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私の好きなディープソウル2 【 ディープ偏差値 67 】JOHHNY ADAMS / I WANT TO DO EVERYTHING FOR YOU (Ron 995)'631960年頃から長らくニューオーリンズで活動していたディープ歌手ジョニー・アダムスの1963年のシングル曲。如何にも南部といった雰囲気の大らかで温かみのあるホーンが特徴的なサウンドは平和で多幸感に満ちています。「君の為なら何でもしたい」という他愛もない歌詞で気楽に聴ける感じですね。一方ジョニーの歌唱はなかなかテンションが高く大仰で適度に切実感と緊迫感があって良い。ほのかな甘さと泣きの入ったメロディはどこをとっても秀逸で途中の転調も感動的。ジョニーも実に気持ちよさそうに伸びやかに歌ってます。「YOU TUBE」で聴けます。ツイッター始めました(@zoukyeee)。
2024.09.22
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 67 】J.P. Robinson / Our Day Is Here (Blue Candle 1504)'74 1965年から1974年にかけて10枚ほどシングルを残したマイアミのディープソウル歌手のシングル曲。Clarence Reidが作曲&プロデュースをしています。曲は哀愁に満ちたメロディが秀逸なサザン&ディープソウル。イントロのストリングスは上品でありながら、日本人の琴線に思いっきり触れる大泣きのメロディ。その後も全体を通して「これでもか!」ってぐらい哀愁感たっぷりに曲を盛り上げ泣かせにかかります。お歌の方も情感深く歌われるキャッチーなサビ、高いテンションを維持したまま更なる盛り上げりをみせるAメロと共に出来は良い。全体として一分の隙もない素晴らしい構成で、2分弱と短い分ぎゅっと凝縮された芳醇な悲しみの味わいがここには有りますね。でも流石に短すぎ!ってことなのか1976年にJimmy Beaumont And The Skylinersによって3分弱ほどでカバーされました。こちらも哀愁のギターが特徴的な素晴らしい出来。というか、この曲はどう料理しても良曲に仕上がりそうですね。「YOU TUBE」で聴けます。ツイッター始めました(@zoukyeee)。
2024.06.09
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 67 】HARRISON BROS. / I'LL BE STANDING BY '64 (ABC-Paramount 45-10593)1960年代に6枚ほどシングルを残したハリソン・ブラザーズの1964年のディープソウル。オリジナルはSoul Stirrers(リードはサムクック)の1962年のゴスペル「God Is Standing By」でJohnnie Taylorが作っている。後にJohnnie Taylor自身やAl Greenなどもカバーしているソウルの古典的名曲と言えるでしょう。ハリソン兄弟版は主語を「私」に替えた替え歌で、「神」という呪縛から解放されたかのように明るく快活で自由な雰囲気の内容になっています。トラック自体も大部明るく元気でポップになっていますが、何と言ってもヴォーカルの溌剌としたディープな歌いっぷりが素晴らしい。塩辛な声質も美味ですね。主語を替えたことで、曲の雰囲気もガラリと変わりゴスペルが上手くディープソウルへ良変換された好例という感じがします。個人的に宗教は大嫌いなので、加齢と共に歌詞に出てくる「神」という言葉への拒否反応が強くなってきた私のような者には実に好都合な曲でもあります。「YOU TUBE」で聴けます。ツイッター始めました(@zoukyeee)。
2024.04.07
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 67 】FRANKIE GEARING / SPINNING TOP (Beale Street Records 1179)1970年代に活躍したデトロイトの黒人女性三人組ヴォーカルグループ、Quiet Eleganceのリードヴォーカルだったフランキー・ギアリングのソロ曲。Carl Simsのシングルを出していた南部メンフィスのBeale Street Recordsから出ています。曲はテンポの速いポップでキャッチーなサザンソウル。明るく爽やかで実に快活な印象を受けます。サビは少し暗めだけど、それ以外はかなり明るめかつ肯定的で将に70年代的な明るい未来への憧憬で満ちてますね。Quiet Elegance / After You同様DAN GREERの作品。サウンドもポップだしサザンソウルの入門編的作品としても適当かも。因みにスピニングトップとは(回る)独楽のこと。「YOU TUBE」で聴けます。
2024.01.08
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 67 】JESSE LANKFORD / WHAT'S A MATTER BABY (Polydor PD 2-14025)78? ヒューストンの白人歌手JESSE LANKFORDによる1962年のTimi Yuroのヒット曲のカバー。(secondhandsongs.comによると23ものカバーが存在します。)てっきり黒人歌手かと思っていましたが、どうやら白人のようですね。6オクターブの声域を持つ歌手としてヒューストンでは人気があったとのこと。彼の1978年のアルバム「We'll Take Our Last Walk Tonight」にも同曲のクレジットがあることから(プロデュースは同じHUEY P. MEAUX)1978年頃の作品と思われます。曲は明るく晴れ晴れとした女性コーラスを導入しカバーの中でもかなりポップな内容。JESSEのヴォーカルは瑞々しく明朗で、力強く伸び伸びと実に気持ちよさそうに爽快に歌い上げます。6オクターブの声域の持つ余裕からなのか、流石の歌いっぷりで実に魅力的ですね。快活な曲調&唱法は相性バッチリでメロディの出来も良く、聴いていて楽しい気分にさせてくれます。もっと彼の歌声でこうした明るい良曲のカバーを沢山残して欲しかったですね。「YOU TUBE」で聴けます。Timi Yuro(オリジナル)ツイッター始めました(@zoukyeee)。
2023.10.23
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 67 】FRANKIE NEWSON / TAUNTING LOVE '68 (USA 911)1968年から数枚のシングルを残しているミシシッピ出身の黒人歌手。元々はWillie Parker名義で1958年からシングルを出していました。68年からは活動の拠点をシカゴに移しましたが結局アルバムは残せなかったようですね。曲はゆったりとしたウォーキングテンポの甘いディープソウル。TAUNTING LOVEというタイトルは あまりポピュラーではないようですが、他人からあざ笑われるような愛とでも訳すのでしょうか、自省的なラブソングという趣き。イントロのトロリとした甘いギターのフレーズは魅力的で要所で使われ効果的。悲しげで優しいスキャット交じりの女性コーラスや品のよい甘いストリングスも情緒的な世界観に華を添えます。リードはサムクック風で真顔で語りかけるような唱法は曲に説得力を持たせている感じ。全体として派手さはないけど、じっくりと向かい合って聴きたい心に沁みる名曲です。「YOU TUBE」で聴けます。
2023.08.14
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 67 】CODY BLACK / STRANGER THAN A FAIRY-TALE (PAMELA 7454)'6260年代から70年代にかけて主にデトロイトで活躍したディープ系歌手のシングル曲。コディ・ブラックはTHE NIGHT A STAR WAS BORNで当ブログでは既出です。彼の自作の本曲はデビューシングルということもあり、上記曲とは唱法も声質も大部異なる感じ。年代的にはソウル黎明期の1962年産ということでアレンジは全体的にあっさり味。メロディにも派手さはないけれど上質で品の良さを感じさせるもの。「おとぎ話よりも奇妙」と繰り返す歌詞にはちょっとした夢やロマンも感じさせますね。唱法としてはサムクックの影響を強く感じさせますが味があり、後半に盛り上がる箇所なんかは後のディープソウルの隆盛を予感させます。ソウル黎明期の隠れた名曲ということで。「YOU TUBE」で聴けます。
2023.06.12
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 67 】J. BLACKFOOT / TAXI '83 「City Slicker」 米南部テネシー州出身で元ソウルチルドレンのディープ歌手、J. BLACKFOOTの1983年のヒット曲。曲名がタクシーということで将にタクシーへ呼びかけるスタイルの曲構成のディープバラード。効果音を交え臨場感のある内容はなかなかドラマチック。メロディの出来も良くかなりキャッチーで、ディープソウルの入門編としてもお勧めできますね。曲は「Johnnie Taylor / Separation Line」や「Luther Ingram / If Loving You Is Wrong」を書いたHomer Banksが作っているのは納得です。これだけの名曲ですが、意外にカバーは少ないようで見つかったのは下記の3曲で出来もいまいち。尚、P-Vineからの編集盤ではアルバムタイトルになっていますが、ジャケは何故か渋谷駅前のスクランブル交差点のアメリカ仕様なのが面白い。「YOU TUBE」で聴けます。Bryan Ferry / TAXISir Charles Jones / TAXIANNE LE SEAR / TAKE HIM BACK
2023.04.03
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 64 】Quiet Elegance / After You (HI 5N-2313)'76 U.S.BDG #364掲載の1970年代に活躍した黒人女性三人組ヴォーカルグループの1976年のディープソウル。デトロイトのグループだけど、メンフィス録音でハイ・レコードからのシングル曲です。従って南部臭の漂うサザン風な空気感が特徴的で、暖かみと平和でのんびりした雰囲気が和める内容。作曲はDAN GREERですこし感傷的で物悲しい側面もあるけど、全体的に明るく快活かつキャッチーなメロディが素晴らしい。リードのFrankie Gearingの溌剌とした歌も魅力的だけど、それを盛り立てるバックの厚いコーラスも実に効果的で華がありますね。全体的にポップな仕上がりなのでサザンソウルの入門編としてもいい感じ。同じDAN GREER作でリードのFrankie Gearingのソロ作品Spinning Topも素晴らしい。「YOU TUBE」で聴けます。
2023.01.16
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 68 】JOHNNIE TAYLOR / GAMES PEOPLE PLAY 「The Johnnie Taylor Philosophy Continues」'691972年の「Lynn Anderson / Rose Garden」の作曲家としても知られるシンガーソングライターのJoe Southが1968年に自身で歌って後にグラミー賞を受賞したヒット曲のディープソウル・カバー。歌うはディープの大御所ジョニー・テイラーで当ブログでは、サザンソウル代表曲の温かさ JOHNNIE TAYLOR / LADY, MY WHOLE WORLD IS YOUを取り上げ済みです。ジョーサウス自体南部ジョージア州出身ということで、温かみのある南部っぽい雰囲気を持ったこの曲は、やはり南部中心に活躍したジョニー・テイラーとの親和性は高く将にドンピシャと嵌ったカバーという感じ。「ラララーララ♪」と親しみ易いスキャットを多用し、平和でのんびりとした雰囲気に温かい陽射しをたっぷり浴びた牧歌的なメロディは流石の曲づくりで実にキャッチー。それをディープにねっとりと歌いこんだことでソウルファンにより訴求する内容になりましたね。「YOU TUBE」で聴けます。Joe South / Games People Play(オリジナル)Inner Circle / Games People Play(レゲエ・ヒット)
2022.11.14
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 67 】Charles Allen Music / We Got Love (EJA RECORDS 333)'76 Bar-Kaysでトランペットを吹いていたチャールズ・アレンの1976年のシングル曲。ソロとして3枚のシングルを出していて内もう一枚は本曲の再演盤で「Charles Allen / We've Got Love (PART1.2) (GREEDY RECORDS G-113)'77」として出ています。曲は軽快なピアノが映えるアップテンポのディープソウル。明るく爽やかな曲調でディープが苦手な人でも比較的聴きやすそう。メロディも良質で歯切れのよいコーラスも効いてますが、何といっても全編に流れる軽快なピアノの奏でるフレーズがすこし切なくキャッチーで良い。曲の出来の良さ故か1977年に再演盤が出る訳ですが、こちらはすこしテンポを落としたディープ・ミディアム。ストリングスを大幅に導入し、かなり華やかになりフィリー風に仕上がってます。こちらはこちらで十分魅力的で出来は甲乙つけ難い感じですが、個人的には純朴で切ないピアノの響きが魅力的な前者に軍配をあげたい。みなさんはどちらがお好きでしょうか。「YOU TUBE」で聴けます。(EJA盤)Charles Allen / We've Got Love PARTⅠ(GREEDY盤)Charles Allen / We've Got Love PARTⅡ(GREEDY盤)
2022.09.19
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 68 】TOMMY HUNT / THE COMPLETE MAN (DYNAMO 110)'67 U.S.BDG #8のトミーハントはDOO-WOPの名グループ、FLAMINGOS出身のディープ歌手。そのU.S.BDGでの記載はないけど、67年の本シングル曲は最近編集されたCDアルバムのタイトルにもなった程で彼の代表曲といえるでしょう。オーソドックスなディープソウルのバラード系トラックをベースに良く出来た甘みのあるメロディが実にキャッチー。感傷的なルールー♪という女性スキャットが情緒的に盛り上げますが、やはりトミーハントのディープな歌声が主役かな。シャウトなどの派手さはないけど堅実なディープバラードとしてしっかり歌い込んでます。「YOU TUBE」で聴けます。
2022.06.13
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 68 】WILLIE HATCHER / SEARCHING '67 (COLUMBIA 4-44259)デトロイトのディープ歌手、ウィリー・ハッチャーの1967年のディープソウル。プロデュースは同じくデトロイトの重鎮ドン・ディヴィス。マスクマン氏のCDRやお宝満載の世紀の傑作コンピCD「THE LOST SOUL GEMS」にも収録された。歌唱を最重視するディープソウルにおいてサウンドが際立つ作品というのはあまり無いけれど、この曲で聴けるギターの音色は別次元的に素晴らしいですね。黒人的グルーヴとバイタリティ、ディープソウル的な感覚を併せ持つフレーズは実にキャッチーで魅力的。ギターフレーズが曲の全てを支配してしまったかのような圧倒的な存在感がありますが、全体のメロディや歌もなかなかのもの。このイントロのギターにビビビと来たらしめたものだけど、いかがでしょう?「YOU TUBE」で聴けます。
2022.04.04
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 68 】EDDIE PARKER / BUT IF YOU MUST GO (MIKO 803)'7660年代中期から70年代にかけて7枚ほどシングルを残しているディープ歌手、エディ・パーカーのマニアに人気の高い76年のシングル曲。KENTからのこの曲の作家JACK ASHFORDの作品集CD「JUST PRODUCTIONS」に収録されている。イントロが暗く哀し気なヴァイオリンから始まるソウルには異色な作品だけど、暗いなりに良く出来たメロディが特徴的。特にサビが秀逸で込み上げ系のコーラスを伴い大いに盛り上がる。ヴォーカルはかなり塩辛い絶唱系で聴く人を選んでしまう感じかも。「YOU TUBE」で聴けます。
2022.01.10
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 65 】IDEALS / TELL HER I APOLOGIZE (ST. LAWRENCE 1020)'6650年代末期からDOO-WOPグループとして活躍していたシカゴのグループの晩年のシングル曲。かつてはMajor Lanceも在籍してたみたい。近年シングルを寄せ集めたCDも出てる。66年のこの曲はバックもしっかり付いたソウル仕立てのディープ風バラード。どこか郷愁を誘う甘く情感深い良く出来たメロディが秀逸で、それをリードがしっとり、こってりと深く歌い込む。時折ファルセットを交えたりと変幻自在の唱法は見事で声質も魅力的。特に1分26秒から「I'M NOT USED TO~」と大きく譜面から外れて歌う箇所は鳥肌もの。全体的に感じる純朴で質素ですこし物悲しい雰囲気も素晴らしいですね。かつて隆盛を極めたドゥーワップの晩年、ソウルへの以降期のこの時期にはこうした隠れた名曲がもっと沢山眠っているのかも。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.10.11
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私の好きなディープソウル 【 ディープ偏差値 68 】CARL SIMS / PITY A FOOL (Wet Paint 1001)'741970年代から細々と活躍していたメンフィス出身のディープ歌手カールシムズの74年のシングル曲。1995年に出した初アルバム「House Of Love」が好評だったけど、U.S.BDGの発行は1994年だったので惜しくも掲載されなかった感じ。曲はDAN GREER作のディープソウルでオリジナルは1972年のやはりメンフィスの女性歌手Barbara Brownの模様。タイトルは「馬鹿を憐れむ」でしょうか、自虐的なタイトルとは裏腹に楽しそうなスキャットから始まり、明るく快活な雰囲気が漂います。可愛らしく軽やかな女性コーラスをバックにカールシムズの自由度の高い歌声が弾けまくっている感じ。メロディも素晴らしいけれど、歌も負けず劣らずのなかなかの名唱ですね。太目で存在感があるけどスマートな声質も魅力的。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.08.23
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 68 】CANDI STATON / STAND BY YOUR MAN (FAME 1472)'70 溌剌としたサザン/ディープとして69年のHEART ON A STRINGを紹介済みのキャンディ・ステイトン。キャンディって名前が可愛らしくていいよね。U.S.BDG #367で紹介されているアルバムのタイトル曲である本曲はTAMMY WYNETTEの1968年のカントリーヒットのカバー。オリジナルのゆったりとした和み系の曲調をすこしテンポアップさせ快活で躍動感のあるナンバーに仕上げている。キャンディの生き生きとしていて情感のこもったディープな歌もいいけど、バックの特徴的なベースライン、溌剌とした切れ味鋭いストリングス、曲に厚みを持たせるコーラスなどオリジナルにはない独創的なサウンドアレンジが光る。もちろん元歌のメロディラインの出来の良さあってのことではあるけれども。こうして聴いてみるとカントリーとディープの相性ってなかなか良いなと思います。ちょっと暗い曲が多いディープ界だけど、もっとこの手のカバーがあったら良かったのにね。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.06.28
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 68 】CODY BLACK / THE NIGHT A STAR WAS BORN (Groove City AR 960)'6860年代から70年代にかけて主にデトロイトで活躍したディープ系歌手のシングル曲。シングルは15枚ほど残してますが、結局アルバムは出さずじまいということで、U.S.BDGにも未掲載という結構マイナーな歌手って感じですね。ただ残された曲には名曲もありマニアには人気の高い歌手みたい。自作のこの曲は、ミディアムテンポのゆったりとした曲。曲調は明るく女性コーラスも入って快活な雰囲気もあります。メロディに派手さは無いけれど全体に出来は良く、特にサビのフレーズはキャッチーで秀逸。かなりこってり・ねっちょりと個性的に歌いまわす唱法は味わい深く魅力的でここが玄人受けする要因かと。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.05.04
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 69 】PETE COOKE / LITTLE DARLIN' (DIMENSION 1037)'6563年と65年とで2枚のシングルを残したニューヨークのディープ歌手ピート・クックのディープソウル。サムクックの近親ではないみたいけれど、唱法などに強い影響が感じられますね。曲は自作のようで明るく平和な雰囲気が良い。「ダーリン、ダーリン、ダーリン、ダーリン」と繰り返す快活なバックがひょうきんで楽しい感じ。ヴォーカルの声質はかなり塩辛く唱法は激しいけれど、溌剌としたポップな出来で聴きやすい。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.03.22
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 69 】OVATIONS / PURE NATURAL LOVE (Chess CH 2166)'75南部メンフィスのヴォーカルグループ、オベイションズの75年のシングル曲。作曲は「Kim Carnes / Bette Davis Eyes」や「Tracey Ullman / Breakaway」など多くのヒット曲で知られるシンガーソングライターのJackie DeShannonです。彼女のwikipediaなど見てもこの曲については特に触れられていないので、彼女の作った埋もれた名曲ということになりそう。曲はオベイションズの特徴のひとつである温かみと情感深さ、甘い雰囲気などの良さが引き出された作品。全体的にメロディは良いが特にどんどんと込み上げていくAメロが素晴らしい。ただBメロとか間奏が無いのでちょっと単調な印象なのが惜しい。76年にEsther Phillipsによるカバーも有るけど出来はいまいち。逆にこのいまいちなカバーを聞くと如何にリードのルイ・ウイリアムスの声質・唱法が魅力的なのか再発見できるかも。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.01.25
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 69 】BUDDY GRUBBS / I'M TELLING YOU (BELL 772)'691961年のJerry Butlerの軽めのソウルのディープ・カバー。フロリダ録音なので南部の歌手みたいけどdiscogsを見てみると、この一枚しか録音を残していないみたい。曲はCurtis MayfieldとJerry Butlerによる大人しい曲調だったオリジナルをかなり快活に変貌させてます。威勢のいいホーンが特徴的で行進曲テンポのリズムと相まって元気いっぱいといった感じ。ストリングスも効果的に配置されていて、なかなか凝ったアレンジでインストでも楽しめるレベルかも。ヴォーカルは明るく快活で瑞々しく声質もなかなかのもの。そして後半に入る雄たけびが最大の聴き所で、ディープソウルの醍醐味といった感じ。プロデュースは「James & Bobby Purify / I'm Your Puppet」などで知られるPapa Don Schroederで、如何にしてこの曲が生まれたのかよく分からないけれど、明るく快活な絶唱系ディープの傑作ですね。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.12.07
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 69 】CANDI STATON / HEART ON A STRING (FAME 1460)'69米南部アラバマ生まれのキャンディ・ステイトンが地元のフェイムで録音した69年のディープソウル。将にサザン/ディープの申し子といった感じですね。曲はGEORGE JACKSON,MICKEY BUCKINSによる明るいミディアム。派手な内容ではないけど全体的にメロディの出来は良く、特にサビがキャッチー。詩の内容は他愛のないラブソングといった感じだけど、キャンディの溌剌とした歌いっぷりが良い。声質も味わい深く一種の萌えがありますね。暗めの曲の多いディープ系の中では異色とも言える明るさと前向きに生きていく肯定感を感じさせます。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.10.05
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私の好きなディープソウル 【 ディープ偏差値 70 】TOMMY TATE / BIG BLUE DIAMOND '66 (Okeh 4-7253)1950年のカントリー系ヒット曲のカバーでオリジナルはRed Perkins版。カバーは多いですが、やはり主にカントリー系のカバーが多いです。ソウル系だと1962年のLittle Willie Johnや1967年のLittle Johnny Taylor、Percy Sledgeなどもやってます。でもソウル的にはやはりこの1966年のTOMMY TATE版がサウンドも歌もディープソウルしていて良い。元々のメロディの良さもありますが、特にサビを伸び伸びと劇的に歌い上げる仕様が素晴らしいですね。オリジナルの牧歌的雰囲気を薄めほのかな傷みや緊迫感が増している感じ。元々のカントリー系の良さとディープソウルの要素が上手く融合して出来たナイスカバーという感じです。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.08.17
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】ROZETTA JOHNSON / HOLDING THE LOSING HAND (CLINTONE 006)'71ソウル作曲界の巨匠サムディーズの作曲&アレンジ作品。歌うは主に70年代前半に活躍した女性ディープ歌手のロゼッタ・ジョンソンでアラバマ録音。基本はゆったりとしたディープソウル。良く出来たメロディで和み系といえば和み系だけど全体としてはパンチ不足という感じ。ところがこの曲には最後に最大にして唯一の聴き所があってバックの女性が盛大にタイトルコールで感動的に盛り上げます。それをバックにロゼッタもガンガンとディープに歌いまくる。その相乗効果でディープソウルとして劇的な変貌を遂げた感じ。やったね!惜しいのはその盛り上がりが最後の30秒間のみだけだということ。つまり通常は最後の30秒の聴き所のために3分間はゆったりと和んで待たないといけないんですねえ。そこで私はMDで編集して最後の30秒だけ3回繰り返したバージョンを作成。通常3分30秒の曲を4分30秒のロングバージョンにして楽しんでます。これ簡単に出来てしかも曲のグレードもグッと増すのでお勧めです。「YOU TUBE」では3分30秒バージョンが聴けます。
2020.07.06
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 66 】BOBBY WOMACK / GOT TO BE WITH YOU TONIGHT 「SO MANY RIVERS」'851950年代から活躍していたソウルの大御所ボビー・ウーマックの85年の通算17枚目のソロアルバム収録曲。ディープソウル系はスウィートソウルものと違って年代を問わず輝きを持った曲が多いのがイイね。ボビーもこのアルバムの時点で41歳のはずだけど声質、歌唱、曲の質と衰えるどころか益々磨きがかかっている感じ。曲は洗練された雰囲気のピアノを主体とした簡素なバラードだけど、大仰なメロディに負けずと盛り上げるボビーの劇的な唱法に痺れます。雄たけびなどを交え情感たっぷりと将に魂を込めて全力で歌っている感じ。やっぱりソウルはこうでなくっちゃね。間奏のサックスもいい雰囲気。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.04.27
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私の好きなディープソウル ディープソウル 200選 【 ディープ偏差値 70 】OTIS CLAY / YOU HURT ME FOR THE LAST TIME '69(DAKAR 45-610)オーティス・クレイというと『ド』ディープな歌手ということで一般のソウルファンにはなかなか敷居が高い。然しながらフリーソウル指数の高い『THE ONLY WAY IS UP』はかなり聴きやすいし、この69年のシングル曲もメロディの良さもあって馴染みやすいのではないかな。シカゴのDAKARから出たこの曲はWILLIE HENDERSONのプロデュース。明るく肯定感に満ちた雰囲気の曲でオーティスも明朗・快活に歌い上げます。終始力が入っていてその熱のこもった唱法は圧巻ですが、特にサビで『YOU HURT ME ~』と気合を込める瞬間が聴き所。『THE ONLY WAY IS UP』もそうだけどメロディの出来が良いとディープ歌手も更に輝きが増しますね。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.02.17
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】HERMAN HITSON(HERMON HITSON) / YOU ARE TOO MUCH FOR THE HUMAN HEART (ATCO 45-6566)'68 フィラデルフィア出身のディープ歌手、ハーモン・ヒットソンのディープソウル。シングルではHERMANという表記ですが、CDではHERMONとなっていて、どうやらHERMONが正規表記みたいですね。曲はとろりんとしたギターやオルガンの味わい深い響きなどで南部臭漂うディープバラード。作曲は「BAD GIRL」でお馴染みのLEE MOSESで「BAD GIRL」と同レベルの素晴らしい出来のメロディ。温かく甘い内容で深く心に響きます。どこか寂し気な女性コーラスもいい。そしてメロディの出来と同じぐらい歌も良い。溌剌としたよく通るHERMONの声質も素晴らしいし、シャウトなどを交え情感深く自在に歌い上げる唱法も実に魅力的。作家のLEE MOSES自身もやっているんだけど、聴き比べてみると如何にHERMONの歌が突出しているか分かるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。それと恐らく本人による最近のライブ演奏も見れます。
2019.11.18
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】C.L.BLAST / 50/50 LOVE (FIFTY-FIFTY LOVE) (PARK PLACE 104-7)'84 60年代初頭から活躍していたアラバマ出身のディープソウル歌手、CLブラストが晩年になって出したヒット曲。CLというのは本名のClarence Lewis Jr.からとったみたいですね。84年のマッスル・ショールズ録音のサードアルバムに収録されていて、この曲はFREDRICK KNIGHTが作曲/プロデュースをしています。流石の作曲能力という感じですが、ギャンブル&ハフによる「Teddy Pendergrass / Turn Off The Lights」に激似(笑)。でも、そちらが甘茶ソウルど真ん中であるのに、こちらがディープに感じられるのですから不思議です。まあ、それだけCLブラストの唱法、声質がディープど真ん中だということでしょうね。大掛かりな曲の作りにメロディの良さ、それに負けない彼の迫力のある歌い込みが魅力的です。時折ファルセットや笑い声を散りばめたりと縦横無尽に歌いこなすセンスと力量も素晴らしい。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.09.16
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】FREEMAN BROTHERS / YOU GOT ME ON A STRING (INTERNATIONAL ALLIED 501)'63 60年代にニューヨークで活躍したフリーマン兄弟によるディープソウル。ゆったりとした曲調に甘いメロディのディープバラードという感じですね。なにしろメロディの出来が良く、どこを聴いても申し分ない。イントロから何度も「ドドドットット」とメリハリ良く調子をつけるバックの演奏もいい。兄弟といいつつ歌はリードのジョニー・フリーマンのソロみたいけど、情感深くダイナミックに歌いこむ唱法が曲調にもマッチして実に感動的。時折ファルセットぎみに絶叫を入れるところとかも最高です。これだけ素晴らしい曲だけどカバーは存在しないみたいですね。調べてみると63年産ということのようだけど、年代の割に情感深くディープソウルとして完成度が高く本当かな?という気はします。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.07.01
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 71 】JOHNNY TRUITT / YOUR LOVE IS WORTH THE PAIN '6860年代中後期に何枚かシングルを残したルイジアナの歌手の68年のディープソウル。大仰で感動的なバラード仕立てで起伏に富んだメロディが素晴らしい曲。静かな出だしから徐々に盛り上げていきサビでは大絶唱大会。特に雄たけびのような長ーいシャウトが感動を呼びます。こういう過剰な姿勢こそが聴き手を厚くするソウルの醍醐味でしたね。後半に入るコーラスも盛り上がりに一役買っています。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.04.01
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 68 】GEATER DAVIS / FOR YOUR PRECIOUS LOVE (ALBUM VERSION) '71 「Sweet Woman's Love」Jerry Butler and The Impressionsによる1958年のヒット曲のディープソウル・カバー。Otis Reddingなど多くの歌手によってカバーされているけど、ディープ者なら1971年のGEATER DAVIS版は必聴でしょう。ここで注意が必要なのは『ソウルはシングル盤が基本』という鉄則通りにシングル盤しか聴かないでいると、このGEATER版の真の魅力に気づけないということ。実はGEATER版はシングル版が3分15秒なのに対してアルバム「Sweet Woman's Love」収録版は8分36秒とシングル版の2倍以上の長さなのです。アルバム・バージョンのどこが良いかというと、シングル版では終盤に2回しか聴けなかった悶絶級の絶唱シャウトが10回も堪能できること。情感深く、声質、迫力とも申し分のない実に感動的なディープ・シャウトです。GEATER DAVISのアルバム版が他の多くのカバーと一線を画すのは将にこの一点に尽きると言って良いでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。
2018.12.31
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 71 】FABULOUS 3+1 / BAD GIRL (T&L 1039) '63?アトランタ辺りのグループが1963年頃にだしたアーリー・ディープ。録音が悪く雑音混じりなのが、かえって土埃を感じさせ味わい深さを生んでいる。ピアノを交えた簡素なサウンドと悲し気なコーラスをバックにヴォーカルが切々と歌います。強弱、押し引き、シャウト、語り風と縦横無尽で自由度の高い唱法が実に魅力的。声質もいいしね。メロディ、唱法、声質、そして全体として感じさせる素朴な味わいが素晴らしい。Lee MosesやHermon Hitsonによる好カバーもあるけど、私はFABULOUS 3+1版の『狙って作りました(笑)』感を全く感じさせないところに好感が持てるんですよね。「YOU TUBE」で聴けます。この曲の他のカバーや経緯については楽ソウルさんの記事「Bad Girl 不良少女」が詳しい。Lee Moses / Bad Girl Part 1 & 2Hermon Hitson / She’s A Bad Girl
2018.11.26
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 73 】SISTERS LOVE / ARE YOU LONELY ? (A&M 8581)'71シスターズ・ラブの1971年のシングル曲。当時結構ヒットしたみたいですね。プロデュースはGENE CHANDLERでアレンジはTOM TOM。甘茶ソウル百科事典 TERRY'S SELLECT 009で、かなりディープな歌声なのに何故かテリー氏はセレクト。コーラスや全体の曲調は明るく軽やかでポップとさえ言えますね。メロディは甘いと言えば甘いけど、甘い辛い云々というよりも何より素晴らしく良く出来たメロディです。そして更に特筆すべきなのはリードの女性のド・ディープな歌声。情感たっぷりに歌い上げ、起伏は激しく、感情表現も豊か。特に盛り上がり部分の絶唱ぶりは鳥肌ものでグレイト!彼女達はクラブシーンでも「GIVE ME YOUR LOVE」 (FREE SOUL PARADE収録)が人気のようですが、この「ARE YOU LONELY ?」の方が音楽史的には圧倒的に重要だと思います。なお、元はRaelettesというグループが母体となってできたグループの模様。出来は良く無いけれど「YOU TUBE」には1995年のライブ映像が上げられています。「YOU TUBE」で聴けます。
2018.09.17
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】Bill Brandon / Tag Tag (Piedmont 078)'76 77年唯一のアルバムのジャケ写の人なつっこく、どこか剽軽な表情が印象的なビル・ブランドンの76年のシングル曲。彼が残した作品は多くはないけれど、「Self Preservation」、「The Streets Got My Lady」など名作は多い。76年のその「The Streets Got My Lady」のB面になるこの曲はソウル界のバカラックと呼んで良さそうな名作曲家のサム・ディーズによる作品。ビルの実力が認められたからサムが曲を提供したんですかねえ。曲は南部らしい、ゆったりとした甘めのディープソウル。落ち着いた中にも温かみ、思慮深さとどこか異世界情緒的な不思議な雰囲気を醸すイントロが秀逸。この辺りのアレンジはA面のアレンジを担当している鬼才Moses Dillardによるものなんでしょうかねえ。その後のA,Bメロやサビなど全てのメロディの完成度は高く魅力的。サビのキャッチーさも素晴らしいけれど特にAメロの起伏に富みながらも綺麗なラインはサムの真骨頂という感じがします。全体を通して安定した表情豊かなビルの歌唱も素晴らしい。お皿的にもソウル界の天才達が集結したダブルサイダーってことになりますね。作曲者SAM DEESによるカバーも良い出来です。「YOU TUBE」で聴けます。
2018.08.06
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 74 】SAM COOKE / BRING IT ON HOME TO ME (LIVE AT THE HARLEM SQUARE CLUB 1963バージョン)ソウルの創始者と言っても過言ではないサムクックが1963年に行ったライブ録音がその22年後の1985年になって「LIVE AT THE HARLEM SQUARE CLUB 1963」として発売されました。当時白人相手の大人しいパフォーマンスを余儀なくされた不遇の時代をも過ごしたサムですが、このハーレム・スクエア・クラブで、恐らくは黒人を中心とした観衆を相手に黒人らしさ、ソウルを強く押し出した、まるで水を得た魚のように活き活き、伸び伸びとした素晴らしいパフォーマンスをみせてくれます。発売当時山下達郎がサウンドストリートで「あまりの素晴らしい出来」故にアルバム全曲オンエアしたという快挙も。この「BRING IT ON HOME TO ME」のライブバージョンは、そのアルバムの中でも一番盛り上がる曲の一つ。オリジナルはピアノをバックにしっとりと歌われるバラードという感じだけれども、この日のライブではアップテンポに大変貌。実にソウルフルに激しく、ディープに歌いこみます。笑い声を入れたり、シャウトしたり、コール&レスポンスを入れたりと自由度の高い即興的パフォーマンスはライブの楽しさが伝わる素晴らしい内容。この曲の真の姿ここにあり!って感じですね。このアルバムは個人的に全音楽ジャンルのライブ・パフォーマンスの中でもベスト中のベスト。黒人音楽・ソウル好きを自称する人でこのアルバムを聴いたことが無いという人はいないよね?「YOU TUBE」で聴けます。この頃のサムのライブ映像が是非とも見てみたいものです。
2018.06.11
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U.S.BDG 究極のLPコレクション - ソロ編(3) 37.SWAMP DOGG / AN OPPORTUNITY ・・・ NOT A BARGAIN!!! (WIZARD 1306)'77U.S.BDGでは70年代サザンソウルに#372として紹介されている本名Jerry Williams Jr.というミュージシャンがスワンプ・ドッグという名義で発表した作品。主に70年代から80年代にかけてアルバムが15枚ぐらい発表されているようだけど、このアルバムは当時その中でも取り分けマイナーなレコード会社から少数しかプレスされず、所謂レア盤として見られていた作品ということになるようです。最近になってアマゾンなどでDL販売されているようで容易に聴けるようになっているようです。所謂レア盤ということで内容や出来的にも彼の他の15枚ほどのアルバムを聴き終えた人が最後に気が向いたらついでで聴けばいい、という程度の位置づけの作品と言えそうです。A1,A2,A3は暗めの曲で魅力なし。B1,B2は明るく元気でソウルというよりはロックっぽいノリ。その他、特筆すべき曲の無い、まあはっきり言ってソウルファンが喜ぶような曲は皆無。昔はこういうのを「究コレ掲載のレア盤だ!」とか言って有り難がって高値出して買ってた人もいたんだろうけど、「YOU TUBE」やダウンロード販売などで手軽にこういうものが聞ける現代においてはそういった馬鹿げた悲劇が起こることも無くなったんでしょうねえ。(偏差値60以上の曲はありません。)(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)A1 It's A Bitch A2 Let's Do It Again A3 Shafts Mama B1 The Other Man B2 I Can Stand The Lonely Days (I Can't Take These Lonely Nights) B3 Believe In Me Baby B4 I Did It All B5 I Sure Love To Ball (And You Do Too) B6 Sweetest Thing In California B7 Dyn-oo-mitt-ee
2018.04.30
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL ディープソウル 200選 【 ディープ偏差値 72 】TIMI YURO / WHEN SOMETHING IS WRONG WITH MY BABY (Frequency 101)白人女性歌手ティミ・ユーロがSam & Daveのヒット曲をカバーしたもの。72年に録音されて79年に発売されたらしい。結構人気のある曲で、オーティス・レディングやアーロン・ネビルやホール&オーツなんかもカバーしている。オリジナルは物静かで悲しげなバラードで、上記のカバー群も全て忠実なカバーなのだけれど、このティミ版はアップテンポに焼き直している。曲調も明るく、元気に、一言で言うとポップに変貌。ティミも力強く縦横無尽に歌いまくり完全に自分のものにしてますね。元々オリジナルのメロディの出来は良かったんだけれど、個人的に暗めの内容は全く食指が動かなかった。それをアップテンポに躍動感溢れるカバーに仕上げたことで、オリジナルの良さを120%引き出せた感じ。ある意味全く別曲へとと大改造した訳だけど、これぞカバー曲の醍醐味といった感じですね。個人的には「カバー中のカバー」としてかなりの高評価をしています。2分弱で終わってしまうのが勿体ないな。「YOU TUBE」で聴けます。
2018.03.05
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL JOHNNIE TAYLOR / LADY, MY WHOLE WORLD IS YOU '84 「THIS IS YOUR NIGHT」 U.S.BDG #350 #745掲載の70年代のサザン/ディープソウルを代表する歌手ジョニーテイラーが80年代になってMALACOから発表したアルバム「THIS IS YOUR NIGHT」収録曲。如何にも南部といった趣の平和でのんびりしたムードに暖かい空気を感じさせる曲。ちょっと感傷的だけど甘く切ないメロディを大御所ジョニーテイラーが自由気ままに歌い上げます。作曲はU.S.BDG #378のPAUL KELLYで心を優しく温めてくれるキャッチーなメロディの出来は実に素晴らしい。トロリとしたギターに品の良いストリングスなどサウンドもいいね。派手さが無い分かなり聴き易い内容で、サザン/ディープソウルの代表的かつ入門編としても最適な曲の一つだと思います。「YOU TUBE」で聴けます。
2017.12.25
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 72 】LEADERS / HOW DO YOU MOVE A MOUNTAIN ? (VOLT 4072)'7171年STAX傘下のレーベルVOLTからのシングル曲でプロデュースとアレンジを甘茶ではお馴染みのBERT KEYESが担当している。録音はニューヨークなのでサザンソウルと言うには厳しいし唱法は兎も角、曲調的にはディープというよりも絶唱系甘茶ソウルと言った方が良さそう。グループ仕立てだし実際にこのグループは甘茶系の曲「Anyone Can」も残してるみたいしね。曲はイントロからして劇的だけどサビでは更に劇的に盛り上がる実にダイナミックで大仰なバラード。譜面を見たら将に6000メートル級の山々が連なる大山脈のようになっているんじゃないかな?歌詞も「山を動かす」ということで実にスケールが大きい。そして単に大仰であるだけではなく感動的で心に沁みるメロディに仕上がっているのがイイ。そんな高音域のメロディをしっかり歌いきるリードの力量も素晴らしいけど、しっかりサポートし感動的に盛り上げるBERT KEYESアレンジによるサウンドも素晴らしい。ちょっと音悪いけど「YOU TUBE」で聴けます。
2017.09.11
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 72 】Eddie "Buster" Forehand (LITTLE BUSTER) / Young Boy Blues (Josie45-993)'6861年のBen E. Kingの曲をディープ歌手リトル・バスターがカバーしたディープソウル。オリジナルはフィルスペクターによるものでウォール・オブ・サウンドを本格的にやり始める前の作品。有名な彼の作品集「BACK TO MONO」には収められなかった曲なので隠れた名曲とも言えるでしょう。ストリングスなども入った品の良さを感じさせる内容です。比較して聴いてみるとリトル・バスター版は、よく通るメリハリのあるドス黒い声質が印象的。そして大らかに溌剌と深く、深ーく歌い上げる様が素晴らしい。語りぎみに歌ったり、思いっきりタメたりと水を得た魚のように縦横無尽に暴れまわり完全に曲を我物へと掌握していますね。特に終盤に聴かれるシャウトには心底痺れます。とても初期スペクター作品とは思えない内容へと変換されていて驚かされます。曲良し声質、歌唱良しと三拍子揃ったディープソウルの金字塔と言えるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。
2017.05.15
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私の好きなディープソウル 【 ディープ偏差値 67 】MOSES DILLARD AND TEX-TOWN DISPLAY / OUR LOVE IS TRUE (CURTOM 1958)'71 当ブログでは若さ弾けるヤングソウル「MOSES DILLARD & MARTHA STARR / CHEATING,TEASING AND MISLEADING '72(SHOUT 248)」を既に紹介済みのモーゼス・ディラード。この71年のシングルでは甘く深い絶唱を聞かせてくれます。シタールの鳴り響くイントロが秀逸で、何とも物悲しい哀愁ムードを漂わせています。これぞ70年代ソウルの必殺技って感じ!そしていきなりサビの1フレーズを入れ、いったん小休止しすぐ再開するという憎い演出。この複雑な構成はセンス良過ぎでしょう。リードは延々泣き節でその感情の昂ぶりが聴いてるこちらにビンビン伝わってきて良い。メロディも最初から最後までどこをとっても秀逸だし、ストリングスを交えた温かみと品のあるサウンドも高音から低音まで様々な音域で聴き手を魅了します。作曲、プロデュース、歌唱とモーゼス・ディラードの音楽家としての素晴らしい才能を見せつけてくれる作品です。「YOU TUBE」で聴けます。itunesなんかで安く簡単に買えるみたいですね。
2016.10.30
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 66 】MARVIN SIMS / DREAM A DREAM '72 (MERCURY 73288)60年代中期からMARVIN L. SIMSの名前で活躍していたシカゴのディープ・シンガー、マービン・シムズの甘めのサザン・ソウル。まあスウィートソウルと言ってもおかしくない内容ですね。ゆったりとしたリズムに淡く爽やかなサウンド。「夢を夢見て」というタイトル通り、メロディも多幸感に満ちた甘いもの。声質はディープだけど優しく歌い上げられ、かなり聴き易い内容です。展開が少し単調なのが玉に瑕。「YOU TUBE」で聴けます。
2016.01.06
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】TIP WATKIN / WRAPPED UP IN YOUR WARM AND TENDER LOVE (PLAY ME 1943)Tyrone Davisの72年のアルバム「Without You In My Life」収録曲のおそらくカバー・バージョン。ゆったりとした曲調の甘めのディープソウルで、タイトルの「暖かく優しい」という台詞がそのまま具現化した曲という感じ。メロディも良く出来ていて心に沁みる良曲ですねえ。タイロン版は安定のディープ唱法ということで万人向けという感じだけど、私の好きなのはティップ版。ひょうきんな雄たけびから入り、語り風唱法、笑い声などが入ったりと様々な表情をみせてくれ飽きさせない。女性コーラスも入って全体的に幾分ポップな仕上がりなのもいい。最後に「Hey! Tyrone Davis!」と掛け声を入れているのはどういう意味合いなんだろうか。なお、作者自らが歌うRICHARD PARKER版も73年に出ていて、これも出来は悪くない。歌声にディープ成分が薄れている分、タイロン版よりも聴き易いかも。それぞれ「YOU TUBE」で聴けます。TIP WATKIN / WRAPPED UP IN YOUR WARM AND TENDER LOVETYRONE DAVIS / WRAPPED UP IN YOUR WARM AND TENDER LOVERICHARD PARKER / WRAPPED UP IN YOUR WARM AND TENDER LOVE
2015.11.27
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 68 】COMMANDS / NO TIME FOR YOU (DYNAMIC 104)'6666年から67年にかけて活躍したテキサスのグループ「コマンズ」のアーリー・サザンソウル。ほのかにDOO-WOP時代の面影を感じさせる古き良き時代のアメリカって感じの曲ですね。サウンドはキュルンキュルした愛嬌のあるギターの音色が特徴的で、ドゥビドゥビ・コーラスをはじめコーラス陣の絡みも魅力的。そして何よりちょっぴり切ない和み系のメロディが素晴らしいですね。明朗快闊な唱法のリードはその声質もどこか人なつっこい感じが好印象。O'Jaysによるカバーと比べるとリード・ヴォーカルの魅力が際立っていると感じます。「YOU TUBE」で聴けます。
2015.08.04
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SOUL FROM THE VAULT・RARE DEEP DYNAMITE RARE DEEP DYNAMITE VOL.4 / SOUL FROM THE VAULT (SFTV 1028) 選曲の良さに定評のある海賊盤「RARE SWEET DYNAMITE」シリーズのディープソウル版の第4弾。回を重ねる度に曲のグレイドが下がってる気がするのは仕様でしょうか?1-1は甘めのディープ・バラード。無難にまとまっているけど、あと一歩の決め手に欠けるかな。1-3は山下達郎もオンエア。この曲は特にバックの情緒的で甘いムードを醸すコーラスやサウンドがいいね。リードも悪くないけど更に嵌る声質、歌唱のヴォーカルも有り得ただろうと思う。1-5は派手さは無いけどディープな歌声が縦横無尽に動き回るナイス・ミディアム。曲調も明るめで好感が持てます。1-6のようなファンキー・ディープは良さが分からないなあ。2-3は自由度の高い歌いまわしが粋だね。2-5は幻の傑作コンピ「FABULOUS SOUL GEMS」の収録候補だった曲。キャッチーで甘いサビがイイね。これなら甘茶ソウル・ファンもいけそうです。(ディープ偏差値65以上)(ディープ偏差値61以上)(ディープ偏差値60)SIDE 11.PAUL KELLY / NINE OF TEN TIMES2.PAUL KELLY / CRYIN' FOR MY BABY3.COOL SOUND / BOY WONDER(ディープ偏差値64)4.MITTY COLLIER / EVERYBODY MAKES A MISTAKE SOMETIME5.CAL BRANDON / I KEEP ON SMILIN6.GARY ALLEN / PRIDE & SOULSIDE 21.BILL STONE / THE BEST IN ME2.WARREN LEE / A LADY3.RODGE MARTIN / WHEN SHE TOUCH ME4.ZIRCONS / FINDERS KEEPERS5.ZIRCONS / YOU AIN'T COMIN' BACK(甘茶ソウル偏差値62)6.ALEXANDER PATTON / MAKE THE BEST OF WHAT YOU GOT
2015.06.22
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SOUL FROM THE VAULT・RARE DEEP DYNAMITE RARE DEEP DYNAMITE VOL.3 / SOUL FROM THE VAULT SFTV (1027) 選曲の良さに定評のある海賊盤「RARE SWEET DYNAMITE」シリーズのディープソウル版の第3弾。SIDE1の1は温かみと和み感のあるディープだけど決定力には欠ける。2は女性リードだけど、ちと暗いね。SIDE2-1はディープソウルの王様曲。骨太ながらもカラリとした陽性な声質で明朗快活、溌剌と歌いこんでいきます。メロディも実にキャッチーで、一節一節を噛み締めるように力を込めて豪快に歌いきっていくところも素晴らしい。この海賊盤シリーズに収録されていたとは知らなかったなあ。SIDE2-2の女性リードは初聴。これまた豪快に歌い上げていくスタイル。鬼気迫る緊迫感にメロディもなかなかキャッチーで及第点。SIDE2-3は有名かも。なにせメロディの出来が良い。温かみと耳あたりの良さ、ほど良い甘さ加減からディープソウル入門用として使えるかも。SIDE2-4は甘茶ソウル百科事典で桜井ユタカ氏が「私の甘茶自慢」として取り上げていた曲。なるほどディープソウルとして良い出来でメロディもなかなかキャッチー。然しながらかなり塩辛い上に泥臭く、軟弱な私のような甘めのディープ好きには少しツライ内容。(ディープ偏差値65以上)(ディープ偏差値61以上)(ディープ偏差値60)SIDE 11.TOMMY DOTSON / YOU DON'T KNOW (HOW MUCH I LOVE YOU)2.GLORIES / DON'T DIAL MY NUMBER3.HYTONES / I'VE GOT MY BABY4.JAMES CHAPMAN / IN MEMORY OF MARTIN LUTHER KING5.J.B.TROY / I'M REALLY THANKFULSIDE 21.THOMAS BAILEY / WISH I WAS BACK(ディープ偏差値75)2.LITTLE MARY STATEN / HELPLESS GIRL(ディープ偏差値62)3.DAN BRANTLEY / BEGGING AIN'T MY BAG(ディープ偏差値64)4.STEVE DIXON / DEPEND ON ME(ディープ偏差値64)5.WILLIE COLLINS / TWO LIVES
2015.04.08
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SOUL FROM THE VAULT・RARE DEEP DYNAMITE RARE DEEP DYNAMITE VOL.2 / SOUL FROM THE VAULT (SFTV 1026)「RARE SWEET DYNAMITE」シリーズと違い、身近にこのディープ編を持っている方がいなかったので、どうにもトラックリストが気になって仕方なかったのですが、無事全作品のリストが判明して嬉しい限り。とはいえその全曲がグレイト曲とは言えないのはスウィート編同様で、一体何故?って感じです。自分に適正・感受性が欠けているだけで、本当は素晴らしい曲ばかりなんだ、と気持ちにプラス補正をかけて聴いてはいるのですがねえ。もし私が海賊盤を作るのだったら全曲絶品曲ばかりのものを作るのに、、、どうしてなんだろ。SIDE 1で言うと、1、5なんかがその典型って感じで、いまいち良さが分からないんですよねえ。2も溌剌とした曲調は良いがメロディは弱い。3はちょっとおとなしめのバラード。まずまず及第点という程度かな。4はよりディープ風味のバラード。もう少しアピールする何かが欲しい。SIDE 2の1、2辺りも正直良さが分からないんですよねえ。ディープソウルの専門家の人に、この辺りの曲が絶品曲なのかどうか教えて欲しいところ。3は少し派手な歌唱が入るからそこら辺で受けているのかも。4はマスクマソの選曲CD「THE CITY OF BROTHERLY LOVE」にも入ってましたね。辛味の強いディープ名曲。タイトル部分のキャッチーさが最大の勝因って感じですかねえ。5は「ディープソウル 200選」でもベスト30入りしている名曲中の名曲。サビのキャッチーさ、全体の盛り上がり、メロディの魅力、切なげだけど明るめの曲調もいいんですよね。(ディープ偏差値65以上)(ディープ偏差値61以上)(ディープ偏差値60) SIDE 11.LITTLE TOMMY / I'M STILL HURT2.LITTLE TOMMY / BABY CAN'T YOU SEE3.MODERN SOUL TRIO / THATS WHERE IT'S AT4.BILLY NITRO / AS SWEET AS YOURE LOVE FOR ME(ディープ偏差値61)5.JIMMY BRASWELL / I CAN'T GIVE YOU MY LOVESIDE 21.JIMMY BRASWELL / YOUR LOVE IS OUT OF REACH2.GARY U.S.BOND / BELIEVING YOU3.JIMMY RICHARD / MY NEW FOUND JOY4.KENNY HAMBER / AIN'T GONNA CRY(ディープ偏差値67)5.FREEMAN BROTHERS / YOU GOT ME ON A STRING(ディープ偏差値70)
2015.02.18
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SOUL FROM THE VAULT・RARE DEEP DYNAMITE 海賊盤「SOUL FROM THE VAULT」の甘茶ソウル版である「RARE SWEET DYNAMITE」シリーズに続き、そのディープソウル版であるところの、「RARE DEEP DYNAMITE」シリーズのVOL.1からVOL.5までを一覧に纏めました。現在私が確認しているものはこれら5枚となっていますが、もしもこれ以降のものについてご存知の方いましたら教えて下さい。RARE DEEP DYNAMITE VOL.1 / SOUL FROM THE VAULT (SFTV 1016)海賊盤であることの非難はさておき、その選曲の良さが抜群であった「RARE SWEET DYNAMITE」シリーズのディープソウル版ということで、ずっと聴いてみたいと思っていたこのシリーズのVOL.1は、12曲もの収録であるものの僅か4人の歌手に絞った内容。1から4のLITTLE JOHNNY TRUITTは、絶唱&素晴らしいメロディを持つ2以外の3曲はいまいちパッとしない内容。5,6曲目のROY LEE JOHNSONも泣きのディープ名曲の6と比べると5の出来には不満が残る。SIDE 2の1,2曲目のLATTIMORE BROWNは共にディープバラードといった内容だけど、前二者のディープ名曲と比べると聴き劣りしちゃいますねえ。素晴らしい作曲センスで知られるサム・ディーズの3,5は暗くファンキーなディープ。4はバラードだけど彼の曲としては平凡な出来。「TAG TAG」ほど心に沁みはしないけど優しい女性コーラスが印象的な6はまずまずの内容かと思います。(ディープ偏差値65以上)(ディープ偏差値61以上)(ディープ偏差値60)SIDE 11.LITTLE JOHNNY TRUITT / THERE GOES A GIRL2.LITTLE JOHNNY TRUITT / YOUR LOVE IS WORTH THE PAIN(ディープ偏差値71)3.LITTLE JOHNNY TRUITT / BABY ,I NEED YOU4.LITTLE JOHNNY TRUITT / I'M THRU WITH YOU5.ROY LEE JOHNSON / CHEER UP, DADDY'S COMING HOME6.ROY LEE JOHNSON / TAKE ME BACK & TRY ME(ディープ偏差値64)SIDE 21.LATTIMORE BROWN / I WILL2.LATTIMORE BROWN / I WISH I FELT THIS WAY AT HOME3.SAM DEES / DON'T KEEP ME HANGING4.SAM DEES / IT'S ALL WRONG5.SAM DEES / SOUL SISTER6.SAM DEES / EASIER TO SAY THAN DO(ディープ偏差値61)
2015.01.28
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私の好きなディープソウル 【 ディープ偏差値 70 】SCOTTY WILLIAMS / I'VE GOT TO FIND HER (AND TELL HER)(JUBILEE 5602)68年頃の作品で、ニューヨークのシンガーらしいです。短く静かな歌いだしから一気に盛り上がるサビが素晴らしい。ギュギュギューっと搾り出すように深く、深ーく歌いこむところが実に私好みの唱法です。そして単に深いというだけじゃなく、歯切れの良さも感じさせますし、絶妙な間の取り方、緩急及び静と動の対比、ハイトーン・ヴォイスを入れたりと多様な工夫が盛り込まれているのもいい。ここでのディープ唱法は個人的にはディープソウルの5指に入れたい程のものですねえ。もちろんサビを含めてメロディの出来も良い。全体的に古臭く土埃りをかぶったような味わいもまた良し。「YOU TUBE」で聴けます。
2015.01.16
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 68 】CHANT PAUL / WHITE CLIFFS OF DOVER (FELSTED 8696)'64 唱法もサム・クック風ならメロディもサム・クックっぽい64年のディープ系ソウル。いや、サム・クック風唱法だからこそメロディもそれっぽく聴こえるのか(笑)。原曲は1942年のVera Lynnのようで、年度や場所を考えると第二次世界大戦の連合国軍のことを歌っているのかも知れませんね。情緒的で甘いメロディは実に心に沁みますが、戦中にもこんないい曲があったんだなと驚かされました。カバーであるCHANT PAUL版の方は効果的な女性ヴォーカル、甘く品の有るストリングス、鳥の鳴き声、エコーのかかった手拍子などを取り入れ原曲よりもずっと情報量が多く楽しめる内容です。ちょっと古めかしい香りも味があっていいですねえ。「YOU TUBE」で聴けます。
2014.12.22
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