曲でGEORGE KERRの愛娘の幼い声が楽しいヨ。A-1:YOU AIN'T BEEN LOVED / TOMMY KEITH(甘茶偏差値62)A-2:LOVING YOU COME EASY / TOMMY KEITH(ミディアム偏差値61)A-3:KEY IN THE MAILBOX / SUSAN PHILLIPSA-4:LOOK AT ME / RETTA YOUNG(甘茶偏差値61)A-5:SHE'S MY WOMAN / MICHAEL BURTON(DEEP偏差値61)A-6:LOVE ON A TWO WAY STREET / MICHAEL BURTONA-7:LOVE ON A TWO WAY STREET / LEZLI VALENTINEB-1:ON THE REAL SIDE / LARRY SAUNDERSB-2:PLEASE STAY, DON'T GO / JESUS ALVAREZ(ミディアム偏差値63)B-3:HOW CAN I GET AWAY / DEREK MARTIN(甘茶偏差値62)B-4:UNADDRESSED LETTER / DAVE "BABY" CORTEZB-5:WE CAN'T HIDE IT ANYMORE / SYLVIA AND CHUCK JACKSON(甘茶偏差値63)B-6:ISN'T IT A DREAM COME TRUE / CHRISS HILLSB-7:WE'VE GOT A GOOD THING GOING / LITTLE TRACY KERR
2006.11.23
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私の好きな甘茶ソウル MY FAVORITE SWEET SOUL 【 甘茶偏差値 67 】HARRY RAY / SWEET BABY LP(SUGAR HILL 269)'83明るい陽射しの射す幸福感に満ちた甘ーい甘茶。(凄い日本語、、、)プロデュースはSYLVIA,TOMMY KEITHなどでクレジットは無いけれどこの曲はSYLVIAとのデュエット。甘茶ソウルの「甘く、切なく、やるせなく」の三原則のうち「切なく、やるせなく」が欠落するも、それを補って余りある甘さ加減。ハリーレイの唱法が甘ければ、シルヴィアも負けじとセクシー唱法で応戦。タイトルも「SWEET BABY」だし、まさに男女のベッドでの甘くとろけるような営みを彷彿させる内容。優しく包み込むようなメロディも実に良く出来てるしシタールの黄昏な音色にもちょっと胸キュン。メイクラブのお供に最適ですヨ。なお、日本盤CDが92年にP-VINE(PCD-2348)より出ています。解説はフラミンゴスタジオの面々。山下達郎もNHKサウンドストリート時代にオンエアしています。
2006.11.18
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甘茶ソウル百科事典の世界 【 MOONY'S 087 】 SOUL GENERATION / BEYOND BODY & SOUL '72 (EBONY SOUND 2000 / PCD-2321)甘茶ソウル史上に残る金字塔。個人的にはNO.1アルバムだと思ってます。なにせ名曲がゴロゴロしてます。キャッチーで分かりやすい万人受けするメロディなのに飽きのこない奥深い味わいがあるのが名盤たる所以でしょう。日本盤のライナーはご存知フラミンゴの御三人。自分の嗜好でああだこうだと勝手に偏差値つけてますが、好みは百人百様でしょうね。ホントどの曲も素晴らしいです。2は切々とした歌と感極まった遠吠え、そこに絡む淡々とした語りや甘いピアノの調べが美味すぎて、心の一番奥深くからため息が漏れてしまいます。邦題は「あなた色に染めて」。4は「FREE SOUL ACTIONS」にも橋本徹氏が選曲した69年のRASCALSの超凄名曲のカバーだけど、残念ながら原曲には数段劣る出来。この曲だったらテリーハフなら勝負になったのでは。5は邦題「もしも一億一千七百万円あったなら、、、(2006年11月現在)」で現代では少々額が低いからかメロディのトキメキ度もいまいち低い気がするが、クリフパーキンスの悶えるファルセット部分は素晴らしい。6は出だしの遠吠えが胸掻き毟る絶品で大仰で劇的なメロディは邦題「涙の航海」に負けない素晴らしいもの。西海岸のフュージョングループ、クルセイダーズ系のバックの演奏も見事です。10は暗く悲しいムードで邦題は「捧げます、この心・この体」でどうだ。グロッケンの煌く音もきれいだねえ。なお、このCD版にはボーナストラックが4曲入ってまして、その中のVAN MCCOY作の14は珍しい甘茶ミディアムで甘さとウォーキンテンポがうまくマッチしたこれまたナイスな出来。NOT ON LP時代は相当人気だったのでは?と推測しますが、、、。3分弱と短く、展開が少し淡白なのが残念。邦題は「神よ奇跡を - ファル男の祈り」じゃ駄目?1 Super Fine 2 In Your Way (甘茶偏差値74)3 Wait So Long 4 Ray Of Hope 5 Million Dollars (甘茶偏差値64)6 Sailing (甘茶偏差値72)7 Young Bird 8 Black Man 9 Sweet Thing 10 That's The Way It's Got To Be (Body & Soul) (甘茶偏差値64) 11 Mandingo Woman (CD Bonus Tracks) 12 I Wonder What She's Doin' (CD Bonus Tracks) 13 Key To Your Heart (CD Bonus Tracks) 14 Praying For A Miracle (CD Bonus Tracks) (甘茶偏差値65)
2006.11.09
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TOMMY WRIGHT III / HARDHEADED '98 「Feel Me Before They Kill Me」(STREET SMART)シタールの奏でるエキゾチックなトラックをバックに絶望感に打ちひしがれた、死線ギリギリの幾人ものラッピンが飛び交う。暗く重たい曲調だが、この緊迫感、切迫感がギャングスタラップの真骨頂だね。特に1分20秒のところから切り込んでくる高音域のラッパー(誰?)の約40秒間の高速ラッピンは極上品。(70年代甘茶ソウルにおけるファルセットシンガーの役割。)ナイフを突きつけられ、そこからこってりと濃密な生き血を滴らせ、最後の力を振り絞り命を懇願しているような、そんなギリギリ感を感じる。試聴できるところもあるのですが、肝心の高音域ラッパー部分が聴けないのでリンクはしません。このアルバムでは「I CAN RELATE」も良い。GANGSTA LUV P.076掲載アルバム。
2006.11.08
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NHK-FMにて11/4(土)にオンエアされた【今日は一日 「ソウル」三昧】無事終了しました。【第1部 ソウル・ラヴァーズ・カフェ・スペシャル】では川畑満男さんが登場し、私がリクエストした、>>021:「Beautiful Lady」 Dynamic Five に応えて頂きました。(川畑さんの甘茶自慢 DYNAMIC FIVE / LOVER'S LULLABYE 「LOVE IS THE KEY」 ご参照下さい。)LOVER'S LULLABYEほどの単純明快な分かりやすさ、衝撃はなかったですが、シタール、ファルセットにバリトンが切り込む展開などなかなかの甘茶ソウルでした。長年の念願かなってとても嬉しいです。川畑満男さん、わざわざ貴重なレコードお持ち頂きどうも有難うございました。また、オダイジュンコさん、スタッフの皆さん、どうも有難うございました。(ラジオネームを当ブログ名にしたため名前を失念されてしまいました(笑)。配慮を欠いてしまいご迷惑おかけしました。)【第3部 秋の夜長にスウィートソウル】は10:30頃からと予定より30分も縮小されてしまったのは残念でしたが、なかなかのラインナップでした。特に、>>074:「Cross My Heart To You」 The Inclinations は、一昨日ブログで取り上げたばかりなのでビックリ。自分で褒めといて言うのもなんですが、これってそんなにイイですか(笑)?SHOCK,TRUMAINSなども取り上げられたのも驚きです。ただ、第3部ではリクエストに応える形ではなかったのがちょっと残念。全国津々浦々のツワモノどものリクエストを聴いてみたかったものです。でも、下記のラインナップ見るとなかなか壮観ですね。また同様の機会があるといいですね。081:「Always Together」 The Dells 080:「Super Love」 The Futures 079:「Ooo Baby Baby」 Smokey Robinson & the Miracles 078:「Someone's Missing Your Love」 Ray Goodman & Brown 077:「Something~Make It With You」 The Unifics 076:「Why Should I Forgive You 」 Shock 075:「Girl Don’t Let Me Down」 Trumains 074:「Cross My Heart To You」 The Inclinations 073:「Sad Sad Story」 The Ethics 072:「Let Me Prove My Love To You」 The Main Ingredient 071:「The Sly Slick & The Wicked」 The Lost Generation 070:「My Forever Love」 Levert 069:「Walking On Air」 Force M.D's 068:「Without You Tonight」 The Fabulous Waller Family 067:「Under My Wings」 The Smith Connection 066:「I Miss You」 Harold Melvin & The Blue Notes 065:「Kiss & Say Goodbye」 Manhattans 064:「Your Funny Moods」 Skip Mahoney & The Casuals 063:「Win Or Lose」 Windy City 062:「Blind Over You」 Black Ice 061:「Let's Make Love(At Home Sometime)」 The Escorts 060:「Just Like In The Movies」 Ace Spectrum 059:「Float On」 Floaters 058:「Natural High」 Bloodstone 057:「Love On A Two Way Street」 The Moments 056:「Sideshow」 Blue Magic 055:「Didn't I Blow Your Mind This Time」 The Delfonics 054:「Love Songs Are Back Again」 Band Of Gold スタッフの皆さん、どうも有難うございました。またよろしくお願い致します。
2006.11.05
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FROM PHILADELPHIA COMES SWEET SOUL (フィラデルフィア・スウィート・ソウル) '86 (P-VINE PLP-6077)U.S.BLACK DISK GUIDE P.280でも少し触れられているCHESS/JANUS等のフィラデルフィアのグループものを集めたコンピLP。久保田泰広氏のライナーによると、「(前略)いわゆるフィリー系スウィート・グループ作品を編集した物で、こういった内容のコレクション物のLP化は、本邦初、いや、世界でも初めてのことではないだろうか。」とある。つまり今では数多く巷に溢れる甘茶ソウル系コンピの世界初の作品ということらしい。P-VINEさん、偉いゾ!内容もかなり高水準でオススメです。これと兄弟盤の「FROM DETROIT COMES SWEET SOUL」も出てます。A-2,A-3,A-5は共にリードがファルセットじゃないからかトキメキ度は足りないが、まずまず良く出来たスロウバラード。Ferguson, Davis And LeeはLIFESTYLEの前身にあたる。A-6はなかなかタイトなフィリーダンサー。A-7が憂いを帯びた甘茶ソウルで盛り上がりはかなりのもの。この2曲のT.N.J.'sはINSTANT FUNKの前身にあたり、TRENTON,NEW JERSYの頭文字から命名したそうな。B-1はキッスの擬音入り。72年のこの物悲しげな曲はバニーシグラー/フィルハート作。同じくIMAGEのB-2は甘茶ソウル百科事典 BILLY'S SELLECT 037。こちらはBARBARA MASON作。タイトルの意味は「魔法にかかった、魅せられた」で悲しみ倍増、心底泣けちゃう。悲しみならB-3も負けてません。BILLY'S SELLECT 001の名曲だけどもう少しフェロモン出てたらね。B-4はヴァンマッコイ/ジョーコブ作で「THE LANGUAGE OF LOVE」の面影も感じられるバラード。残りの4曲のInclinationsはどれもなかなかの水準だが、唯一ファルセットリードのB-8が一番良い。私は甘茶に関しては歌声よりもメロディやムード至上主義なのだが、捉えどころのない、全体としてなんとなーく甘いという不思議なムードを持ったこの曲、一瞬の胸キュンメロも濃厚な甘さで美味なのです。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)Side A1.Love You Just As Long As I Can/Free Spirit2.Where Did The Good Times Go/Free Spirit3.She's Gone/Ferguson, Davis And Lee4.She's Not An Ordinary Girl/Ferguson, Davis And Lee5.Must Be Going Out Of My Head (But I Luz You)/Ferguson, Davis And Lee6.Don't Forget About Me/T.N.J.'s7.Falling In Love/T.N.J.'s(甘茶偏差値63)Side B1.Betcha Didn't Know/The Image2.Spellbound/The Image(甘茶偏差値65)3.Have You Had Any Heartaches Lately?/The 11th Commandment(甘茶偏差値64)4.I Wanna Know (Do You Love Me)/The Intrigues(甘茶偏差値62)5.I'm Gonna Make Love Last This Time/The Inclinations6.The Harder We Try/The Inclinations7.Could This Be Love, That I Feel/The Inclinations8.Cross My Heart (To You)/The Inclinations(甘茶偏差値68)NHK-FM 11/4(土)22時~ スウィートソウル特番 お忘れずに。
2006.11.02
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甘茶ソウル百科事典掲載曲から私が、NHK-FM 11/4(土)【今日は一日 「ソウル」三昧】(詳細はこちら)へリクエストした曲は次の通りです。【後半 300選編より】FUNKY BROWN / KISS AND SAY GOODBYE (BILLY'S SELLECT 024)MANHATTANSカバーで内容もおおよそ想像つくけど未だ未聴。【前半 本文編より】( )内は掲載ページ。DYNAMIC FIVE / BEAUTIFUL LADY (16)ERROLL GAY & IMAGINATIONS / YOU DON'T WANT MY LOVE (20)ELEMENTS OF LOVE / FADE AWAY (20)ELEMENTS OF LOVE / LOVE AND UNDERSTANDING (20)CRUISERS / PICTURE US (33)SUMMITS / I'LL NEVER SAY NO (39)SMITH BROTHERS / CHECK ME OUT (44)CHOICE OF COLOUR / YOU'RE TWENTY ONE TODAY (53)PERSIANS / I WON'T CRY FOR YOU ANYMORE (67)BILLY GRIFFIN / SERIOUS (73)BRENDA & TABULATIONS / LOVE IS JUST A CARNIVAL (74)PRETENDERS / JUST YOU WAIT AND SEE (78)QUICKEST WAY OUT / WHO AM I ? (83)RUMORS / SHOW ME HOW TO LOVE (116)こちらにリクエストフォームがあり、容易にリクエストを送ることが出来ます。ガンガンリクエストして番組、ひいては甘茶ソウルシーンを盛り上げましょう。(出来ればなかなか聴くことの出来ない貴重音源を希望(笑)。)
2006.10.27
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【 甘茶偏差値 69 】DYNAMIC FIVE / LOVER'S LULLABYE (UA 1096)'77 ラララーラララーという単純明快だけど甘いコーラスが妙に懐かしい何かを思い起こさせる。ララバイ、つまり子守唄ということだけどまさにそんな原始的で直接DNAを刺激するかのような響き、輝きを持った甘茶ソウル。グロッケンのキラキラ感もいい。甘茶ソウル百科事典P.16「私の甘茶自慢」でソウルバーオーナーの川畑満男さんが紹介されているのが、この曲収録のレアアルバム「DYNAMIC FIVE / LOVE IS THE KEY (MR-LA899-H)」。かなり珍しいようでWEB検索してみましたがどこにも見つかりませんでした。その川畑さんによると「BEAUTIFUL LADY」もバラードで最高とのことなので是非とも聴いてみたいものです。と甘百発売当初以来ずっと思い続けてきたところ、今度のNHK-FM 11/4(土)【今日は一日 「ソウル」三昧】の第1部:ソウル・ラヴァーズ・カフェ・スペシャル(午後1時から)のトークゲストに川畑満男さんが登場するようなんです。これは、チャンス!とばかり早速NHKのこちらのリクエストフォームからお願いしてきました。川畑さん、どうかよろしく!「LOVER'S LULLABYE」の方はシングル皿で容易に聴けますので、リクエストされる際はくれぐれも「BEAUTIFUL LADY」の方を、ひとつよしなに。(注)決して私はNHKの回し者ではありませんヨ。
2006.10.24
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